34 / 37
エピローグ 怪人サイド
しおりを挟む
部屋に入ってきた小太りな怪人は大柄な怪人に頭を下げて言う。
「若、ご結婚おめでとうございます」
自分の胸にすがりつくアクアを抱きしめ愛でる大柄な怪人を若と呼んだ小太りの怪人は近くに座る。
「ありがとう爺、素晴らしい嫁が手に入った」
座った小太りの怪人に大柄な怪人は爺と呼んで和やかに話す。
「皆への紹介と式が無事に終わって安堵しましたぞ。何しろ、その嫁を物に出来るかヒヤヒヤしましたからな。一度逃走を許し一族の中でダメでは無いかという噂も出ておりましたが、幾度も戦いそのたびに組み敷き、ついに物にしたことでかえって評価は高まりました」
物にした嫁を一族に見せつけるのがこの怪人一族の慣習だった。
そして求婚中の嫁に逃げられることは恥とされていた。
「思えば遠い異世界での嫁探しから苦労しましたな」
「うん。母の出身と言うことで地球に行った当初はどの女も弱くて話しにならなかった。諦めかけたら、この嫁が来て変身し攻撃してきた。嬉しくて思わず大声を上げてしまった」
「好みの方で良かったですな」
「うむ。母と同じような衣装を着た戦士に会えてうれしかった。思わず叫んでしまったぞ。だから絶対に嫁にしようと決意した」
「ええ、戻ってからの求婚行為が熱烈なのを見てそう思っておりました」
「何度も倒れても俺にまた立ち向かってくる強い女だ。それも様々な手を使ってくる。正面から戦うしか知らなかった我に様々な戦い方を教えてくれた素晴らしい嫁だ。立ち向かってくる度に物にしようという思いが強くなった」
「ああ、だが最後には物にしたぞ」
彼等は異世界から嫁を自分で掠ってくるのが習慣だった。
そして結婚相手の基準は強いこと。相手が承諾するまで、結婚衣装を着るまで何度でも贈り物を贈り拒絶されれば戦う。そして自分が良い夫である事を証明するために強姦し、快楽を与えるのだ。
「しかし、幾度か倒されそうになって冷や冷やしましたぞ」
「こいつに殺されるのなら私もそれまで。むしろ強い女だから余計に燃える」
嫁が強ければ強い程、男の格が上がる。そして負けるようなら死より辛い生き恥となる。
だから服従させるまで全力で戦うのだ。
一度油断して逃げられかけ、警戒していた爺に阻止されたときは死にたいくらい恥じた。
だから再び戦ったのだ。
勝って組み伏せたときは爽快だった。
「そして倒してもなお闘志を燃やし、隙あらば攻撃してくる性根が良い。何度も立ち上がり向かってきて、組み敷いても反撃してくる」
「舌を噛まれた事もありましたな」
「うむ、あのときは凄かった。気持ちよくして飼い慣らしたかと思ったら、突然闘志を復活させて噛みついてきた。大したものだ」
舌を噛みちぎられたが、あの絶体絶命の状態でなおも反撃してきた事が嬉しかった。怪我を負わされたが、それは自分の未熟によるもの。
むしろアクアがその隙を突いた事を、若は好ましく思っていた。
「最後までヒヤヒヤしましたぞ。式の最中に嫁に敷かれるとは、最大の醜態でした。しかも巨人の怪人に笑われるなど我らの恥ですぞ。連中は我々を食い潰そうとしていたのですぞ。あの場で笑いものにされれば我が一族は怪人の中で地位を失ったのですぞ」
「だが、嫁のお陰で助かったな」
「ええ、まさかこの嫁が、斬り殺してくれるとは。巨人の怪人は我らの中でも一、二を争う使い手でした」
「うむ、俺が戦ったとしても勝算は四割だ。嫁には感謝しかない」
「ええ、殺してくれたお陰で憂いはなくなりました。その取り巻きも殺してくれたお陰で我が一族は安泰です。ですが、今更ながらこの嫁は好戦的に過ぎます。いくら尚武の我が一族でもあそこまで戦いは好みませぬ」
「うむ、さすがに慌てて剣を抜いてしまった。抑えるのに苦労した」
「若が戦い、組み敷き抑えたことで嫁より強いことが証明されましたからな」
あの場に集まっていたのは腕に自信のある怪人が多く、それを次々と殺していった嫁の強さは怪人達の間ではもはや伝説クラスになって恐怖と共に語られていた。
「うむ、いつもの事だが嫁の相手は大変だが、素晴らしい。苦労した甲斐があった」
それを若が窮地に陥ったとは言え、自力で組み伏せ従わせたことで強さを証明したことで若の強さを喧伝することが出来、怪人の中での声望が高まったのは良いことだった。
「しかし、爺。爺の言ったやり方では良くなかったようだぞ。顔射とか釣り上げとか、縛り上げなど苦しそうだったぞ」
「服従しない女を従順にするには良いやり方ですが。私も生意気な妻を従わせるのにこの手を使いました」
「今では尻に敷かれているではないか」
「そのようなことはありません」
「と言っているがお婆。どうなのだ?」
爺の後ろに視線を向けながら若は尋ねた。
「ち、違う! これは若への教育であり、決して」
慌てて爺が振り返ると誰もいなかった。
「若っ! 冗談にも程があります!」
からかわれたことに気がつき、爺は若に怒った。
「つまらぬ見栄を張り、嘘を吐いたからであろう。一族の戦士ならば堂々と事実を言えば良い。嘘などで自分の力量を偽るな。しりに叱られているのなら堂々と認めよ。それから鍛錬し強くなり戦って主導権を握り返せ」
「……は、仰るとおりであります。申し訳ございません」
頭を下げつつも若の成長に爺は感激していた。
「しかし、本当にあのような扱いで良かったのか。そもそもお前の母親はオークであろう。私の妻は私の母と同じ地球の人間だ。扱い方が違うのではないか?」
若は抱いた疑問を爺にぶつけた。
彼らの種族というより所属する一族は強い女を求めて異世界に行くため、一人一人母親が違う。
「そもそも『オイメス、オレノセイドレイニナレ、オマエハオレノアナダ』というのは本当に<君は強くて美しい、俺の嫁になってくれ、君を妻として大切にする>という意味なのか」
「間違いございません。似たような衣装を着て戦う女達が出てくる地球の画像からその女達が喜ぶ適切な言葉を選びました」
「最初は心の底から嫌がっていたぞ」
「映像の娘達もそうでした。ですが最後には媚びるようになりました」
「確かに嫁も最後にはこのように媚びているが何か違うぞ」
問い詰めようとする大柄な怪人だが、アクアが胸に頬ずりしてきたので顎の下を撫でてやる。すると目を細めて嬉しそうにする。
「ですが些か甘やかしすぎでは?」
「嫁とは仲良くしたい。嫁には気持ちよくなって貰いたいのだ」
「では爺のやり方を行っては?」
最近、やたらと媚びるようになついている。
この状態はまだしも戦うときは本気で殺そうとしてくる。しかも、殺戮を好んでいる。
おまけに戦った後はやたらと淫乱でこの前のように衆人環視の中でも淫楽を求めていてはしたない。
圧倒的な戦闘能力を見せつけ踏みつけなければ怪人の中でさえ眉をひそめる行為であり、旦那である若の評価も下がる。
「機械で無理矢理するのは気に食わん。あまり変なことをしたくない」
「腋を舐められておりましたが」
「あ、あれはつい舐めたくなってしまったのだ」
調教中に行った行為を指摘され慌てて若は言い訳をする。
その様子を爺はニヤニヤとわらって見ていた。
「そういうことにしておきましょう。しかし宜しいのですか、結婚衣装でなくて」
「この方が良い。嫁はこの姿の方が強い」
セーラー服姿のアクアの顎を撫でる若。
先ほどから放っておいたため、欲求不満が高まっている。
少し撫でて大人しくさせた。
顎を撫でると猫のように小さく鳴き気持ちよさそうにする。
「俺は強い嫁が良いのだ」
セーラー姿のアクアを若は愛でた。
圧倒的な強さが愛おしかった。勿論、交わるのも良いが強い方が好きだった。
「ああんっ」
しかし、嫁の方は性欲が強くなりすぎてしまっている。
ひたすら快楽を求めて自慰を行う毎日。
それでは到底物足りないようで、相手をしてやらないとダメだ。
しかも上手く絶頂させないと文字通り、殺しにくる。
この前も、危うく首を跳ね飛ばされそうになった。
もはや人間と言うより淫獣だった。それもとびきり強く美しいものだ。
その嫁といる緊張感が若には堪らなかった。
「まあ、最早言葉の意味はどうでも良いか。さて嫁よ……」
アクアに向かって若は言う。
「オイメス、オレノセイドレイニナレ、オマエハオレノアナダ」
「嫌よ」
そして大柄な怪人とアクアは戦いを始めた。
戦いはいつものように激しく切り結ぶことになる。
そして偶然にも頭の兜が外れた。
その下からは短髪の金髪に青い目の顔があった。
母親がかつてのセーラー美少女戦士である大柄な怪人は地球人に似ていた。
そのためごつい顔、動物顔の多い怪人の中では華奢な印象を与えるため常に仮面をかぶって威厳を出そうとしていた。
アクアの前で面を外さなかったのはそのためだ。
だが、その顔を見たアクアは瞬時に恋に落ちて、怪人に抱きついて口づけをした。
