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祈るのは、一つだけ。
どうかこの望みを叶えてほしい。
センチネル、ガイド、ミュートがその能力に縛られず、総合判断で評価される会社、VDS。
その社長である鍵崎翠(かぎさきすい)、副社長の果貫蒼(かぬきそう)、田崎竜胆(たさきりんどう)は、
今日もその力に振り回される若者達のために、指針を示すべく奮闘していた。
警察からの事件捜査協力も立て続いており、日々が慌ただしく過ぎている。
請け負っている案件の中に、ここ数日立て続いている路上の突然死に関する調査もあり、
翠と蒼、社員の真壁翔平(まかべしょうへい)・真壁鉄平(まかべてっぺい)ペアは、日々データの解析に追われていた。
その忙しい最中、ガイドである野本慎弥(のもとしんや)が、その育ての親である野本英子(のもとえいこ)の米寿を祝うために帰省。そこで行方不明になった孫の野本漱(すすぐ)を探して欲しいと言われる。その話を聞いていたブンジャガの店長でVDS社員でもあるミチ(中瀬倫明=なかせみちあき)が「野本姓のガイドならうちによく来るよ」と言う。呼び出してもらうと、それは「センチネルに触れずにケアができるという踊り子」として人気を博している野本祈里(のもといのり)だった。
祈里と漱、そして野本との関係性。そして、漱の「数百年に一人しか現れない」とされる特殊な能力。それが明らかになる時、複数の事件が繋がり、VDSは犯人へと辿り着く。そして、その犯人が誰であるかを知った時、肇が生まれて初めてのゾーンアウトを迎えてしまい……。
「ハジメとイノリ」の高月肇(たかつきはじめ)と野本祈里(のもといのり)、そして肇の同僚で祈里の幼馴染の相原哲(あいはらさとし)が参入し、新たな能力者が現れるセンチネルバースミステリー。VDSシリーズの第四弾です。
文字数 115,174
最終更新日 2025.12.04
登録日 2025.10.25
樋野和葉と樋口朋樹は小さな頃からずっと一緒にいる幼馴染。
同じ日に同じ病院で生まれ、そこで知り合った母親同士と共に二人も仲良く育って来た。
高校に通い始めた頃にそれは恋へと変わり、二人は付き合い始める。
それから二年。
同じ大学を受けるために、二人は日々勉強に励んでいた。
夏休み前最後の登校日の朝、忘れ物をした朋樹を待っていた和葉は、学校近くの交差点で事故に遭う。
外傷は大したことがなかったものの、和葉は目を覚まさなかった。
事故から一ヶ月が過ぎ、周囲がだんだんと彼の事を諦め始めていた頃、彼は奇跡的に目を覚ます。
和葉は朋樹をの名を呼び、朋樹はそれを喜んだ。
もう一度二人で過ごせると思い喜んでいた朋樹。
しかし、和葉はある違和感を抱えていた。
受験への焦りと、恋人との関係性に悩む二人。
繊細な心が生み出す問題に振り回されながらも、直向きに生きていく二人の物語です。
文字数 126,638
最終更新日 2025.10.08
登録日 2025.08.14
高月ハジメは精神・神経内科クリニックで働く国家公務員のセンチネル。安月給で雇われるものの、小さい頃からセンチネルであることに不都合を感じない生活を保証されていたため、その仕事を淡々とこなしていた。しかし、それは表向きの顔であって、好きでもない相手に性的なケアを受け続けるうちに捻くれてしまい、今は職務をこなしながら、裏で契約したクライアントからギャラを貰う生活を送っている。
ある日、ハジメは同僚で密かに片思いをしている相手である相原から、あるイベントへのお誘いを受ける。そこで出会った青年に関して、不思議な経験をする事に。そして、その翌日、相原から自分を探している人物がいると聞いて……。
腹黒センチネル×純粋なガイド、『そんなの、ありえない』とハジメ自身が思ってしまったような、独自設定のセンチネルバースです。
文字数 22,864
最終更新日 2025.10.05
登録日 2025.10.05
足立直輝(あだちなおき)は苦学生。奨学金とバイト代でなんとか学生生活を送っていたが、予期せぬトラブルの連続により更なる苦境に立たされていた。
いつものように深夜のバイトを終えて帰宅途中、マンションエントランスの階段に倒れている人を見つける。それは高校時代の直輝の恋人、戸苗瑞穂(となえみずほ)だった。
二人はお互いに好き合っていたものの、あまりに背負うものが違ったために直輝が卒業を機に瑞穂から離れていた。瑞穂は直輝に好意を寄せたままで、ある想いから彼に会いに来たのだった。
直輝は葛藤するものの、瑞穂からのある提案を受ける形で二人はまた付き合い始めることに。
しかし、その先に待ち受けているものは、予想もしない苦しいものだった。
【注意】これはメリバ作品です。苦手な方は、ご自衛ください。
※ BLoveコンテスト_2025夏参加作品です。
文字数 19,284
最終更新日 2025.07.23
登録日 2025.07.23
◆「囚人の見る夢」シリーズ三作目・完結編◆
一作目「紅蓮と黝」、二作目「金糸と鶯」につぐ三作目です。
今作で完結します。
共に暮らし始めた綾人とタカトは、「金曜日のボランティア」サークルの仲間と京都へ旅行に来ていた。
その一日目の夜、浄化の力覚醒した綾人、ヤンの記憶を取り戻した陽太と、変化渦中にいた。
そんな中、ホテルへの襲撃が起きたことをきっかけに、次々と攻撃を仕掛けられることに。
新たに加わる仲間も現れ、戦闘もどんどん変化していく。
百合子はなぜ、執拗に綾人を狙うのか。
