君を抱きしめたなら

樋野和葉と樋口朋樹は小さな頃からずっと一緒にいる幼馴染。
同じ日に同じ病院で生まれ、そこで知り合った母親同士と共に二人も仲良く育って来た。
高校に通い始めた頃にそれは恋へと変わり、二人は付き合い始める。
それから二年。
同じ大学を受けるために、二人は日々勉強に励んでいた。

夏休み前最後の登校日の朝、忘れ物をした朋樹を待っていた和葉は、学校近くの交差点で事故に遭う。
外傷は大したことがなかったものの、和葉は目を覚まさなかった。
事故から一ヶ月が過ぎ、周囲がだんだんと彼の事を諦め始めていた頃、彼は奇跡的に目を覚ます。
和葉は朋樹をの名を呼び、朋樹はそれを喜んだ。
もう一度二人で過ごせると思い喜んでいた朋樹。
しかし、和葉はある違和感を抱えていた。

受験への焦りと、恋人との関係性に悩む二人。
繊細な心が生み出す問題に振り回されながらも、直向きに生きていく二人の物語です。
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