「若、ご結婚おめでとうございます」
自分の胸にすがりつくアクアを抱きしめ愛でる大柄な怪人を若と呼んだ小太りの怪人は近くに座る。
「ありがとう爺、素晴らしい嫁が手に入った」
座った小太りの怪人に大柄な怪人は爺と呼んで和やかに話す。
「皆への紹介と式が無事に終わって安堵しましたぞ。何しろ、その嫁を物に出来るかヒヤヒヤしましたからな。一度逃走を許し一族の中でダメでは無いかという噂も出ておりましたが、幾度も戦いそのたびに組み敷き、ついに物にしたことでかえって評価は高まりました」
物にした嫁を一族に見せつけるのがこの怪人一族の慣習だった。
そして求婚中の嫁に逃げられることは恥とされていた。
「思えば遠い異世界での嫁探しから苦労しましたな」
「うん。母の出身と言うことで地球に行った当初はどの女も弱くて話しにならなかった。諦めかけたら、この嫁が来て変身し攻撃してきた。嬉しくて思わず大声を上げてしまった」
「好みの方で良かったですな」
「うむ。母と同じような衣装を着た戦士に会えてうれしかった。思わず叫んでしまったぞ。だから絶対に嫁にしようと決意した」
「ええ、戻ってからの求婚行為が熱烈なのを見てそう思っておりました」
「何度も倒れても俺にまた立ち向かってくる強い女だ。それも様々な手を使ってくる。正面から戦うしか知らなかった我に様々な戦い方を教えてくれた素晴らしい嫁だ。立ち向かってくる度に物にしようという思いが強くなった」
「ああ、だが最後には物にしたぞ」
彼等は異世界から嫁を自分で掠ってくるのが習慣だった。
そして結婚相手の基準は強いこと。相手が承諾するまで、結婚衣装を着るまで何度でも贈り物を贈り拒絶されれば戦う。そして自分が良い夫である事を証明するために強姦し、快楽を与えるのだ。
「しかし、幾度か倒されそうになって冷や冷やしましたぞ」
「こいつに殺されるのなら私もそれまで。むしろ強い女だから余計に燃える」
嫁が強ければ強い程、男の格が上がる。そして負けるようなら死より辛い生き恥となる。
だから服従させるまで全力で戦うのだ。
一度油断して逃げられかけ、警戒していた爺に阻止されたときは死にたいくらい恥じた。
だから再び戦ったのだ。
勝って組み伏せたときは爽快だった。
「そして倒してもなお闘志を燃やし、隙あらば攻撃してくる性根が良い。何度も立ち上がり向かってきて、組み敷いても反撃してくる」
「舌を噛まれた事もありましたな」
「うむ、あのときは凄かった。気持ちよくして飼い慣らしたかと思ったら、突然闘志を復活させて噛みついてきた。大したものだ」
舌を噛みちぎられたが、あの絶体絶命の状態でなおも反撃してきた事が嬉しかった。怪我を負わされたが、それは自分の未熟によるもの。
むしろアクアがその隙を突いた事を、若は好ましく思っていた。
「最後までヒヤヒヤしましたぞ。式の最中に嫁に敷かれるとは、最大の醜態でした。しかも巨人の怪人に笑われるなど我らの恥ですぞ。連中は我々を食い潰そうとしていたのですぞ。あの場で笑いものにされれば我が一族は怪人の中で地位を失ったのですぞ」
「だが、嫁のお陰で助かったな」
「ええ、まさかこの嫁が、斬り殺してくれるとは。巨人の怪人は我らの中でも一、二を争う使い手でした」
「うむ、俺が戦ったとしても勝算は四割だ。嫁には感謝しかない」
「ええ、殺してくれたお陰で憂いはなくなりました。その取り巻きも殺してくれたお陰で我が一族は安泰です。ですが、今更ながらこの嫁は好戦的に過ぎます。いくら尚武の我が一族でもあそこまで戦いは好みませぬ」
「うむ、さすがに慌てて剣を抜いてしまった。抑えるのに苦労した」
「若が戦い、組み敷き抑えたことで嫁より強いことが証明されましたからな」
あの場に集まっていたのは腕に自信のある怪人が多く、それを次々と殺していった嫁の強さは怪人達の間ではもはや伝説クラスになって恐怖と共に語られていた。
「うむ、いつもの事だが嫁の相手は大変だが、素晴らしい。苦労した甲斐があった」
それを若が窮地に陥ったとは言え、自力で組み伏せ従わせたことで強さを証明したことで若の強さを喧伝することが出来、怪人の中での声望が高まったのは良いことだった。
「しかし、爺。爺の言ったやり方では良くなかったようだぞ。顔射とか釣り上げとか、縛り上げなど苦しそうだったぞ」
「服従しない女を従順にするには良いやり方ですが。私も生意気な妻を従わせるのにこの手を使いました」
