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第6話 目覚め
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イオが去った後、彗はしばらくの間、茫然とその場に立ち尽くしていた。腕の中、指先にはまだイオの余韻が残っており、彼は広げた両手をじっと見つめた。
すると、頭の中で声が響いた。
(どうしてイオを抱いてやらなかったんです?)
(その声は……)
彗が目を閉じると同時に暗闇の中から彼が現れた。意地悪そうな顔をしてクセのある前髪を弄り回している。
(あなたにとって、またとない機会じゃないですか。イオは寂しさを埋められる、あなたも自分の欲求が満たされる。ウィンウィンだとぼくは思いましたけどねぇ)
(確かにそうかもしれない。だけど、それはほんのひと時だけだ。日常に戻ればイオはまた寂しさを思い出すし、イオが僕を受け入れてくれたとしてもそれは僕を好きなった訳じゃない。そんなのはあまりにも悲しい)
(ふぅん……そうですか)
彼は楽しそうに頷きながら言った。
(それに、僕は雄飛くんがイオを裏切るとはどうしても思えない。だって彼はイオとシリウスのために困難に立ち向かう強い人だ。シリウスの一件を僕は間近で見ていた訳じゃないけど、命を懸けてシリウスを取り戻しに行ったとハレーが教えてくれた。僕はそんな彼を裏切ることはできない)
すると、彼が彗の言葉を最後まで聞かずに言った。
(あなたは昔から彼が羨ましかった。雄飛くんはモテましたからね。あなたと違って。まっ、彼は特殊な性癖があるようですから大抵長続きしなかったみたいですけど)
何も言わずに黙ったままの彗を見て彼は言葉を続けた。
(雄飛くんのことなんかどうでもいいじゃないですか。彼ぐらいの男なら、浮気のひとつやふたつしたことあるでしょう。だから、あなたもイオとやればいいんですよ。だって、あなたがいくら彼女の中に出したって子供は出来ない。だったら言わなきゃいいんです。どうせ分かりゃしないんですから)
彼の暴言に彗は驚いて声を上げた。
(なっ……君、何てこと言うの?!最低だよ!)
(最低?いいですか、何度も言いますけど、ぼくはあなたなんですよ?あなたが表面上そう思ってなくても、潜在意識の中にある君の思いを、ぼくは引き出して代弁してるだけです)
(ぼ、僕はイオのことをそんな風に思ったことなんてない!じゃあ聞くけど、仮に僕とイオがそういう関係になったとして……雄飛くんは浮気なんてしてなくて、僕とイオのことがバレたらどうするつもり?)
すると彼は馬鹿にしたように鼻で笑いながら言った。
(そんなのどうとでもなるでしょう。適当にでっち上げればいいんですよ。雄飛くんが女と一緒にいる写真を撮って、食事に行く約束してたとかホテルに行こうと誘ってたとか言って。今のイオならきっとあなたの言うことを信じますよ。そうしたら……)
彼は一旦言葉を切ると、ニヤリと笑って静かにこう言った。
(イオは晴れてあなたのモノ)
(なっ……!)
彗は顔を真っ赤にして言葉を失った。彼と、彼の考えに対して少しでも心が揺れ動いてしまった自分自身に対しての怒りが胸の中で渦巻いていた。
(ホラ、何も言えないということは図星だという証拠ではないですか)
(……っていうか、君こそよく出て来なかったね。僕のぎこちない手なんかより自分の方が彼女を気持ちよくさせられるって、君ならそう言うんじゃないの?)
