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第3話 下心
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時刻は深夜3時。彗は暗いセンター内を若者を背負って駆けた。ところどころ非常灯の緑色の灯りが廊下を照らしていたがそれ以外は消灯されており、昼間の賑やかさが嘘のように思えた。
センターは2階建てで、1階は研究室や処置室、救護室などがある。2階はアンドロイド達の部屋と休憩室があり、かつてはイオ、ハレー、ベネラが寝泊まりをしていた。が、今はもうそれぞれ家庭を持ち、センターの外で生活をするようになった。だから、2階には今はもう誰もいない。
「どうしよう、救護室?いや、とりあえず僕の研究室に……」
彗は迷って自分の研究室の扉を開けようとした。しかし、ロックがかかっていることに気づき、ハッとした。
「そうだ、カードキー……!」
彗は片手で咄嗟にジャンパーのポケットを漁った。すると、右のポケットにカードキーを発見。昨晩、仕事から帰ってそのままジャンパーを脱ぎ捨てたことが幸いだったようだ。彗はホッと安堵すると、急いで扉を開けた。そして、ベッドに若者を寝かせるとタオルを沢山持って来て、顔や手を拭いた。
「濡れてるから着替えさせた方がいいかな……ちょっとごめんね」
彗は遠慮がちにそう言うと、洋服を丁寧に脱がしていった。しかし、トレーナーを脱がした瞬間、彗は思わず手を止めた。顔が一気に熱くなるのが分かった。
「お、女の子……?!」
真っ白な下着の下に隠れている膨らみは大き過ぎず小さ過ぎず、綺麗な形をしていた。
「ど、ど、どうしよう……まさか女の子だなんて……確かに背負った時に何かが当たる感じはしたけど……」
彗は動揺するあまり、思わず口元を手で覆った。顔が真っ赤になっているのが自分でもよく分かる程だった。彼女の首には小さな雪の結晶のモチーフが付いたネックレスが掛けられていた。それが余計に彼女が女の子だということを物語っているようで、彗の胸は更に高鳴った。
「……ポケットにはいくらかお金が入ってるみたいだけど、他に所持品は何もない。バッグすら持ってない。だから、このネックレスはきっと大事な物なんだろうな……」
指先でそっと雪の結晶に触れながらそう呟いた後、震える手でデニムを脱がした。完全な下着姿で横たわる彼女を見て、彗は雨に濡れた下着を脱がすのを躊躇った。そっと、頬や首筋に触れてみる。
「で、でも、体がこんなに冷たい……脱がしてあげないと……ごめんね」
彗は思い切って下着に手を掛け、彼女を裸にした。露わになった美少女の裸は雨に濡れて透明感があり、とても美しかった。彗は思わず見惚れた。しばらくして首を横に振った。
「い、いけない!暖めてあげないと……」
まず、濡れた体を優しく拭いた。胸元や内腿を拭く手が微かに震えて、彗は自分が動揺していることを改めて感じた。
「女の子の裸なんて初めて見た訳じゃないのに……何でこんなにドキドキしてるんだろう……」
何とか動揺を抑え込みながら拭き終わると棚から分厚い毛布を取り出し、彼女の体にゆっくりと丁寧に巻きつけた。すると、その時。
(寒い……暖めて……)
再び彗の頭の中にあの声が響いた。
「さっきの声だ……じゃあ、やっぱりこの声、この子の……?」
彗は彼女の顔を見た。しかし、目を覚ます気配はない。一体どういうことだろう、と考えていると再び声がした。
(凍えちゃう……)
「で、でも、毛布は掛けたし、部屋の中も暖めてある。これ以上どうしたら……」
すると、その声は思いもよらないことを口にした。
(キミが……暖めて)
「……えっ?ぼ、僕が?ど、どうやって?!」
しかし、その声はそれっきり聞こえなくなってしまった。彗は再び動揺した。そして必死に考えを巡らせ、ある方法が浮かんだ。
「どうしてもこの方法しか思い浮かばない……しかも本当に効くのかどうか信ぴょう性は低い……」
彗は散々悩んだ挙句、思い切って自分の服を下着以外全て脱いだ。そして、眼鏡を外すと彼女の毛布をゆっくり解き、冷たい彼女の背中に腕を回してそっと抱きしめた。更に上から毛布を被り、自分の熱が外に逃げないようにした。
彼女の胸の柔らかな膨らみや先端の突起、滑らかな肌の感触を素肌で感じ、彗は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にしながら彼女の耳元に顔を寄せた。
「ごめんね……こんな方法しか思い浮かばなくて……」
しかし、彼女は依然として瞼を固く閉したまま、目を覚ます気配はない。ただゆっくりと静かに呼吸を繰り返しているだけだった。と、その時だった。
(イオを抱けないから、彼女を抱くんですか?)