その答えがわかった後に、全ての根幹を揺るがす大事件が起きる。
夢を見ていた少年の運命が決まる、最終章。
文字数 93,011
最終更新日 2024.08.15
登録日 2024.07.15
◆Vector Design Supporters Ⅲ◆
「願いの叶え方」「クラヴィーアの罪」の続編&完結編です。
永心家の当主が亡くなり、2年が経った。クラヴィーアの完成により、望まないパートナーとの関係に悩むものが減り、能力者達はこれまでに無く快適に過ごせるようになっていた。
澪斗は照史の後を継いで補欠選挙で当選後、議員として活躍し、その秘書を咲人が務めている。VDSのメンバーは変わらず能力者の幸せを願って日々サポートを続け、翠と蒼は変わらず仲睦まじく暮らしていた。
そんな中、鉄平の兄涼陽(スズヒ)の婚約者である一未(カズミ)が行方不明になる。兄からの依頼を受け、VDSへ捜索の要請をした鉄平とパートナーの翔平は、就職活動と並行してVDSでの仕事を続けることにした。
一未の事件を追ううちに、ある男が容疑者として浮上する。そして、その男の過去を探るうちに、VDSメンバー最大の危機が訪れる。そして、思いもよらない亀裂が起きて……。
この試練を超えて、事件を全て解決できるのか。
その結果は全て「プラチナの鍵」が握っている。
文字数 181,146
最終更新日 2024.08.07
登録日 2024.04.17
◆「囚人の見る夢」シリーズ二作目◆
一作目「紅蓮と黝」、につぐ二作目です。
三部作の中盤になります。
前世から続く魂の罪を清算すべく、善行の積み重ねを強いられた綾人。
その途中で過去の友人であったイトを祓い、大きな節目を超えました。
そして、ここから先にも大きな敵に出会う可能性があるため、
注意して霊力を高めていくように貴人様に言われます。
その必要性には納得していても、これから先の自分の人生がそのためだけにある事には納得しきれず、
タカトと共に最後の日まで楽しむことを決めました。
二人で暮らしながら、二人で便利屋のバイトを始め、日々を丁寧に生きようとしていたところ、
タカトの父との接触が徐々に増えていきます。
タカトとその父の雅貴の間にある軋轢。
その理由は、過去にありました。
出会いの全てが、過去とその罪に繋がり、その絡まりを解いていく。
二人の成長を描いた第二弾です。
文字数 121,615
最終更新日 2024.07.11
登録日 2024.05.06
公音(きみと)は、実家の手伝いをしながら、ある副業をしている。
それは、誰かの「告白付添人」
伝わりそうにない思いを、確実に相手の心の中へと届ける手伝いをしている。
公音にそれが出来るのは、人の魂のオーラが見えるから。その違いを修正し、僅かなズレだけを残すようにして、お互いにとってかけがえの無い響きを生み出せるようにしている。
ある日、学生時代のサークルの飲み会に行った公音は、そこでお世話になった先輩から一人の依頼人を紹介される。彼は男性に告白したいから、付添人をして欲しいと依頼してきた。公音はその場で、その依頼を受けることにした。
依頼人、颯紀(さつき)の案件だけが思うようにいかず、初めての問題を抱えることになった公音。
どうして颯紀にだけ力を貸してあげられないのかと思い悩むうちに、自体は思いもよらない展開をしていく。
文字数 61,708
最終更新日 2024.06.30
登録日 2024.06.21
優秀なセンチネルとガイドのペアが所属する「タワー」
その中でも特に優秀だと呼び声高いカップルのセンチネルが飛び降り自殺した。
その時、ペアはケアの真っ最中であったにも関わらず、死因はゾーンアウト。
ボンディング済みで人生のパートナーでもあったガイドは、
能力が発動しなくなってしまった。
それから数週間たち、ベクトルデザインサポーターズに調査依頼が入る。
「春先からずっと続くセンチネルの自殺について、捜査協力を頼みたい」
依頼は、大学への潜入捜査。
潜入先は、翔平、鉄平、和人が通う大学。
そこでまた突きつけられる、能力者と非能力者の生きづらさ。
「人生の選択肢は、バースによって決まらない」
それをもっとも知る男、田崎が奮闘するシリーズ第二章です。
文字数 154,259
最終更新日 2024.02.25
登録日 2023.12.22
文字数 4,099
最終更新日 2024.02.19
登録日 2024.02.14
センチネルの管理がタワー以外にも許可されたことで、設立された民間企業ベクトルデザインサポーターズ(VDS)
社長の鍵崎翠と副社長の果貫蒼は、センチネルとガイドとして警察への捜査協力をしながら、家庭教師の派遣事業を展開。そのクライアント家庭の子供達のボンディング斡旋をしている。
蒼と翠の生活を中心に、その周囲で巻き起こる事件と恋を描いたシリーズの第一弾です。
とある地方都市の山間部にあるキャンプ場で、死因不明の遺体が発見された。
遺体は特に激しい損傷が無いにも関わらず、身元がなかなか判明しない。
進展しない捜査に連日疲れて帰宅する翠と、派遣先家庭に巻き起こる問題に振り回される蒼。
二人が関わる人々が、ある事実が判明することで繋がり始めます。
※独自の設定がありますが、一覧等はありません。
文字数 152,945
最終更新日 2023.11.19
登録日 2023.10.09
文字数 4,696
最終更新日 2023.11.01
登録日 2023.11.01
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