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王都での日常
第48話 質も量も
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「でも、賞金首を捕まえると言ってもまずは居所を見つけないといけない」
「そうだね、でもどうすればいいかな……」
「人探しなら私は得意、だから私が探してくる」
「えっ!?それは流石に危険じゃ……」
「大丈夫、私はあのバルルからずっと逃げ続けてきた事を忘れた?」
「た、確かに!!」
コオリはミイナに言われて確かに彼女の身体能力の並の人間とは比べ物にならない事は知っている。しかし、今回の相手は彼女と同じく「獣人族」の犯罪者でしかも大人が相手だった。
「でも、この犯罪者も獣人族だし……」
「大丈夫、この男は角を生やしている。という事はきっと牛型の獣人族……犬型や猫型の獣人族より早く動けるはずがない」
「そ、そうなの?」
ミイナによると獣人族は多種多様らしく、例えばミイナのような猫型の獣人族は本物の猫のように身軽で動きも素早く、犬型の獣人族は足が速くて嗅覚が鋭いという特徴を持つ。牛型の獣人族の場合は力は強いが動きはそれほど早くはないらしく、仮に見つかったとしてもミイナは逃げ切れる自信があるという。
牛型の獣人族はめったにおらず、もしも見かけたら目当ての犯罪者の可能性が高い。しかし、相手もそれを承知して外見を誤魔化している可能性があり、簡単に見つけられるとは思えない。それでもミイナは見つけ出す自信があった。
「私は目も良いから建物の上からでも道を歩く人の顔を確認できる。だから賞金首が通りがかったら見つける自信はある」
「な、なるほど……でも、それだと僕はどうしたらいいの?」
「賞金首もきっと何処かに隠れていると思うから、私がこっそり後を尾行して居場所を探す。コオリはそれを偶然発見した風に兵士に報告して、あとは兵士の人達に任せればいい」
「えっ!?でも、それだと僕は何もしていないんじゃ……」
「でも、この方法が一番安全」
話を聞いていたコオリはミイナの提案だと彼女ばかりに苦労を掛ける事になり、抗議しようとするがミイナは言葉を続ける。
「この方法は私にしかできない。それともコオリは他の建物に飛び移る事ができる?」
「いや、無理だけどさ……」
「だったら私に任せてほしい。大丈夫、普段から城下町にはよく行ってるから見つける自信はある」
ミイナは普段から城下町の建物の上を跳び移って行動しているらしく、彼女ほどの身体能力を持ち合わせていないコオリではミイナのように建物を飛び移る事などできない。
確かに彼女の優れた身体能力と視力ならば賞金首を見つけ出せる事はできるかもしれない。しかし、それだとコオリはミイナに面倒事ばかりを押し付けて自分は兵士に報告していい所を持っていく事に罪悪感を抱き、どうにか自分も役立てないのかを考える。
(ミイナに全部任せるわけにはいかない。僕だって役に立たないと……)
作戦自体は悪くはないがミイナだけに苦労を掛ける事にコオリは納得がいかず、自分もどうにかミイナと共に役に立てる方法がないのかを考える。この時にコオリはミイナから建物を飛び移る事ができるのかと言われた事を思い返し、そして先日にバルルに言われた「質と量」の話を思い出す。
「……あ、そうだ。もしかしたら……」
「……?」
コオリはある事を思いつき、そんな彼にミイナは不思議そうな表情を浮かべた――
――ミイナと別れた後、コオリは彼女の考えた作戦を実行する前にとある練習を行う。今までコオリは魔法を発動する時は常に一つの氷塊しか生み出してこなかったが、魔力操作の技術を身に着けた今ならば複数の魔法を同時に発現できるのではないかを試す。
