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三度目のバトル
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「うっ」
気がつくとアクアは再びベッドの上にいた。
相変わらず腹部と秘所の痛みから自分が何をされたか、夢ではなく現実である事を教え付けられる。
「……このままだとやられっぱなしね」
周囲を見回すとテーブルの上に食事と中身の入った水差し、コップそして例の液体があった。
とりあえず食事を取ってポーションを口にしてエネルギーを補充する。
「何か役に立ちそうな物は……」
アクアはバイザーを下ろして戦況分析と作戦を考える。
そして一つの策を思いついた。
そのとき、ドアが開いた
入ってきたのは大柄な鎧を着た怪人だった
そして怪人はアクアとからになった食事を見ると言った。
「オイメス、オレノセイドレイニナレ、オマエハオレノアナダ」
「嫌よ!」
すぐさまアクアはテーブルにおいてあった水差しを掴むと中身を投げつけた。
しかし、怪人はすぐさま避けて躱した。
すかさずアクアは手元に水で作った剣を作り出し怪人が避けたところに向かって、突きを放った。
だが、やはり怪人は簡単に避けてしまう。
(作戦通り)
怪人の動きを見てアクアは喜んだ。
思い通りに動いてくれているここまでは想定内だ。
怪人が避けた先は先ほどアクアが播いた水のある場所。
そしてアクアはその水を操った。
「アクアバインド!」
床にこぼれた水が生き物のようにうねると、ロープ状になって怪人の足に向かって伸びていき、絡み付いた。
「!」
足を取られた怪人は慌てて振りほどこうとするが、アクアの作り出したミスを振り払うことが出来ない。
その隙にアクアは攻撃を仕掛ける。
「はああっ」
剣を肩に乗せて全身の力を込めて一気に怪人に向かって突き出す。
足の動きを制限された怪人は避ける事も出来なかった。
せめて被害を小さくしようと身体を、前に傾け、最も装甲の厚みのある兜の正面でアクアの剣を受け止めようとした。
激しい音が響き渡った。
アクアはセーラー美少女戦士であり、非力な女性では無い。しかし、怪人の兜を突き破るには力不足だった。
だが、アクアの力はすさまじく怪人の頭に強い衝撃が走り、脳震盪を起こして倒れた。
「……やったの」
倒れた怪人を見てもアクアは警戒する。
そして起き上がってこないことを確認するとようやく近づき、何か持っていないか探る。
「使えそうなのはこれくらいかしら」
首からぶら下げられた何かの文字が刻まれた円盤があった。
「他に特に役に立ちそうな物は持っていないようね」
少しがっかりした後、アクアは離れようとした。だが、倒れた怪人になんとなく視線が向いてしまう。
「……まあ食事の件もあるし」
アクアは気を失った怪人をベッドの上に抱え上げて寝かせてからドアに向かった。
「開かないわね」
ドアを開けようと押したがびくともしない。
ふと手に持っていた円盤をドアに押しつけてみる。
すると音も無くドアは開いた。
「これは鍵のようね」
思わぬ事に喜んだアクアは、ドアをくぐり抜けて部屋を出て行く。
外は廊下で、何処までも続いているようだった。
他の怪人に気取られないように慎重に進んでいく。
「!」
そのとき前から誰かがやってくる気配がした。慌てて近くの通路の角の陰に隠れる。
すると似たような兜をかぶった怪人があのすぐ脇を通り過ぎていった。
「ここは連中の本拠地みたいね」
怪人の仲間に警戒しながらアクアは進んでいく。
「どうにかして地球に帰らないと」
何処かに地球に戻るためのゲートのような物があると思い下がす。
いくつかの部屋を探していると舞台のような物が置かれている部屋を見つけた。
「何かしら」
不審に思っていると突然、舞台の中央が光り出した。
アクアは慌てて物陰に隠れる。
すると数人の鎧の怪人が現れた。彼らの何人かは女の人らしきものを抱えていた。
らしきと言ったのは皆、猫耳が付いていたり、耳が長かったり、羽が付いていたりしたからだ。
「他の世界からも連れてきているの」
地球だけで無く他の世界からも女性を連れてきていることにアクアは怒りを覚えた。
「一度逃げ出さないと」
彼女たちを救うためにも一度地球に帰って態勢を整えた方が良い。
「でもどうやって使うのかしら」
円盤を調べるが使い方が分からない。動かせたとしても地球へ繋げるにはどうすれば良いのか分からない。
「どうしたら良いのかしら」
バイザーを下ろして分析をする。集中して舞台に刻まれた文字の意味を推測して扱い方を説こうとする。
「! もう少しで解読できそう」
解読の糸が見つかり、集中してアクアは解読を進めた。
だが、そのために背後から近づいてくる存在に気がつかなかった。
「!」
咄嗟にアクアは飛び退いた。
次の瞬間、電撃を放ちながらロープがアクアのいた空間をたたく。
「きゃあっ」
直撃は避けたが、かすったロープから電撃が流れアクアを痺れさせる。
「くっ」
痺れを押さえつけて攻撃してきた存在を睨み付ける。
攻撃してきたのは小太りの怪人だった。
「この! 邪魔をするな!」
アクアは態勢を立て直して反撃する。
「アクアスフィアアタック!」
多数の水球を生み出して現れた怪人にぶつけようとする。
だが怪人はひるむこと無くロープを投げアクアの身体に絡みつけると電撃を浴びせた。
「あああんっ」