頭の中で聞き覚えのある声が響いた。少し低い意地の悪そうなその声に、彗はハッとした。目を閉じて意識を集中すると、暗闇の中から見覚えのある男が現れた。
(き、君はもしかして……)
(ぼくが現れるのは夢の中だけだと思いましたか?そんな訳ないでしょう。ぼくは既にあなたの中に存在してるんです。いつ呼びかけようか機会を伺っていたんですけどね、ようやく訪れました)
彼はそう言ってニヤリと意地悪く笑った。
(ち、違う。僕は彼女を助けようと……!そ、それに、彼女が僕に言ったんだ。キミが暖めてって……)
すると彼は腕を組み、片手で癖のある前髪をいじりながら言った。
(本当にそうですか?男が女を裸にして肌を重ねるなんて、下心がある証拠じゃありませんか。じゃあ、聞きますけど、彼女が男だったら同じことをしましたか?キミが暖めてと言われ、真っ先に同じ方法が浮かんだとしても、違う方法を模索してそちらを選んだのではないですか?)
(……っ)
彗は顔を真っ赤にして俯いた。何も言い返せなかった。
(ほら、やっぱり図星じゃないですか。あなたは昔から女に男として見てもらえないことが多いですけど、れっきとした男なんですよ。母親が幼い頃に出て行ってしまい、充分に愛情を注いでもらえなかったことも関係しているんでしょうね。そうしたコンプレックスや劣等感が積もりに積もった結果、ぼくのような人格が生まれたんです。女に対しての強い憧れや執着があるというか……そうは思いませんか?)
彗は依然として黙ったままだった。全て彼の言う通りだからだ。彼は真っ赤になって俯き続けている彗を見て、楽しそうに続けた。
(あなた、彼女を暖めるだけでいいんですか?それ以上のことがしたい。でも、意識を失っている女の子を抱くなんて……そう思うなら、代わりにぼくが引き受けますよ?だって、考えてもみてください。意識を失っているということは、抵抗できないということです。ぼくが何を言いたいのか、分かりますよね?)
あまりに卑怯で下卑た発言に、彗は思わず彼を睨みつけた。
(君、最低だよ。女の子を何だと思ってるの?)
珍しく敵意を剥き出しにする彗に彼は少し驚いた顔をすると、すぐに表情を戻した。そして再び意地悪そうな笑みを浮かべながら、顎に手を当てて頷いた。
(ふぅん。ぼくに反論する程の理性が、あなたにはまだあるんですね)
(……とにかく。君が表に出る必要はないし、出て欲しくもない。絶対に。確かに君の言う通り下心があるのかもしれない。でも今、僕が強く願うのは彼女が目を覚ますことだ。そのためなら下心だって利用する。邪魔しないで)
彗が強い口調でそう言うと彼は目を細めて言った。
(あなたがそこまで彼女に執着する理由はなんです?彼女がアンドロイドだからですか?)
