不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?

カタナヅキ

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真・闘技祭 本選編

レミアVSホムラ

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「ああ、そういえばさっき報告があったんですけど、サスケ選手が拘束されました。試合前のミナ選手を襲った件について捜索中だったんですが、何故かボロボロの格好で氷漬けにされた状態で見つかりました。何があったのか事情を問い質すと、どうやらサスケ選手がミナ選手を襲撃した犯人だったようですね」
「ええっ!?そうなんすか!?」
「なんでそんな状態に……」
「まあ、何があったのかは知りませんが、現在は牢に幽閉中です。あとで和国の方にも責任が問われるかもしれませんね」
「そうか……」


サスケが捕まったという話を聞いて皆は驚くが、とりあえずはこれでサスケの事で心配する必要はなくなった。残す試合は半分、午前の部に出場した選手を除けばもうレナ達の知り合いの選手は7、8人しか存在しない。午後の部では誰がどのような試合を行うのか気になる所だったが、ここで放送が流れる。


『お待たせしました。これより、午後の部の試合を開始致します。御見逃しのないように席に戻って下さい』
「おっと、そろそろ私も戻りますね。それじゃあ、傷を治したといってもしばらくの間は安静にしてくださいね」
「すまない、本当に助かった」
「いえいえ、後で治療代は請求させてもらいますので気にしないでください」
「ちゃっかりしてるな……」


一足先にホネミンは別れを告げると実況席の方へと戻り、ゴンゾウも午後の部からの試合に出場するため、ギガンに一礼して立ち去る。


「師匠、必ず俺は勝ちます」
「……ああ、楽しみにしているぞ」


最後にゴンゾウはギガンと拳を重ね合わせて勝利を誓う。そしてレナ達の方は選手だけ利用できる観客席へと向かい、試合を観戦する事にした――





――午後の部の試合の開始時刻を迎え、観客席に人が戻ってくると実況席に戻ったホネミンが試合前の選手の紹介を行う。最初の試合は一名ずつ出場するらしく、城門が開かれると通路から選手が入場した。


「では午後の部、第一試合を発表いたします!!最初の出場者はバルトロス王国の大将軍にして聖剣の所有者、レミア選手だ!!」
『レミア!!レミア!!』


レミアが入場すると観客席に待機していた兵士達が声援を送り、彼女はそれに応えるように聖剣を翳す。その行動を見てナオは祈る様に目を閉じると、デブリ国王は少しつまらなそうな声を上げる。


「ぬう、我が国でもツバサを入場した手前、文句を言える立場ではないが……まさか聖剣の所有者を出場させるとは思わなかったぞ」
「そ、そうですか……」
「それにしてもレミアちゃん、前にあった時と雰囲気が違うね。でも、少し危うい感じがするな~」
「うむ……聖剣の力に過信し過ぎている節があるな」


各国の国王たちはレミアの様子を見て何かを感じ取ったのか、鋭い視線を向けてくる。その一方でレミアの方はナオの存在に気付くと頭を下げ、必ずや勝利することを誓うように聖剣を掲げる。その行為だけでも観衆は圧倒され、聖剣が放つ存在感に圧倒された。

一方で特等席の方に移動したレナ達もレミアの様子を伺い、先ほどから聖痕を所有している者達はくすぐったいような表情を浮かべてレミアを見つめる。


「ううっ……なんか、落ち着かないな。肌がピリピリする」
「大丈夫っすか、ダインの兄さん?」
「気持ちは分かるよダイン……この感覚、多分だけど次の対戦相手も聖痕の持ち主だ」
「という事は……ハルナかしら?」
「いや、この荒々しい感じは……あいつだ」


レナは心当たりがあるのかレミアが出てきた城門とは反対側の城門に視線を向けると、やがて城門が開かれて対戦相手が現れた。その姿を見た者達はあまりの迫力に圧倒され、大型の竜種にも匹敵するほどの気迫を放つ女性の登場に冷や汗を流す。


『ヨツバ王国、西聖将ホムラ選手の入場です!!六聖将の中で最も謎多き人物、その実力は未知数!!レミア選手を相手にどのような試合をするのか気になりますね!!』
『ううっ……何だか私も緊張してきました』


ホムラの登場に観客の誰もが冷や汗を流し、その一方でレミアの方もホムラを見て手元に汗が滲む。ホムラの異様な雰囲気に圧倒されないように気を張るが、そんな彼女にホムラは自分の右手に視線を向け、笑みを浮かべる。


「なるほど、お前もか」
「……なんですか?」
「いや、何でもない……気にするな」


自分の掌に浮かんだ「炎」を想像させる紋様を確認してホムラは笑みを浮かべると、そんな彼女にレミアは背筋が凍り付き、この試合は全力で挑まないと危険だと感じたレミアは聖剣を光り輝かせる。
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