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衝動への報い
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◇◆◇
「もういいか?」
甘く気だるげな空気がまとわりつく地下室。俺たちはいつもここで会う。お互いに年老いてきてカサカサし始めた肌を、滑らかに滑らせてくれるクリームを塗り込みながら抱き合う。
「んー、もう少し。お前は? もう俺が実花に見えるのか?」
「……そんな話し方をしてたら、男にしか見えねーだろ」
いい年したおっさんが拗ねた顔をするのを見て、可愛いと思うのだから手に負えない。俺はその汚い髭面を手で優しく摩り、ゆっくり口付けをしてやった。
俺を女だと思っていたい沖本に、もう一本幻覚剤を打ち込む。肩の筋肉に思い切り針を刺し、ゆっくりとその液体を体内へと注ぐ。ゆっくり、ゆっくり。
じわじわと効いてくる頃には、沖本の目には、俺は美しい実花にしか見えなくなっている。
「……実花。実花、俺の実花……」
どろりと溶けた欲望を、俺に向かってぶちまける……つもりなんだろうな。現実では、俺が沖本を抱いている。それさえわからなくなるほど、この薬は強い。
「はっ……はっ……」
前後不覚どころか、右も左も自分が誰であるかすらわからなくなっているこの男を、俺も生涯愛している男だと思って抱いている。愛しすぎて、愛しすぎて、どうしても手に入らなかった、あの男。
「良弥……ああ、良弥。気持ちいいか? 俺が好きか?」
まだ相手が沖本だと理解している脳の片隅に、黙れと言わんばかりに自分の口から暗示をかける。良弥の後孔を、俺が喜びでいっぱいにしてあげられるように、優しく優しく抱くんだ。
「あ、んんっ! すごい、気持ちいい、よ」
そう言って蕩け切った目で俺を見るんだ。
「あ、実花……」
「良弥、良弥……」
決して手に入らなかった相手を思い、お互いに心の隙間を埋め合おうとした。隣にいてくれて、ぬくもりを与えてくれることに、どれほど感謝したのかわからない。
それでも、どうしてもお互いの欲しい人を手に入れたかった。渇望が潰えず、苦しみだけが増していく日々に、二人で手を取り合って泣いた。
『じゃあ、自分を騙せばいいじゃねえか』
そう声をかけてきたあいつが、今は神のように思える。
「あっ、あっん、あ、イ…」
「っ、俺もっ……」
お互いの体に絡み付き合って、その隔たりがなくなればいいのにと思いながら近づきあう。こんなに求め合っているのに、どうしても消えていかない、執着。
「う、あああああっ!」
沖本が吐き出した白い欲が、俺の腹に飛び散った。俺はそれを手で救い、自分の後孔へと塗りつける。
「沖本……これでサヨウナラだ。最後に、俺のこと抱いておけ」
これは、沖本への餞だ。俺を実花だと思っている沖本に、俺を抱かせてあげて、死んでもらう。
「ごめんな、幸せに逝ってくれ」
沖本が俺の中に入ってきた。身が裂けるような苦痛の中、それくらいは受け入れなくてはならないと唇を噛んだ。流れる血の味を忘れてはいけない。
「ああ、実花っ! み、か、あ……」
激しく律動する沖本の肩を掴み、俺は最後の一本をその筋肉へ深く思い切り差し込んだ。
◇◆◇
「じゃあ、一未さんの捜索に関しては、ミチを通して明菫氏から刑務所内の池本の様子を探ってもらうこと、涼陽さんは会社での沖本の様子を調べてもらうこと、ペア達は警察の捜査に協力することで決定で。急ぐから、他に案件がなければこちらを優先してください。いいね? 今ならまだ間に合う。万が一、この件に池本が関わっていると言うことを一未さんが知ってしまったら、命の保証は無くなるかもしれない。だから、急ぐんだ」
捜査を担当するスタッフは力強く「はい」と返事ができた。でも、涼陽さんはやはり恐ろしくなったようで、青い顔をして黙り込んでしまっていた。
俺はその背中にポンと手を添えると、「悪い方に考えるとキリがありません。そうならないように、出来る事をやりましょう。悔いるのは、後からでもできますから」と伝えた。
