少年館

その意思を受け継いで37

　ドライゼ親衛隊中佐から言われた通りに諜報部員らは即座にあの　“蜜の園"からマリオット支配人を本部へと連行した。

　「突然の召喚ですまない。私の部下達は君に乱暴な事はしてなかったかな？マリオットさん。」

 ドライゼはマリオットに対し丁寧な対応を取り出方を見た。

　「乱暴ではなかったが、いきなりナチス親衛隊を名乗る者達が屋敷に現れて正直驚いた。私に大切な用があるのか？彼等はそう話していた。」

 マリオットはドライゼにそう告げると、ドライゼは写真付きのファイルをマリオットに渡した。

　「この男に見覚えはないかな？マリオットさん。」

 そのファイルの中身を見たマリオットの顔色は変わった。

　「こいつは・・こいつ・・」

    「どうやら知ってるようですね。用があるのはそういう事です。もうお分かりですかな？マリオットさん。」