3 / 87
プロローグ
文字変換の能力
しおりを挟む
――トイレで用事を済ませたレアは訓練場には戻らず、廊下で座り込んで溜息を吐き出す。先ほどのダマラン大臣に言われた事を思い出し、彼は悔し気に歯を食い縛る。
「くそっ……あの剥げ頭大臣めっ」
馬鹿にされた事に腹を立てながらもレアは自分のステータス画面を開き、能力値の項目に視線を向ける。全ての数値が「無」と表示されているが、彼はステータスの一番下に表示されている「異能」の項目が気にかかり、文字変換という単語に疑問を抱く。
「文字変換……駄目か」
どのように発動すればいいのか分からず、適当に名前を告げてみるが特に何も起きる様子はない。それでもステータスの項目に表示されている以上は自分が扱える能力である事は間違いなく、レアは能力を発動させるために色々と試す。
「魔法やスキルを発動するときは発音する事が重要だと言ってたけど、この異能は違うみたいだな……文字変換という能力名なんだから文字が描かれた者にしか使用できないのか?」
レアは自分の胸元のポケットに入れている「学生手帳」を取り出し、表面に刻まれている学校名に視線を向ける。手帳の表紙には「黒鐘中学校」と表示されており、試しに彼は指先を構える。
「こんな事で変わるのかな……おっ?」
文字に人差し指を押し当てた瞬間、レアの指先が光り輝き、表面に「魔法陣」のような文様が浮き上がる。彼は驚いて指先を学生手帳から放した途端、指先の発光が消えてしまう。
「な、何だ今の?」
指に起きた異変に戸惑いながらもレアはもう一度だけ学生手帳に人差し指を触れるが、文字変換の能力を発動させると念じなければいけないのか変化は起きず、彼は自分の能力を発動させる事を強く願いながら指先を押し当てる。
「おおっ……成功したのか?」
再び指先が光り輝き、人差し指に紋様が浮き上がる。そして徐々に指先が触れた個所の文字に異変が生じ、彼の指先の魔法陣に飲み込まれるように文字が消失してしまう。
「あ、消えちゃった……うわっ!?」
『新しい文字を入力してください』
視界に画面が表示され、ステータス画面とは異なる説明文の画面だった。その内容は新しく書き込む文字を入力するように促しており、レアはどうやって文字を入力すればいいのかと考えると、彼の頭に思い描いた文字が自動的に表示されるらしく、指先の魔法陣から様々な文字が誕生する。
「印鑑のように押し込めばいいのかな……あ、出来た」
試しにレアは指先に「白」という文字の紋様を浮き上がらせ、指先を学生手帳の表紙に押し込むと新しい文字が刻まれる。そして表紙には元の「黒鐘中学校」とは一文字違いの「白鐘中学校」という文字が刻まれていた。確かに凄い能力ではあるが、特に何の役に立つのか分からない力にレアは眉を顰める。
「……中身は特に変わりはないな。普通に黒鐘中学校と描かれているし、表紙の文字だけ変化してるだけか」
学生手帳に描かれている校則にはあくまでも「黒鐘中学校」として表記されたままであり、表紙の文字だけを変化させた所で中身にまで影響を受けた様子はない。あくまでも触れた文字だけを変化させる能力らしく、戦闘では役立つ能力ではない事は間違いない。
「何だよこれ……テストの時ぐらいしか役に立たなそう」
自分の能力を確かめたレアはあまりにも役に立ち無そうな事に拍子抜けし、他の勇者を羨む。
「……いや、他に使い道があるかもしれないな。文字数とかに制限はないようだし、他にも試してみるか」
しかし、レアに残された可能性はこの「文字変換の能力」だけであり、彼はもう少しだけ能力の分析を行う。まず変更出来る文字の数には制限がないらしく、一気に複数の文字を変換させる事も可能。さらに文字の追加や削除は行えるらしく、手帳に記載されている文章を跡形もなく消し去り、全く新しい文章を刻む事も出来た。
「文字を変換というよりは文字その物を書き換える能力みたいだな。これさえあれば鉛筆やシャーペンにも頼らないで生活出来そうだけど……地味な能力だな」
地球で生活していた時に覚えれば便利な能力だったのかもしれないが、とてもではないが戦闘で役立つとは思えず、仕方なくレアは立ち上がって訓練場に戻ろうとした時、ある疑問を抱く。
「文字を書き換える……文字?」
レアは文字変換の能力のある利用法を思い付き、ステータス画面を開いて表示された画面に指を向ける。
「まさかな……でも、成功したらとんでもないな」
レアは画面に表示された画面に人差し指を向け、ゆっくりと近づける。ステータス画面は実体が存在しないので普通ならば触れる事は出来ないが、彼の人差し指が画面に触れた瞬間、一瞬だけ波紋が生じた。
「うわっ!?」
指先に感触が広がり、レアは画面に触れる感覚を覚える。但し、あくまでも画面に触る事は出来るのは人差し指だけらしく、試しに彼が左手を画面に触れようとしてもすり抜けてしまう。
「触れられるのは人差し指だけか……でも、能力は発動できるのか?」
画面に触れた状態で能力が発動できるのかを確かめるため、彼はステータスの項目の「レベル」に視線を向け、試しに表示されているレベルの数値の文字を変化させる。
「上手く行けっ」
緊張しながらもレアは表示されている「レベル:無」の部分に指先を向け、数字の部分に指先を触れた瞬間、学生手帳の時のように触れた文字が指先の魔法陣に吸収される。
「うわっ!?本当に出来た……じゃ、じゃあ数字を書き換えればどうなるんだ?」
能力の発動に成功したレアは試しに「無」という文字から「10」に変化させる。元の文字数よりも多くても問題なく変換できるらしく、ステータス画面に一瞬だけノイズが走り、画面が更新された。
――霧崎レア――
職業:無職
性別:男性
レベル:10
SP:10
――――――――
能力値
体力:500
魔力:500
腕力:500
脚力:500
魔法威力:500
魔法耐性:500
幸運値:500
――――――――
魔法
・無し
――――――――
戦技
・無し
――スキル一覧――
・翻訳スキル(技能)
(この世界の言語・文章を日本語に変換し、全て理解できる)
――――――――
異能
・文字変換――あらゆる文字を変換できる
――――――――
「おっしゃあっ!!」
画面が切り替わった瞬間、レアは握り拳を作って歓喜の声を上げる。役に立たないと思われた文字変換の能力だが、ステータス画面にも通用する事が判明した。しかもレベルを上昇させると全体の能力が上昇しており、これで他の勇者達の初期ステータスに追いついた。
「あれ?だけど他の人はレベル1で能力値は500はあったはずだよな……どうして俺の場合はレベル10でやっと追いつけるんだろう。勇者じゃないから?それとも……職業が無職だから?」
バルトの説明では職業によってステータスの能力値が変化するらしく、試しに彼は指先を職業の項目に構え、別の職業に変更を試みる。
「えっと……とりあえず、剣士でいいかな?」
この世界の職業の種類や数はどの程度存在するのか分からないが、バルトとの会話で聞いた職業を思い出し、レアは「無職」の文字を「剣士」に変更した瞬間、画面が再び切り替わった。
――霧崎レア――
職業:剣士
性別:男性
レベル:10
SP:10
――――――――
能力値
体力:750
魔力:250
腕力:750
脚力:750
魔法威力:250
魔法耐性:250
幸運値:500
――――――――
「あ、やっぱり変化するのか。剣士の場合だと身体能力関連の能力値が高まるのか……半面に魔法関連は半減したな」
職業によっては能力値が変動する事が確定し、レアは自分の画面に視線を向け、自分の能力が凄まじい力を秘めている事を確信した。
「くそっ……あの剥げ頭大臣めっ」
馬鹿にされた事に腹を立てながらもレアは自分のステータス画面を開き、能力値の項目に視線を向ける。全ての数値が「無」と表示されているが、彼はステータスの一番下に表示されている「異能」の項目が気にかかり、文字変換という単語に疑問を抱く。
「文字変換……駄目か」
