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7章◆雷光轟く七夜祭
ただし美形の男に限る-1
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――誰でもいいから会って話したいなあ。
とは言ったが、こんなことになるなんて聞いてない。
タビトは嫌々ながらも小奇麗な服に着替え、リウルと共にイリス家を飛び出した。日中太陽に焙られた空気は生ぬるく肌に絡みついてくるし先が尖った黒い革靴は硬くて痛いしで、小鹿の馬車亭に着いた時には汗だくになっていた。同じく汗で半ば濡れたようになっているリウルに先導され、店の裏口から中に入る。リウルはタビトを通路に待たせて更衣室からタオルを持ってくると、出てくるなりタビトの顔をごしごしと拭った。
「い、痛い」
「いーから黙れ。ほら、……うん、……ここはこうして……」
ひとしきり汗を拭くと今度はタビトの前髪を斜めに流し、襟を整える。続いて腰からはみ出たシャツをスラックスに収めると、最後にばしりとタビトの背を叩いた。
「よし、男前の完成だ。アリアナ家の当主に一発カマしてこい! あっでももうマリラ嬢に癇癪は起こさせるなよ!」
「何なんですかもー……」
なんだか既視感を覚えるやり取りの後、タビトは従業員用の通路から店内ホールに押し出された。
どうやら件の客人は、前回と同じテーブルに座っているらしい。ほっそりした女性の影と向かい合うようにして男性が座り、その中間のところにやや腹の出たシフの影が立っているのが見えた。
「あぁ……やだなぁ」
誰にも聞こえないくらい小さな声で呟く。このまま身を翻してイリスの家に逃げ帰りたい。だけどそんなことをすれば後でリウルに何を言われるか分からない。前にも進むも後ろに戻るも地獄、というのはこのことか。
重々しい歩調で歩み寄るタビトに最初に気付いたのは、タビトから見て正面向かい側に座っていた中年の男性だった。真夏だというのに品のよいスーツを着こなした男が、「おや」というように眉を上げる。それでタビトが背後から迫っていることに気付いたのだろう、マリラがくるりと振り返りぱっと顔を輝かせた。
「タビト様! 来てくださったのですね!」
弾むように立ち上がり、勢いをつけてタビトの腕に抱き着く。貴族の娘というだけで扱いにくいことこの上ないのに、今この場にはシフと彼女の父親までいる。抱擁に応えることも引き剥がすこともできず、タビトはぎこちなくマリラの肩に触れた。
「ご無沙汰しております。マリラ様、先日は大変な無礼を……」
「あらやだタビト様、もうお忘れになったの? わたくしのことはマリラと呼んでくださいな」
「いえ、勿論覚えてはいますが……」
平民どころか奴隷の身分で貴族の令嬢を呼び捨てにするなどそれだけで寿命が縮むというのに、この娘はどうしてそこまで拘るのか。しかも今は父親同伴。
タビトの気まずい思いを感じ取ったのか、正面に座っていた男がにこやかに言う。
「私のことなら気にせず呼んであげなさい。この子は自分より下の立場の者に小娘のように扱われることに興奮するたちなんだ。美形の男に限るがね」
「そういうことですわタビト様。呼んでくれなきゃまたビリビリしちゃいますわ」
正面の男がマリラの父でアリアナ家の当主なのだろう。娘の性癖についてどう思っているか問い質したいところではあったが、またビリビリされては堪らないのでタビトは大人しく答える。
「承知しました、マリラ」
「ああっ! いいですわぁ、ささ、こちらにお掛けになって」
マリラは雷に打たれたように体をびくつかせると、自分の隣の席にタビトを導く。まるで年頃の恋人達が父親に交際の許しを請うような席次になり、タビトの胃がきゅうっと縮んだ。間に立っていたシフは、これで自分の出番は終わったとばかりに恭しく貴族の親子に頭をさげ、タビトに短く目配せする。
――しっかりやれよ。
――無理です、助けてください。
と目で会話したもののシフは一切応じることなく、そそくさと逃げるように従業員通路に戻っていった。タビトはそれを絶望的な気持ちで見送る。ほんの半時間前までベッドの上でゴロゴロしながらいかがわしい本を読んでいたタビトにとって、今の状況はあまりに荷が重かった。
そんなタビトの心境など露知らず、マリラが誇らしげに胸を張る。
「ねえタビト様、聞いてくださいな。わたくしこの前のことがあってからとっても反省したの。そのおかげであれから一度も癇癪を起こしていないのよ」
そうは言ってもあれからまだ四日しか経っていない。タビトは「それは素晴らしいですね」と無理やり笑顔をつくって追従してみたが、逆にこれは彼女を馬鹿にしていることにならないかと内心ひやひやした。
そもそもマリラが癇癪を起こしたのはタビトが思いのままにならなかったからだ。怒り始めてからはタビトにも辛辣な態度を取り、さっさと消えろと言わんばかりだったのに、この変わりようは何なのか。
タビトがどう接するべきか決めかねている間にも、マリラは得意げに続ける。
「今日だって『普通のお客さま』としてお行儀よくしているの。わたくし大衆食堂のお料理なんて口に合うか不安だったのだけど、案外いけるものね。お魚はちょっと火を通しすぎていたけれど、まあこのお値段なら仕方ないわ。それに学生アンサンブルのコンサート! 正直良さはさっぱり分からなかったけれど、皆さん楽しんでいらしたから、水を差すような真似はしませんでした。ね、いい子にしていたでしょう?」
そして小首を傾げてみせる。まるで小さな子どもが親に褒められようとねだっているようだ。タビトは少し迷ったが、先ほど受けた説明を思い出し、思い切って微笑みかけた。
「ええ。いい子にしていてえらかったですね、マリラ」
するとマリラはやはり雷に打たれたように「んんっ!」と口を手で押さえる。
おそらくこれは彼女なりの喜びの発露なのだと段々タビトにも分かってきたが、見ている方は毎回ドキッとさせられる。
マリラは顔を背けて数回咳払いをすると、再びにこやかな表情をつくってタビトを見上げた。
「それから先ほどオーナーの方とお話して、わたくしが駄目にしてしまった什器やお店を閉めたことによる損害などの弁済をすることをお父様がお約束しました。わたくしを理由にタビト様を馘にしないようにと念押しもしておいたから、タビト様はどうかこれからも安心して働いてくださいな」
「は、……はぁ。それはそれは、……お心遣いに感謝します。……えっと……」
マリラに気を配りつつ前方に座る男に目線をやる。
こういう時は自分から名乗るべきなのか、それとも相手が話し始めるのを待つべきなのか。相手の身分が身分なだけに、そんなちょっとしたことにすら迷ってしまう。するとタビトの目線に気付いた男がにこりと人の良い笑みを浮かべた。
「ああ、挨拶が遅れたね。君のことは娘から聞いているよ、タビトくん。マリラが迷惑をかけたようですまなかったね。私は君の顔を一目見たくてついてきただけで他意はないから、そう硬くならず楽にしていなさい。私のことはそうだな、カロージェロと呼んでくれて構わないよ」
「はぁ……いえ、こちらこそお嬢様に失礼な態度を取ったことをお詫びします。カロージェロ様」
男がテーブルの上に身を乗り出して手を差し出したので、タビトも腰を浮かせて握手に応じる。顔を一目見たかった、というところに少しだけ引っかかりを覚えたが、想像していたよりずっとまっとうできさくなカロージェロの態度にひとまず胸を撫で下ろした。当主と和解は済んでいるとイリスから聞いていたものの、娘を傷ものにしたとか娘に色目を使ったとかの言いがかりを付けられでもしたら、とんでもなく面倒なことになっていた。