電撃がアクアの身体を激しく流れ、アクアは悲鳴を上げて気絶してしまった。
気がつくとアクアは再びベッドの上にいた。
相変わらず腹部と秘所の痛みから自分が何をされたか、夢ではなく現実である事を教え付けられる。
「……このままだとやられっぱなしね」
周囲を見回すとテーブルの上に食事と中身の入った水差し、コップそして例の液体があった。
とりあえず食事を取ってポーションを口にしてエネルギーを補充する。
「何か役に立ちそうな物は……」
アクアはバイザーを下ろして戦況分析と作戦を考える。
そして一つの策を思いついた。
そのとき、ドアが開いた
入ってきたのは大柄な鎧を着た怪人だった
そして怪人はアクアとからになった食事を見ると言った。
「オイメス、オレノセイドレイニナレ、オマエハオレノアナダ」
「嫌よ!」
すぐさまアクアはテーブルにおいてあった水差しを掴むと中身を投げつけた。
しかし、怪人はすぐさま避けて躱した。
すかさずアクアは手元に水で作った剣を作り出し怪人が避けたところに向かって、突きを放った。
だが、やはり怪人は簡単に避けてしまう。
(作戦通り)
怪人の動きを見てアクアは喜んだ。
思い通りに動いてくれているここまでは想定内だ。
怪人が避けた先は先ほどアクアが播いた水のある場所。
そしてアクアはその水を操った。
「アクアバインド!」
床にこぼれた水が生き物のようにうねると、ロープ状になって怪人の足に向かって伸びていき、絡み付いた。
「!」
足を取られた怪人は慌てて振りほどこうとするが、アクアの作り出したミスを振り払うことが出来ない。
その隙にアクアは攻撃を仕掛ける。
「はああっ」
剣を肩に乗せて全身の力を込めて一気に怪人に向かって突き出す。
足の動きを制限された怪人は避ける事も出来なかった。
せめて被害を小さくしようと身体を、前に傾け、最も装甲の厚みのある兜の正面でアクアの剣を受け止めようとした。
激しい音が響き渡った。
アクアはセーラー美少女戦士であり、非力な女性では無い。しかし、怪人の兜を突き破るには力不足だった。
だが、アクアの力はすさまじく怪人の頭に強い衝撃が走り、脳震盪を起こして倒れた。
「……やったの」
倒れた怪人を見てもアクアは警戒する。
そして起き上がってこないことを確認するとようやく近づき、何か持っていないか探る。
「使えそうなのはこれくらいかしら」
首からぶら下げられた何かの文字が刻まれた円盤があった。
「他に特に役に立ちそうな物は持っていないようね」
少しがっかりした後、アクアは離れようとした。だが、倒れた怪人になんとなく視線が向いてしまう。
「……まあ食事の件もあるし」
アクアは気を失った怪人をベッドの上に抱え上げて寝かせてからドアに向かった。
「開かないわね」
ドアを開けようと押したがびくともしない。
ふと手に持っていた円盤をドアに押しつけてみる。
すると音も無くドアは開いた。
「これは鍵のようね」
思わぬ事に喜んだアクアは、ドアをくぐり抜けて部屋を出て行く。
外は廊下で、何処までも続いているようだった。
他の怪人に気取られないように慎重に進んでいく。
「!」
そのとき前から誰かがやってくる気配がした。慌てて近くの通路の角の陰に隠れる。
すると似たような兜をかぶった怪人があのすぐ脇を通り過ぎていった。
「ここは連中の本拠地みたいね」
怪人の仲間に警戒しながらアクアは進んでいく。
「どうにかして地球に帰らないと」
何処かに地球に戻るためのゲートのような物があると思い下がす。
いくつかの部屋を探していると舞台のような物が置かれている部屋を見つけた。
「何かしら」
不審に思っていると突然、舞台の中央が光り出した。
アクアは慌てて物陰に隠れる。
すると数人の鎧の怪人が現れた。彼らの何人かは女の人らしきものを抱えていた。
らしきと言ったのは皆、猫耳が付いていたり、耳が長かったり、羽が付いていたりしたからだ。
「他の世界からも連れてきているの」
地球だけで無く他の世界からも女性を連れてきていることにアクアは怒りを覚えた。
「一度逃げ出さないと」
彼女たちを救うためにも一度地球に帰って態勢を整えた方が良い。
「でもどうやって使うのかしら」
円盤を調べるが使い方が分からない。動かせたとしても地球へ繋げるにはどうすれば良いのか分からない。
「どうしたら良いのかしら」
バイザーを下ろして分析をする。集中して舞台に刻まれた文字の意味を推測して扱い方を説こうとする。
「! もう少しで解読できそう」
解読の糸が見つかり、集中してアクアは解読を進めた。
だが、そのために背後から近づいてくる存在に気がつかなかった。
「!」
咄嗟にアクアは飛び退いた。
次の瞬間、電撃を放ちながらロープがアクアのいた空間をたたく。
「きゃあっ」
直撃は避けたが、かすったロープから電撃が流れアクアを痺れさせる。
「くっ」
痺れを押さえつけて攻撃してきた存在を睨み付ける。
攻撃してきたのは小太りの怪人だった。
「この! 邪魔をするな!」
アクアは態勢を立て直して反撃する。
「アクアスフィアアタック!」
多数の水球を生み出して現れた怪人にぶつけようとする。
だが怪人はひるむこと無くロープを投げアクアの身体に絡みつけると電撃を浴びせた。
「あああんっ」
電撃がアクアの身体を激しく流れ、アクアは悲鳴を上げて気絶してしまった。
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