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真・闘技祭 本選編
シェルVSライオネル
――闘技場内にてサスケが世界最強の魔術師と格闘家に連れ去られた頃、試合場では激戦が繰り広げられていた。今回の対戦は完全装備のシェルと、S級冒険者にして獣人国の代表でもあるライオネルが試合場を駆け巡っていた。
「そらそら、踊りなさいネコちゃん!!」
「ぐうっ……俺は獅子だ!!」
『これは凄い試合です!!シェル選手、謎の武器を使用してあのライオネル選手を圧倒しています!!』
『拳銃……といってもわかんないですよね、まあ遠距離から攻撃できる銃という武器の使い手のようですね、シェル選手』
試合場にてシェルは改良を加えたカノンとレイザーを撃ち込み、ライオネルを相手に距離を保ちながらも圧倒していた。カノンから繰り出される魔石の弾丸、レイザーから撃ち込まれる交戦に対してライオネルは両腕の鉤爪を振り回して攻撃を弾き返す。
並の戦士ならば発射された弾丸を見切るなど不可能だが、獣人族の優れた動体視力と身体能力ならばカノンが繰り出す弾丸を弾き返すのは不可能ではない。しかし、遠慮なしに弾丸や光線を撃ち込むカノンに対してライオネルは徐々に押されていた。
「あはははっ!!気持ちいいわね、弾数を気にせずに撃ち込めるなんて快感だわ!!」
「き、貴様……いったい、何発隠し持っているのだ!?」
「さあね、知りたければ私が撃ち尽くすまでせいぜい耐え切りなさい!!」
シェルは片方の拳銃が弾切れを起こすと、もう片方の拳銃で牽制を行い、新しい弾丸の補充を行う。正確に言えばレイザーの方は魔石の魔力が切れると取り換えるので弾丸を装填するという言い回しはおかしいが、ともかく両手の魔銃を利用してシェルはライオネルを近づかせない。
「ぐううっ……舐めるな!!」
「縮地で近づこうとしても無駄よ、こう見えても私、結構勘が鋭いのよ!!」
「ぬおっ!?」
縮地を発動させ、高速移動でシェルとの距離を詰めようとしたライオネルであったが、それを予測していたかのようにカノンは照準を足元へと変更させる。縮地の発動を阻止するには相手の足を狙うのが定石であり、腰と足に力を込める事が出来なければ縮地を発動させる事は出来ない。
世間一般ではレミア、ミドル、カノン(シェル)の3人の大将軍の中では一番下に見られがちではあるが、実際の所は彼女も百戦錬磨の強者である事は違いなく、敵の動きを先読みする技術ならば優れていた。一方でライオネルの方は慣れない敵との戦闘で苦戦を強いられ、遂に1発の弾丸を避けきれずに肩に衝突してしまう。
「ぐあっ!?」
「終わりよ!!」
『ら、ライオネル選手の肩が爆発したぁっ!?』
『火属性の魔弾が肩に衝突して爆発したようですね。これは勝負ありましたかね?』
ライオネルは右肩に衝突した魔弾が爆発すると、彼は体勢を崩して膝をつく。そんなライオネルに大してシェルは接近すると、それを待っていたようにライオネルは目を見開く。
「ぐっ……かかったな!!」
「それはこっちの台詞よ」
「何ぃっ!?」
まんまと近づいてきたシェルに対してライオネルは大振りしてしまい、振り払われた腕に対してシェルは状態を逸らして回避する。この際に彼女の胸元が揺れ、その光景を見た男性の観客は騒ぎ出すが、状態を逸らした状態でシェルは背中のライフルの形をした新しい魔銃を取り出す。
「この距離なら外さないわ!!」
「ぬうっ!?」
これまでと違い、大型の魔銃を取り出したシェルにライオネルは反射的に防御の体勢に入るが、そんな彼に対してシェルは笑みを浮かべて引き金に指を伸ばす。しかし、どういう事なのか引き金を引いても弾丸も光線も発射されず、シェルは呆気に取られた声を出す。
「……えっ!?ちょっと、嘘でしょう……まさか、弾詰め!?」
「っ……!?」
『おおっと!?これはどうした事でしょうか、シェル選手の様子がおかしいです!!』
『ジャムったんですかね?』
いくら引き金を引いても何も反応しない新型の魔銃にシェルは焦り、その様子を見て身構えていたライオネルは唖然とするが、すぐに反撃の好機だと気づいて彼は最後の力を振り絞る。
先ほどの攻撃で右肩はやられたため、残された左腕にライオネルは全ての力を込めて振り翳す。その光景を見たシェルは危険を察知すると、彼女はライフルに取り付けた刃物を射出して突き出す。
「獣王斬!!」
「このっ……舐めんじゃないわよ!!」
銃剣と化したライフルをシェルは吐き出すと、ライオネルの腹部に向けて突き刺し、彼女の頭上にライオネルの振り払った腕が通り過ぎる。その結果、シェルの背後の地面が衝撃波によって大きく抉れ、シェル本人の髪の毛も数本ほど切れてしまう。しかし、彼女は恐る恐る目を開くと、そこには口元から血を流すライオネルがゆっくりと崩れ去る姿が映し出された。
「ぐふっ……!?」
「えっ……か、勝ったの?」
『そこまで!!ライオネル選手の戦闘不能と判断し、勝者はシェル選手です!!』
『おおっ、大番狂わせですね!!』
思いもよらぬアクシデントには見舞われたが、シェルは自分が勝利した事に気付くと、彼女は安堵した表情を浮かべる。その後、すぐにライオネルは係員に運び出され、こうして第一回戦の第七試合は終了した――
「そらそら、踊りなさいネコちゃん!!」
「ぐうっ……俺は獅子だ!!」
『これは凄い試合です!!シェル選手、謎の武器を使用してあのライオネル選手を圧倒しています!!』
『拳銃……といってもわかんないですよね、まあ遠距離から攻撃できる銃という武器の使い手のようですね、シェル選手』
試合場にてシェルは改良を加えたカノンとレイザーを撃ち込み、ライオネルを相手に距離を保ちながらも圧倒していた。カノンから繰り出される魔石の弾丸、レイザーから撃ち込まれる交戦に対してライオネルは両腕の鉤爪を振り回して攻撃を弾き返す。
並の戦士ならば発射された弾丸を見切るなど不可能だが、獣人族の優れた動体視力と身体能力ならばカノンが繰り出す弾丸を弾き返すのは不可能ではない。しかし、遠慮なしに弾丸や光線を撃ち込むカノンに対してライオネルは徐々に押されていた。
「あはははっ!!気持ちいいわね、弾数を気にせずに撃ち込めるなんて快感だわ!!」
「き、貴様……いったい、何発隠し持っているのだ!?」
「さあね、知りたければ私が撃ち尽くすまでせいぜい耐え切りなさい!!」
シェルは片方の拳銃が弾切れを起こすと、もう片方の拳銃で牽制を行い、新しい弾丸の補充を行う。正確に言えばレイザーの方は魔石の魔力が切れると取り換えるので弾丸を装填するという言い回しはおかしいが、ともかく両手の魔銃を利用してシェルはライオネルを近づかせない。
「ぐううっ……舐めるな!!」
「縮地で近づこうとしても無駄よ、こう見えても私、結構勘が鋭いのよ!!」
「ぬおっ!?」
縮地を発動させ、高速移動でシェルとの距離を詰めようとしたライオネルであったが、それを予測していたかのようにカノンは照準を足元へと変更させる。縮地の発動を阻止するには相手の足を狙うのが定石であり、腰と足に力を込める事が出来なければ縮地を発動させる事は出来ない。
世間一般ではレミア、ミドル、カノン(シェル)の3人の大将軍の中では一番下に見られがちではあるが、実際の所は彼女も百戦錬磨の強者である事は違いなく、敵の動きを先読みする技術ならば優れていた。一方でライオネルの方は慣れない敵との戦闘で苦戦を強いられ、遂に1発の弾丸を避けきれずに肩に衝突してしまう。
「ぐあっ!?」
「終わりよ!!」
『ら、ライオネル選手の肩が爆発したぁっ!?』
『火属性の魔弾が肩に衝突して爆発したようですね。これは勝負ありましたかね?』
ライオネルは右肩に衝突した魔弾が爆発すると、彼は体勢を崩して膝をつく。そんなライオネルに大してシェルは接近すると、それを待っていたようにライオネルは目を見開く。
「ぐっ……かかったな!!」
「それはこっちの台詞よ」
「何ぃっ!?」
まんまと近づいてきたシェルに対してライオネルは大振りしてしまい、振り払われた腕に対してシェルは状態を逸らして回避する。この際に彼女の胸元が揺れ、その光景を見た男性の観客は騒ぎ出すが、状態を逸らした状態でシェルは背中のライフルの形をした新しい魔銃を取り出す。
「この距離なら外さないわ!!」
「ぬうっ!?」
これまでと違い、大型の魔銃を取り出したシェルにライオネルは反射的に防御の体勢に入るが、そんな彼に対してシェルは笑みを浮かべて引き金に指を伸ばす。しかし、どういう事なのか引き金を引いても弾丸も光線も発射されず、シェルは呆気に取られた声を出す。
「……えっ!?ちょっと、嘘でしょう……まさか、弾詰め!?」
「っ……!?」
『おおっと!?これはどうした事でしょうか、シェル選手の様子がおかしいです!!』
『ジャムったんですかね?』
いくら引き金を引いても何も反応しない新型の魔銃にシェルは焦り、その様子を見て身構えていたライオネルは唖然とするが、すぐに反撃の好機だと気づいて彼は最後の力を振り絞る。
先ほどの攻撃で右肩はやられたため、残された左腕にライオネルは全ての力を込めて振り翳す。その光景を見たシェルは危険を察知すると、彼女はライフルに取り付けた刃物を射出して突き出す。
「獣王斬!!」
「このっ……舐めんじゃないわよ!!」
銃剣と化したライフルをシェルは吐き出すと、ライオネルの腹部に向けて突き刺し、彼女の頭上にライオネルの振り払った腕が通り過ぎる。その結果、シェルの背後の地面が衝撃波によって大きく抉れ、シェル本人の髪の毛も数本ほど切れてしまう。しかし、彼女は恐る恐る目を開くと、そこには口元から血を流すライオネルがゆっくりと崩れ去る姿が映し出された。
「ぐふっ……!?」
「えっ……か、勝ったの?」
『そこまで!!ライオネル選手の戦闘不能と判断し、勝者はシェル選手です!!』
『おおっ、大番狂わせですね!!』
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