学生寮の自分の部屋でコオリはリオンから受け取った小杖と、学園から支給される小杖を両手に握りしめる。以前にコオリは二つの杖で同時に魔法を発動できないのか試した事はあったが、当時は失敗に終わった。
(今ならきっと……)
しかし、前の時はコオリは碌に自分の魔力を操作できなかったが、バルルとの訓練で彼は魔力操作の技術を身に着け、以前よりも巧みに魔力を操れるようになった。彼は両手の小杖に意識を集中させて魔法を発動させる。
「アイス!!」
魔法を唱えた瞬間、二つの小杖の先端から氷塊が誕生した。コオリは二つの杖で同時に魔法を発動させる事に成功して安堵するが、喜んでばかりではいられない。
「よし、成功した……なら次はもっと数を増やさないと」
最初の頃は二つの杖で魔法を発動するのが失敗した理由は単純に魔力の操作が上手くできず、両手に同時に魔力を送り込む事ができなかったからである。しかし、厳しい訓練を経て自分の魔力を操作できるようになったお陰でコオリは二つの杖で同時に魔法を発動できるようになった。
「はあっ、はあっ……結構きついなこれ」
しかし、二つの杖の使用は肉体の負担も大きく、単純に考えれば魔力消費量は二倍となる。一発ずつ作り出すのと違い、集中力も高めなければならないため、あまりに氷塊を作り過ぎるとへばってしまう。
「でも、これくらいあれば十分か。後は合体させれば……」
二つの杖から生み出した複数の氷塊を集結させ、大きめの氷塊を作り出す。最初から大きな氷塊を生み出すより、使い慣れている小さな氷塊を連続で出す方が素早く、しかも二つの杖を利用してさらに早く生み出せるようになった。
全ての氷塊を組み合わせて大きな氷塊を作り出すと、空中に浮かんだ氷塊の上に試しにコオリは乗り込み、空に浮かぶ事に成功した。
「おおっ、本当に乗れた……あいてっ!?」
だが、乗り込むのに成功したが足場が滑りやすい氷である事を忘れ、バランスが乱れるとすぐに転げ落ちてしまう。しかもコオリの集中力が乱れたせいで一か所に集まっていた氷塊がバラバラになって落ちてしまう。頭を摩りながらコオリは考え込む。
(う~ん……こいつを足場にして建物の屋根の上を跳び回るのは難しそうだな。ミイナぐらいの身体能力があればできそうだけど、それだとわざわざ氷塊なんて作り出す必要ないか)
ミイナのように獣人族並の身体能力を持ち合わせていれば、氷塊を作り出さずとも建物の屋根の上ぐらい自由に移動できる。氷の円盤を利用して屋根の上を跳び回るのは難しく、もしも足を踏み外したり、少しでも集中力が途切れて魔法が切れたらコオリは墜落死する可能性が高い。
「はあっ、はあっ……維持するだけでもきついなこれ」
複数の氷塊を維持するだけでもかなり精神力を使い、しかもそんな状態で動き続ければ体力がすぐになくなるのは当たり前の事だった。コオリは一旦魔法を解除して壁に背中を預けると、頭を抑えながら考える。
「やっぱり、この方法は無茶か……」
氷塊を足場にして空中を移動する案自体は悪くはないと思ったが、問題なのはコオリの魔力と体力だった。魔力量が少ないコオリが連続で魔法を発動する事も問題だが、ただの人間であるコオリではこの移動法は危険度が高い。
「やっぱりミイナに頼るしかないか……待てよ?」
コオリはバルルに言われた「質と量」の話を思い出す。先ほどのコオリは「量」を重視して複数の氷塊を作り出してしまったが、今回は質にも拘ってみる。
両手の小杖を構えたコオリは意識を集中させ、今回は二つだけ氷塊を作り出す。コオリは作り上げた氷塊に視線を向け、今まで試さなかったある事を行う。
「形を変える事ができるなら……きっと、できるはずだ」
冷や汗を流しながらもコオリは二つの氷塊を近づけさせ、悩んだ末に形を変える。それは奇しくも漢字の「凹凸」を想像させ、二つの氷塊を重ね合わせると通常よりも大きな氷塊が誕生した。
「……で、できた」
通常よりも大きな氷塊の足場を作り出す事に成功したコオリは恐る恐る踏み込むと、二つの氷塊が組み合わされた足場は崩れる事はなく、むしろ連結した時点で一つの氷塊へと変わっていた。コオリは二回分の魔力を消費して通常よりも大きな氷塊を作り出せる事が発覚した。
「そうだね、でもどうすればいいかな……」
「人探しなら私は得意、だから私が探してくる」
「えっ!?それは流石に危険じゃ……」
「大丈夫、私はあのバルルからずっと逃げ続けてきた事を忘れた?」
「た、確かに!!」
コオリはミイナに言われて確かに彼女の身体能力の並の人間とは比べ物にならない事は知っている。しかし、今回の相手は彼女と同じく「獣人族」の犯罪者でしかも大人が相手だった。
「でも、この犯罪者も獣人族だし……」
「大丈夫、この男は角を生やしている。という事はきっと牛型の獣人族……犬型や猫型の獣人族より早く動けるはずがない」
「そ、そうなの?」
ミイナによると獣人族は多種多様らしく、例えばミイナのような猫型の獣人族は本物の猫のように身軽で動きも素早く、犬型の獣人族は足が速くて嗅覚が鋭いという特徴を持つ。牛型の獣人族の場合は力は強いが動きはそれほど早くはないらしく、仮に見つかったとしてもミイナは逃げ切れる自信があるという。
牛型の獣人族はめったにおらず、もしも見かけたら目当ての犯罪者の可能性が高い。しかし、相手もそれを承知して外見を誤魔化している可能性があり、簡単に見つけられるとは思えない。それでもミイナは見つけ出す自信があった。
「私は目も良いから建物の上からでも道を歩く人の顔を確認できる。だから賞金首が通りがかったら見つける自信はある」
「な、なるほど……でも、それだと僕はどうしたらいいの?」
「賞金首もきっと何処かに隠れていると思うから、私がこっそり後を尾行して居場所を探す。コオリはそれを偶然発見した風に兵士に報告して、あとは兵士の人達に任せればいい」
「えっ!?でも、それだと僕は何もしていないんじゃ……」
「でも、この方法が一番安全」
話を聞いていたコオリはミイナの提案だと彼女ばかりに苦労を掛ける事になり、抗議しようとするがミイナは言葉を続ける。
「この方法は私にしかできない。それともコオリは他の建物に飛び移る事ができる?」
「いや、無理だけどさ……」
「だったら私に任せてほしい。大丈夫、普段から城下町にはよく行ってるから見つける自信はある」
ミイナは普段から城下町の建物の上を跳び移って行動しているらしく、彼女ほどの身体能力を持ち合わせていないコオリではミイナのように建物を飛び移る事などできない。
確かに彼女の優れた身体能力と視力ならば賞金首を見つけ出せる事はできるかもしれない。しかし、それだとコオリはミイナに面倒事ばかりを押し付けて自分は兵士に報告していい所を持っていく事に罪悪感を抱き、どうにか自分も役立てないのかを考える。
(ミイナに全部任せるわけにはいかない。僕だって役に立たないと……)
作戦自体は悪くはないがミイナだけに苦労を掛ける事にコオリは納得がいかず、自分もどうにかミイナと共に役に立てる方法がないのかを考える。この時にコオリはミイナから建物を飛び移る事ができるのかと言われた事を思い返し、そして先日にバルルに言われた「質と量」の話を思い出す。
「……あ、そうだ。もしかしたら……」
「……?」
コオリはある事を思いつき、そんな彼にミイナは不思議そうな表情を浮かべた――
――ミイナと別れた後、コオリは彼女の考えた作戦を実行する前にとある練習を行う。今までコオリは魔法を発動する時は常に一つの氷塊しか生み出してこなかったが、魔力操作の技術を身に着けた今ならば複数の魔法を同時に発現できるのではないかを試す。
学生寮の自分の部屋でコオリはリオンから受け取った小杖と、学園から支給される小杖を両手に握りしめる。以前にコオリは二つの杖で同時に魔法を発動できないのか試した事はあったが、当時は失敗に終わった。
(今ならきっと……)
しかし、前の時はコオリは碌に自分の魔力を操作できなかったが、バルルとの訓練で彼は魔力操作の技術を身に着け、以前よりも巧みに魔力を操れるようになった。彼は両手の小杖に意識を集中させて魔法を発動させる。
「アイス!!」
魔法を唱えた瞬間、二つの小杖の先端から氷塊が誕生した。コオリは二つの杖で同時に魔法を発動させる事に成功して安堵するが、喜んでばかりではいられない。
「よし、成功した……なら次はもっと数を増やさないと」
最初の頃は二つの杖で魔法を発動するのが失敗した理由は単純に魔力の操作が上手くできず、両手に同時に魔力を送り込む事ができなかったからである。しかし、厳しい訓練を経て自分の魔力を操作できるようになったお陰でコオリは二つの杖で同時に魔法を発動できるようになった。
「はあっ、はあっ……結構きついなこれ」
しかし、二つの杖の使用は肉体の負担も大きく、単純に考えれば魔力消費量は二倍となる。一発ずつ作り出すのと違い、集中力も高めなければならないため、あまりに氷塊を作り過ぎるとへばってしまう。
「でも、これくらいあれば十分か。後は合体させれば……」
二つの杖から生み出した複数の氷塊を集結させ、大きめの氷塊を作り出す。最初から大きな氷塊を生み出すより、使い慣れている小さな氷塊を連続で出す方が素早く、しかも二つの杖を利用してさらに早く生み出せるようになった。
全ての氷塊を組み合わせて大きな氷塊を作り出すと、空中に浮かんだ氷塊の上に試しにコオリは乗り込み、空に浮かぶ事に成功した。
「おおっ、本当に乗れた……あいてっ!?」
だが、乗り込むのに成功したが足場が滑りやすい氷である事を忘れ、バランスが乱れるとすぐに転げ落ちてしまう。しかもコオリの集中力が乱れたせいで一か所に集まっていた氷塊がバラバラになって落ちてしまう。頭を摩りながらコオリは考え込む。
(う~ん……こいつを足場にして建物の屋根の上を跳び回るのは難しそうだな。ミイナぐらいの身体能力があればできそうだけど、それだとわざわざ氷塊なんて作り出す必要ないか)
ミイナのように獣人族並の身体能力を持ち合わせていれば、氷塊を作り出さずとも建物の屋根の上ぐらい自由に移動できる。氷の円盤を利用して屋根の上を跳び回るのは難しく、もしも足を踏み外したり、少しでも集中力が途切れて魔法が切れたらコオリは墜落死する可能性が高い。
「はあっ、はあっ……維持するだけでもきついなこれ」
複数の氷塊を維持するだけでもかなり精神力を使い、しかもそんな状態で動き続ければ体力がすぐになくなるのは当たり前の事だった。コオリは一旦魔法を解除して壁に背中を預けると、頭を抑えながら考える。
「やっぱり、この方法は無茶か……」
氷塊を足場にして空中を移動する案自体は悪くはないと思ったが、問題なのはコオリの魔力と体力だった。魔力量が少ないコオリが連続で魔法を発動する事も問題だが、ただの人間であるコオリではこの移動法は危険度が高い。
「やっぱりミイナに頼るしかないか……待てよ?」
コオリはバルルに言われた「質と量」の話を思い出す。先ほどのコオリは「量」を重視して複数の氷塊を作り出してしまったが、今回は質にも拘ってみる。
両手の小杖を構えたコオリは意識を集中させ、今回は二つだけ氷塊を作り出す。コオリは作り上げた氷塊に視線を向け、今まで試さなかったある事を行う。
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