どのように発動すればいいのか分からず、適当に名前を告げてみるが特に何も起きる様子はない。それでもステータスの項目に表示されている以上は自分が扱える能力である事は間違いなく、レアは能力を発動させるために色々と試す。
「魔法やスキルを発動するときは発音する事が重要だと言ってたけど、この異能は違うみたいだな……文字変換という能力名なんだから文字が描かれた者にしか使用できないのか?」
レアは自分の胸元のポケットに入れている「学生手帳」を取り出し、表面に刻まれている学校名に視線を向ける。手帳の表紙には「黒鐘中学校」と表示されており、試しに彼は指先を構える。
「こんな事で変わるのかな……おっ?」
文字に人差し指を押し当てた瞬間、レアの指先が光り輝き、表面に「魔法陣」のような文様が浮き上がる。彼は驚いて指先を学生手帳から放した途端、指先の発光が消えてしまう。
「な、何だ今の?」
指に起きた異変に戸惑いながらもレアはもう一度だけ学生手帳に人差し指を触れるが、文字変換の能力を発動させると念じなければいけないのか変化は起きず、彼は自分の能力を発動させる事を強く願いながら指先を押し当てる。
「おおっ……成功したのか?」
再び指先が光り輝き、人差し指に紋様が浮き上がる。そして徐々に指先が触れた個所の文字に異変が生じ、彼の指先の魔法陣に飲み込まれるように文字が消失してしまう。
「あ、消えちゃった……うわっ!?」
『新しい文字を入力してください』
視界に画面が表示され、ステータス画面とは異なる説明文の画面だった。その内容は新しく書き込む文字を入力するように促しており、レアはどうやって文字を入力すればいいのかと考えると、彼の頭に思い描いた文字が自動的に表示されるらしく、指先の魔法陣から様々な文字が誕生する。
「印鑑のように押し込めばいいのかな……あ、出来た」
試しにレアは指先に「白」という文字の紋様を浮き上がらせ、指先を学生手帳の表紙に押し込むと新しい文字が刻まれる。そして表紙には元の「黒鐘中学校」とは一文字違いの「白鐘中学校」という文字が刻まれていた。確かに凄い能力ではあるが、特に何の役に立つのか分からない力にレアは眉を顰める。
「……中身は特に変わりはないな。普通に黒鐘中学校と描かれているし、表紙の文字だけ変化してるだけか」
学生手帳に描かれている校則にはあくまでも「黒鐘中学校」として表記されたままであり、表紙の文字だけを変化させた所で中身にまで影響を受けた様子はない。あくまでも触れた文字だけを変化させる能力らしく、戦闘では役立つ能力ではない事は間違いない。
「何だよこれ……テストの時ぐらいしか役に立たなそう」
自分の能力を確かめたレアはあまりにも役に立ち無そうな事に拍子抜けし、他の勇者を羨む。
「……いや、他に使い道があるかもしれないな。文字数とかに制限はないようだし、他にも試してみるか」
しかし、レアに残された可能性はこの「文字変換の能力」だけであり、彼はもう少しだけ能力の分析を行う。まず変更出来る文字の数には制限がないらしく、一気に複数の文字を変換させる事も可能。さらに文字の追加や削除は行えるらしく、手帳に記載されている文章を跡形もなく消し去り、全く新しい文章を刻む事も出来た。
「文字を変換というよりは文字その物を書き換える能力みたいだな。これさえあれば鉛筆やシャーペンにも頼らないで生活出来そうだけど……地味な能力だな」
地球で生活していた時に覚えれば便利な能力だったのかもしれないが、とてもではないが戦闘で役立つとは思えず、仕方なくレアは立ち上がって訓練場に戻ろうとした時、ある疑問を抱く。
「文字を書き換える……文字?」
レアは文字変換の能力のある利用法を思い付き、ステータス画面を開いて表示された画面に指を向ける。
「まさかな……でも、成功したらとんでもないな」
レアは画面に表示された画面に人差し指を向け、ゆっくりと近づける。ステータス画面は実体が存在しないので普通ならば触れる事は出来ないが、彼の人差し指が画面に触れた瞬間、一瞬だけ波紋が生じた。
「うわっ!?」
指先に感触が広がり、レアは画面に触れる感覚を覚える。但し、あくまでも画面に触る事は出来るのは人差し指だけらしく、試しに彼が左手を画面に触れようとしてもすり抜けてしまう。
「触れられるのは人差し指だけか……でも、能力は発動できるのか?」
画面に触れた状態で能力が発動できるのかを確かめるため、彼はステータスの項目の「レベル」に視線を向け、試しに表示されているレベルの数値の文字を変化させる。
「上手く行けっ」
緊張しながらもレアは表示されている「レベル:無」の部分に指先を向け、数字の部分に指先を触れた瞬間、学生手帳の時のように触れた文字が指先の魔法陣に吸収される。
「うわっ!?本当に出来た……じゃ、じゃあ数字を書き換えればどうなるんだ?」
能力の発動に成功したレアは試しに「無」という文字から「10」に変化させる。元の文字数よりも多くても問題なく変換できるらしく、ステータス画面に一瞬だけノイズが走り、画面が更新された。
――霧崎レア――
職業:無職
性別:男性
レベル:10
SP:10
――――――――
能力値
体力:500
魔力:500
腕力:500
脚力:500
魔法威力:500
魔法耐性:500
幸運値:500
――――――――
魔法
・無し
――――――――
戦技
・無し
――スキル一覧――
・翻訳スキル(技能)
(この世界の言語・文章を日本語に変換し、全て理解できる)
――――――――
異能
・文字変換――あらゆる文字を変換できる
――――――――
「おっしゃあっ!!」
画面が切り替わった瞬間、レアは握り拳を作って歓喜の声を上げる。役に立たないと思われた文字変換の能力だが、ステータス画面にも通用する事が判明した。しかもレベルを上昇させると全体の能力が上昇しており、これで他の勇者達の初期ステータスに追いついた。
「あれ?だけど他の人はレベル1で能力値は500はあったはずだよな……どうして俺の場合はレベル10でやっと追いつけるんだろう。勇者じゃないから?それとも……職業が無職だから?」
バルトの説明では職業によってステータスの能力値が変化するらしく、試しに彼は指先を職業の項目に構え、別の職業に変更を試みる。
「えっと……とりあえず、剣士でいいかな?」
この世界の職業の種類や数はどの程度存在するのか分からないが、バルトとの会話で聞いた職業を思い出し、レアは「無職」の文字を「剣士」に変更した瞬間、画面が再び切り替わった。
――霧崎レア――
職業:剣士
性別:男性
レベル:10
SP:10
――――――――
能力値
体力:750
魔力:250
腕力:750
脚力:750
魔法威力:250
魔法耐性:250
幸運値:500
――――――――
「あ、やっぱり変化するのか。剣士の場合だと身体能力関連の能力値が高まるのか……半面に魔法関連は半減したな」
職業によっては能力値が変動する事が確定し、レアは自分の画面に視線を向け、自分の能力が凄まじい力を秘めている事を確信した。
117
あなたにおすすめの小説
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
追放された最強賢者は悠々自適に暮らしたい
桐山じゃろ
ファンタジー
魔王討伐を成し遂げた魔法使いのエレルは、勇者たちに裏切られて暗殺されかけるも、さくっと逃げおおせる。魔法レベル1のエレルだが、その魔法と魔力は単独で魔王を倒せるほど強力なものだったのだ。幼い頃には親に売られ、どこへ行っても「貧民出身」「魔法レベル1」と虐げられてきたエレルは、人間という生き物に嫌気が差した。「もう人間と関わるのは面倒だ」。森で一人でひっそり暮らそうとしたエレルだったが、成り行きで狐に絆され姫を助け、更には快適な生活のために行ったことが切っ掛けで、その他色々が勝手に集まってくる。その上、国がエレルのことを探し出そうとしている。果たしてエレルは思い描いた悠々自適な生活を手に入れることができるのか。※小説家になろう、カクヨムでも掲載しています
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる