8 / 129
プロローグ
第8話 魔法の練習
しおりを挟む
「森で魔法を使った時、お前は初めて魔力を操る術を身に着けたんだ」
「魔力?」
「魔法を構成するために必要不可欠な力……分かりやすく言えば生命力その物だ」
魔力とは全ての生物の体内に宿る力であり、生命力と同一視されている。魔術師はその魔力を消費して魔法を発現させるのだが、コオリの場合は森で初めて魔法を使用した時に魔力を使い切ってしまったという。
「お前が魔法を撃った時に身体に貯め込んでいた魔力を一気に使い果たした。だが、魔力を使い切った事でお前の肉体は魔力を使いすぎると死にかける事を理解した」
「肉体が理解したって……どういう意味だよ?」
「お前自身は森で魔法を使った時と同じ感覚で魔法を使用したんだろう?しかし、肉体はそれを拒否した。何故ならば同じ要領で魔法を撃てばお前は今頃意識を失っているはずだ」
「あっ……」
リオンの言葉にコオリは今回は自分が気絶しなかった事を思い出し、前回の時は魔法を一度使っただけで疲れ果てて意識を失ったが、今回は少し頭痛がする程度で済んだ。
「どんな存在であろうと魔力を使い切れば必ず死ぬ。森で魔法を使った時、お前の肉体は死にかけたんだ」
「し、死にかけた!?」
「安心しろ、しっかりと休養を取った今のお前なら大丈夫だ。だが、もしも次に魔力を枯渇するほど使い込めば助からないと考えろ」
「わ、分かった……」
コオリはリオンの言葉に頷き、彼の言う通りに魔法を使用する時は気を付けるように心掛ける。だが、問題なのは先ほどの魔法の威力であり、素手で簡単に受け止められる魔法など何の役に立つのかと不安を抱く。
森で魔法を使用した時は魔物に当てる事はできなかったが、数十センチの大きさの氷塊を生み出す事はできた。つまり限界まで魔力を引き出せば同じぐらいの大きさの氷塊を生み出せるはずだが、リオンによれば肉体が魔力を一気に引き出す事を拒んで同じ真似はできないという。
(リオンはあんなに凄い魔法が使えるのに俺はこんな小さな氷の塊しか生み出せないなんて……でも、魔法学園で訓練すれば強力な魔法が撃てるようになるんじゃないか?)
魔法学園に入学して技術を学べば今よりも強力な魔法を使えるようになるのではないかとコオリは考えたが、そんな彼の考えを読み取ったようにリオンはため息を吐き出す。
「忠告しておくが魔法学園に入った所でお前の魔力では新しい魔法も覚えるのも難しいぞ」
「ど、どうして言い切れるんだよ!?」
「簡単な話だ。いくら強力な魔法を覚えようとしても魔法を構成する魔力その物が足りなければ扱う事もできない。下手に強力な魔法を覚えようとして魔力を使い切れば死を迎えるだけだからな」
「な、なら魔力を増やす修行とかすれば……」
「残念ながら魔力を伸ばす方法は見つかっていない。過去に数多くの魔術師が研究を行ったが、魔力の容量は生まれた瞬間から変わる事はない」
「えっ!?」
リオンの言葉にコオリは愕然し、彼の話が真実だとすればコオリは魔法学園に入学した所で新しい魔法も覚える事も難しい。
「僕の言葉が信じられないというのであれば勝手にしろ。だが、故郷に引き返すというのであれば馬車を手配しよう。魔法学園の方には僕の方から辞退を伝えておく」
「……どうしてそこまでしてくれるんだよ」
「一応は森の中でお前に助けられたからな。貸しを返さないと気が済まないだけだ」
コオリはリオンの言葉を聞いて納得し、彼が嘘を吐いているとは思わない。仮に今の段階で故郷に引き返した場合、コオリは商人から受け取った大金を持ち帰る事ができる。そうすれば孤児院の経営も少しは楽になるだろうが、王都までようやく辿り着いたというのに引き返す事に悔しく思う。
(せっかくここまで来たのに……)
項垂れるコオリを見てリオンはため息を吐き出し、彼は部屋の外に出ようとする。扉を開く前にリオンは伝えた。
