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蛇足編
タイムスリップ
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「この時代はまだレナさんは生まれていません。つまり、アイリス様とも出会っていませんから交信ができないんです」
「なるほど……でも、空間魔法は何で使えないの?」
「レナさんの空間魔法は異空間に繋げる魔法ですからね。異空間に入れた道具は時間の概念は受けませんが、この時代ではレナさんは元の時代に入れた道具だけが取り出せない様子です。魔法自体は普通に使えるのでこの時代で手に入れた物は出し入れできるはずです」
「確かにできるけど、もしも元の時代に戻る時に空間魔法に入れっぱなしにしてたらなくなっちゃうわけか」
「いえ、元の時代に戻っても大丈夫ですよ。あくまでも未来の世界の道具は持って帰れないだけでこの時代に収納した物も未来では取り出せるはずです。分かりやすく言えばレナさんはどんな物も取り入れる金庫を持っていますが、未来の世界で入れた物はこの時代では取り出せません。だって金庫の中には何も入ってませんからね。だけどこの時代に入れた物なら金庫でずっと保管されますから未来の世界でも取り出せます」
「分かりやすいような分かりにくいような……」
「ウォンッ(難しい話は苦手)」
「ぷるっくりんっ(理解した←理系)」
ホネミンによればここが過去の時代ならばレナがアイリスと交信もできず、空間魔法などの一部の魔法も未来の世界のように扱えない事に説明が着く。問題なのはどうやって未来に戻るかであり、やはり考えられるとすれば例の転移台を調べるしかない。
「さっきの場所に戻って転移台を調べてみましょう。きっとあれが装置です」
「あのデカい電池みたいなのを嵌めればまた戻れるかな?」
「多分、そうでしょう。でも失敗したらまた過去に飛ばされそうですからね……恐らく、この時代は25、6年前ぐらいでしょう」
「母上が俺と同い年ぐらいか」
「若い頃とはいえ、マリアさんを倒せたのは流石ですね」
若い頃のアイラとマリアは未来の世界の二人とは実力は大きく劣るが、二人の連携は中々に苦戦させられた。それでもホネミンの援護があったとはいえ勝利した事は間違いない。年齢的にはそれほど変わりはないが、今のレナは同い年だった時のアイラとマリアよりも強い事が証明された。
最初から本気の殺し合いだとすればレナは剣鬼の力を覚醒させれば一瞬で決着をつける事ができた。尤もレナは人殺しは好まず、それも相手が悪党の類でなければ手を出す事はない。だが、自分の大切な人を脅かす存在ならば容赦はしない。
「さっさと戻ろう。これ以上にここにいるとまずい気がする」
「そうですね、万が一にも御二人がレナさんに惚れたら未来が大変な事になります」
「バックト〇ザフューチャーの話してない?」
「そうだ、お土産代わりに写真を撮りましょうか。滅多にないですよ、倒れているマリアさんの写真を撮れる機会なんて……」
「叔母様に恨みでもあるの?」
何処からかカメラを取り出したホネミンに呆れるが、とりあえずはレナは遺跡へ戻って装置を調べる事にした――
――遺跡の中に戻って装置を調べた結果、ホネミンによればやはり例の大型の電池のような機器が装置を動かすための電源だった事が判明する。正確に言えば電気で動いているのではなく、魔力を利用して装置が作動している事が発覚した。
「どうやらこの電池型の台座に魔力を注ぐ事で装置を発動できるみたいです。裏側の方を見ると、何年前か後の未来に行けるように設定できるみたいです」
「マジかよ。それならもしかしたら俺達の後ろでこそこそと隠れる未来の俺達もいるかもしれないのか」
「バックト〇ザフューチャーネタはもういいですから……あ、でも設定を調べる限りだとどうやらそれは無理みたいですね。過去か未来に行ける時間帯は年単位です」
「つまり、昨日とか明日とかの近い未来や過去にはいけないわけ?」
「そうなります。えっと、私達の時代に設定して……これで大丈夫なはずです」
「ウォンッ!!」
「ぷるんっ(早く帰りたい)」
設定を変更するとホネミンは電池型の装置を起動させ、転移台が再び輝き始めた。これでレナ達は元に戻れるのかと思ったが、何故か装置は途中で輝きが弱まり、勝手に停止してしまう。
「……なんか止まったみたいだけど」
「あれ?おかしいですね、別に故障はしてないはずですけど……」
「ぷるるんっ(ほんまかいな)」
ホネミンは装置を調べるが特に壊れた様子はなく、何故か装置が発動しない事に疑問を抱く。彼女は電池型の台座を調べた結果、燃料が残っていない事が判明した。
「あっ!?これ、燃料がありません!!魔力が殆どありませんよ!!」
「燃料がない?だけど、未来の世界で使えたんだからこの時代でも装置は作動できるぐらいの燃料はあるんじゃないの?」
「理屈はそうなんですけど、何故か燃料が殆ど残っていません。困りましたね……」
「魔力が必要なら俺が分け与えれば起動するんじゃないの?」
「いえ、この装置を作動する魔力は特別な物です。大迷宮で採掘できる転移石みたいな特別な魔石が必要みたいです」
装置を作動するための魔力が不足し、その魔力を補うためには特別な魔石が必要である事をホネミンは説明した。つまりは二人は未来の時代に帰る事ができない事が発覚した。
「なるほど……でも、空間魔法は何で使えないの?」
「レナさんの空間魔法は異空間に繋げる魔法ですからね。異空間に入れた道具は時間の概念は受けませんが、この時代ではレナさんは元の時代に入れた道具だけが取り出せない様子です。魔法自体は普通に使えるのでこの時代で手に入れた物は出し入れできるはずです」
「確かにできるけど、もしも元の時代に戻る時に空間魔法に入れっぱなしにしてたらなくなっちゃうわけか」
「いえ、元の時代に戻っても大丈夫ですよ。あくまでも未来の世界の道具は持って帰れないだけでこの時代に収納した物も未来では取り出せるはずです。分かりやすく言えばレナさんはどんな物も取り入れる金庫を持っていますが、未来の世界で入れた物はこの時代では取り出せません。だって金庫の中には何も入ってませんからね。だけどこの時代に入れた物なら金庫でずっと保管されますから未来の世界でも取り出せます」
「分かりやすいような分かりにくいような……」
「ウォンッ(難しい話は苦手)」
「ぷるっくりんっ(理解した←理系)」
ホネミンによればここが過去の時代ならばレナがアイリスと交信もできず、空間魔法などの一部の魔法も未来の世界のように扱えない事に説明が着く。問題なのはどうやって未来に戻るかであり、やはり考えられるとすれば例の転移台を調べるしかない。
「さっきの場所に戻って転移台を調べてみましょう。きっとあれが装置です」
「あのデカい電池みたいなのを嵌めればまた戻れるかな?」
「多分、そうでしょう。でも失敗したらまた過去に飛ばされそうですからね……恐らく、この時代は25、6年前ぐらいでしょう」
「母上が俺と同い年ぐらいか」
「若い頃とはいえ、マリアさんを倒せたのは流石ですね」
若い頃のアイラとマリアは未来の世界の二人とは実力は大きく劣るが、二人の連携は中々に苦戦させられた。それでもホネミンの援護があったとはいえ勝利した事は間違いない。年齢的にはそれほど変わりはないが、今のレナは同い年だった時のアイラとマリアよりも強い事が証明された。
最初から本気の殺し合いだとすればレナは剣鬼の力を覚醒させれば一瞬で決着をつける事ができた。尤もレナは人殺しは好まず、それも相手が悪党の類でなければ手を出す事はない。だが、自分の大切な人を脅かす存在ならば容赦はしない。
「さっさと戻ろう。これ以上にここにいるとまずい気がする」
「そうですね、万が一にも御二人がレナさんに惚れたら未来が大変な事になります」
「バックト〇ザフューチャーの話してない?」
「そうだ、お土産代わりに写真を撮りましょうか。滅多にないですよ、倒れているマリアさんの写真を撮れる機会なんて……」
「叔母様に恨みでもあるの?」
何処からかカメラを取り出したホネミンに呆れるが、とりあえずはレナは遺跡へ戻って装置を調べる事にした――
――遺跡の中に戻って装置を調べた結果、ホネミンによればやはり例の大型の電池のような機器が装置を動かすための電源だった事が判明する。正確に言えば電気で動いているのではなく、魔力を利用して装置が作動している事が発覚した。
「どうやらこの電池型の台座に魔力を注ぐ事で装置を発動できるみたいです。裏側の方を見ると、何年前か後の未来に行けるように設定できるみたいです」
「マジかよ。それならもしかしたら俺達の後ろでこそこそと隠れる未来の俺達もいるかもしれないのか」
「バックト〇ザフューチャーネタはもういいですから……あ、でも設定を調べる限りだとどうやらそれは無理みたいですね。過去か未来に行ける時間帯は年単位です」
「つまり、昨日とか明日とかの近い未来や過去にはいけないわけ?」
「そうなります。えっと、私達の時代に設定して……これで大丈夫なはずです」
「ウォンッ!!」
「ぷるんっ(早く帰りたい)」
設定を変更するとホネミンは電池型の装置を起動させ、転移台が再び輝き始めた。これでレナ達は元に戻れるのかと思ったが、何故か装置は途中で輝きが弱まり、勝手に停止してしまう。
「……なんか止まったみたいだけど」
「あれ?おかしいですね、別に故障はしてないはずですけど……」
「ぷるるんっ(ほんまかいな)」
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「あっ!?これ、燃料がありません!!魔力が殆どありませんよ!!」
「燃料がない?だけど、未来の世界で使えたんだからこの時代でも装置は作動できるぐらいの燃料はあるんじゃないの?」
「理屈はそうなんですけど、何故か燃料が殆ど残っていません。困りましたね……」
「魔力が必要なら俺が分け与えれば起動するんじゃないの?」
「いえ、この装置を作動する魔力は特別な物です。大迷宮で採掘できる転移石みたいな特別な魔石が必要みたいです」
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