涼陽さんは寂しそうに笑うと、「田崎さんみたいに、大切な人を失ってからも頑張って生きている人に言われると、頑張るしかないって思えます。ありがとうございます」と頭を下げてくれた。
「そう、俺は後悔ばっかりでしたから。まだやれることはありますから。やり尽くしてから泣きましょう。ね?」
「……はい、分かりました」
行き場のない不安をどうにか心の底へと押し込んで、涼陽さんは帰って行った。今日から、翔平と鉄平が交代で護衛につく。そばにいる人間は気心が知れた関係の方がいいだろうと言うことで、そう決まった。
「野本と咲人は、一旦事務所へ戻ってくれ。警察との連携を……」
蒼と翠がいない状態での打ち合わせは、強烈な違和感があった。これまでも業務の都合上、仕方がなく俺が打ち合わせを仕切ることはあった。それでも、その時は事前に指示をもらっていることが殆どだった。
こんな風に一から自分で仕切って動くことは、あまり無い。三人でやって来たからこその、一人で動くことへの孤独がうっすらとのしかかって来つつあった。
「それで、交渉課の佐倉課長とは……」
警察との連携について確認しつつ、俺が孤独に苛まれていると、和人が俺の腰に抱きついて離れなくなってしまった。普段なら離れるように言うのだが、今の俺にはその行動がありがたかった。
目の前の二人も、それがわかっているのだろう。全く何も触れずに、見守ってくれていた。
「じゃあ、俺の方から前もってそう伝えておくから……」
俺は、水上警察のセンチネル交渉課の長である佐倉氏に連絡を入れようと、スマホを取り出した。その途端、バイブが機能し始め、うっかり落としそうになった。
慌ててそれを掴み直してディスプレイを見ると、電話をかけて来たのは、まさに今連絡をしようとしていた佐倉課長だった。一つだけ軽い咳払いをして、対外的な田崎竜胆を取り戻す。
目を閉じ、一呼吸置いてから、応答した。
「はい。VDS田崎です。お世話になっております。ええ、どうされました? ……はい、はい。えっ!?」
「……どうしたんですか?」
珍しく大声をあげた俺に驚いた和人が、タブレットにキーボードを接続して持って来てくれた。俺はスマホで佐倉課長と話しながら、タブレット上に指示を書き出していく。
「はい、はい。承知しました。では、すぐに向かわせます」
「……鉄平に電話します」
和人は、メモアプリに記載された文を一瞥すると、すぐに鉄平に連絡を入れた。
急展開だ。これからやるべきことが全て狂ってしまった。
『鹿本一未さんが保護された。沖本は意識混濁状態で救急搬送。オーバードーズの疑い』
俺は電話を切ると、すでに部屋へと戻ってしまった澪斗さんを呼び戻してくださいと、池内の者に頼みに行った。
「澪斗様をですか、少々お待ちください」
池内家の人間には、基本的に名前が無いらしい。もちろん家族間では呼び合うようなのだが、永心家のものはそれぞれの名前を知らない。完全な道具扱いをされているそうだ。
胸糞悪い話なのだが、池内の者はもう年寄りしか残っていないため、そのやり方を変えることを拒んでいるらしい。名前で呼ぼうとすると、恐ろしいのでやめていただきたいと懇願されたと言っていた。
だから、目の前の池内さんと、遠くの池内さんという違いしか付けられない。たとえ彼らが誘拐されたとしても、誰も誰がいなくなったのか認識してはならないのだそうだ。
「金持ちの常識は、一般人には全く理解できんな」
俺はそう呟きながら、澪斗さんを待っていた。
「田崎様。澪斗様から、お部屋へいらっしゃるようにとのことでした。ご案内いたします」
「え!? お部屋に? いいんですかね、そんな事をして」
澪斗さんは、そのうち総理の椅子を狙えると言われているような政治家だ。そのお方のお部屋に、こんな夜更けにお邪魔するとは……多少緊張が走る。でも、隣を見てそれも納得できた。
「ああ、和人が一緒だから遠慮はいらないと言う事ですか」
すると、池内何某さんはにこりと微笑んで「左様でございましょうね」と答えてくれた。
「じゃあ、お願いします」
そう言いつつ、やはり緊張はする。俺は和人に向かって手のひらをひらひらと泳がせた。すると、和人は俺のその気持ちを理解してくれたようで、指先を捕まえると、ぎゅっと優しく握り込んでくれた。
「もういいか?」
甘く気だるげな空気がまとわりつく地下室。俺たちはいつもここで会う。お互いに年老いてきてカサカサし始めた肌を、滑らかに滑らせてくれるクリームを塗り込みながら抱き合う。
「んー、もう少し。お前は? もう俺が実花に見えるのか?」
「……そんな話し方をしてたら、男にしか見えねーだろ」
いい年したおっさんが拗ねた顔をするのを見て、可愛いと思うのだから手に負えない。俺はその汚い髭面を手で優しく摩り、ゆっくり口付けをしてやった。
俺を女だと思っていたい沖本に、もう一本幻覚剤を打ち込む。肩の筋肉に思い切り針を刺し、ゆっくりとその液体を体内へと注ぐ。ゆっくり、ゆっくり。
じわじわと効いてくる頃には、沖本の目には、俺は美しい実花にしか見えなくなっている。
「……実花。実花、俺の実花……」
どろりと溶けた欲望を、俺に向かってぶちまける……つもりなんだろうな。現実では、俺が沖本を抱いている。それさえわからなくなるほど、この薬は強い。
「はっ……はっ……」
前後不覚どころか、右も左も自分が誰であるかすらわからなくなっているこの男を、俺も生涯愛している男だと思って抱いている。愛しすぎて、愛しすぎて、どうしても手に入らなかった、あの男。
「良弥……ああ、良弥。気持ちいいか? 俺が好きか?」
まだ相手が沖本だと理解している脳の片隅に、黙れと言わんばかりに自分の口から暗示をかける。良弥の後孔を、俺が喜びでいっぱいにしてあげられるように、優しく優しく抱くんだ。
「あ、んんっ! すごい、気持ちいい、よ」
そう言って蕩け切った目で俺を見るんだ。
「あ、実花……」
「良弥、良弥……」
決して手に入らなかった相手を思い、お互いに心の隙間を埋め合おうとした。隣にいてくれて、ぬくもりを与えてくれることに、どれほど感謝したのかわからない。
それでも、どうしてもお互いの欲しい人を手に入れたかった。渇望が潰えず、苦しみだけが増していく日々に、二人で手を取り合って泣いた。
『じゃあ、自分を騙せばいいじゃねえか』
そう声をかけてきたあいつが、今は神のように思える。
「あっ、あっん、あ、イ…」
「っ、俺もっ……」
お互いの体に絡み付き合って、その隔たりがなくなればいいのにと思いながら近づきあう。こんなに求め合っているのに、どうしても消えていかない、執着。
「う、あああああっ!」
沖本が吐き出した白い欲が、俺の腹に飛び散った。俺はそれを手で救い、自分の後孔へと塗りつける。
「沖本……これでサヨウナラだ。最後に、俺のこと抱いておけ」
これは、沖本への餞だ。俺を実花だと思っている沖本に、俺を抱かせてあげて、死んでもらう。
「ごめんな、幸せに逝ってくれ」
沖本が俺の中に入ってきた。身が裂けるような苦痛の中、それくらいは受け入れなくてはならないと唇を噛んだ。流れる血の味を忘れてはいけない。
「ああ、実花っ! み、か、あ……」
激しく律動する沖本の肩を掴み、俺は最後の一本をその筋肉へ深く思い切り差し込んだ。
◇◆◇
「じゃあ、一未さんの捜索に関しては、ミチを通して明菫氏から刑務所内の池本の様子を探ってもらうこと、涼陽さんは会社での沖本の様子を調べてもらうこと、ペア達は警察の捜査に協力することで決定で。急ぐから、他に案件がなければこちらを優先してください。いいね? 今ならまだ間に合う。万が一、この件に池本が関わっていると言うことを一未さんが知ってしまったら、命の保証は無くなるかもしれない。だから、急ぐんだ」
捜査を担当するスタッフは力強く「はい」と返事ができた。でも、涼陽さんはやはり恐ろしくなったようで、青い顔をして黙り込んでしまっていた。
俺はその背中にポンと手を添えると、「悪い方に考えるとキリがありません。そうならないように、出来る事をやりましょう。悔いるのは、後からでもできますから」と伝えた。
涼陽さんは寂しそうに笑うと、「田崎さんみたいに、大切な人を失ってからも頑張って生きている人に言われると、頑張るしかないって思えます。ありがとうございます」と頭を下げてくれた。
「そう、俺は後悔ばっかりでしたから。まだやれることはありますから。やり尽くしてから泣きましょう。ね?」
「……はい、分かりました」
行き場のない不安をどうにか心の底へと押し込んで、涼陽さんは帰って行った。今日から、翔平と鉄平が交代で護衛につく。そばにいる人間は気心が知れた関係の方がいいだろうと言うことで、そう決まった。
「野本と咲人は、一旦事務所へ戻ってくれ。警察との連携を……」
蒼と翠がいない状態での打ち合わせは、強烈な違和感があった。これまでも業務の都合上、仕方がなく俺が打ち合わせを仕切ることはあった。それでも、その時は事前に指示をもらっていることが殆どだった。
こんな風に一から自分で仕切って動くことは、あまり無い。三人でやって来たからこその、一人で動くことへの孤独がうっすらとのしかかって来つつあった。
「それで、交渉課の佐倉課長とは……」
警察との連携について確認しつつ、俺が孤独に苛まれていると、和人が俺の腰に抱きついて離れなくなってしまった。普段なら離れるように言うのだが、今の俺にはその行動がありがたかった。
目の前の二人も、それがわかっているのだろう。全く何も触れずに、見守ってくれていた。
「じゃあ、俺の方から前もってそう伝えておくから……」
俺は、水上警察のセンチネル交渉課の長である佐倉氏に連絡を入れようと、スマホを取り出した。その途端、バイブが機能し始め、うっかり落としそうになった。
慌ててそれを掴み直してディスプレイを見ると、電話をかけて来たのは、まさに今連絡をしようとしていた佐倉課長だった。一つだけ軽い咳払いをして、対外的な田崎竜胆を取り戻す。
目を閉じ、一呼吸置いてから、応答した。
「はい。VDS田崎です。お世話になっております。ええ、どうされました? ……はい、はい。えっ!?」
「……どうしたんですか?」
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「はい、はい。承知しました。では、すぐに向かわせます」
「……鉄平に電話します」
和人は、メモアプリに記載された文を一瞥すると、すぐに鉄平に連絡を入れた。
急展開だ。これからやるべきことが全て狂ってしまった。
『鹿本一未さんが保護された。沖本は意識混濁状態で救急搬送。オーバードーズの疑い』
俺は電話を切ると、すでに部屋へと戻ってしまった澪斗さんを呼び戻してくださいと、池内の者に頼みに行った。
「澪斗様をですか、少々お待ちください」
池内家の人間には、基本的に名前が無いらしい。もちろん家族間では呼び合うようなのだが、永心家のものはそれぞれの名前を知らない。完全な道具扱いをされているそうだ。
胸糞悪い話なのだが、池内の者はもう年寄りしか残っていないため、そのやり方を変えることを拒んでいるらしい。名前で呼ぼうとすると、恐ろしいのでやめていただきたいと懇願されたと言っていた。
だから、目の前の池内さんと、遠くの池内さんという違いしか付けられない。たとえ彼らが誘拐されたとしても、誰も誰がいなくなったのか認識してはならないのだそうだ。
「金持ちの常識は、一般人には全く理解できんな」
俺はそう呟きながら、澪斗さんを待っていた。
「田崎様。澪斗様から、お部屋へいらっしゃるようにとのことでした。ご案内いたします」
「え!? お部屋に? いいんですかね、そんな事をして」
澪斗さんは、そのうち総理の椅子を狙えると言われているような政治家だ。そのお方のお部屋に、こんな夜更けにお邪魔するとは……多少緊張が走る。でも、隣を見てそれも納得できた。
「ああ、和人が一緒だから遠慮はいらないと言う事ですか」
すると、池内何某さんはにこりと微笑んで「左様でございましょうね」と答えてくれた。
「じゃあ、お願いします」
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