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修行の旅
第63話 草原の調査
「おいっ!!ワンコの様子がおかしいぞ!!」
「うわっ!?ハルナ!?」
「な、何すか急に!?」
「こりゃっ!!まだ会議の途中じゃぞ!!勝手に入るな!!」
「ハルナ、何事だ?」
許可もなく部屋に入ってきたハルナにナイとエリナは驚き、ラオは怒るがギガンは冷静に話を聞く。ハルナはぐったりとしたビャクを抱えた状態で見せつける。
「こいつ急に元気がなくなったんだよ。もしかして病気か?」
「ビャクがっ!?」
「どうしたんすか、ビャクちゃん?」
「クゥ~ンッ……」
ビャクの様子を見てナイは異変の原因に気付き、黒渦を作り出して干し肉を取り出す。それをビャクの口元に近付けると目の色を変えて嚙り付く。
「ガツガツッ!!」
「……大丈夫、お腹空いてただけみたいだ」
「何だよそれ!?驚かせやがって……」
「全く、心配させないでほしいっす」
「やれやれ……」
「ふっ、元気が戻って良かったじゃないか」
餌を夢中に喰らいつくビャクの姿に全員が和む中、ナイはビャクが餌を食べている様子を見てある事に気が付く。草原の何処かに潜伏している魔物の軍勢も餌を必要とするはずであり、潜伏先を確認する方法を思いついた。
地図を改めて確認したナイはニノの街が草原に囲まれている事を把握し、もしも魔物が街の近くに潜伏している場合、必ず餌を求めて草原にいる生き物を狙う。それを調べれば魔物の位置を特定できるのではないかと考えた。
「もしかしたら草原にいる生き物の数を調べれば奴等の位置が分かるかも……」
「え?どういう意味すか?」
「草原を調査して生き物の数が少ない地域を特定できれば、そこに魔物が隠れているかもしれない」
「……なるほど、確かにその手があったか」
「草原を闇雲に探すのではなく、生き物の数を調べるべきだったか……盲点じゃったな」
「は?何の話をしてるんだ?」
「クゥンッ?」
ビャクが餌を貪る姿を見てナイは魔物の軍勢も餌を求めて草原の生き物を狩っている事に気が付き、草原の生き物の数が最も少ない地域に魔物が潜伏している可能性が高い。その場所を特定できれば魔物の軍勢を探し出して仕留める事ができるかもしれない。
「よし、今すぐに動ける冒険者を動員して東西南北を調査させよう。君達のお陰でようやく活路が見えた。礼を言わせてくれ」
「い、いえ……」
「お主らのお陰でようやく平和を取り戻せそうじゃ。それにしてもハルナの知り合いだったとは驚いたな。この機会にお主らも冒険者にならんか?」
「あ、それいいな!!だったら俺が面倒を見てやるよ」
「うわっ!?」
「ちょ、また兄貴にくっついて……さっさと離れるっす!!」
「ウォンッ?」
ラオが半ば冗談で勧誘を行うと、ハルナは座っているナイに抱きつく。この際に彼女の大きな胸が頭に乗せられ、圧倒的な質量にナイは驚かされる。
(お、重い……けど柔らかいな)
胸を押し当てられる度に今まで男性だと思っていた幼馴染が女性だと意識させられ、少し気恥ずかしい。しかし、ハルナの方は子供の頃のように気軽に接してきた。
「何だよ、邪魔すんなよ。俺はこいつの幼馴染だぞ?これぐらいいつもの事だって」
「駄目っす!!兄貴はあたしと一緒に一人前の魔術師になるまで旅をすると約束したんですから!!」
「クゥ~ンッ」
「うわ、ちょっ……皆苦しいって」
「賑やかな奴等だのう」
「ははっ、仲が良くて結構じゃないか」
ナイはハルナに後ろから抱きつかれ、エリナは彼女から引き剥がそうと正面から抱きつき、ビャクは足元で擦り寄る。どうにか皆を落ち着かせようとするが、急に身体に力が入らなくなってしまう。
「うっ……」
「兄貴!?どうかしたんですか?」
「お、おい!?」
「ウォンッ!?」
「落ち着け、お前達は離れろ」
急に頭を抱えたナイを見てハルナ達は心配するが、ギガンが三人を退かせてナイの様子を伺う。
「ふむ、どうやら疲労で動けない様だな。ここに来るまで色々と苦労したんだろう」
「そういえば森を出てからも碌に休んでませんでしたね。兄貴、すいません!!妹分のあたしの気遣いが足りなくて……」
「だ、大丈夫だって……少し休めば平気だよ」
「そんな顔色悪くしてなに言ってんだ!!ギルドマスター!!ナイを医療室に連れてくぞ!!」
「分かった。俺が他の者に話を通しておく」
ハルナはナイを抱きかかえると建物内に存在する医療室に彼を運び込む――
――冒険者ギルドの医療室は本来はギルドの関係者以外は立入禁止されているが、ギルドマスターの許可も得たのでナイはベッドで横たわる。医療室にはギルド専属の医師も存在し、名前は「イーシャン」という老人だった。
「疲労が原因で倒れたと聞いたが、どうやら理由はそれだけではないな。体内の魔力が不足して体調が乱れたと考えた方が良いだろう。魔術師が魔法を使いすぎるとよく起きる現象じゃ」
「魔力不足……それなら休めば治るんですか?」
「問題ない。尤も完全に回復するまでは動いてはならんぞ。ここでしばらくは眠っておけばいいだろう」
「ありがとうございます……」
「たくっ、久々に会えたのにゆっくり話す暇もなかったな」
ナイが倒れた原因は体力がなくなっただけではなく、度重なる戦闘で魔法を使い過ぎた影響で魔力も大分消耗していた。体力も魔力も眠れば回復するため、しばらくの間は医療室で休む事になった。
「儂は用事があってしばらくここを離れるが、お主らも出て行くがいい」
「え?ここに残って兄貴の介抱はできないんですか?」
「そこの狼は衛生面的に部屋の中に置いておくわけにはいかん。そして狼の面倒を見れるのはお前さん達だけだからな」
「クゥ~ンッ……」
エリナとしては医療室に残ってナイの世話を行うつもりだったが、ビャクを部屋の中に置いておくわけにはいかず、仕方なく彼女はナイの代わりにビャクの面倒を見るために部屋から退出する。ハルナも一旦出直す異にした。
「それじゃあな、後でまた来てやるから大人しくしてろよ」
「うん、またあとでね」
「兄貴!!宿屋の方はあたしが確保しておきますから安心してください!!」
「ウォンッ!!」
「ほれ、さっさと出んかっ!!」
イーシャンに急かされて全員が出て行くと、ようやく一人になってナイはベッドで休む。久しぶりに柔らかいベッドの上で寝られる事に嬉しく思う。
(こんな風にベッドで寝れるのなんて何時ぶりだろう)
目を閉じるとすぐに睡魔に襲われ、ナイは意識を失う――
「うわっ!?ハルナ!?」
「な、何すか急に!?」
「こりゃっ!!まだ会議の途中じゃぞ!!勝手に入るな!!」
「ハルナ、何事だ?」
許可もなく部屋に入ってきたハルナにナイとエリナは驚き、ラオは怒るがギガンは冷静に話を聞く。ハルナはぐったりとしたビャクを抱えた状態で見せつける。
「こいつ急に元気がなくなったんだよ。もしかして病気か?」
「ビャクがっ!?」
「どうしたんすか、ビャクちゃん?」
「クゥ~ンッ……」
ビャクの様子を見てナイは異変の原因に気付き、黒渦を作り出して干し肉を取り出す。それをビャクの口元に近付けると目の色を変えて嚙り付く。
「ガツガツッ!!」
「……大丈夫、お腹空いてただけみたいだ」
「何だよそれ!?驚かせやがって……」
「全く、心配させないでほしいっす」
「やれやれ……」
「ふっ、元気が戻って良かったじゃないか」
餌を夢中に喰らいつくビャクの姿に全員が和む中、ナイはビャクが餌を食べている様子を見てある事に気が付く。草原の何処かに潜伏している魔物の軍勢も餌を必要とするはずであり、潜伏先を確認する方法を思いついた。
地図を改めて確認したナイはニノの街が草原に囲まれている事を把握し、もしも魔物が街の近くに潜伏している場合、必ず餌を求めて草原にいる生き物を狙う。それを調べれば魔物の位置を特定できるのではないかと考えた。
「もしかしたら草原にいる生き物の数を調べれば奴等の位置が分かるかも……」
「え?どういう意味すか?」
「草原を調査して生き物の数が少ない地域を特定できれば、そこに魔物が隠れているかもしれない」
「……なるほど、確かにその手があったか」
「草原を闇雲に探すのではなく、生き物の数を調べるべきだったか……盲点じゃったな」
「は?何の話をしてるんだ?」
「クゥンッ?」