(……分からない。何故か放っておけないんだ。もしかしたら、彼女が僕に助けを求めたからかもしれない)
すると彼は興味深そうな顔で頷きながら言った。
(彼女がこんな自分を必要としてくれた、自分を求めてくれた……そういう訳ですか。いいでしょう。お手並み拝見といこうじゃありませんか。でも……いいですか?あなたが少しでも隙や弱みを見せたら、ぼくはあなたの場所を奪いますからね)
彼はそう言って、再び暗闇の中に姿を消した。彗はゆっくりと目を開けた。少しだけ顔を上げ、彼女の顔を見る。伏せられた純白の長いまつ毛が美しく、彗の胸がまた高鳴った。
(意識を失っているということは、抵抗できないということです)
不意に彼に言われた言葉が頭を過り、彗はハッとした。微かに体の奥が疼くような感覚があった。必死に頭を横に振り、そのドス黒い感情や性的な感覚を追い払った。
「……目、覚さない……でも、体は暖まって来たかもしれない」
肌を重ねた影響か、彼女の体は少しずつ体温を取り戻していた。自らの体温と彼女の体温が混ざり合い、その心地良さは次第にまどろみへと変わっていった。彗は再び彼女の耳元に唇を寄せると、遠のく意識の中でそっと呟いた。
「君が……一体誰なのか……僕には分からない……でも、放っておけないんだ……お願いだよ、目を開けて……」
センターは2階建てで、1階は研究室や処置室、救護室などがある。2階はアンドロイド達の部屋と休憩室があり、かつてはイオ、ハレー、ベネラが寝泊まりをしていた。が、今はもうそれぞれ家庭を持ち、センターの外で生活をするようになった。だから、2階には今はもう誰もいない。
「どうしよう、救護室?いや、とりあえず僕の研究室に……」
彗は迷って自分の研究室の扉を開けようとした。しかし、ロックがかかっていることに気づき、ハッとした。
「そうだ、カードキー……!」
彗は片手で咄嗟にジャンパーのポケットを漁った。すると、右のポケットにカードキーを発見。昨晩、仕事から帰ってそのままジャンパーを脱ぎ捨てたことが幸いだったようだ。彗はホッと安堵すると、急いで扉を開けた。そして、ベッドに若者を寝かせるとタオルを沢山持って来て、顔や手を拭いた。
「濡れてるから着替えさせた方がいいかな……ちょっとごめんね」
彗は遠慮がちにそう言うと、洋服を丁寧に脱がしていった。しかし、トレーナーを脱がした瞬間、彗は思わず手を止めた。顔が一気に熱くなるのが分かった。
「お、女の子……?!」
真っ白な下着の下に隠れている膨らみは大き過ぎず小さ過ぎず、綺麗な形をしていた。
「ど、ど、どうしよう……まさか女の子だなんて……確かに背負った時に何かが当たる感じはしたけど……」
彗は動揺するあまり、思わず口元を手で覆った。顔が真っ赤になっているのが自分でもよく分かる程だった。彼女の首には小さな雪の結晶のモチーフが付いたネックレスが掛けられていた。それが余計に彼女が女の子だということを物語っているようで、彗の胸は更に高鳴った。
「……ポケットにはいくらかお金が入ってるみたいだけど、他に所持品は何もない。バッグすら持ってない。だから、このネックレスはきっと大事な物なんだろうな……」
指先でそっと雪の結晶に触れながらそう呟いた後、震える手でデニムを脱がした。完全な下着姿で横たわる彼女を見て、彗は雨に濡れた下着を脱がすのを躊躇った。そっと、頬や首筋に触れてみる。
「で、でも、体がこんなに冷たい……脱がしてあげないと……ごめんね」
彗は思い切って下着に手を掛け、彼女を裸にした。露わになった美少女の裸は雨に濡れて透明感があり、とても美しかった。彗は思わず見惚れた。しばらくして首を横に振った。
「い、いけない!暖めてあげないと……」
まず、濡れた体を優しく拭いた。胸元や内腿を拭く手が微かに震えて、彗は自分が動揺していることを改めて感じた。
「女の子の裸なんて初めて見た訳じゃないのに……何でこんなにドキドキしてるんだろう……」
何とか動揺を抑え込みながら拭き終わると棚から分厚い毛布を取り出し、彼女の体にゆっくりと丁寧に巻きつけた。すると、その時。
(寒い……暖めて……)
再び彗の頭の中にあの声が響いた。
「さっきの声だ……じゃあ、やっぱりこの声、この子の……?」
彗は彼女の顔を見た。しかし、目を覚ます気配はない。一体どういうことだろう、と考えていると再び声がした。
(凍えちゃう……)
「で、でも、毛布は掛けたし、部屋の中も暖めてある。これ以上どうしたら……」
すると、その声は思いもよらないことを口にした。
(キミが……暖めて)
「……えっ?ぼ、僕が?ど、どうやって?!」
しかし、その声はそれっきり聞こえなくなってしまった。彗は再び動揺した。そして必死に考えを巡らせ、ある方法が浮かんだ。
「どうしてもこの方法しか思い浮かばない……しかも本当に効くのかどうか信ぴょう性は低い……」
彗は散々悩んだ挙句、思い切って自分の服を下着以外全て脱いだ。そして、眼鏡を外すと彼女の毛布をゆっくり解き、冷たい彼女の背中に腕を回してそっと抱きしめた。更に上から毛布を被り、自分の熱が外に逃げないようにした。
彼女の胸の柔らかな膨らみや先端の突起、滑らかな肌の感触を素肌で感じ、彗は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にしながら彼女の耳元に顔を寄せた。
「ごめんね……こんな方法しか思い浮かばなくて……」
しかし、彼女は依然として瞼を固く閉したまま、目を覚ます気配はない。ただゆっくりと静かに呼吸を繰り返しているだけだった。と、その時だった。
(イオを抱けないから、彼女を抱くんですか?)
頭の中で聞き覚えのある声が響いた。少し低い意地の悪そうなその声に、彗はハッとした。目を閉じて意識を集中すると、暗闇の中から見覚えのある男が現れた。
(き、君はもしかして……)
(ぼくが現れるのは夢の中だけだと思いましたか?そんな訳ないでしょう。ぼくは既にあなたの中に存在してるんです。いつ呼びかけようか機会を伺っていたんですけどね、ようやく訪れました)
彼はそう言ってニヤリと意地悪く笑った。
(ち、違う。僕は彼女を助けようと……!そ、それに、彼女が僕に言ったんだ。キミが暖めてって……)
すると彼は腕を組み、片手で癖のある前髪をいじりながら言った。
(本当にそうですか?男が女を裸にして肌を重ねるなんて、下心がある証拠じゃありませんか。じゃあ、聞きますけど、彼女が男だったら同じことをしましたか?キミが暖めてと言われ、真っ先に同じ方法が浮かんだとしても、違う方法を模索してそちらを選んだのではないですか?)
(……っ)
彗は顔を真っ赤にして俯いた。何も言い返せなかった。
(ほら、やっぱり図星じゃないですか。あなたは昔から女に男として見てもらえないことが多いですけど、れっきとした男なんですよ。母親が幼い頃に出て行ってしまい、充分に愛情を注いでもらえなかったことも関係しているんでしょうね。そうしたコンプレックスや劣等感が積もりに積もった結果、ぼくのような人格が生まれたんです。女に対しての強い憧れや執着があるというか……そうは思いませんか?)
彗は依然として黙ったままだった。全て彼の言う通りだからだ。彼は真っ赤になって俯き続けている彗を見て、楽しそうに続けた。
(あなた、彼女を暖めるだけでいいんですか?それ以上のことがしたい。でも、意識を失っている女の子を抱くなんて……そう思うなら、代わりにぼくが引き受けますよ?だって、考えてもみてください。意識を失っているということは、抵抗できないということです。ぼくが何を言いたいのか、分かりますよね?)
あまりに卑怯で下卑た発言に、彗は思わず彼を睨みつけた。
(君、最低だよ。女の子を何だと思ってるの?)
珍しく敵意を剥き出しにする彗に彼は少し驚いた顔をすると、すぐに表情を戻した。そして再び意地悪そうな笑みを浮かべながら、顎に手を当てて頷いた。
(ふぅん。ぼくに反論する程の理性が、あなたにはまだあるんですね)
(……とにかく。君が表に出る必要はないし、出て欲しくもない。絶対に。確かに君の言う通り下心があるのかもしれない。でも今、僕が強く願うのは彼女が目を覚ますことだ。そのためなら下心だって利用する。邪魔しないで)
彗が強い口調でそう言うと彼は目を細めて言った。
(あなたがそこまで彼女に執着する理由はなんです?彼女がアンドロイドだからですか?)
(……分からない。何故か放っておけないんだ。もしかしたら、彼女が僕に助けを求めたからかもしれない)
すると彼は興味深そうな顔で頷きながら言った。
(彼女がこんな自分を必要としてくれた、自分を求めてくれた……そういう訳ですか。いいでしょう。お手並み拝見といこうじゃありませんか。でも……いいですか?あなたが少しでも隙や弱みを見せたら、ぼくはあなたの場所を奪いますからね)
彼はそう言って、再び暗闇の中に姿を消した。彗はゆっくりと目を開けた。少しだけ顔を上げ、彼女の顔を見る。伏せられた純白の長いまつ毛が美しく、彗の胸がまた高鳴った。
(意識を失っているということは、抵抗できないということです)
不意に彼に言われた言葉が頭を過り、彗はハッとした。微かに体の奥が疼くような感覚があった。必死に頭を横に振り、そのドス黒い感情や性的な感覚を追い払った。
「……目、覚さない……でも、体は暖まって来たかもしれない」
肌を重ねた影響か、彼女の体は少しずつ体温を取り戻していた。自らの体温と彼女の体温が混ざり合い、その心地良さは次第にまどろみへと変わっていった。彗は再び彼女の耳元に唇を寄せると、遠のく意識の中でそっと呟いた。
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