「今では尻に敷かれているではないか」
「そのようなことはありません」
「と言っているがお婆。どうなのだ?」
爺の後ろに視線を向けながら若は尋ねた。
「ち、違う! これは若への教育であり、決して」
慌てて爺が振り返ると誰もいなかった。
「若っ! 冗談にも程があります!」
からかわれたことに気がつき、爺は若に怒った。
「つまらぬ見栄を張り、嘘を吐いたからであろう。一族の戦士ならば堂々と事実を言えば良い。嘘などで自分の力量を偽るな。しりに叱られているのなら堂々と認めよ。それから鍛錬し強くなり戦って主導権を握り返せ」
「……は、仰るとおりであります。申し訳ございません」
頭を下げつつも若の成長に爺は感激していた。
「しかし、本当にあのような扱いで良かったのか。そもそもお前の母親はオークであろう。私の妻は私の母と同じ地球の人間だ。扱い方が違うのではないか?」
若は抱いた疑問を爺にぶつけた。
彼らの種族というより所属する一族は強い女を求めて異世界に行くため、一人一人母親が違う。
「そもそも『オイメス、オレノセイドレイニナレ、オマエハオレノアナダ』というのは本当に<君は強くて美しい、俺の嫁になってくれ、君を妻として大切にする>という意味なのか」
「間違いございません。似たような衣装を着て戦う女達が出てくる地球の画像からその女達が喜ぶ適切な言葉を選びました」
「最初は心の底から嫌がっていたぞ」
「映像の娘達もそうでした。ですが最後には媚びるようになりました」
「確かに嫁も最後にはこのように媚びているが何か違うぞ」
問い詰めようとする大柄な怪人だが、アクアが胸に頬ずりしてきたので顎の下を撫でてやる。すると目を細めて嬉しそうにする。
「ですが些か甘やかしすぎでは?」
「嫁とは仲良くしたい。嫁には気持ちよくなって貰いたいのだ」
「では爺のやり方を行っては?」
最近、やたらと媚びるようになついている。
この状態はまだしも戦うときは本気で殺そうとしてくる。しかも、殺戮を好んでいる。
おまけに戦った後はやたらと淫乱でこの前のように衆人環視の中でも淫楽を求めていてはしたない。
圧倒的な戦闘能力を見せつけ踏みつけなければ怪人の中でさえ眉をひそめる行為であり、旦那である若の評価も下がる。
「機械で無理矢理するのは気に食わん。あまり変なことをしたくない」
「腋を舐められておりましたが」
「あ、あれはつい舐めたくなってしまったのだ」
調教中に行った行為を指摘され慌てて若は言い訳をする。
その様子を爺はニヤニヤとわらって見ていた。
「そういうことにしておきましょう。しかし宜しいのですか、結婚衣装でなくて」
「この方が良い。嫁はこの姿の方が強い」
セーラー服姿のアクアの顎を撫でる若。
先ほどから放っておいたため、欲求不満が高まっている。
少し撫でて大人しくさせた。
顎を撫でると猫のように小さく鳴き気持ちよさそうにする。
「俺は強い嫁が良いのだ」
セーラー姿のアクアを若は愛でた。
圧倒的な強さが愛おしかった。勿論、交わるのも良いが強い方が好きだった。
「ああんっ」
しかし、嫁の方は性欲が強くなりすぎてしまっている。
ひたすら快楽を求めて自慰を行う毎日。
それでは到底物足りないようで、相手をしてやらないとダメだ。
しかも上手く絶頂させないと文字通り、殺しにくる。
この前も、危うく首を跳ね飛ばされそうになった。
もはや人間と言うより淫獣だった。それもとびきり強く美しいものだ。
その嫁といる緊張感が若には堪らなかった。
「まあ、最早言葉の意味はどうでも良いか。さて嫁よ……」
アクアに向かって若は言う。
「オイメス、オレノセイドレイニナレ、オマエハオレノアナダ」
「嫌よ」
そして大柄な怪人とアクアは戦いを始めた。
戦いはいつものように激しく切り結ぶことになる。
そして偶然にも頭の兜が外れた。
その下からは短髪の金髪に青い目の顔があった。
母親がかつてのセーラー美少女戦士である大柄な怪人は地球人に似ていた。
そのためごつい顔、動物顔の多い怪人の中では華奢な印象を与えるため常に仮面をかぶって威厳を出そうとしていた。
アクアの前で面を外さなかったのはそのためだ。
だが、その顔を見たアクアは瞬時に恋に落ちて、怪人に抱きついて口づけをした。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる