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外伝〈転移石を求めて〉
安全地帯
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「う~ん……なんか怪しいけど、一応は用心して進もうか」
「……そういう事なら私が先行する。暗視、観察眼、捜索のスキルを持つ私なら罠を見破れる自信がある」
「俺も暗殺者のスキルは一通り覚えているから罠を見つけるのは得意だよ」
「おお、頼りになるな!!」
暗殺者であるコトネとナオの言葉に甘え、二人を先行させてルノとデブリは後に続く。松明を握り締めたコトネが一番前を歩き、ナオは彼女の後に続きながらも周囲を警戒しながら千里眼の能力を発動させ、定期的にリーリスの捜索を行う。
「ナオ君、リーリスはこの建物の中に居るの?」
「う~ん……今の所は姿を見かけないけど、建物のあちこちでリーリスさんが持っていた空の薬瓶が落ちてるね。多分、道標として置いて行ったのかもしれないね」
「道標といってもこんな暗闇の中で薬瓶を置いたところで意味あるのか?」
「言われてみれば確かに……なら、リーリスは気付かない間に薬瓶を落としているのかな?」
「でも、これまでに発見した薬瓶は全部空なのが気になるんだけど……」
「待って、全員止まって」
先行していたコトネが立ち止まると、彼女は足元の床を指差す。ルノ達は床を覗き込むと、通路全体に刻まれていた紋様が描かれていない箇所が存在した。
「この部分だけ紋様が記されていない。だから罠の可能性がある」
「何!?罠だと!?」
「それって落とし穴!?」
「もしくは後ろの方から大きな岩が転がってくるとか!?」
「……落ち着いて、まだ罠とは決まっていない」
コトネはクナイを取り出すと紋様が刻まれていない床に目掛けて投げ込むと、クナイは床の上に落ちても特に反応は示さず、念のために彼女はもう一本のクナイを取り出すと恐る恐る近づいて床に刺すが変化はない。
「……落とし穴系の罠ではないと思う。けど、油断しないで」
「どれどれ……うん、触っても問題なさそうだね」
「でも、それならどうしてここだけ紋様が記されていないんだろう?」
紋様が記されていない床の規模は前後左右1メートルは存在し、試しにルノが注意しながら床に乗り込んでも何も反応はなかった。罠の類ではないとしたら、どうしてこの部分だけ魔法を吸収する紋様が存在しないのかと不思議に思ったルノはある事に気付く。
「待てよ……もしかしてここなら」
「ルノ君?」
「ちょっと待ってね……光球!!」
「うおっ!?」
ルノは掌を構えて魔法を唱えた瞬間、通路全体を照らす程の光の球体が誕生し、その場で固定化させた。先ほどまではどんな魔法を使おうとも遺跡全体に刻まれた紋様によって魔力が吸収されて無効化されていたが、この場所だけは魔法が使用出来る事が判明した。
「やっぱりこの床の上だと普通に魔法が使えるみたいだよ。あ、だけど紋様がある場所へ移動させると吸収されるようだけど……」
「え?本当に?ちょっと待って……あ、空間魔法も使える!!」
「……収納石も使える」
ナオも試しに空間魔法を発動させた所、この場所だけならば黒渦を生み出す事に成功し、試しにコトネも収納石を利用する事が出来た。どうやら紋様が刻まれていない場所ならば魔法の使用が可能らしく、魔法が使えると知ったルノは安心する。
「多分、ここは休憩所みたいな場所なんだよ。さっきの柱に書かれていた事が事実だとしたら、きっとここを作った人達は勇者として召喚された人間を鍛える施設みたいな場所を作ろうとした。だけど、魔法を完全に禁止すると勇者の人達が危ないと考えて、魔法を使用出来る場所も残しておいたんじゃないかな?」
「なるほど……確かにそう考えると辻褄は合うね」
「よく分からないが、ここなら安全という事か?」
「……安全とは言い切れないけど、少なくとも魔法を扱えるだけでも有難い」
建物の内部に存在する限りはありとあらゆる魔法や魔石の使用が出来ないと思い込んでいたルノ達だが、建物の内部にも魔法が使用出来る場所が存在する事を知って安堵した。だが、先に進む以上は油断は出来ず、都合よくこれからも魔法が使用出来る空間を発見できるとは限らない。
ルノ達はしばらくの間は休憩した後、ナオの千里眼を頼りにリーリスが残していったと思われる空の薬瓶を頼りに通路を進む。だが、歩いて10分ほど経過したが未だに彼女の姿が千里眼を使用しても捉えられない事にナオは疑問を抱く。
「おかしいな……この建物の構造はだいたい把握したけど、リーリスさんの姿が見つからない。薬瓶はあちこちにおちているのに……」
「ナオ、そもそもこの建物は何階建てなんだ?結構歩いたように思えるが……」
「あ、すいません。えっと、建物の階層は3階までです。だけど、今の所はリーリスさんの薬瓶があるのは一階だけなんですけど……」
「この建物、想像以上に広い。というより……広すぎる気がする」
「確かになにか雰囲気がおかしい気がするよね……何だか落ち着かないというか」
通路の奥へ進むほどルノ達は言いようの知れない不安感を抱き、本当にこのまま進むべきか思い悩む。しかし、リーリスがこの建物の中に入った可能性が高い以上、彼女を見つけるまで進まなければならなかった。
「……そういう事なら私が先行する。暗視、観察眼、捜索のスキルを持つ私なら罠を見破れる自信がある」
「俺も暗殺者のスキルは一通り覚えているから罠を見つけるのは得意だよ」
「おお、頼りになるな!!」
暗殺者であるコトネとナオの言葉に甘え、二人を先行させてルノとデブリは後に続く。松明を握り締めたコトネが一番前を歩き、ナオは彼女の後に続きながらも周囲を警戒しながら千里眼の能力を発動させ、定期的にリーリスの捜索を行う。
「ナオ君、リーリスはこの建物の中に居るの?」
「う~ん……今の所は姿を見かけないけど、建物のあちこちでリーリスさんが持っていた空の薬瓶が落ちてるね。多分、道標として置いて行ったのかもしれないね」
「道標といってもこんな暗闇の中で薬瓶を置いたところで意味あるのか?」
「言われてみれば確かに……なら、リーリスは気付かない間に薬瓶を落としているのかな?」
「でも、これまでに発見した薬瓶は全部空なのが気になるんだけど……」
「待って、全員止まって」
先行していたコトネが立ち止まると、彼女は足元の床を指差す。ルノ達は床を覗き込むと、通路全体に刻まれていた紋様が描かれていない箇所が存在した。
「この部分だけ紋様が記されていない。だから罠の可能性がある」
「何!?罠だと!?」
「それって落とし穴!?」
「もしくは後ろの方から大きな岩が転がってくるとか!?」
「……落ち着いて、まだ罠とは決まっていない」
コトネはクナイを取り出すと紋様が刻まれていない床に目掛けて投げ込むと、クナイは床の上に落ちても特に反応は示さず、念のために彼女はもう一本のクナイを取り出すと恐る恐る近づいて床に刺すが変化はない。
「……落とし穴系の罠ではないと思う。けど、油断しないで」
「どれどれ……うん、触っても問題なさそうだね」
「でも、それならどうしてここだけ紋様が記されていないんだろう?」
紋様が記されていない床の規模は前後左右1メートルは存在し、試しにルノが注意しながら床に乗り込んでも何も反応はなかった。罠の類ではないとしたら、どうしてこの部分だけ魔法を吸収する紋様が存在しないのかと不思議に思ったルノはある事に気付く。
「待てよ……もしかしてここなら」
「ルノ君?」
「ちょっと待ってね……光球!!」
「うおっ!?」
ルノは掌を構えて魔法を唱えた瞬間、通路全体を照らす程の光の球体が誕生し、その場で固定化させた。先ほどまではどんな魔法を使おうとも遺跡全体に刻まれた紋様によって魔力が吸収されて無効化されていたが、この場所だけは魔法が使用出来る事が判明した。
「やっぱりこの床の上だと普通に魔法が使えるみたいだよ。あ、だけど紋様がある場所へ移動させると吸収されるようだけど……」
「え?本当に?ちょっと待って……あ、空間魔法も使える!!」
「……収納石も使える」
ナオも試しに空間魔法を発動させた所、この場所だけならば黒渦を生み出す事に成功し、試しにコトネも収納石を利用する事が出来た。どうやら紋様が刻まれていない場所ならば魔法の使用が可能らしく、魔法が使えると知ったルノは安心する。
「多分、ここは休憩所みたいな場所なんだよ。さっきの柱に書かれていた事が事実だとしたら、きっとここを作った人達は勇者として召喚された人間を鍛える施設みたいな場所を作ろうとした。だけど、魔法を完全に禁止すると勇者の人達が危ないと考えて、魔法を使用出来る場所も残しておいたんじゃないかな?」
「なるほど……確かにそう考えると辻褄は合うね」
「よく分からないが、ここなら安全という事か?」
「……安全とは言い切れないけど、少なくとも魔法を扱えるだけでも有難い」
建物の内部に存在する限りはありとあらゆる魔法や魔石の使用が出来ないと思い込んでいたルノ達だが、建物の内部にも魔法が使用出来る場所が存在する事を知って安堵した。だが、先に進む以上は油断は出来ず、都合よくこれからも魔法が使用出来る空間を発見できるとは限らない。
ルノ達はしばらくの間は休憩した後、ナオの千里眼を頼りにリーリスが残していったと思われる空の薬瓶を頼りに通路を進む。だが、歩いて10分ほど経過したが未だに彼女の姿が千里眼を使用しても捉えられない事にナオは疑問を抱く。
「おかしいな……この建物の構造はだいたい把握したけど、リーリスさんの姿が見つからない。薬瓶はあちこちにおちているのに……」
「ナオ、そもそもこの建物は何階建てなんだ?結構歩いたように思えるが……」
「あ、すいません。えっと、建物の階層は3階までです。だけど、今の所はリーリスさんの薬瓶があるのは一階だけなんですけど……」
「この建物、想像以上に広い。というより……広すぎる気がする」
「確かになにか雰囲気がおかしい気がするよね……何だか落ち着かないというか」
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