「明日の朝までに考えをまとめておけ。故郷に帰るか、それとも王都に残るか……決めるのはお前だ」
「……ありがとう」
「ふんっ」
コオリが礼を告げるとリオンは部屋から立ち去り、一人残されたコオリはベッドの上に横たわる。時刻は夕方を迎えており、明日の朝までに自分が帰るべきかあるいは魔法学園に入学するのか決めなければならない。
魔導士になるためにコオリは魔法学園に入学するつもりできたが、リオンの言葉が嘘ではなかったとしたらコオリは他の魔術師と違って魔法を覚えるのも難しい。しかし、簡単に諦められるはずがなかった。
「アイス!!」
部屋の中でコオリは杖を構えて魔法を唱えると、杖先が青く光り輝いて氷の塊を生み出す。最初に生み出した時と比べて随分と小さい氷しか生み出せないが、この時にコオリは杖の先端に浮かんだ氷を見てある事に気付く。
「あれ?」
今まで魔法を発動した時は杖の差した方向に向けて氷塊が飛んで行ったが、今回は杖の先端部から離れようとしない。但し、杖に氷がくっついているというわけでもなく、杖の先端部から数センチほど離れた位置に浮かんでいる。
試しにコオリが杖を動かすと氷の欠片も同じように動き、少し面白く思ったコオリは思いっきり杖を振ると、氷の欠片は一定の距離を保ったまま動く。
「へえ、ぴったりと付いてくる。でも、なんでだろう?」
氷の欠片が杖の先端から離れない事にコオリは疑問を抱き、これまで魔法を使用した時の事を思い出す。その結果、コオリはこれまで魔法を発動した時と条件が異なる事を思い出す。
――最初にコオリが魔法を発動した時、リオンから上空へ目掛けて魔法を放つように指示された。先ほどもリオンに魔法を撃った時は彼は自分に向けて撃つように指示を出し、そして通り魔の時はコオリが狙って魔法を撃ち込んだ。
これらの経緯からコオリは魔法を発動させる際、事前に「標的」を定めた状態で魔法を発動させなければ氷塊は動かない事が発覚した。そして今回は標的を定めていなかったので魔法を発動させても氷の欠片は杖から離れない事に気づく。
「……これ、もしかして動かせるかな?」
コオリは氷の欠片に視線を向け、この状態で標的を定めれば狙い撃ちできるのかを試す。部屋の中を見渡したコオリは机の上に置かれている自分の荷物を発見する。どうやらリオンが馬車から回収していたらしく、荷物の中から的になりそうな物を探す。
「あ、これ……皆に送ろうと思っていたお土産か」
荷物の中から木彫りの人形を見つけ出し、こちらはコオリが旅の途中で立ち寄った街で販売していた土産物であり、孤児院の子供達が喜ぶかと思って買った代物だった。子供達には悪いが別のお土産を用意する事にしてコオリは人形を机の上に置く。
「これぐらいの距離でいいかな……よし、行くぞ」
部屋の隅に移動したコオリは机の上に置いた人形に狙いを定め、杖を構えると氷の欠片を人形に目掛けて飛ぶように念じる。
「行け!!」
コオリの掛け声に反応したかのように氷の欠片が放たれ、真っ直ぐに木彫りの人形へ的中した。但し、欠片は当たった瞬間に砕けてしまい、人形を壊す事はできなかった。
「……あ、当たった」
人形を壊す事はできなかったが、氷の欠片を操作する事に成功したコオリは驚きを隠せない。この時にコオリは机の上を確認すると、砕けた氷は自然に解けて消えてしまう。氷が消えた場所には水滴すら残らず、どうやら魔法で生み出した氷は水分すら残さずに消えてしまうらしい。
机の上の人形を手にしたコオリは改めて小杖を確認し、先ほどの事を思い出す。氷の欠片はコオリの意思に従うように人形に目掛けて移動した。しかし、いくら当てる事に成功しても木彫りの人形を壊せないような威力では魔物との戦闘では当てにはできない。
(もうちょっと威力を上げる事はできないかな……そうだ、形を変えたりはできないかな?)