彗は彼を睨みつけ、吐き捨てるように言った。彼は顎に手を当て頷くとニヤリと笑いながら言った。
(確かにそうですね。でもぼくはそうしなかった。何故だと思います?それは彼女とのあの時間があなたにとって待ちに待った時間だと思ったからですよ。だってそうでしょう?夢じゃなくて、現実で彼女の肌に触れ、妖艶な表情を見て、甘い声を聞けるんですから。だから、ぼくはあの時間をあなたに譲ったんですよ。しかし……一度きりとはいえ、まさかあなたが本当にイオとそういう関係になるとはねぇ。ぼくの手も借りずに)
彗は何も言い返せなかった。悔しそうに歯を食い縛って握った拳に力を入れた。その様子を見て、彼は見下したように言った。
(どうでしたか?彼女との時間は。さぞかし夢見心地だったでしょうね。でも、あなたはもう二度と味わえない。彼女の肌を、温もりを。ああ、本当にあなたは馬鹿だ。大人しくあのまま最後までしていれば良かったものを……『声』に邪魔されて、あなたはその機会を失ったんです)
(あの声……助けて、って言う声と一緒だった。きっとあの子が止めてくれたんだ)
(じゃあ、その『声』の主が彼女だとして、あなたはどうしたいんですか?彼女を自分のものにするつもりですか?イオの代わりに)
彗は自分の頭に血が上るのが分かった。
(何言ってんの?!そんな訳ないだろ?!)
(ふふっ。どうでしょうねぇ)
彼は楽しそうに笑うと、暗闇に姿を消した。
彗がイオと行為に及ぶ少し前、ある人物が部屋の外で二人の様子を伺っていた。しかし、彗はそのことに気づいていないのだった。
***
彼女はゆっくりと目を開け、体を起こして周りを見回した。そして、ベッドから起き上がると窓の外を眺めた。近くの木に鳥達が止まっていて、賑やかにさえずっている。
「……」
と、その時。扉が開いて彗が入って来た。肩を落として、思い詰めた顔をしている。彼女は彗をじっと見つめた。が、彼は彼女に気づくことなく自分のデスクに座り、ため息を吐きながらパソコンを開いた。
「……彗」
彼女が呼び掛けると、彼は驚いて顔を上げた。そして、咄嗟に彼女の方へ顔を向けると目を丸くした。
「起きたの?!」
椅子から立ち上がり、彼女に駆け寄るとそっと額に手を当てた。自分よりも少しだけ背の高い彗の顔を彼女は更にじっと見つめた。
「……熱もないし、体温も完全に戻ってる……良かったぁ」
彗は安堵の声を上げると、彼女に向かって微笑んだ。その優しい微笑みに温もりを感じ、彼女は自身の胸の高鳴りを覚えた。すると、彼はハッとした顔をして言った。
「って、何で僕の名前を……?」
「……ずっと見てたから」
彗は眉を潜めると、顔色ひとつ変えずにそう言う彼女に言った。
「ど、どういうこと?だって君は……ずっと眠ってたじゃないか」
「わたし、キミに呼びかけた。その時、意識があった。そういうこと」
彗はしばらくの間、彼女を凝視した。しかし、それ以上彼女は何も言わない。
「えーっと、つまりあの声はやっぱり君で、体は動かないけど実はずっと起きてた。それで合ってる?」
彼女は少し考えると頷きながら、彼の推理に付け加えた。
「わたしはどんな相手にも声を送ることができる。あと、この間は眠ってても自由に動けた。何でかは分からない。いつもはそんなことできないから」
「えっ?待って、それって……幽体離脱、みたいなこと?」
「ゆうたいりだつ……?」
聞き慣れない言葉に彼女は首を傾げた。
「あっえーっと、仮死状態に陥った時に意識っていうか魂が体を抜け出して、自由に動き回れる現象のことだよ」
彼女は少し考えると、小さく頷いて言った。
「……うん。そんな感じ」
彗はその瞬間、ある事に気づいた。途端に変な汗が額に滲み出る。
「ちょ、ちょっと待って。君さっき、ずっと見てたって言ったよね?それって……その……君が眠ってる間、全部ってこと?」
「そう。キミがわたしを暖めてくれたことも、ハレーとベネラと話をしていたことも、イオとセックスしてたことも、全部」
彼女はやはり顔色ひとつ変えずにそう言い切った。あまりの恥ずかしさに彗は自分の顔が一気に真っ赤になったのを感じた。
「じゃ、じゃあ……『本当にいいの?』って、あの声も君だよね?どうして僕を止めようとしたの?」
「彗が戸惑ってる……そう感じたから」
彗はしばらく黙り込んだ後、やっとの思いでこう言った。
「あ、あのさ……君を裸にして暖めたこともイオとのことも……その……だ、誰にも言わないでもらえるかな?」
彼女は彗の顔をじっと見つめた後、大きく頷いた。
「……うん。言わない」
彗は安心したようにハァと大きなため息を吐いたのだった。
すると、頭の中で声が響いた。
(どうしてイオを抱いてやらなかったんです?)
(その声は……)
彗が目を閉じると同時に暗闇の中から彼が現れた。意地悪そうな顔をしてクセのある前髪を弄り回している。
(あなたにとって、またとない機会じゃないですか。イオは寂しさを埋められる、あなたも自分の欲求が満たされる。ウィンウィンだとぼくは思いましたけどねぇ)
(確かにそうかもしれない。だけど、それはほんのひと時だけだ。日常に戻ればイオはまた寂しさを思い出すし、イオが僕を受け入れてくれたとしてもそれは僕を好きなった訳じゃない。そんなのはあまりにも悲しい)
(ふぅん……そうですか)
彼は楽しそうに頷きながら言った。
(それに、僕は雄飛くんがイオを裏切るとはどうしても思えない。だって彼はイオとシリウスのために困難に立ち向かう強い人だ。シリウスの一件を僕は間近で見ていた訳じゃないけど、命を懸けてシリウスを取り戻しに行ったとハレーが教えてくれた。僕はそんな彼を裏切ることはできない)
すると、彼が彗の言葉を最後まで聞かずに言った。
(あなたは昔から彼が羨ましかった。雄飛くんはモテましたからね。あなたと違って。まっ、彼は特殊な性癖があるようですから大抵長続きしなかったみたいですけど)
何も言わずに黙ったままの彗を見て彼は言葉を続けた。
(雄飛くんのことなんかどうでもいいじゃないですか。彼ぐらいの男なら、浮気のひとつやふたつしたことあるでしょう。だから、あなたもイオとやればいいんですよ。だって、あなたがいくら彼女の中に出したって子供は出来ない。だったら言わなきゃいいんです。どうせ分かりゃしないんですから)
彼の暴言に彗は驚いて声を上げた。
(なっ……君、何てこと言うの?!最低だよ!)
(最低?いいですか、何度も言いますけど、ぼくはあなたなんですよ?あなたが表面上そう思ってなくても、潜在意識の中にある君の思いを、ぼくは引き出して代弁してるだけです)
(ぼ、僕はイオのことをそんな風に思ったことなんてない!じゃあ聞くけど、仮に僕とイオがそういう関係になったとして……雄飛くんは浮気なんてしてなくて、僕とイオのことがバレたらどうするつもり?)
すると彼は馬鹿にしたように鼻で笑いながら言った。
(そんなのどうとでもなるでしょう。適当にでっち上げればいいんですよ。雄飛くんが女と一緒にいる写真を撮って、食事に行く約束してたとかホテルに行こうと誘ってたとか言って。今のイオならきっとあなたの言うことを信じますよ。そうしたら……)
彼は一旦言葉を切ると、ニヤリと笑って静かにこう言った。
(イオは晴れてあなたのモノ)
(なっ……!)
彗は顔を真っ赤にして言葉を失った。彼と、彼の考えに対して少しでも心が揺れ動いてしまった自分自身に対しての怒りが胸の中で渦巻いていた。
(ホラ、何も言えないということは図星だという証拠ではないですか)
(……っていうか、君こそよく出て来なかったね。僕のぎこちない手なんかより自分の方が彼女を気持ちよくさせられるって、君ならそう言うんじゃないの?)
彗は彼を睨みつけ、吐き捨てるように言った。彼は顎に手を当て頷くとニヤリと笑いながら言った。
(確かにそうですね。でもぼくはそうしなかった。何故だと思います?それは彼女とのあの時間があなたにとって待ちに待った時間だと思ったからですよ。だってそうでしょう?夢じゃなくて、現実で彼女の肌に触れ、妖艶な表情を見て、甘い声を聞けるんですから。だから、ぼくはあの時間をあなたに譲ったんですよ。しかし……一度きりとはいえ、まさかあなたが本当にイオとそういう関係になるとはねぇ。ぼくの手も借りずに)
彗は何も言い返せなかった。悔しそうに歯を食い縛って握った拳に力を入れた。その様子を見て、彼は見下したように言った。
(どうでしたか?彼女との時間は。さぞかし夢見心地だったでしょうね。でも、あなたはもう二度と味わえない。彼女の肌を、温もりを。ああ、本当にあなたは馬鹿だ。大人しくあのまま最後までしていれば良かったものを……『声』に邪魔されて、あなたはその機会を失ったんです)
(あの声……助けて、って言う声と一緒だった。きっとあの子が止めてくれたんだ)
(じゃあ、その『声』の主が彼女だとして、あなたはどうしたいんですか?彼女を自分のものにするつもりですか?イオの代わりに)
彗は自分の頭に血が上るのが分かった。
(何言ってんの?!そんな訳ないだろ?!)
(ふふっ。どうでしょうねぇ)
彼は楽しそうに笑うと、暗闇に姿を消した。
彗がイオと行為に及ぶ少し前、ある人物が部屋の外で二人の様子を伺っていた。しかし、彗はそのことに気づいていないのだった。
***
彼女はゆっくりと目を開け、体を起こして周りを見回した。そして、ベッドから起き上がると窓の外を眺めた。近くの木に鳥達が止まっていて、賑やかにさえずっている。
「……」
と、その時。扉が開いて彗が入って来た。肩を落として、思い詰めた顔をしている。彼女は彗をじっと見つめた。が、彼は彼女に気づくことなく自分のデスクに座り、ため息を吐きながらパソコンを開いた。
「……彗」
彼女が呼び掛けると、彼は驚いて顔を上げた。そして、咄嗟に彼女の方へ顔を向けると目を丸くした。
「起きたの?!」
椅子から立ち上がり、彼女に駆け寄るとそっと額に手を当てた。自分よりも少しだけ背の高い彗の顔を彼女は更にじっと見つめた。
「……熱もないし、体温も完全に戻ってる……良かったぁ」
彗は安堵の声を上げると、彼女に向かって微笑んだ。その優しい微笑みに温もりを感じ、彼女は自身の胸の高鳴りを覚えた。すると、彼はハッとした顔をして言った。
「って、何で僕の名前を……?」
「……ずっと見てたから」
彗は眉を潜めると、顔色ひとつ変えずにそう言う彼女に言った。
「ど、どういうこと?だって君は……ずっと眠ってたじゃないか」
「わたし、キミに呼びかけた。その時、意識があった。そういうこと」
彗はしばらくの間、彼女を凝視した。しかし、それ以上彼女は何も言わない。
「えーっと、つまりあの声はやっぱり君で、体は動かないけど実はずっと起きてた。それで合ってる?」
彼女は少し考えると頷きながら、彼の推理に付け加えた。
「わたしはどんな相手にも声を送ることができる。あと、この間は眠ってても自由に動けた。何でかは分からない。いつもはそんなことできないから」
「えっ?待って、それって……幽体離脱、みたいなこと?」
「ゆうたいりだつ……?」
聞き慣れない言葉に彼女は首を傾げた。
「あっえーっと、仮死状態に陥った時に意識っていうか魂が体を抜け出して、自由に動き回れる現象のことだよ」
彼女は少し考えると、小さく頷いて言った。
「……うん。そんな感じ」
彗はその瞬間、ある事に気づいた。途端に変な汗が額に滲み出る。
「ちょ、ちょっと待って。君さっき、ずっと見てたって言ったよね?それって……その……君が眠ってる間、全部ってこと?」
「そう。キミがわたしを暖めてくれたことも、ハレーとベネラと話をしていたことも、イオとセックスしてたことも、全部」
彼女はやはり顔色ひとつ変えずにそう言い切った。あまりの恥ずかしさに彗は自分の顔が一気に真っ赤になったのを感じた。
「じゃ、じゃあ……『本当にいいの?』って、あの声も君だよね?どうして僕を止めようとしたの?」
「彗が戸惑ってる……そう感じたから」
彗はしばらく黙り込んだ後、やっとの思いでこう言った。
「あ、あのさ……君を裸にして暖めたこともイオとのことも……その……だ、誰にも言わないでもらえるかな?」
彼女は彗の顔をじっと見つめた後、大きく頷いた。
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