「それじゃあタビトくん」
それぞれが椅子に座り直したタイミングで、カロージェロが世間話のように切り出す。
「単刀直入に聞こう。君はどうやってマリラの癇癪を鎮めたのかな?」
とは言ったが、こんなことになるなんて聞いてない。
タビトは嫌々ながらも小奇麗な服に着替え、リウルと共にイリス家を飛び出した。日中太陽に焙られた空気は生ぬるく肌に絡みついてくるし先が尖った黒い革靴は硬くて痛いしで、小鹿の馬車亭に着いた時には汗だくになっていた。同じく汗で半ば濡れたようになっているリウルに先導され、店の裏口から中に入る。リウルはタビトを通路に待たせて更衣室からタオルを持ってくると、出てくるなりタビトの顔をごしごしと拭った。
「い、痛い」
「いーから黙れ。ほら、……うん、……ここはこうして……」
ひとしきり汗を拭くと今度はタビトの前髪を斜めに流し、襟を整える。続いて腰からはみ出たシャツをスラックスに収めると、最後にばしりとタビトの背を叩いた。
「よし、男前の完成だ。アリアナ家の当主に一発カマしてこい! あっでももうマリラ嬢に癇癪は起こさせるなよ!」
「何なんですかもー……」
なんだか既視感を覚えるやり取りの後、タビトは従業員用の通路から店内ホールに押し出された。
どうやら件の客人は、前回と同じテーブルに座っているらしい。ほっそりした女性の影と向かい合うようにして男性が座り、その中間のところにやや腹の出たシフの影が立っているのが見えた。
「あぁ……やだなぁ」
誰にも聞こえないくらい小さな声で呟く。このまま身を翻してイリスの家に逃げ帰りたい。だけどそんなことをすれば後でリウルに何を言われるか分からない。前にも進むも後ろに戻るも地獄、というのはこのことか。
重々しい歩調で歩み寄るタビトに最初に気付いたのは、タビトから見て正面向かい側に座っていた中年の男性だった。真夏だというのに品のよいスーツを着こなした男が、「おや」というように眉を上げる。それでタビトが背後から迫っていることに気付いたのだろう、マリラがくるりと振り返りぱっと顔を輝かせた。
「タビト様! 来てくださったのですね!」
弾むように立ち上がり、勢いをつけてタビトの腕に抱き着く。貴族の娘というだけで扱いにくいことこの上ないのに、今この場にはシフと彼女の父親までいる。抱擁に応えることも引き剥がすこともできず、タビトはぎこちなくマリラの肩に触れた。
「ご無沙汰しております。マリラ様、先日は大変な無礼を……」
「あらやだタビト様、もうお忘れになったの? わたくしのことはマリラと呼んでくださいな」
「いえ、勿論覚えてはいますが……」
平民どころか奴隷の身分で貴族の令嬢を呼び捨てにするなどそれだけで寿命が縮むというのに、この娘はどうしてそこまで拘るのか。しかも今は父親同伴。
タビトの気まずい思いを感じ取ったのか、正面に座っていた男がにこやかに言う。
「私のことなら気にせず呼んであげなさい。この子は自分より下の立場の者に小娘のように扱われることに興奮するたちなんだ。美形の男に限るがね」
「そういうことですわタビト様。呼んでくれなきゃまたビリビリしちゃいますわ」
正面の男がマリラの父でアリアナ家の当主なのだろう。娘の性癖についてどう思っているか問い質したいところではあったが、またビリビリされては堪らないのでタビトは大人しく答える。
「承知しました、マリラ」
「ああっ! いいですわぁ、ささ、こちらにお掛けになって」
マリラは雷に打たれたように体をびくつかせると、自分の隣の席にタビトを導く。まるで年頃の恋人達が父親に交際の許しを請うような席次になり、タビトの胃がきゅうっと縮んだ。間に立っていたシフは、これで自分の出番は終わったとばかりに恭しく貴族の親子に頭をさげ、タビトに短く目配せする。
――しっかりやれよ。
――無理です、助けてください。
と目で会話したもののシフは一切応じることなく、そそくさと逃げるように従業員通路に戻っていった。タビトはそれを絶望的な気持ちで見送る。ほんの半時間前までベッドの上でゴロゴロしながらいかがわしい本を読んでいたタビトにとって、今の状況はあまりに荷が重かった。
そんなタビトの心境など露知らず、マリラが誇らしげに胸を張る。
「ねえタビト様、聞いてくださいな。わたくしこの前のことがあってからとっても反省したの。そのおかげであれから一度も癇癪を起こしていないのよ」
そうは言ってもあれからまだ四日しか経っていない。タビトは「それは素晴らしいですね」と無理やり笑顔をつくって追従してみたが、逆にこれは彼女を馬鹿にしていることにならないかと内心ひやひやした。
そもそもマリラが癇癪を起こしたのはタビトが思いのままにならなかったからだ。怒り始めてからはタビトにも辛辣な態度を取り、さっさと消えろと言わんばかりだったのに、この変わりようは何なのか。
タビトがどう接するべきか決めかねている間にも、マリラは得意げに続ける。
「今日だって『普通のお客さま』としてお行儀よくしているの。わたくし大衆食堂のお料理なんて口に合うか不安だったのだけど、案外いけるものね。お魚はちょっと火を通しすぎていたけれど、まあこのお値段なら仕方ないわ。それに学生アンサンブルのコンサート! 正直良さはさっぱり分からなかったけれど、皆さん楽しんでいらしたから、水を差すような真似はしませんでした。ね、いい子にしていたでしょう?」
そして小首を傾げてみせる。まるで小さな子どもが親に褒められようとねだっているようだ。タビトは少し迷ったが、先ほど受けた説明を思い出し、思い切って微笑みかけた。
「ええ。いい子にしていてえらかったですね、マリラ」
するとマリラはやはり雷に打たれたように「んんっ!」と口を手で押さえる。
おそらくこれは彼女なりの喜びの発露なのだと段々タビトにも分かってきたが、見ている方は毎回ドキッとさせられる。
マリラは顔を背けて数回咳払いをすると、再びにこやかな表情をつくってタビトを見上げた。
「それから先ほどオーナーの方とお話して、わたくしが駄目にしてしまった什器やお店を閉めたことによる損害などの弁済をすることをお父様がお約束しました。わたくしを理由にタビト様を馘にしないようにと念押しもしておいたから、タビト様はどうかこれからも安心して働いてくださいな」
「は、……はぁ。それはそれは、……お心遣いに感謝します。……えっと……」
マリラに気を配りつつ前方に座る男に目線をやる。
こういう時は自分から名乗るべきなのか、それとも相手が話し始めるのを待つべきなのか。相手の身分が身分なだけに、そんなちょっとしたことにすら迷ってしまう。するとタビトの目線に気付いた男がにこりと人の良い笑みを浮かべた。
「ああ、挨拶が遅れたね。君のことは娘から聞いているよ、タビトくん。マリラが迷惑をかけたようですまなかったね。私は君の顔を一目見たくてついてきただけで他意はないから、そう硬くならず楽にしていなさい。私のことはそうだな、カロージェロと呼んでくれて構わないよ」
「はぁ……いえ、こちらこそお嬢様に失礼な態度を取ったことをお詫びします。カロージェロ様」
男がテーブルの上に身を乗り出して手を差し出したので、タビトも腰を浮かせて握手に応じる。顔を一目見たかった、というところに少しだけ引っかかりを覚えたが、想像していたよりずっとまっとうできさくなカロージェロの態度にひとまず胸を撫で下ろした。当主と和解は済んでいるとイリスから聞いていたものの、娘を傷ものにしたとか娘に色目を使ったとかの言いがかりを付けられでもしたら、とんでもなく面倒なことになっていた。
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