ちょっとした息抜きのつもりで魔法の練習を始めたコオリだが、自分がどこまでできるのか試してみたくなった。
「魔力?」
「魔法を構成するために必要不可欠な力……分かりやすく言えば生命力その物だ」
魔力とは全ての生物の体内に宿る力であり、生命力と同一視されている。魔術師はその魔力を消費して魔法を発現させるのだが、コオリの場合は森で初めて魔法を使用した時に魔力を使い切ってしまったという。
「お前が魔法を撃った時に身体に貯め込んでいた魔力を一気に使い果たした。だが、魔力を使い切った事でお前の肉体は魔力を使いすぎると死にかける事を理解した」
「肉体が理解したって……どういう意味だよ?」
「お前自身は森で魔法を使った時と同じ感覚で魔法を使用したんだろう?しかし、肉体はそれを拒否した。何故ならば同じ要領で魔法を撃てばお前は今頃意識を失っているはずだ」
「あっ……」
リオンの言葉にコオリは今回は自分が気絶しなかった事を思い出し、前回の時は魔法を一度使っただけで疲れ果てて意識を失ったが、今回は少し頭痛がする程度で済んだ。
「どんな存在であろうと魔力を使い切れば必ず死ぬ。森で魔法を使った時、お前の肉体は死にかけたんだ」
「し、死にかけた!?」
「安心しろ、しっかりと休養を取った今のお前なら大丈夫だ。だが、もしも次に魔力を枯渇するほど使い込めば助からないと考えろ」
「わ、分かった……」
コオリはリオンの言葉に頷き、彼の言う通りに魔法を使用する時は気を付けるように心掛ける。だが、問題なのは先ほどの魔法の威力であり、素手で簡単に受け止められる魔法など何の役に立つのかと不安を抱く。
森で魔法を使用した時は魔物に当てる事はできなかったが、数十センチの大きさの氷塊を生み出す事はできた。つまり限界まで魔力を引き出せば同じぐらいの大きさの氷塊を生み出せるはずだが、リオンによれば肉体が魔力を一気に引き出す事を拒んで同じ真似はできないという。
(リオンはあんなに凄い魔法が使えるのに俺はこんな小さな氷の塊しか生み出せないなんて……でも、魔法学園で訓練すれば強力な魔法が撃てるようになるんじゃないか?)
魔法学園に入学して技術を学べば今よりも強力な魔法を使えるようになるのではないかとコオリは考えたが、そんな彼の考えを読み取ったようにリオンはため息を吐き出す。
「忠告しておくが魔法学園に入った所でお前の魔力では新しい魔法も覚えるのも難しいぞ」
「ど、どうして言い切れるんだよ!?」
「簡単な話だ。いくら強力な魔法を覚えようとしても魔法を構成する魔力その物が足りなければ扱う事もできない。下手に強力な魔法を覚えようとして魔力を使い切れば死を迎えるだけだからな」
「な、なら魔力を増やす修行とかすれば……」
「残念ながら魔力を伸ばす方法は見つかっていない。過去に数多くの魔術師が研究を行ったが、魔力の容量は生まれた瞬間から変わる事はない」
「えっ!?」
リオンの言葉にコオリは愕然し、彼の話が真実だとすればコオリは魔法学園に入学した所で新しい魔法も覚える事も難しい。
「僕の言葉が信じられないというのであれば勝手にしろ。だが、故郷に引き返すというのであれば馬車を手配しよう。魔法学園の方には僕の方から辞退を伝えておく」
「……どうしてそこまでしてくれるんだよ」
「一応は森の中でお前に助けられたからな。貸しを返さないと気が済まないだけだ」
コオリはリオンの言葉を聞いて納得し、彼が嘘を吐いているとは思わない。仮に今の段階で故郷に引き返した場合、コオリは商人から受け取った大金を持ち帰る事ができる。そうすれば孤児院の経営も少しは楽になるだろうが、王都までようやく辿り着いたというのに引き返す事に悔しく思う。
(せっかくここまで来たのに……)
項垂れるコオリを見てリオンはため息を吐き出し、彼は部屋の外に出ようとする。扉を開く前にリオンは伝えた。
「明日の朝までに考えをまとめておけ。故郷に帰るか、それとも王都に残るか……決めるのはお前だ」
「……ありがとう」
「ふんっ」
コオリが礼を告げるとリオンは部屋から立ち去り、一人残されたコオリはベッドの上に横たわる。時刻は夕方を迎えており、明日の朝までに自分が帰るべきかあるいは魔法学園に入学するのか決めなければならない。
