63 / 68
修行の旅
第63話 草原の調査
しおりを挟む
「おいっ!!ワンコの様子がおかしいぞ!!」
「うわっ!?ハルナ!?」
「な、何すか急に!?」
「こりゃっ!!まだ会議の途中じゃぞ!!勝手に入るな!!」
「ハルナ、何事だ?」
許可もなく部屋に入ってきたハルナにナイとエリナは驚き、ラオは怒るがギガンは冷静に話を聞く。ハルナはぐったりとしたビャクを抱えた状態で見せつける。
「こいつ急に元気がなくなったんだよ。もしかして病気か?」
「ビャクがっ!?」
「どうしたんすか、ビャクちゃん?」
「クゥ~ンッ……」
ビャクの様子を見てナイは異変の原因に気付き、黒渦を作り出して干し肉を取り出す。それをビャクの口元に近付けると目の色を変えて嚙り付く。
「ガツガツッ!!」
「……大丈夫、お腹空いてただけみたいだ」
「何だよそれ!?驚かせやがって……」
「全く、心配させないでほしいっす」
「やれやれ……」
「ふっ、元気が戻って良かったじゃないか」
餌を夢中に喰らいつくビャクの姿に全員が和む中、ナイはビャクが餌を食べている様子を見てある事に気が付く。草原の何処かに潜伏している魔物の軍勢も餌を必要とするはずであり、潜伏先を確認する方法を思いついた。
地図を改めて確認したナイはニノの街が草原に囲まれている事を把握し、もしも魔物が街の近くに潜伏している場合、必ず餌を求めて草原にいる生き物を狙う。それを調べれば魔物の位置を特定できるのではないかと考えた。
「もしかしたら草原にいる生き物の数を調べれば奴等の位置が分かるかも……」
「え?どういう意味すか?」
「草原を調査して生き物の数が少ない地域を特定できれば、そこに魔物が隠れているかもしれない」
「……なるほど、確かにその手があったか」
「草原を闇雲に探すのではなく、生き物の数を調べるべきだったか……盲点じゃったな」
「は?何の話をしてるんだ?」
「クゥンッ?」
ビャクが餌を貪る姿を見てナイは魔物の軍勢も餌を求めて草原の生き物を狩っている事に気が付き、草原の生き物の数が最も少ない地域に魔物が潜伏している可能性が高い。その場所を特定できれば魔物の軍勢を探し出して仕留める事ができるかもしれない。
「よし、今すぐに動ける冒険者を動員して東西南北を調査させよう。君達のお陰でようやく活路が見えた。礼を言わせてくれ」
「い、いえ……」
「お主らのお陰でようやく平和を取り戻せそうじゃ。それにしてもハルナの知り合いだったとは驚いたな。この機会にお主らも冒険者にならんか?」
「あ、それいいな!!だったら俺が面倒を見てやるよ」
「うわっ!?」
「ちょ、また兄貴にくっついて……さっさと離れるっす!!」
「ウォンッ?」
ラオが半ば冗談で勧誘を行うと、ハルナは座っているナイに抱きつく。この際に彼女の大きな胸が頭に乗せられ、圧倒的な質量にナイは驚かされる。
(お、重い……けど柔らかいな)
胸を押し当てられる度に今まで男性だと思っていた幼馴染が女性だと意識させられ、少し気恥ずかしい。しかし、ハルナの方は子供の頃のように気軽に接してきた。
「何だよ、邪魔すんなよ。俺はこいつの幼馴染だぞ?これぐらいいつもの事だって」
「駄目っす!!兄貴はあたしと一緒に一人前の魔術師になるまで旅をすると約束したんですから!!」
「クゥ~ンッ」
「うわ、ちょっ……皆苦しいって」
「賑やかな奴等だのう」
「ははっ、仲が良くて結構じゃないか」
ナイはハルナに後ろから抱きつかれ、エリナは彼女から引き剥がそうと正面から抱きつき、ビャクは足元で擦り寄る。どうにか皆を落ち着かせようとするが、急に身体に力が入らなくなってしまう。
「うっ……」
「兄貴!?どうかしたんですか?」
「お、おい!?」
「ウォンッ!?」
「落ち着け、お前達は離れろ」
急に頭を抱えたナイを見てハルナ達は心配するが、ギガンが三人を退かせてナイの様子を伺う。
「ふむ、どうやら疲労で動けない様だな。ここに来るまで色々と苦労したんだろう」
「そういえば森を出てからも碌に休んでませんでしたね。兄貴、すいません!!妹分のあたしの気遣いが足りなくて……」
「だ、大丈夫だって……少し休めば平気だよ」
「そんな顔色悪くしてなに言ってんだ!!ギルドマスター!!ナイを医療室に連れてくぞ!!」
「分かった。俺が他の者に話を通しておく」
ハルナはナイを抱きかかえると建物内に存在する医療室に彼を運び込む――
――冒険者ギルドの医療室は本来はギルドの関係者以外は立入禁止されているが、ギルドマスターの許可も得たのでナイはベッドで横たわる。医療室にはギルド専属の医師も存在し、名前は「イーシャン」という老人だった。
「疲労が原因で倒れたと聞いたが、どうやら理由はそれだけではないな。体内の魔力が不足して体調が乱れたと考えた方が良いだろう。魔術師が魔法を使いすぎるとよく起きる現象じゃ」
「魔力不足……それなら休めば治るんですか?」
「問題ない。尤も完全に回復するまでは動いてはならんぞ。ここでしばらくは眠っておけばいいだろう」
「ありがとうございます……」
「たくっ、久々に会えたのにゆっくり話す暇もなかったな」
ナイが倒れた原因は体力がなくなっただけではなく、度重なる戦闘で魔法を使い過ぎた影響で魔力も大分消耗していた。体力も魔力も眠れば回復するため、しばらくの間は医療室で休む事になった。
「儂は用事があってしばらくここを離れるが、お主らも出て行くがいい」
「え?ここに残って兄貴の介抱はできないんですか?」
「そこの狼は衛生面的に部屋の中に置いておくわけにはいかん。そして狼の面倒を見れるのはお前さん達だけだからな」
「クゥ~ンッ……」
エリナとしては医療室に残ってナイの世話を行うつもりだったが、ビャクを部屋の中に置いておくわけにはいかず、仕方なく彼女はナイの代わりにビャクの面倒を見るために部屋から退出する。ハルナも一旦出直す異にした。
「それじゃあな、後でまた来てやるから大人しくしてろよ」
「うん、またあとでね」
「兄貴!!宿屋の方はあたしが確保しておきますから安心してください!!」
「ウォンッ!!」
「ほれ、さっさと出んかっ!!」
イーシャンに急かされて全員が出て行くと、ようやく一人になってナイはベッドで休む。久しぶりに柔らかいベッドの上で寝られる事に嬉しく思う。
(こんな風にベッドで寝れるのなんて何時ぶりだろう)
目を閉じるとすぐに睡魔に襲われ、ナイは意識を失う――
「うわっ!?ハルナ!?」
「な、何すか急に!?」
「こりゃっ!!まだ会議の途中じゃぞ!!勝手に入るな!!」
「ハルナ、何事だ?」
許可もなく部屋に入ってきたハルナにナイとエリナは驚き、ラオは怒るがギガンは冷静に話を聞く。ハルナはぐったりとしたビャクを抱えた状態で見せつける。
「こいつ急に元気がなくなったんだよ。もしかして病気か?」
「ビャクがっ!?」
「どうしたんすか、ビャクちゃん?」
「クゥ~ンッ……」
ビャクの様子を見てナイは異変の原因に気付き、黒渦を作り出して干し肉を取り出す。それをビャクの口元に近付けると目の色を変えて嚙り付く。
「ガツガツッ!!」
「……大丈夫、お腹空いてただけみたいだ」
「何だよそれ!?驚かせやがって……」
「全く、心配させないでほしいっす」
「やれやれ……」
「ふっ、元気が戻って良かったじゃないか」
餌を夢中に喰らいつくビャクの姿に全員が和む中、ナイはビャクが餌を食べている様子を見てある事に気が付く。草原の何処かに潜伏している魔物の軍勢も餌を必要とするはずであり、潜伏先を確認する方法を思いついた。
地図を改めて確認したナイはニノの街が草原に囲まれている事を把握し、もしも魔物が街の近くに潜伏している場合、必ず餌を求めて草原にいる生き物を狙う。それを調べれば魔物の位置を特定できるのではないかと考えた。
「もしかしたら草原にいる生き物の数を調べれば奴等の位置が分かるかも……」
「え?どういう意味すか?」
「草原を調査して生き物の数が少ない地域を特定できれば、そこに魔物が隠れているかもしれない」
「……なるほど、確かにその手があったか」
「草原を闇雲に探すのではなく、生き物の数を調べるべきだったか……盲点じゃったな」
「は?何の話をしてるんだ?」
「クゥンッ?」
ビャクが餌を貪る姿を見てナイは魔物の軍勢も餌を求めて草原の生き物を狩っている事に気が付き、草原の生き物の数が最も少ない地域に魔物が潜伏している可能性が高い。その場所を特定できれば魔物の軍勢を探し出して仕留める事ができるかもしれない。
「よし、今すぐに動ける冒険者を動員して東西南北を調査させよう。君達のお陰でようやく活路が見えた。礼を言わせてくれ」
「い、いえ……」
「お主らのお陰でようやく平和を取り戻せそうじゃ。それにしてもハルナの知り合いだったとは驚いたな。この機会にお主らも冒険者にならんか?」
「あ、それいいな!!だったら俺が面倒を見てやるよ」
「うわっ!?」
「ちょ、また兄貴にくっついて……さっさと離れるっす!!」
「ウォンッ?」
ラオが半ば冗談で勧誘を行うと、ハルナは座っているナイに抱きつく。この際に彼女の大きな胸が頭に乗せられ、圧倒的な質量にナイは驚かされる。
(お、重い……けど柔らかいな)
胸を押し当てられる度に今まで男性だと思っていた幼馴染が女性だと意識させられ、少し気恥ずかしい。しかし、ハルナの方は子供の頃のように気軽に接してきた。
「何だよ、邪魔すんなよ。俺はこいつの幼馴染だぞ?これぐらいいつもの事だって」
「駄目っす!!兄貴はあたしと一緒に一人前の魔術師になるまで旅をすると約束したんですから!!」
「クゥ~ンッ」
「うわ、ちょっ……皆苦しいって」
「賑やかな奴等だのう」
「ははっ、仲が良くて結構じゃないか」
ナイはハルナに後ろから抱きつかれ、エリナは彼女から引き剥がそうと正面から抱きつき、ビャクは足元で擦り寄る。どうにか皆を落ち着かせようとするが、急に身体に力が入らなくなってしまう。
「うっ……」
「兄貴!?どうかしたんですか?」
「お、おい!?」
「ウォンッ!?」
「落ち着け、お前達は離れろ」
急に頭を抱えたナイを見てハルナ達は心配するが、ギガンが三人を退かせてナイの様子を伺う。
「ふむ、どうやら疲労で動けない様だな。ここに来るまで色々と苦労したんだろう」
「そういえば森を出てからも碌に休んでませんでしたね。兄貴、すいません!!妹分のあたしの気遣いが足りなくて……」
「だ、大丈夫だって……少し休めば平気だよ」
「そんな顔色悪くしてなに言ってんだ!!ギルドマスター!!ナイを医療室に連れてくぞ!!」
「分かった。俺が他の者に話を通しておく」
ハルナはナイを抱きかかえると建物内に存在する医療室に彼を運び込む――
――冒険者ギルドの医療室は本来はギルドの関係者以外は立入禁止されているが、ギルドマスターの許可も得たのでナイはベッドで横たわる。医療室にはギルド専属の医師も存在し、名前は「イーシャン」という老人だった。
「疲労が原因で倒れたと聞いたが、どうやら理由はそれだけではないな。体内の魔力が不足して体調が乱れたと考えた方が良いだろう。魔術師が魔法を使いすぎるとよく起きる現象じゃ」
「魔力不足……それなら休めば治るんですか?」
「問題ない。尤も完全に回復するまでは動いてはならんぞ。ここでしばらくは眠っておけばいいだろう」
「ありがとうございます……」
「たくっ、久々に会えたのにゆっくり話す暇もなかったな」
ナイが倒れた原因は体力がなくなっただけではなく、度重なる戦闘で魔法を使い過ぎた影響で魔力も大分消耗していた。体力も魔力も眠れば回復するため、しばらくの間は医療室で休む事になった。
「儂は用事があってしばらくここを離れるが、お主らも出て行くがいい」
「え?ここに残って兄貴の介抱はできないんですか?」
「そこの狼は衛生面的に部屋の中に置いておくわけにはいかん。そして狼の面倒を見れるのはお前さん達だけだからな」
「クゥ~ンッ……」
エリナとしては医療室に残ってナイの世話を行うつもりだったが、ビャクを部屋の中に置いておくわけにはいかず、仕方なく彼女はナイの代わりにビャクの面倒を見るために部屋から退出する。ハルナも一旦出直す異にした。
「それじゃあな、後でまた来てやるから大人しくしてろよ」
「うん、またあとでね」
「兄貴!!宿屋の方はあたしが確保しておきますから安心してください!!」
「ウォンッ!!」
「ほれ、さっさと出んかっ!!」
イーシャンに急かされて全員が出て行くと、ようやく一人になってナイはベッドで休む。久しぶりに柔らかいベッドの上で寝られる事に嬉しく思う。
(こんな風にベッドで寝れるのなんて何時ぶりだろう)
目を閉じるとすぐに睡魔に襲われ、ナイは意識を失う――
34
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる