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16.勝負の行方
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目に入ったのは漫画が描かれている四角い画面。
あれ?これタブレットだ。画面が俺の好きな『ダッシュ』。続き気になってたんだよねとスライドするも前に読んだ内容と同じだった。
なんだ…………続きじゃないのか。じゃあ今日はアニメでも観ようかな。
「また『ダッシュ』読んでるの?好きだね。お母さんの弟もダッシュが好きで発売日の前の夜に売り出すお店があってね、おじいちゃんが会社帰りに買ってくるとかじりついて読んでたよ」
お母さんが着替えやタオルを入れ替えたりしながら語る。
「発売日前なんていいの?」
「よくないだろうね、顧客獲得の為にしてたんじゃない?」
「ネット配信は12時にならなきゃダメなのに、ズルい」
「今はやってないと思うけど……だからって起きてちゃダメだからね」
「できないようにタブレット制限かけてるくせに」
「……何で知ってるの?やった事あるって事だよね?」
笑顔のまま入れ替えていた動きを止めて顔だけ俺の方に向いた。
「たまたま、目が覚めちゃった時に……」
笑ってるのに顔に影がかかって見える。ホラーだ。特殊メイクなしでできるね。
お母さんは拳を作りかけて、甲でコツンと小突いた。
「就寝後はダメだからね、本当にダッシュが好きなんだから」
「はい、やりません。主人公が走ったりジャンプしたり苦しくならないのかってくらい、動いてて痛快なんだよね」
タブレットに向けていた目を少し母の方へ向ける。
あっ、失敗したかも。
一瞬だけお母さんの瞳が揺らいで見えた気がした。
……あの時の看護師さんの言葉が、頭をよぎる。
俺の事じゃないけど看護師さんが話してるのを聞いたことがあった。
『どうしようもない事でも母親は自分を責めちゃうのよね。自分がちゃんと産んであげられればって。運命だったとかで済ませられないから。こればっかりは周りが何を言っても一生思っちゃうものなのよね』
お母さんも自分のせいだと感じてるのだろうか?俺は一度もお母さんのせいなんて思ったことは無いけど。思うなら自分のせいじゃないかなって。自分が細胞の選択を間違えてきちゃったんだよ。
でも、お母さんは俺の前で泣いたり謝ったりしない。いつも笑顔で「大丈夫!」とスキンシップをしてくれる。
高校生の年齢になっても車椅子に乗せてもらう時『れい、抱っこ、おいで!』なんて言うから本当にやめてって、赤ちゃんみたいだからって訴えても『自分の子どもはいつまでも赤ちゃんみたいなもんなんです。受け入れてください』って開き直られてた。でも抱っこはないだろ。
お母さんは何も言わないから何も言えない。言ったら救われてくれたのかな?
「お母さんとお父さんの運動神経考えたら俺もさもありなんでしょ」
「変な言葉ばっかり覚えて。お母さんはぶいぶい言わせる程の運動神経だったわよ」
「過去形じゃん」
「生意気になったもんだわ」
笑ってくれてホッとする。
――ねえ、お母さん、俺がいなくなっても自分を責めないでよ――
瞬きをすると、違う場所にいた。
あれ? 病院じゃない?
辺りを見回すと、うちの玄関だと気付く。
圧倒的に病院で過ごした時間の方が長かったけど、外泊許可が出て『ただいま』って入る瞬間が好きだった。
あれ?誰もいないの?
玄関からリビングの方へ視線を移した時にドアが開く音がした。
振り返るとお父さんとお母さんが入ってくる。
お母さんが大きい箱を抱え、2人とも黒い服を着ていた。
「おかえり、れい」
「おかえり、これからはずっとおうちにいられるんだよ」
お母さんの後にいたお父さんは俺の写真を抱えていた。
状況的に見て俺の遺影なんだろうけど、テレビで見る遺影とは違って、正面向いている顔ではなく、振り返って笑ってる俺の写真だった。
日常のただの一瞬の笑顔を引き延ばした写真。
「お父さん」
声を掛けると二人はするりと俺を素通りしていった。
今、すり抜けた?
冷静に自分の遺影とお母さんが持っていた箱は遺骨なんだと分かったけど、自分がここにいるから実感がない。普通に話しかけようとして見えていない事実に衝撃を受ける。
そりゃそうか、俺今立ってるし。歩こうとしてたし。最期はほとんど車椅子だったのに。
普通に立って歩いている自分に驚いていない事に驚く。
俺、なんかもっと感動とかないのかな?
「なんかキラキラした箱で家での違和感すごいわね」
リビングに移動した母の声が聞こえて、見に行ってみる。
リビングには台が増えていてさっきの写真と箱が置かれていた。
「寂しくないようにリビングにしたけど、れいはこの箱のキラキラ恥ずかしがりそうね」
「年頃だからなあ」
「思春期のこだわりはすごいわよ」
「それ、お母さんの思春期でしょ。れいは嫌な顔しながら “しょうがないな” って顔してたよ」
「抱っこのこと?」
「思春期に抱っこはないだろって、れいの優しさは俺に似たよな」
「そうやって、良いところを自分に似たって取ってくんだから」
二人で笑いながら話しているので、案外大丈夫そうで良かったと思った。きっと覚悟はずっとしていたんだろうな。
俺の病院に時間を取られていたから、お父さんは仕事が休みの日でも休めてなかったんじゃないかな。これからは、お父さんもお母さんも体を休めてのんびり過ごしてほしい。
「じゃあ、今度れいは、どのキラキラがいいか選んでもらおうかな」
お母さんの言葉にお父さんが真顔になり、すぐに微笑んだ。
「キラキラはやめてあげないんだ?……普通は正面の写真を使うのに、なんで振り返って笑ってるやつにしたの?」
「だって、また振り返って帰ってきそうでしょ。れいらしいじゃない……私ね、まだれいは助かると思ってる」
お父さんは俺の遺影を見つめて微笑んだまま何も言わない。
「骨になっちゃったけど、まだ……大丈夫な道は、あるんじゃないかって。あんなに危ない時を何回も乗り越えてきて……。まだお母さんが守れるからって……きっと目が覚めた時にれいは笑って “何日ぶり?” って『ダッシュ』のチェックするのよ」
「「もう、いいんだよ。お母さん」」
お父さんと俺の言葉が重なった。
お母さんの背中にお父さんの手がそっと添えられる。俺もすり抜けちゃうけど、手を重ねた。
「れいが悲しむよ」
「……別に泣いてないし!」
「え?ここでツンデレ?」
「泣いたら……本当になっちゃうでしょ。もう何もできないって」
「……そんな事ないよ。れいの話をたくさんできるよ。れいの代わりに『ダッシュ』読んで、俺たちがれいに追いついたら続きを教えてあげられるよ」
お母さんの目から涙が溢れた。
「あはっ……それいいね……抱っこしながら読み聞かせてあげられる」
「じゃあ、抱っこできる体力と筋力を維持していかないとね。ヨボヨボじゃ無理だから」
「ふふ……やることいっぱいだね」
「これから、どっちが先にれいをまた抱っこするか勝負して決めていこう」
「一回勝負じゃないわけ?」
「一回じゃ決まらないよ。何度もして最後に勝ったほうだよ」
「じゃあ、私の勝ちだね。努くんは私に勝ったことないもん」
「どうかな?先は長いからね」
「そうだね」
見えないだろうけど二人の前に座り、顔を見る。
二人の顔を見るといつも安心した。
死ぬかもしれない恐怖はあまりなかったように思う。
二人がいつも笑ってくれていたから楽しく過ごせた。
俺は、あの時の看護師の言葉を思い出した。
ねえ俺の身体はお母さんのせいじゃないよ。こんな身体でも生まれてきたのは、お母さんのお腹の中がお布団みたいに気持ち良かったからだと思うんだよ。
たとえ短い人生でも二人の子供になりたかったんだよ。それくらい
「俺、幸せだったよ。ありがとう。二人は体力と筋力いっぱいのヨボヨボになってから俺の所に来てね。『ダッシュ』はちゃんと読んで続き教えてね」
お父さんとお母さんの顔が俺の方へと向いた。
「なんか……別れの挨拶をされたような気がする」
「れいは俺たちよりも肝が据わっているからね。本当に……強い子だったよ」
俺の事は見えていないけど、目の前の遺影を見ている二人がちょうど前に座った俺と向き合っているようになった。
伝わったのか確かめるすべはないけどお別れがちゃんとできて良かった。
「……やだ……やだやだやだ!」
「お母さん?」
「肝が据わってるとかいいから、まだここにいてよー!れいはお母さんの傍にいてー!」
お母さんはうずくまってしまった。
「お母さん、泣き落としだね」
お父さんはお母さんの背中をさすりながら、また俺の遺影へと顔を向けると、顔の前でごめんねとポーズをした。
お母さんが泣いたのを初めて見た。
俺の為にたくさん頑張ってやっと泣けたのかな。
お父さんがいればお母さんは大丈夫だね。
なんか、やっぱりお母さんの泣き落としには敵わないかも。折角お別れちゃんと出来たと思ったけど、ずっとここに居たくなっちゃうな。
俺はゆっくりと目を閉じた。
あれ?これタブレットだ。画面が俺の好きな『ダッシュ』。続き気になってたんだよねとスライドするも前に読んだ内容と同じだった。
なんだ…………続きじゃないのか。じゃあ今日はアニメでも観ようかな。
「また『ダッシュ』読んでるの?好きだね。お母さんの弟もダッシュが好きで発売日の前の夜に売り出すお店があってね、おじいちゃんが会社帰りに買ってくるとかじりついて読んでたよ」
お母さんが着替えやタオルを入れ替えたりしながら語る。
「発売日前なんていいの?」
「よくないだろうね、顧客獲得の為にしてたんじゃない?」
「ネット配信は12時にならなきゃダメなのに、ズルい」
「今はやってないと思うけど……だからって起きてちゃダメだからね」
「できないようにタブレット制限かけてるくせに」
「……何で知ってるの?やった事あるって事だよね?」
笑顔のまま入れ替えていた動きを止めて顔だけ俺の方に向いた。
「たまたま、目が覚めちゃった時に……」
笑ってるのに顔に影がかかって見える。ホラーだ。特殊メイクなしでできるね。
お母さんは拳を作りかけて、甲でコツンと小突いた。
「就寝後はダメだからね、本当にダッシュが好きなんだから」
「はい、やりません。主人公が走ったりジャンプしたり苦しくならないのかってくらい、動いてて痛快なんだよね」
タブレットに向けていた目を少し母の方へ向ける。
あっ、失敗したかも。
一瞬だけお母さんの瞳が揺らいで見えた気がした。
……あの時の看護師さんの言葉が、頭をよぎる。
俺の事じゃないけど看護師さんが話してるのを聞いたことがあった。
『どうしようもない事でも母親は自分を責めちゃうのよね。自分がちゃんと産んであげられればって。運命だったとかで済ませられないから。こればっかりは周りが何を言っても一生思っちゃうものなのよね』
お母さんも自分のせいだと感じてるのだろうか?俺は一度もお母さんのせいなんて思ったことは無いけど。思うなら自分のせいじゃないかなって。自分が細胞の選択を間違えてきちゃったんだよ。
でも、お母さんは俺の前で泣いたり謝ったりしない。いつも笑顔で「大丈夫!」とスキンシップをしてくれる。
高校生の年齢になっても車椅子に乗せてもらう時『れい、抱っこ、おいで!』なんて言うから本当にやめてって、赤ちゃんみたいだからって訴えても『自分の子どもはいつまでも赤ちゃんみたいなもんなんです。受け入れてください』って開き直られてた。でも抱っこはないだろ。
お母さんは何も言わないから何も言えない。言ったら救われてくれたのかな?
「お母さんとお父さんの運動神経考えたら俺もさもありなんでしょ」
「変な言葉ばっかり覚えて。お母さんはぶいぶい言わせる程の運動神経だったわよ」
「過去形じゃん」
「生意気になったもんだわ」
笑ってくれてホッとする。
――ねえ、お母さん、俺がいなくなっても自分を責めないでよ――
瞬きをすると、違う場所にいた。
あれ? 病院じゃない?
辺りを見回すと、うちの玄関だと気付く。
圧倒的に病院で過ごした時間の方が長かったけど、外泊許可が出て『ただいま』って入る瞬間が好きだった。
あれ?誰もいないの?
玄関からリビングの方へ視線を移した時にドアが開く音がした。
振り返るとお父さんとお母さんが入ってくる。
お母さんが大きい箱を抱え、2人とも黒い服を着ていた。
「おかえり、れい」
「おかえり、これからはずっとおうちにいられるんだよ」
お母さんの後にいたお父さんは俺の写真を抱えていた。
状況的に見て俺の遺影なんだろうけど、テレビで見る遺影とは違って、正面向いている顔ではなく、振り返って笑ってる俺の写真だった。
日常のただの一瞬の笑顔を引き延ばした写真。
「お父さん」
声を掛けると二人はするりと俺を素通りしていった。
今、すり抜けた?
冷静に自分の遺影とお母さんが持っていた箱は遺骨なんだと分かったけど、自分がここにいるから実感がない。普通に話しかけようとして見えていない事実に衝撃を受ける。
そりゃそうか、俺今立ってるし。歩こうとしてたし。最期はほとんど車椅子だったのに。
普通に立って歩いている自分に驚いていない事に驚く。
俺、なんかもっと感動とかないのかな?
「なんかキラキラした箱で家での違和感すごいわね」
リビングに移動した母の声が聞こえて、見に行ってみる。
リビングには台が増えていてさっきの写真と箱が置かれていた。
「寂しくないようにリビングにしたけど、れいはこの箱のキラキラ恥ずかしがりそうね」
「年頃だからなあ」
「思春期のこだわりはすごいわよ」
「それ、お母さんの思春期でしょ。れいは嫌な顔しながら “しょうがないな” って顔してたよ」
「抱っこのこと?」
「思春期に抱っこはないだろって、れいの優しさは俺に似たよな」
「そうやって、良いところを自分に似たって取ってくんだから」
二人で笑いながら話しているので、案外大丈夫そうで良かったと思った。きっと覚悟はずっとしていたんだろうな。
俺の病院に時間を取られていたから、お父さんは仕事が休みの日でも休めてなかったんじゃないかな。これからは、お父さんもお母さんも体を休めてのんびり過ごしてほしい。
「じゃあ、今度れいは、どのキラキラがいいか選んでもらおうかな」
お母さんの言葉にお父さんが真顔になり、すぐに微笑んだ。
「キラキラはやめてあげないんだ?……普通は正面の写真を使うのに、なんで振り返って笑ってるやつにしたの?」
「だって、また振り返って帰ってきそうでしょ。れいらしいじゃない……私ね、まだれいは助かると思ってる」
お父さんは俺の遺影を見つめて微笑んだまま何も言わない。
「骨になっちゃったけど、まだ……大丈夫な道は、あるんじゃないかって。あんなに危ない時を何回も乗り越えてきて……。まだお母さんが守れるからって……きっと目が覚めた時にれいは笑って “何日ぶり?” って『ダッシュ』のチェックするのよ」
「「もう、いいんだよ。お母さん」」
お父さんと俺の言葉が重なった。
お母さんの背中にお父さんの手がそっと添えられる。俺もすり抜けちゃうけど、手を重ねた。
「れいが悲しむよ」
「……別に泣いてないし!」
「え?ここでツンデレ?」
「泣いたら……本当になっちゃうでしょ。もう何もできないって」
「……そんな事ないよ。れいの話をたくさんできるよ。れいの代わりに『ダッシュ』読んで、俺たちがれいに追いついたら続きを教えてあげられるよ」
お母さんの目から涙が溢れた。
「あはっ……それいいね……抱っこしながら読み聞かせてあげられる」
「じゃあ、抱っこできる体力と筋力を維持していかないとね。ヨボヨボじゃ無理だから」
「ふふ……やることいっぱいだね」
「これから、どっちが先にれいをまた抱っこするか勝負して決めていこう」
「一回勝負じゃないわけ?」
「一回じゃ決まらないよ。何度もして最後に勝ったほうだよ」
「じゃあ、私の勝ちだね。努くんは私に勝ったことないもん」
「どうかな?先は長いからね」
「そうだね」
見えないだろうけど二人の前に座り、顔を見る。
二人の顔を見るといつも安心した。
死ぬかもしれない恐怖はあまりなかったように思う。
二人がいつも笑ってくれていたから楽しく過ごせた。
俺は、あの時の看護師の言葉を思い出した。
ねえ俺の身体はお母さんのせいじゃないよ。こんな身体でも生まれてきたのは、お母さんのお腹の中がお布団みたいに気持ち良かったからだと思うんだよ。
たとえ短い人生でも二人の子供になりたかったんだよ。それくらい
「俺、幸せだったよ。ありがとう。二人は体力と筋力いっぱいのヨボヨボになってから俺の所に来てね。『ダッシュ』はちゃんと読んで続き教えてね」
お父さんとお母さんの顔が俺の方へと向いた。
「なんか……別れの挨拶をされたような気がする」
「れいは俺たちよりも肝が据わっているからね。本当に……強い子だったよ」
俺の事は見えていないけど、目の前の遺影を見ている二人がちょうど前に座った俺と向き合っているようになった。
伝わったのか確かめるすべはないけどお別れがちゃんとできて良かった。
「……やだ……やだやだやだ!」
「お母さん?」
「肝が据わってるとかいいから、まだここにいてよー!れいはお母さんの傍にいてー!」
お母さんはうずくまってしまった。
「お母さん、泣き落としだね」
お父さんはお母さんの背中をさすりながら、また俺の遺影へと顔を向けると、顔の前でごめんねとポーズをした。
お母さんが泣いたのを初めて見た。
俺の為にたくさん頑張ってやっと泣けたのかな。
お父さんがいればお母さんは大丈夫だね。
なんか、やっぱりお母さんの泣き落としには敵わないかも。折角お別れちゃんと出来たと思ったけど、ずっとここに居たくなっちゃうな。
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