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真・最終章 七魔将編
船内の移動方法
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「うわっ!?な、何だこの馬鹿でかい船!?」
「落ち着きなさい、見てくれはどうでもいいわ。問題なのは動くかどうかよ」
「誰かが手入れをしていたのでしょうか?数百年前に作り出されたという割には全く朽ちていませんね」
「いいえ、きっとこの場所が特別なようね」
潜水船は数百年も放置されていたにも関わらず、埃一つない状態で保管されていた。特に船が壊れている様子はなく、とりあえずはレナ達は甲板へと移動を行う。船の外を見た限りでは大丈夫なように見えるが、中の確認も行わなければならない。
「……あれ、これどうやって入るんだ?」
「中に入れる出入口がありませんね……」
「こっちですよ。ほら、これを使うんです」
「これって……何?」
甲板には船内に移動するための出入口が存在せず、どうやって入るのかとレナ達は模索しているとホネミンが甲板の中央部に存在する台座を指差す。台座にはひし形の魔石のような物が埋め込まれており、それを見たレナは何処かで見た記憶があった。
「これってもしかして……前に大迷宮で見かけた転移水晶?」
「あ、本当だ!!大迷宮で転移する時に使ったやつとそっくりだ!?」
「そうです、この船は転移水晶を利用して船内に移動するんです」
「それは面白いわね」
潜水船の船内へ移動するのは転移水晶を利用して転移しなければならず、この技術は大迷宮の転移台と同じ技術である。早速レナ達は転移台に嵌め込まれた水晶に掌を翳すと、次の瞬間に光に包まれて船内へ移動を行う――
――船内に転移したレナ達は内装を見て驚き、こちらの方も綺麗な状態で放置されていた。まるで建造されたばかりのように美しい状態で保存されていた潜水船に何人かが疑問を抱く。
「船の中も随分と綺麗ね……誰かが掃除でもしているのかしら」
『しかし、この船はずっと封印されていたのだろう?』
「ホネミン、お前の話だとずっと放置されていたんじゃないのか?」
「その通りですよ。まあ、ここは特別な環境なので……」
「……何だか怪しいな、僕達に何か隠してないか?」
「まあまあ……そんな事より、船内を探ろうよ」
仲間達にはホネミンが潜水船が封印されている場所を思い出し、その場所に案内を行うという名目でこの場所まで誘導した。ホネミンの正体は他の人間にも知られているため、彼女が潜水船が存在した時代に生きており、その封印されていた場所を知っていたとしてもおかしくはない。
実際の所はホネミンは潜水船が封印された場所など知らなかったが、レナがアイリスに教えて貰った場所をホネミンは最初から知っていたかのように振舞い、仲間達をここまで連れてきた。アイリスの存在を知られると色々と面倒なため、仲間達にはホネミンが潜水船が封じられた場所を思い出したという形でここまで誘導する。
『レナさん、私がこの船に入るのは数百年ぶりなんですから船内の構造なんて碌に覚えてませんよ。だから案内は頼みましたよ』
『大丈夫、そこら辺は何とかする』
ホネミンも流石に数百年前に自分が乗っていた潜水船の構造までは完全には覚えておらず、彼女に船まで案内させると船内に移動したレナは他の者に怪しまれないように先行する。
「おい、レナ……勝手に一人で行くなよ。迷子になったらどうするんだよ」
「平気だって、多分だけどそんなに広くないから迷う事はないと思う」
「そうですね、この潜水船は元々は大人数を運ぶようには設計されていません。船に色々と機能を加えるために改造を施したんで船内の方は通路と運転席ぐらいしかありません」
「そ、そうなの?」
『むう、ここは窮屈だな……碌に身体も休めんぞ』
「貴女がデカすぎるだけよ」
『ん?まあ、確かに吾輩の胸はデカいが……』
「……(←雪月花に手を伸ばす)」
「こんな所で喧嘩は止めなさい」
ゴウライの何気ない言葉にシズネが武器に手を伸ばしかけたが、それを見ていたマリアが仲裁する。船内で暴れられたら折角の潜水船が壊れてしまう可能性もあり、ここでの戦闘は絶対に避けなければならない。
レナは通路に沿って歩いていると船の先端の方へ移動し、遂に船の操縦室に辿り着く。操縦室に辿り着いたレナ達が最初に見たのは驚くべき光景だった。操縦室は潜水船の先端部に存在し、船の中に居るにも関わらず周囲の光景が確認できた。
「あれ!?どうなってるんだ!?なんで外が見えるんだ!?」
「これは……水晶壁ね」
「ど、どうなってるでしょう……」
「マジックミラーみたいなもんですよ。こちらからは外が見えますけど、外側からは中の様子は確認できません」
『まじっくみらぁっ!?それはどんな魔法だ!?』
「魔法じゃありません。これは魔法科学です」
操縦室の壁は特殊な水晶で構成されており、この場所は外側から見ると鮫の頭の部分である。外側からは中の様子は分からないが、内側は外の様子を確認する事ができる。この視界を利用して潜水船を操縦し、目的地へと向かう事ができる。
「落ち着きなさい、見てくれはどうでもいいわ。問題なのは動くかどうかよ」
「誰かが手入れをしていたのでしょうか?数百年前に作り出されたという割には全く朽ちていませんね」
「いいえ、きっとこの場所が特別なようね」
潜水船は数百年も放置されていたにも関わらず、埃一つない状態で保管されていた。特に船が壊れている様子はなく、とりあえずはレナ達は甲板へと移動を行う。船の外を見た限りでは大丈夫なように見えるが、中の確認も行わなければならない。
「……あれ、これどうやって入るんだ?」
「中に入れる出入口がありませんね……」
「こっちですよ。ほら、これを使うんです」
「これって……何?」
甲板には船内に移動するための出入口が存在せず、どうやって入るのかとレナ達は模索しているとホネミンが甲板の中央部に存在する台座を指差す。台座にはひし形の魔石のような物が埋め込まれており、それを見たレナは何処かで見た記憶があった。
「これってもしかして……前に大迷宮で見かけた転移水晶?」
「あ、本当だ!!大迷宮で転移する時に使ったやつとそっくりだ!?」
「そうです、この船は転移水晶を利用して船内に移動するんです」
「それは面白いわね」
潜水船の船内へ移動するのは転移水晶を利用して転移しなければならず、この技術は大迷宮の転移台と同じ技術である。早速レナ達は転移台に嵌め込まれた水晶に掌を翳すと、次の瞬間に光に包まれて船内へ移動を行う――
――船内に転移したレナ達は内装を見て驚き、こちらの方も綺麗な状態で放置されていた。まるで建造されたばかりのように美しい状態で保存されていた潜水船に何人かが疑問を抱く。
「船の中も随分と綺麗ね……誰かが掃除でもしているのかしら」
『しかし、この船はずっと封印されていたのだろう?』
「ホネミン、お前の話だとずっと放置されていたんじゃないのか?」
「その通りですよ。まあ、ここは特別な環境なので……」
「……何だか怪しいな、僕達に何か隠してないか?」
「まあまあ……そんな事より、船内を探ろうよ」
仲間達にはホネミンが潜水船が封印されている場所を思い出し、その場所に案内を行うという名目でこの場所まで誘導した。ホネミンの正体は他の人間にも知られているため、彼女が潜水船が存在した時代に生きており、その封印されていた場所を知っていたとしてもおかしくはない。
実際の所はホネミンは潜水船が封印された場所など知らなかったが、レナがアイリスに教えて貰った場所をホネミンは最初から知っていたかのように振舞い、仲間達をここまで連れてきた。アイリスの存在を知られると色々と面倒なため、仲間達にはホネミンが潜水船が封じられた場所を思い出したという形でここまで誘導する。
『レナさん、私がこの船に入るのは数百年ぶりなんですから船内の構造なんて碌に覚えてませんよ。だから案内は頼みましたよ』
『大丈夫、そこら辺は何とかする』
ホネミンも流石に数百年前に自分が乗っていた潜水船の構造までは完全には覚えておらず、彼女に船まで案内させると船内に移動したレナは他の者に怪しまれないように先行する。
「おい、レナ……勝手に一人で行くなよ。迷子になったらどうするんだよ」
「平気だって、多分だけどそんなに広くないから迷う事はないと思う」
「そうですね、この潜水船は元々は大人数を運ぶようには設計されていません。船に色々と機能を加えるために改造を施したんで船内の方は通路と運転席ぐらいしかありません」
「そ、そうなの?」
『むう、ここは窮屈だな……碌に身体も休めんぞ』
「貴女がデカすぎるだけよ」
『ん?まあ、確かに吾輩の胸はデカいが……』
「……(←雪月花に手を伸ばす)」
「こんな所で喧嘩は止めなさい」
ゴウライの何気ない言葉にシズネが武器に手を伸ばしかけたが、それを見ていたマリアが仲裁する。船内で暴れられたら折角の潜水船が壊れてしまう可能性もあり、ここでの戦闘は絶対に避けなければならない。
レナは通路に沿って歩いていると船の先端の方へ移動し、遂に船の操縦室に辿り着く。操縦室に辿り着いたレナ達が最初に見たのは驚くべき光景だった。操縦室は潜水船の先端部に存在し、船の中に居るにも関わらず周囲の光景が確認できた。
「あれ!?どうなってるんだ!?なんで外が見えるんだ!?」
「これは……水晶壁ね」
「ど、どうなってるでしょう……」
「マジックミラーみたいなもんですよ。こちらからは外が見えますけど、外側からは中の様子は確認できません」
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「魔法じゃありません。これは魔法科学です」
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