91 / 167
第三話 新たなギアレンジャー ギアブルー参上
山田大輝の憂鬱
しおりを挟む
「大勝利おめでとうございます」
暗い部屋の中、唯一輝くモニター画面にレッドが勝利する姿を見た美女が言う。
真っ黒なミニスカ看護服にロンググローブ、ロングブーツという奇怪な服を身につけている。
身体にピッチリと張り付いているため、彼女の豊満なボディラインが浮き上がり、妖艶な笑みもあってエロティックだ。
彼女はリリアン、改造技術に優れるダークナースだ。
「流石、ドクターです」
「ドクターは止めてよ」
隣でドクターと呼ばれた男子高校生山田大輝は、首を振る。
「しかし、強化したのはドクターです」
「まあ、強化したし、勝ったのは嬉しいけど」
ギアレッドの改造を行ったのは、本の数日前までタダの高校生だった大輝だった。
秘密結社アセンデッドのマッドサイエンティストに身体を乗っ取られそうになった。
幸い事故で知識のみを注入され大輝の意識は保てた。
だが直後にレッドがピンチになり、与えられた知識を使って治療した上、改造を施した。
これにより、レッドは秘密結社アセンデッドと戦う力を得た。
「このままレッドを洗脳されては?」
「そんなことしないよ」
継承した記憶の中に洗脳の技術はある。
だが、大輝はレッドに使う気にはなれなかった。
「黙ってくれている事もあるしね」
もし、正義の味方であるギアレンジャーに大輝のことがバレれば、抹殺されかねない。
しかしレッドは大輝のことを黙っていてくれている。
その事を大輝は感謝しており、レッド、小山優子の事を信頼していた。
「分かりました。ドクターのお考えに従います」
「そうして」
リリアンの返事を聞いて大輝は再び、モニターに視線を注いだ。
「どうかなさいましたか?」
「気になることがあってね。ギアバーストのことだ」
映像と数値モニターを見ているとレッドが秘密研究所に戻ってきた。
「大輝、戻ってきたよ」
暗い研究室に十代女子特有の明るい声が響いた。
レッドの変身を解いた小川優子だった。
「ありがとう。お陰で勝てて町の皆を救えたよ。大勢誘拐されちゃったけど」
レッドがマッスルと戦っている間にヴァレリーは、人々を掠っていった。
そして、マッスルの敗北を見るや戦闘員全員を引き上げさせ逃げ去っていった。
「被害の拡大を防いだし、残った人達だけでも助けられたよ」
レッドは興奮気味に大輝に感謝を言う。
「これも僕を改造してくれた、ギアを改良してくれた……大輝のお陰だよ」
頬を赤くしながら、優子はお礼を言った。
しかし、大輝の顔は晴れなかった。
「どうしたの?」
「今日使ったギアバーストの事だ」
「うん凄かったよ。お陰でマッスルに勝てたよ」
「だけど言ったよね。ギアバーストは身体への負担が激しいから乱用しちゃいけないって」
ギアバーストは非常に大きな力を発揮する事が出来るが、その反動も大きい。
大輝は優子の身体の負担も考えて、乱用しないよう言っていた。
「で、でも、今回は危なかったから」
優子は色々と言い訳をしようとする。
「いや、ごめん、通常の状態で怪人に勝てない装備しか与えられない僕の責任だ」
「そ、そんな事無いよ」
謝罪する大輝に、あせあせ、と優子は慰めようとする。
「大輝のギアがなかったら、負けていたし、お陰で勝てたよ。それが嬉しいよ」
「ありがとう」
優子の言葉に大輝は救われた。
「戦闘の後の検査をさせてもらうよ。そこの治療台に寝て」
「分かった」
優子は嬉しそうに言うと服を脱いで裸になり、ベッドの上に横になった。
暗い部屋の中、唯一輝くモニター画面にレッドが勝利する姿を見た美女が言う。
真っ黒なミニスカ看護服にロンググローブ、ロングブーツという奇怪な服を身につけている。
身体にピッチリと張り付いているため、彼女の豊満なボディラインが浮き上がり、妖艶な笑みもあってエロティックだ。
彼女はリリアン、改造技術に優れるダークナースだ。
「流石、ドクターです」
「ドクターは止めてよ」
隣でドクターと呼ばれた男子高校生山田大輝は、首を振る。
「しかし、強化したのはドクターです」
「まあ、強化したし、勝ったのは嬉しいけど」
ギアレッドの改造を行ったのは、本の数日前までタダの高校生だった大輝だった。
秘密結社アセンデッドのマッドサイエンティストに身体を乗っ取られそうになった。
幸い事故で知識のみを注入され大輝の意識は保てた。
だが直後にレッドがピンチになり、与えられた知識を使って治療した上、改造を施した。
これにより、レッドは秘密結社アセンデッドと戦う力を得た。
「このままレッドを洗脳されては?」
「そんなことしないよ」
継承した記憶の中に洗脳の技術はある。
だが、大輝はレッドに使う気にはなれなかった。
「黙ってくれている事もあるしね」
もし、正義の味方であるギアレンジャーに大輝のことがバレれば、抹殺されかねない。
しかしレッドは大輝のことを黙っていてくれている。
その事を大輝は感謝しており、レッド、小山優子の事を信頼していた。
「分かりました。ドクターのお考えに従います」
「そうして」
リリアンの返事を聞いて大輝は再び、モニターに視線を注いだ。
「どうかなさいましたか?」
「気になることがあってね。ギアバーストのことだ」
映像と数値モニターを見ているとレッドが秘密研究所に戻ってきた。
「大輝、戻ってきたよ」
暗い研究室に十代女子特有の明るい声が響いた。
レッドの変身を解いた小川優子だった。
「ありがとう。お陰で勝てて町の皆を救えたよ。大勢誘拐されちゃったけど」
レッドがマッスルと戦っている間にヴァレリーは、人々を掠っていった。
そして、マッスルの敗北を見るや戦闘員全員を引き上げさせ逃げ去っていった。
「被害の拡大を防いだし、残った人達だけでも助けられたよ」
レッドは興奮気味に大輝に感謝を言う。
「これも僕を改造してくれた、ギアを改良してくれた……大輝のお陰だよ」
頬を赤くしながら、優子はお礼を言った。
しかし、大輝の顔は晴れなかった。
「どうしたの?」
「今日使ったギアバーストの事だ」
「うん凄かったよ。お陰でマッスルに勝てたよ」
「だけど言ったよね。ギアバーストは身体への負担が激しいから乱用しちゃいけないって」
ギアバーストは非常に大きな力を発揮する事が出来るが、その反動も大きい。
大輝は優子の身体の負担も考えて、乱用しないよう言っていた。
「で、でも、今回は危なかったから」
優子は色々と言い訳をしようとする。
「いや、ごめん、通常の状態で怪人に勝てない装備しか与えられない僕の責任だ」
「そ、そんな事無いよ」
謝罪する大輝に、あせあせ、と優子は慰めようとする。
「大輝のギアがなかったら、負けていたし、お陰で勝てたよ。それが嬉しいよ」
「ありがとう」
優子の言葉に大輝は救われた。
「戦闘の後の検査をさせてもらうよ。そこの治療台に寝て」
「分かった」
優子は嬉しそうに言うと服を脱いで裸になり、ベッドの上に横になった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる