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修行の旅
第57話 ボア子との別れ
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「さてと、お主等は何時まで腰を抜かしておる!?さっさと立たんか!!」
「うぎゃっ!?」
「ひいっ!?」
「あいてっ!?」
魔物であるトロールを見て腰を抜かしてしまった他の冒険者をラオは蹴りつけ、無理やりに彼等を立たせると叱りつける。
「魔物如きにびびりおって!!それでも冒険者か!?」
「ううっ……そ、そんな事を言われても」
「あんな化物が現れるなんて……」
「ほ、本当に死ぬかと思ったのよ!!」
トロールに臆して腰を抜かした事に冒険者達は恥ずかしく思うが、もしもラオやナイ達がいなければ彼等は間違いなく殺されていた。そんな彼等にラオは深々と溜息を吐き出す。
「ギルドであれだけ啖呵を切った癖にこの体たらくか……お前達に討伐隊に加わる資格はない!!とっとと街へ帰れ!!」
「な、何だって!?」
「ちょっと待ってくれよ!!それはいくらなんでも横暴だろ!?」
「いくら俺達よりも階級が上だからってそんな命令聞けるかよ!!」
ラオの言葉に冒険者は反発するが、彼等に対してラオは杖を地面に構える。それを見て怒鳴り散らしていた冒険者達は静まり返る。
「ほう、儂の言葉に逆らうつもりか……ならば力尽くにでも従わせなければならないようだな」
「ま、待ってくれよ!!別にあんたと争う気は……」
「ならばさっさと街へ帰れ!!トロール如きに後れを取るような足手纏いは討伐隊に必要ない!!」
「ほ、本気で言ってるの!?私達はギルドマスターの許可を貰ってるのよ!?それなのに追い返すなんて……」
「やかましい!!そのギルドマスターからお主らの世話役を任されておるのはこの儂だ!!」
冒険者達はイチノの奪還のために編成された討伐隊だが、一番階級が上のラオが隊長格であり、彼はトロールに臆するような未熟者は討伐隊には相応しくないと判断して街に引き返すように命じる。
「兄貴……この人達、何を言ってるんですかね」
「さあ……なんか訳ありみたいだね」
「ワフッ?」
「フゴゴッ……」
しかし、詳しい事情を知らぬナイ達はラオと冒険者達の言い争いを見ても困惑する。こんな時に何だがナイはニノの冒険者に聞きたい事があった。
「ラオさん、少しいいですか?」
「何じゃお主まで……見ての通りに儂は忙しいんじゃ。サインだったら後にしろ」
「別に爺さんのサインなんていりませんけど……」
「エリナ、刺激しないで……分かりました。でも、せめて街がある方向だけでも教えてくれませんか?俺達はニノに向かっている途中なんです」
「仕方ないのう……あっちの方向じゃ」
ナイの質問にラオは杖を向けてニノの街が存在する方向を示し、行先さえ分かれば十分だった。ナイはボア子に振り返ってトロールに殴られた傷は大丈夫なのか尋ねる。
「ボア子、怪我は平気か?」
「フゴゴッ!!」
「殴られた時に牙が折れちゃいましたね……でも、こっちの方が怖くない気がします」
トロールに殴りつけられた際にボア子は牙が折れてしまったが、それが逆に見た目の恐ろしさを緩和する。牙が折れた以外は特に怪我は見当たらず、ナイ達は背中に乗り込む。
ニノの街の方向さえ分かれば街までボア子に運んでもらい、そこから先は可哀想だがボア子とはお別れになる。流石にビャクだけならともかく巨大猪のボア子を街中に入れるわけにはいかず、街に辿り着いたらボア子を解放する事にした。
「もう少しだけ付き合ってくれよ」
「フゴゴッ!!」
「何じゃお主ら、もう行くのか?それならこいつらを一緒に連れて行って構わんぞ。お前等も一般人を保護するために引き返したという理由があれば面目が立つだろう」
「ラオさん!!俺達は……」
「やかましい!!儂の言う事が聞けんのならば今すぐに吹き飛ばすぞ!?」
「「「ひいっ!?」」」
ナイ達を街まで護衛するようにラオは命じると、冒険者が抗議するまえにラオは杖を構えて脅す。彼はどうしても討伐隊を引き返させるつもりらしく、その様子を見てナイは助け舟を出す事にした。
「あの……冒険者さんに護衛してくれると本当に助かります。さっきみたいな危険な魔物が現れたら俺達だけじゃどうしようもないと思いますし」
「え?別にあれぐらいの敵ならあたしと兄貴だけでもじゅうぶ……ふがっ!?」
余計なことを口走ろうとしたエリナをナイは口封じし、彼の言葉を聞いてラオに反発していた冒険者達も顔を見合わせる。
「ど、どうする?」
「う~ん……こんな場所で子供だけを街に行かせるのは危険かもしれないな」
「一般人を魔物から守るのも冒険者の仕事だからな」
「それにこの子達はイチノから来たんだろう?だったら有益な情報が聞けるかもしれない」
「そうね……分かったわ。貴方達は私達が守るから安心してちょうだい」
「おい、ラオ爺さん!!言っておくが俺達はあんたに命令されて帰るわけじゃないからな!!この子達を安全な街まで送り返すために戻るだけだからな!!」
「分かった分かった……それで納得するのならば好きにしろ。儂は馬車で休ませてもらうぞ」
冒険者達は一般人であるナイ達の護衛という名目で街を引き返す事に納得し、ようやくニノに戻る決心を固めた。ラオは一足先に馬車に乗り込もうとした際、ナイとすれ違う際に小声で話しかける。
「お主のお陰で助かったぞ、これで無用な犠牲者を減らせる」
「あ、いや……気にしないでください」
ラオはトロールを倒したナイ達なら冒険者の護衛など必要ないとは理解していたが、冒険者の面目を保つために声をかけてくれたナイに感謝する。彼が馬車に乗り込むと他の冒険者も後に続き、彼等の護衛の元にナイ達はニノの街に向けて出発した――
――それからしばらく時間が経過すると、遂にナイ達は人間が暮らす街へと辿り着く。ニノは最初に訪れたイチノよりも大きな街であり、城壁の高さも倍近くあった。この地域ではイチノよりも魔物が頻繁に現れるため、防衛のために堅固な城壁が作り出されたという。
「あれがニノ……あんなに大きい街なんて初めて見た」
「あたしも人間の街に訪れるのは久しぶりっす」
「ウォンッ……」
街に辿り着いたナイはイチノよりも立派な街並みに驚かされ、数年ぶりに街に訪れるナイは緊張を隠せない。ビャクも初めて訪れる人間が暮らす街に緊張している様子だった。
「クゥ~ンッ」
「ビャク、街にいる間は俺の傍から離れるなよ。そうだ、野犬と間違われない様に首輪を付けるか」
「ウォンッ!!」
「兄貴、完全な犬扱いは嫌みたいっすよ」
ビャクはナイの言葉に不機嫌になるが、首輪も付けずに街を徘徊すると野犬と間違われる恐れもあり、仕方ないので街に辿り着いたらビャクに似合いそうな首輪を買う事にした。
「ほれ、街に着くぞ。まさかとは思うがそのボアを連れて行くつもりか?」
「フゴッ?」
「いや、それは流石に……ボア子、今までありがとうな」
「ここまで助かったっす」
「クゥ~ンッ」
街に到着するとナイ達はボア子から降り立ち、残念ながらボア子とはお別れしなければならない。流石に街中にボア子を入れる訳にもいかず、ナイは最後にお礼として異空間に取り込んでいたありったけの山菜を与える。
「ここまで本当に助かったよ。これからは人里から離れた場所で暮らせよ」
「フゴフゴッ……フゴゴッ!!」
