遊佐賀奈子と八人の鬼婦人

マヤカナヒロキ

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4話

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(八角都市?この都市の名前かな。八人の貴婦人が主人て言ってるけど。とりあえずその貴婦人について情報を集めてみようかな。)

遊佐は人を避けながら街道を歩いていく。
街道で談笑している人々の近くで聞き耳を立てたり、掲示板にある張り紙の内容を見たりなどした。

数時間たった後
(うーん。疲れた。休もう。)

遊佐は近くの建物の屋根に飛び乗り黒い箱を取り出して食事をとりながら屋根に寝そべる。

雲ひとつない青空を眺めて今度はチョコレート味のバーを食べながら考えた。

(わかったのは今日が都市のお祭りの日だってことと、八人の鬼婦人が凱旋パレードで姿を現わすという事。貴婦人じゃなくて鬼婦人なのはなんでだろう?まあいいや見たらわかるかもだし。)

バーを食べ終わってボトルの水をグビグビ飲み干した後、私物のスマホで遊び始める。

(掲示板の張り紙だと、この目の前の街道がパレードの通る場所みたいだし待ってればいいよね。)

数時間後、遠くから音楽が聞こえてきた。
その音楽の方向を見るとまだハッキリとはわからないが、きらびやかな衣装の音楽隊や建物の高さほどある動物のハリボテが馬車に引かれているのがわかる。

(きた。)

遊佐は私物のスマホを黒い箱に収納して。パレードの様子を観察する。

パレードが近くに来ると迫力がある。ジャグリングをしながら歩いている人や、翼の生えた四足歩行の大きなトカゲの上にまたがる人などもいる。

(すっごい豪華なパレード。ん?)

パレードの列が遊佐の前をある程度通り過ぎた時、より一層豪華な装飾がなされた台座、それを白い六頭の馬が引いているのに気付く。その台座に豪華な装飾の施された椅子がありそこに座っている人物がいた。

その人物の顔を見た瞬間、遊佐は背筋が凍るような感覚を感じた。
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