不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?

カタナヅキ

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登場人物一覧 〈第六巻時点〉 

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現在までの登場人物の紹介をします。

・レナ

今作の主人公であり、王族の家系でありながら実の父親に「不遇職」という理由で嫌われた少年。母親のアイラには愛されていたが、自分の未来が処刑される運命と知って屋敷を抜け出して冒険者となる。


・アイラ

レナの実の母親であり、現国王の「バルトロス4世」の妾でもある。元々の夫婦仲は良かったが、レナが生まれてきたときに仲違いする。実の子供であるレナを誰よりも愛しており、現在も彼が生きている事を信じている。若い頃は腕利きの冒険者としても有名であり、実は彼女には妹以外にも姉が一人だけ存在する。


・マリア

氷雨の冒険者ギルドのギルドマスターを務める世界有数の魔術師。冒険都市は実質上は彼女が管理しており、この都市だけでも600人を超える冒険者を抱えている。世界中に支部を作り出しており、有力貴族との人脈も築いている。魔術師としての実力は作中の中でも最高峰を誇り、古の英雄にも劣らぬ実力を誇る。

敵には容赦しないが味方には非常に心強い存在であり、母親以外の家族を最も大切にしている。姉であるアイラと彼女の子供であるレナを溺愛しており、その一方で二人を追いやった国王を憎んでいる。父親が冒険者をしていたという事で自分も冒険者になり、現在は冒険者を育成する立場だが時には自らが動く事も多い。バルは子供の頃から何かと面倒を見ており、本当は娘のように愛している。


・アリア

レナの住んでいた屋敷の使用人。彼に対しては幼少の頃から面倒を見ており、誰よりも共に過ごした時間は長い。小さい頃からレナの鍛錬の指導を行っており、無意識に彼に暗殺者としての鍛え方をしていた。年齢はアイラと同年代だが、エルフとしては若手である。実は王国に所属する「黒影」と呼ばれる暗殺者集団の一員であり、現在もある人物の暗殺指令を受けていた。


――だが、その正体は旧帝国に所属する二重スパイであり、本物のアイラは既に死亡している。彼女の正体を知る者は旧帝国の中でも限られており、冒険都市にてレナと交戦し、彼の手で死亡した。彼女が何を思い、どうしてレナに渡そうとした回復薬を身に付けていたのかは誰にも分からない。




・ウル

深淵の森でレナが遭遇した白狼種と呼ばれる珍しい魔獣。人懐っこく、元々はエルフに飼われていたが両親と最初の飼い主を深淵の森の主となたミノタウロスに殺されている。レナにとっては家族のような存在であり、ウルも彼の事を大切に想っている。まだまだ子供なので白狼種の力は完全には引き出せないが、レナと共に成長している。


・ナオ

レナの従姉に当たる存在であり、ヴァルキュリア騎士団の団長を務める。先王の娘の1人であり、他の2人と比べると武道に優れている。現在の国王とは微妙な関係であり、一応は養父なので彼を慕ってはいるがレナの弟が生まれてからはあまり顔を合わせる機会がなくなった。


・バル

冒険者ギルド「黒虎」のギルドマスターを務める大剣使いの女性。若い頃は冒険者ギルド「氷雨」を収めているマリアと共に冒険者集団を組んでおり、共に様々な依頼を達成して「Sランク」にまで上り詰めた。現在は色々と事情があって黒虎のギルドマスターに就任したが、その実力は衰えていない。レナの一件で遂にマリアと和解し、現在は黒虎と氷雨のギルドの間も良好な関係を築きつつある。今現在は都市から離れている。


・ゴンゾウ

巨人族の少年であり、レナよりも年下ではあるが慎重は3メートルを軽く超える。その腕力は凄まじく、ゴーレムのような物理攻撃に耐性が高い魔物であろうと力尽くで破壊できる。性格は非常に優しく、人種差別は行わない。この作品の最初のヒロイン(笑)。


・ティナ

アトラス大森林と呼ばれる森人族の国家の第四王女であり、父親からは物凄く溺愛されている美少女。正確は天真爛漫だが悪意を抱く人間を見抜く事が得意であり、自分に対して邪な感情を抱く人物を苦手である。弓矢の腕前は素晴らしく、回復魔法も扱える。


・リンダ

ティナの護衛部隊に所属する森人族の格闘家。実力は高く、ティナを実の妹のように可愛がっている。厳しい性格に思われがちだが意外と心優しく、茶目っ気な部分もある。ちなみにライコフの事は嫌い。


・コトミン&スラミン&ヒトミン&アイン

レナに拾われた新たなペット(?)。コトミンは人魚族の中でも水の精霊を操る魔法が上手く、水中戦で彼女に勝る者は滅多に存在しない。スラミンはスライムではあるがあっさりとレナ達に懐いてしまい、現在はコトミンの身体に張り付いて彼女の服に擬態を行う。好物は甘い物。

ガーゴイルの魔石をスラミンの分裂体が吸収した事で新しい自我が目覚めたヒトミンも登場。コトミンよりもレナに懐いており、普段は彼の頭か肩に乗っている。ちなみに能力が強化されたわけではない。

元々は野生の種であったが、魔物使いに捕まって冒険都市に送り込まれる途中で脱走。レナが仮住まいにしようとしていた村に辿り着き、紆余曲折あって彼に懐く。現在はティナに飼われており、彼女に愛されながら幸せな日々を送っている(ちなみに雌)。


・ダイン

サキュバスに持ち物を剥ぎ取られた哀れな青年。年齢はレナ達よりも年上なのではあるが出会い方が悪かったのかレナもゴンゾウも彼には年上としての敬意は抱かず、溜口で話す。本人は別に気にしてはおらず、先輩の冒険者として色々な助言を行う事もある。


・ライコフ(一応紹介します)

ティナの婚約者であり、アトラス大森林の貴族でもある。彼女とは幼馴染の間柄ではあるが、一方的に好意を抱いており、ティナに近づこうとする人間は同族であろうと許さない。非常に人間という人種を見下しているが、それは彼の過去に人間との関わりがあるからであり、元々は善良で優しい少年だった。


・ミナ

氷雨の冒険者ギルドに所属する美少女。年齢はレナとあまり変わらず、性格は素直な良い子。実力は高いので3人の冒険者集団のアタッカーを務めている。今回、遂にヒロインに昇格。


・ガロ

氷雨の冒険者ギルドに所属する少年。子供の頃にマリアに拾われ、それ以来から彼女を母親に慕う。また、同じ冒険者集団のミナに惹かれており、だからこそ二人に気に入られているレナが気に入らない。実力はあるのだが自信家なので自分の実力を過信している節がある。


・モリモ

氷雨の冒険者ギルドに所属する青年。冒険者集団ではリーダーを務めており、世話の焼ける二人の面倒を昔から見ている。


・アイラ(死霊使い)

最強最悪の死霊使い。元々は森人族の長女として生まれたが、その職業のせいで忌み嫌われ、追放された。それ以来に森人族という種に強い恨みを持ち、彼等を滅ぼすためならばどんな事も仕出かす。ちなみに年齢は300才を超え、ダインの家系とも関係がある。


・シュン(森人族の剣士)

氷雨に所属する剣聖の一人。最初にレナの存在を脅威と感じ取った人間であり、剣聖に名に恥じぬ実力を持つ。魔法剣の使い手であり、子供の頃にアイラの指導を行った経験がある。ハヅキ家と直接的な関わりはなく、冒険者時代のアイラとマリアの世話を見ていた時期もある。


・ハヤテ(森人族の少女)

氷雨に所属する剣聖の一人。普段は無口な森人族の剣士であり、シュンの剣の師匠でもある。正確には無口というわけではなく、声量が小さいので普通の人間には聞き取れない。口は悪いらしく、それでいながら面倒見も良い。居合の達人であり、ゴウライに次ぐ実力者。


・ロウガ(獣人族の老人剣士)

氷雨に所属する剣聖の一人。元々は冒険者ではなく、各地を放浪していた武人。過去に氷雨に所属する剣聖の一人に破れ、それ以来はギルドに所属して自分を打ち破った剣聖の打倒を目標としている。


・ジャンヌ(人間の剣士)

氷雨に所属する剣聖の一人。元々は治療院に所属していた治癒魔導士だったが、その武芸の腕を見込まれ、陽光教会の騎士団に入団した。だが、色々と理由があって現在は氷雨のギルドに所属している。


・ゴウライ(???)

氷雨に所属する剣聖の一人。素性も正体も不明の大剣剣士であり、その圧倒的な強さから「破壊剣聖」の異名を持つ。他の剣聖が渾名がないのは彼とあまりに腕の差があるために目立たないという理由であり、他の剣聖からは羨望と嫉妬を抱かれている。豪快な性格で天然であり、何処か子供っぽい。

最強の剣士であるという自覚はあり、実際に三日三晩も竜種と戦い続けて勝利した経験もある。何故か扱えもしない「聖剣デュランダル」を所持しており、いつか自分を打ち負かす人間が訪れる事を期待している。


・フェリス(ドルトン商会の会長)

氷雨と独占契約を結んでいる魔道具を取り扱う商会を収めている。商人としての腕は確かであり、マリアからの信頼も厚い。闘技祭に向けて腕利きの冒険者を探しており、マリアの紹介という事でレナを雇う。


・グロウ

ドルトン商会の護衛を務める剣士。年齢は40代を超えてはいるが、実力は確かで護衛部隊の隊長格を務める。そのため、闘技祭の商会の代表が自分ではない事に不満を抱く。


・アリス(巨人族のメイド)

フェリスとは長い付き合いの巨人族の女性。年齢は40代を超えており、昔は冒険者だったので腕も立つ。既に前線を退いているので現在はフェリスの秘書として手伝っている。グロウと結婚しており、子供もいる。
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