山菜を食べ終えるとボア子はナイ達に背中を向け、凄まじい勢いで駆け抜ける。出来る事なら彼(彼女?)が二度と人と出会わないような場所に旅立つ事を願って別れを告げる。そして改めてナイ達はニノの城門の前に立つ。
「うぎゃっ!?」
「ひいっ!?」
「あいてっ!?」
魔物であるトロールを見て腰を抜かしてしまった他の冒険者をラオは蹴りつけ、無理やりに彼等を立たせると叱りつける。
「魔物如きにびびりおって!!それでも冒険者か!?」
「ううっ……そ、そんな事を言われても」
「あんな化物が現れるなんて……」
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トロールに臆して腰を抜かした事に冒険者達は恥ずかしく思うが、もしもラオやナイ達がいなければ彼等は間違いなく殺されていた。そんな彼等にラオは深々と溜息を吐き出す。
「ギルドであれだけ啖呵を切った癖にこの体たらくか……お前達に討伐隊に加わる資格はない!!とっとと街へ帰れ!!」
「な、何だって!?」
「ちょっと待ってくれよ!!それはいくらなんでも横暴だろ!?」
「いくら俺達よりも階級が上だからってそんな命令聞けるかよ!!」
ラオの言葉に冒険者は反発するが、彼等に対してラオは杖を地面に構える。それを見て怒鳴り散らしていた冒険者達は静まり返る。
「ほう、儂の言葉に逆らうつもりか……ならば力尽くにでも従わせなければならないようだな」
「ま、待ってくれよ!!別にあんたと争う気は……」
「ならばさっさと街へ帰れ!!トロール如きに後れを取るような足手纏いは討伐隊に必要ない!!」
「ほ、本気で言ってるの!?私達はギルドマスターの許可を貰ってるのよ!?それなのに追い返すなんて……」
「やかましい!!そのギルドマスターからお主らの世話役を任されておるのはこの儂だ!!」
冒険者達はイチノの奪還のために編成された討伐隊だが、一番階級が上のラオが隊長格であり、彼はトロールに臆するような未熟者は討伐隊には相応しくないと判断して街に引き返すように命じる。
「兄貴……この人達、何を言ってるんですかね」
「さあ……なんか訳ありみたいだね」
「ワフッ?」
「フゴゴッ……」
しかし、詳しい事情を知らぬナイ達はラオと冒険者達の言い争いを見ても困惑する。こんな時に何だがナイはニノの冒険者に聞きたい事があった。
「ラオさん、少しいいですか?」
「何じゃお主まで……見ての通りに儂は忙しいんじゃ。サインだったら後にしろ」
「別に爺さんのサインなんていりませんけど……」
「エリナ、刺激しないで……分かりました。でも、せめて街がある方向だけでも教えてくれませんか?俺達はニノに向かっている途中なんです」
「仕方ないのう……あっちの方向じゃ」
ナイの質問にラオは杖を向けてニノの街が存在する方向を示し、行先さえ分かれば十分だった。ナイはボア子に振り返ってトロールに殴られた傷は大丈夫なのか尋ねる。
「ボア子、怪我は平気か?」
「フゴゴッ!!」
「殴られた時に牙が折れちゃいましたね……でも、こっちの方が怖くない気がします」
トロールに殴りつけられた際にボア子は牙が折れてしまったが、それが逆に見た目の恐ろしさを緩和する。牙が折れた以外は特に怪我は見当たらず、ナイ達は背中に乗り込む。
ニノの街の方向さえ分かれば街までボア子に運んでもらい、そこから先は可哀想だがボア子とはお別れになる。流石にビャクだけならともかく巨大猪のボア子を街中に入れるわけにはいかず、街に辿り着いたらボア子を解放する事にした。
「もう少しだけ付き合ってくれよ」
「フゴゴッ!!」
「何じゃお主ら、もう行くのか?それならこいつらを一緒に連れて行って構わんぞ。お前等も一般人を保護するために引き返したという理由があれば面目が立つだろう」
「ラオさん!!俺達は……」
「やかましい!!儂の言う事が聞けんのならば今すぐに吹き飛ばすぞ!?」
「「「ひいっ!?」」」
ナイ達を街まで護衛するようにラオは命じると、冒険者が抗議するまえにラオは杖を構えて脅す。彼はどうしても討伐隊を引き返させるつもりらしく、その様子を見てナイは助け舟を出す事にした。
「あの……冒険者さんに護衛してくれると本当に助かります。さっきみたいな危険な魔物が現れたら俺達だけじゃどうしようもないと思いますし」
「え?別にあれぐらいの敵ならあたしと兄貴だけでもじゅうぶ……ふがっ!?」
余計なことを口走ろうとしたエリナをナイは口封じし、彼の言葉を聞いてラオに反発していた冒険者達も顔を見合わせる。
「ど、どうする?」
「う~ん……こんな場所で子供だけを街に行かせるのは危険かもしれないな」
「一般人を魔物から守るのも冒険者の仕事だからな」
「それにこの子達はイチノから来たんだろう?だったら有益な情報が聞けるかもしれない」
「そうね……分かったわ。貴方達は私達が守るから安心してちょうだい」
「おい、ラオ爺さん!!言っておくが俺達はあんたに命令されて帰るわけじゃないからな!!この子達を安全な街まで送り返すために戻るだけだからな!!」
「分かった分かった……それで納得するのならば好きにしろ。儂は馬車で休ませてもらうぞ」
冒険者達は一般人であるナイ達の護衛という名目で街を引き返す事に納得し、ようやくニノに戻る決心を固めた。ラオは一足先に馬車に乗り込もうとした際、ナイとすれ違う際に小声で話しかける。
「お主のお陰で助かったぞ、これで無用な犠牲者を減らせる」
「あ、いや……気にしないでください」
ラオはトロールを倒したナイ達なら冒険者の護衛など必要ないとは理解していたが、冒険者の面目を保つために声をかけてくれたナイに感謝する。彼が馬車に乗り込むと他の冒険者も後に続き、彼等の護衛の元にナイ達はニノの街に向けて出発した――
――それからしばらく時間が経過すると、遂にナイ達は人間が暮らす街へと辿り着く。ニノは最初に訪れたイチノよりも大きな街であり、城壁の高さも倍近くあった。この地域ではイチノよりも魔物が頻繁に現れるため、防衛のために堅固な城壁が作り出されたという。
「あれがニノ……あんなに大きい街なんて初めて見た」
「あたしも人間の街に訪れるのは久しぶりっす」
「ウォンッ……」
街に辿り着いたナイはイチノよりも立派な街並みに驚かされ、数年ぶりに街に訪れるナイは緊張を隠せない。ビャクも初めて訪れる人間が暮らす街に緊張している様子だった。
「クゥ~ンッ」
「ビャク、街にいる間は俺の傍から離れるなよ。そうだ、野犬と間違われない様に首輪を付けるか」
「ウォンッ!!」
「兄貴、完全な犬扱いは嫌みたいっすよ」
ビャクはナイの言葉に不機嫌になるが、首輪も付けずに街を徘徊すると野犬と間違われる恐れもあり、仕方ないので街に辿り着いたらビャクに似合いそうな首輪を買う事にした。
「ほれ、街に着くぞ。まさかとは思うがそのボアを連れて行くつもりか?」
「フゴッ?」
「いや、それは流石に……ボア子、今までありがとうな」
「ここまで助かったっす」
「クゥ~ンッ」
街に到着するとナイ達はボア子から降り立ち、残念ながらボア子とはお別れしなければならない。流石に街中にボア子を入れる訳にもいかず、ナイは最後にお礼として異空間に取り込んでいたありったけの山菜を与える。
「ここまで本当に助かったよ。これからは人里から離れた場所で暮らせよ」
「フゴフゴッ……フゴゴッ!!」
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