ビャクが餌を貪る姿を見てナイは魔物の軍勢も餌を求めて草原の生き物を狩っている事に気が付き、草原の生き物の数が最も少ない地域に魔物が潜伏している可能性が高い。その場所を特定できれば魔物の軍勢を探し出して仕留める事ができるかもしれない。
「よし、今すぐに動ける冒険者を動員して東西南北を調査させよう。君達のお陰でようやく活路が見えた。礼を言わせてくれ」
「い、いえ……」
「お主らのお陰でようやく平和を取り戻せそうじゃ。それにしてもハルナの知り合いだったとは驚いたな。この機会にお主らも冒険者にならんか?」
「あ、それいいな!!だったら俺が面倒を見てやるよ」
「うわっ!?」
「ちょ、また兄貴にくっついて……さっさと離れるっす!!」
「ウォンッ?」
ラオが半ば冗談で勧誘を行うと、ハルナは座っているナイに抱きつく。この際に彼女の大きな胸が頭に乗せられ、圧倒的な質量にナイは驚かされる。
(お、重い……けど柔らかいな)
胸を押し当てられる度に今まで男性だと思っていた幼馴染が女性だと意識させられ、少し気恥ずかしい。しかし、ハルナの方は子供の頃のように気軽に接してきた。
「何だよ、邪魔すんなよ。俺はこいつの幼馴染だぞ?これぐらいいつもの事だって」
「駄目っす!!兄貴はあたしと一緒に一人前の魔術師になるまで旅をすると約束したんですから!!」
「クゥ~ンッ」
「うわ、ちょっ……皆苦しいって」
「賑やかな奴等だのう」
「ははっ、仲が良くて結構じゃないか」
ナイはハルナに後ろから抱きつかれ、エリナは彼女から引き剥がそうと正面から抱きつき、ビャクは足元で擦り寄る。どうにか皆を落ち着かせようとするが、急に身体に力が入らなくなってしまう。
「うっ……」
「兄貴!?どうかしたんですか?」
「お、おい!?」
「ウォンッ!?」
「落ち着け、お前達は離れろ」
急に頭を抱えたナイを見てハルナ達は心配するが、ギガンが三人を退かせてナイの様子を伺う。
「ふむ、どうやら疲労で動けない様だな。ここに来るまで色々と苦労したんだろう」
「そういえば森を出てからも碌に休んでませんでしたね。兄貴、すいません!!妹分のあたしの気遣いが足りなくて……」
「だ、大丈夫だって……少し休めば平気だよ」
「そんな顔色悪くしてなに言ってんだ!!ギルドマスター!!ナイを医療室に連れてくぞ!!」
「分かった。俺が他の者に話を通しておく」
ハルナはナイを抱きかかえると建物内に存在する医療室に彼を運び込む――
――冒険者ギルドの医療室は本来はギルドの関係者以外は立入禁止されているが、ギルドマスターの許可も得たのでナイはベッドで横たわる。医療室にはギルド専属の医師も存在し、名前は「イーシャン」という老人だった。
「疲労が原因で倒れたと聞いたが、どうやら理由はそれだけではないな。体内の魔力が不足して体調が乱れたと考えた方が良いだろう。魔術師が魔法を使いすぎるとよく起きる現象じゃ」
「魔力不足……それなら休めば治るんですか?」
「問題ない。尤も完全に回復するまでは動いてはならんぞ。ここでしばらくは眠っておけばいいだろう」
「ありがとうございます……」
「たくっ、久々に会えたのにゆっくり話す暇もなかったな」
ナイが倒れた原因は体力がなくなっただけではなく、度重なる戦闘で魔法を使い過ぎた影響で魔力も大分消耗していた。体力も魔力も眠れば回復するため、しばらくの間は医療室で休む事になった。
「儂は用事があってしばらくここを離れるが、お主らも出て行くがいい」
「え?ここに残って兄貴の介抱はできないんですか?」
「そこの狼は衛生面的に部屋の中に置いておくわけにはいかん。そして狼の面倒を見れるのはお前さん達だけだからな」
「クゥ~ンッ……」
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「それじゃあな、後でまた来てやるから大人しくしてろよ」
「うん、またあとでね」
「兄貴!!宿屋の方はあたしが確保しておきますから安心してください!!」
「ウォンッ!!」
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