魔導士になるためにコオリは魔法学園に入学するつもりできたが、リオンの言葉が嘘ではなかったとしたらコオリは他の魔術師と違って魔法を覚えるのも難しい。しかし、簡単に諦められるはずがなかった。
「アイス!!」
部屋の中でコオリは杖を構えて魔法を唱えると、杖先が青く光り輝いて氷の塊を生み出す。最初に生み出した時と比べて随分と小さい氷しか生み出せないが、この時にコオリは杖の先端に浮かんだ氷を見てある事に気付く。
「あれ?」
今まで魔法を発動した時は杖の差した方向に向けて氷塊が飛んで行ったが、今回は杖の先端部から離れようとしない。但し、杖に氷がくっついているというわけでもなく、杖の先端部から数センチほど離れた位置に浮かんでいる。
試しにコオリが杖を動かすと氷の欠片も同じように動き、少し面白く思ったコオリは思いっきり杖を振ると、氷の欠片は一定の距離を保ったまま動く。
「へえ、ぴったりと付いてくる。でも、なんでだろう?」
氷の欠片が杖の先端から離れない事にコオリは疑問を抱き、これまで魔法を使用した時の事を思い出す。その結果、コオリはこれまで魔法を発動した時と条件が異なる事を思い出す。
――最初にコオリが魔法を発動した時、リオンから上空へ目掛けて魔法を放つように指示された。先ほどもリオンに魔法を撃った時は彼は自分に向けて撃つように指示を出し、そして通り魔の時はコオリが狙って魔法を撃ち込んだ。
これらの経緯からコオリは魔法を発動させる際、事前に「標的」を定めた状態で魔法を発動させなければ氷塊は動かない事が発覚した。そして今回は標的を定めていなかったので魔法を発動させても氷の欠片は杖から離れない事に気づく。
「……これ、もしかして動かせるかな?」
コオリは氷の欠片に視線を向け、この状態で標的を定めれば狙い撃ちできるのかを試す。部屋の中を見渡したコオリは机の上に置かれている自分の荷物を発見する。どうやらリオンが馬車から回収していたらしく、荷物の中から的になりそうな物を探す。
「あ、これ……皆に送ろうと思っていたお土産か」
荷物の中から木彫りの人形を見つけ出し、こちらはコオリが旅の途中で立ち寄った街で販売していた土産物であり、孤児院の子供達が喜ぶかと思って買った代物だった。子供達には悪いが別のお土産を用意する事にしてコオリは人形を机の上に置く。
「これぐらいの距離でいいかな……よし、行くぞ」
部屋の隅に移動したコオリは机の上に置いた人形に狙いを定め、杖を構えると氷の欠片を人形に目掛けて飛ぶように念じる。
「行け!!」
コオリの掛け声に反応したかのように氷の欠片が放たれ、真っ直ぐに木彫りの人形へ的中した。但し、欠片は当たった瞬間に砕けてしまい、人形を壊す事はできなかった。
「……あ、当たった」
人形を壊す事はできなかったが、氷の欠片を操作する事に成功したコオリは驚きを隠せない。この時にコオリは机の上を確認すると、砕けた氷は自然に解けて消えてしまう。氷が消えた場所には水滴すら残らず、どうやら魔法で生み出した氷は水分すら残さずに消えてしまうらしい。
机の上の人形を手にしたコオリは改めて小杖を確認し、先ほどの事を思い出す。氷の欠片はコオリの意思に従うように人形に目掛けて移動した。しかし、いくら当てる事に成功しても木彫りの人形を壊せないような威力では魔物との戦闘では当てにはできない。
(もうちょっと威力を上げる事はできないかな……そうだ、形を変えたりはできないかな?)
ちょっとした息抜きのつもりで魔法の練習を始めたコオリだが、自分がどこまでできるのか試してみたくなった。
33
あなたにおすすめの小説
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅
散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー
2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。
人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。
主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる