41 / 118
過去の真実
しおりを挟む
再び言葉を失う。今度は驚きでではなく、ただなんと言ったらいいのか分からなかった。思えば、私はラルフとまともに会話をしたことがない。なぜなら驚くほどに話が通じなかったから。
それが今、まともになったラルフともできないのだから笑ってしまう。いや、笑えはしない。
「エレナ様が旅立ったのち、私は父のコネで城へ就職しました。そこで知ったのです。あなたがまだ十歳やそこらで見て来た世界を」
いやいや、言い過ぎじゃない?子供の時からお城に出入りしてたって言ったって、私は別に政治に関わったりはしていなかった。ただ余りまくった魔力を魔石に込めたり、魔法省で魔法の研究のお手伝いをしたり、陛下とお茶を飲みながら少し難しい話をしたりしていただけ。
「私に言えたことではありませんが、あなたはずっと好奇心や悪意にさらされて生きてきたのですね」
おおかた、お城で私のことについて色々な噂話を聞いたのだろう。自分が噂の的になっていたことは知っていた。
カイの友達として当たり前のようにお城の中を歩くただの伯爵家の娘。魔力量・才能に恵まれ、唯一光属性を使い、全ての属性をも使える人間。そして第一皇子に嫁入り。目立つ人生だ。良くも悪くも人目につくし、噂になる。
まだ結婚する前。権力を持つ前、自分がなんと言われているかは大体分かっていた。だけど仕方のないことだったし、どうしようもできないから見て見ぬふり。
それは未だに続いていることでもある。私をよく思っていない人間は結構多いのだ。
「あのような酷い言葉の中、なんでもないように笑っておられたあなたがどんなにすごかったのか、ようやく気が付いたのです」
そしてラルフは「私もあなたを傷付けた一人ですが……」と目を伏せた。
うん、確かにラルフからも結構酷いことを言われた。気にしてはいないけど、忘れてもいない。
「……わたくしはラルフ様の目にはあまりに立派にうつりすぎたようですわ」
例えば、よくしてくれていたお城の使用人が、影で私を悪く言っていた時。
例えば、私と仲良くなりたいとはにかみながら話しかけてくれたクラスメイトが泣きながら、「親に関わるなと言われたからもう話はできない」と言って来た時。
例えば、私の魔法を誉め、必要としてくれていた貴族が、リリーが出て来た途端、私を価値のないものを見るような目で見た時。
夜、布団の中で一人で泣いたことなんて別に珍しくはない。分かっていたことでも涙は出るのだ。それでも何でもないふりをしたのはそうするしかなかったから。
「いいえ、あなたが心無い言葉に涙を堪える姿は何度も見ております。涙することは悪いことではありません。涙しながらも前を向くことが強さなのだと、私は思います」
「わたくしの粗探しをする中で、ですか?」
笑いながらそう言うと、ラルフは一瞬驚いたような顔をし、可笑そうに笑った。
「ええ、その通りです。あなたの粗は見つけることができませんでしたが」
その時だった。首の後ろがピリッとした。
感じるのはユリウス殿下の魔力。殿下が魔法を使っている。しかもあまりよろしくない感じ。敵意がある。踊りながらそちらへ視線を向けると、人の間にちらりと見えた。やはりユリウス殿下が壁にもたれかかり、腕を組んでこちらを見ている。
でもこれは多分私に向けてじゃない。私に対してだったら首がピリッとする程度じゃすまないだろうから。
誰かいるのだろうか。そう思い、振り向こうとすると、ラルフに手を軽く引っ張られた。そのまま私は移動する。
ラルフは話を続けた。
「……あの頃のあなたは随分と大人びて見えました。婚約者の私を見ることもなく、いつだって視線は遠くにあった。それがとてつもなく気に入らず、あなたに怪我を負わせてしまいそうになったこともありました。……本当に子供じみた、馬鹿げた独占欲です」
何を言われたのか、すぐに理解することは難しかった。少し考えて理解し、私はラルフの顔を見つめた。
それは、つまり、
「わたくしのことを好きだったのですか?」
ラルフは少し困ったような笑顔を浮かべた。
「好きだったのかと聞かれると、私にもよく分かりません。ただ、あなたの心を欲していたことは確かです」
ステップを間違えた。
……今になっての衝撃の事実。私はただ単に嫌われていただけではなかったようだ。人の心とは難しい。
ラルフは笑った。ニヤッと。満足げに。
「ステップが乱れましたね」
だからさっき言ったじゃん。私はラルフが思っているほど立派ではない、と。
「あなたの努力には及びませんが、私も力の及ぶ限り尽くします。あなたのお力になれることがあればいつでもお声がけください。手でも、力でも、命ですら捧げる覚悟です」
「ラルフ様のお命はラルフ様のもの。わたくしが貰っても困りますわ」
ラルフは微笑んだ。そしてクルリとまわるよう誘導された。そのまま私はまわる。
「機会があればまた是非お話し致しましょう、エレナ殿下」
ラルフは自然と離れて行った。そして私の手は別の人に取られた。
それが今、まともになったラルフともできないのだから笑ってしまう。いや、笑えはしない。
「エレナ様が旅立ったのち、私は父のコネで城へ就職しました。そこで知ったのです。あなたがまだ十歳やそこらで見て来た世界を」
いやいや、言い過ぎじゃない?子供の時からお城に出入りしてたって言ったって、私は別に政治に関わったりはしていなかった。ただ余りまくった魔力を魔石に込めたり、魔法省で魔法の研究のお手伝いをしたり、陛下とお茶を飲みながら少し難しい話をしたりしていただけ。
「私に言えたことではありませんが、あなたはずっと好奇心や悪意にさらされて生きてきたのですね」
おおかた、お城で私のことについて色々な噂話を聞いたのだろう。自分が噂の的になっていたことは知っていた。
カイの友達として当たり前のようにお城の中を歩くただの伯爵家の娘。魔力量・才能に恵まれ、唯一光属性を使い、全ての属性をも使える人間。そして第一皇子に嫁入り。目立つ人生だ。良くも悪くも人目につくし、噂になる。
まだ結婚する前。権力を持つ前、自分がなんと言われているかは大体分かっていた。だけど仕方のないことだったし、どうしようもできないから見て見ぬふり。
それは未だに続いていることでもある。私をよく思っていない人間は結構多いのだ。
「あのような酷い言葉の中、なんでもないように笑っておられたあなたがどんなにすごかったのか、ようやく気が付いたのです」
そしてラルフは「私もあなたを傷付けた一人ですが……」と目を伏せた。
うん、確かにラルフからも結構酷いことを言われた。気にしてはいないけど、忘れてもいない。
「……わたくしはラルフ様の目にはあまりに立派にうつりすぎたようですわ」
例えば、よくしてくれていたお城の使用人が、影で私を悪く言っていた時。
例えば、私と仲良くなりたいとはにかみながら話しかけてくれたクラスメイトが泣きながら、「親に関わるなと言われたからもう話はできない」と言って来た時。
例えば、私の魔法を誉め、必要としてくれていた貴族が、リリーが出て来た途端、私を価値のないものを見るような目で見た時。
夜、布団の中で一人で泣いたことなんて別に珍しくはない。分かっていたことでも涙は出るのだ。それでも何でもないふりをしたのはそうするしかなかったから。
「いいえ、あなたが心無い言葉に涙を堪える姿は何度も見ております。涙することは悪いことではありません。涙しながらも前を向くことが強さなのだと、私は思います」
「わたくしの粗探しをする中で、ですか?」
笑いながらそう言うと、ラルフは一瞬驚いたような顔をし、可笑そうに笑った。
「ええ、その通りです。あなたの粗は見つけることができませんでしたが」
その時だった。首の後ろがピリッとした。
感じるのはユリウス殿下の魔力。殿下が魔法を使っている。しかもあまりよろしくない感じ。敵意がある。踊りながらそちらへ視線を向けると、人の間にちらりと見えた。やはりユリウス殿下が壁にもたれかかり、腕を組んでこちらを見ている。
でもこれは多分私に向けてじゃない。私に対してだったら首がピリッとする程度じゃすまないだろうから。
誰かいるのだろうか。そう思い、振り向こうとすると、ラルフに手を軽く引っ張られた。そのまま私は移動する。
ラルフは話を続けた。
「……あの頃のあなたは随分と大人びて見えました。婚約者の私を見ることもなく、いつだって視線は遠くにあった。それがとてつもなく気に入らず、あなたに怪我を負わせてしまいそうになったこともありました。……本当に子供じみた、馬鹿げた独占欲です」
何を言われたのか、すぐに理解することは難しかった。少し考えて理解し、私はラルフの顔を見つめた。
それは、つまり、
「わたくしのことを好きだったのですか?」
ラルフは少し困ったような笑顔を浮かべた。
「好きだったのかと聞かれると、私にもよく分かりません。ただ、あなたの心を欲していたことは確かです」
ステップを間違えた。
……今になっての衝撃の事実。私はただ単に嫌われていただけではなかったようだ。人の心とは難しい。
ラルフは笑った。ニヤッと。満足げに。
「ステップが乱れましたね」
だからさっき言ったじゃん。私はラルフが思っているほど立派ではない、と。
「あなたの努力には及びませんが、私も力の及ぶ限り尽くします。あなたのお力になれることがあればいつでもお声がけください。手でも、力でも、命ですら捧げる覚悟です」
「ラルフ様のお命はラルフ様のもの。わたくしが貰っても困りますわ」
ラルフは微笑んだ。そしてクルリとまわるよう誘導された。そのまま私はまわる。
「機会があればまた是非お話し致しましょう、エレナ殿下」
ラルフは自然と離れて行った。そして私の手は別の人に取られた。
1
あなたにおすすめの小説
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
海に捨てられた王女と恋をしたい竜王
しましまにゃんこ
恋愛
神とも崇められる最強種である竜人族の竜王フィリクス。彼の悩みはただ一つ。いまだ運命の番が現れないこと。可愛いうさぎ獣人の番といちゃいちゃ過ごすかつての冷徹眼鏡宰相を、涙目でじっとりと羨む日々を送っていた。
雷鳴轟く嵐の夜、遂に彼の耳に長年探し求めていた番の声が届く。夢にまで待ち望んだ愛する番が呼ぶ声。だがそれは、今にも失われそうなほど弱々しい声だった。
そのころ、弱小国の宿命として大国ドラードの老王に召し上げられるはずだったアスタリアの王女アイリスは、美しすぎるゆえに老王の寵愛を受けることを恐れた者たちの手によって、豪華な花嫁衣装に身を包んだまま、頼りない小舟に乗せられ、海の上を彷徨っていた。
必死に抗うものの、力尽き、海底へと沈んでいくアイリス。
(お父様、お母様、役立たずの娘をお許し下さい。神様、我が魂を身許に捧げます……)
息が途切れる最後の瞬間、アイリスは神の姿を見た。キラキラと光る水面を蹴散らし、美しい黄金色の竜が、真っ直ぐにアイリス目指してやってくる。アイリスの国、アスタリアの神は竜だ。アスタリアを作り、恵みを与え守ってくれる、偉大で優しい竜神様。代々そう言い伝えられていた。
(神様……ああ、なんて、美しいの……)
竜と目があった瞬間、アイリスはにっこり微笑み、ゆっくり意識を手離した。
今にも失われそうな愛しい命。フィリクスは自らの命を分け与えるため、アイリスの意思を確認しないまま婚礼の儀式を行うことに。
運命の番としてようやく巡り合った二人。
しかしドラード国では、海に消えたアイリスを失ったことで老王の逆鱗に触れ捕らえられたラナード王子のため、『忘れられた王女』として虐げられていたミイナが、アイリスの行方を追って旅に出る。
醜さゆえに誰にも愛されなかったミイナ。彼女もまた、竜に纏わる数奇な運命を抱えていた。
竜の溺愛と自らの使命に翻弄される立場の違う二人の王女。果たして二人の運命は?
愛の強すぎる竜人族✕愛を知らない不憫系美少女の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
作品はすべて、小説家になろう、カクヨムに掲載中、または掲載予定です。
完結保証。完結まで予約投稿済み。毎日21時に1話更新。
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
【完結】仕事のための結婚だと聞きましたが?~貧乏令嬢は次期宰相候補に求められる
仙冬可律
恋愛
「もったいないわね……」それがフローラ・ホトレイク伯爵令嬢の口癖だった。社交界では皆が華やかさを競うなかで、彼女の考え方は異端だった。嘲笑されることも多い。
清貧、質素、堅実なんていうのはまだ良いほうで、陰では貧乏くさい、地味だと言われていることもある。
でも、違う見方をすれば合理的で革新的。
彼女の経済観念に興味を示したのは次期宰相候補として名高いラルフ・バリーヤ侯爵令息。王太子の側近でもある。
「まるで雷に打たれたような」と彼は後に語る。
「フローラ嬢と話すとグラッ(価値観)ときてビーン!ときて(閃き)ゾクゾク湧くんです(政策が)」
「当代随一の頭脳を誇るラルフ様、どうなさったのですか(語彙力どうされたのかしら)もったいない……」
仕事のことしか頭にない冷徹眼鏡と無駄使いをすると体調が悪くなる病気(メイド談)にかかった令嬢の話。
【完結】勤労令嬢、街へ行く〜令嬢なのに下働きさせられていた私を養女にしてくれた侯爵様が溺愛してくれるので、国いちばんのレディを目指します〜
鈴木 桜
恋愛
貧乏男爵の妾の子である8歳のジリアンは、使用人ゼロの家で勤労の日々を送っていた。
誰よりも早く起きて畑を耕し、家族の食事を準備し、屋敷を隅々まで掃除し……。
幸いジリアンは【魔法】が使えたので、一人でも仕事をこなすことができていた。
ある夏の日、彼女の運命を大きく変える出来事が起こる。
一人の客人をもてなしたのだ。
その客人は戦争の英雄クリフォード・マクリーン侯爵の使いであり、ジリアンが【魔法の天才】であることに気づくのだった。
【魔法】が『武器』ではなく『生活』のために使われるようになる時代の転換期に、ジリアンは戦争の英雄の養女として迎えられることになる。
彼女は「働かせてください」と訴え続けた。そうしなければ、追い出されると思ったから。
そんな彼女に、周囲の大人たちは目一杯の愛情を注ぎ続けた。
そして、ジリアンは少しずつ子供らしさを取り戻していく。
やがてジリアンは17歳に成長し、新しく設立された王立魔法学院に入学することに。
ところが、マクリーン侯爵は渋い顔で、
「男子生徒と目を合わせるな。微笑みかけるな」と言うのだった。
学院には幼馴染の謎の少年アレンや、かつてジリアンをこき使っていた腹違いの姉もいて──。
☆第2部完結しました☆
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる