竜騎士の末裔

ぽてち

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第1章

11、遺跡からの帰還

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 食堂の代わりにしていた広間に行くとユタが抱いている翼竜を見て阿鼻叫喚の嵐に包まれていた。
 慌てて逃げる時に料理の皿を引っ掛けてしまったのかパンが散乱していた。
 翼竜とはいえ、まだ孵ったばかりで噛みつかれたとしても大した怪我を負うとは思えないのだが、恐怖が先に立っているようだ。

 苦笑しながら入っていくと
「ナイジェル様!」
 叫び声とともに柔らかい感触が体にぶつかってきた。怯えた様子でドニアザードが腰にしがみ付いてきた。
「竜が、竜が……ああ、恐ろしゅうございます」
 些か芝居がかった台詞と共に豊麗な体を押し付け、恐怖と少しの媚びを含んだ目でドニアザードがこちらを見上げてくる。
「悪いが放してくれ」
 苦笑を浮かべると腰に回された手をやんわりと振り解く。

 ドニアザードはあっさり振り解かれたことに驚いたようで小麦色の艶麗な顔に少し間の抜けた表情が浮かび、振り解かれた手の形のまま立ち固まっていた。
 それには構わずに座って翼竜に食事をさせているユタの傍まで歩いていく。

 部屋の隅まで逃げて、震え上がっていたマレンデスがナイジェルを見るとホッとしたように泣き笑いの妙な顔になる。
「ナ、ナイジェル隊長、それを何とかして下さい!」
 ナイジェルは無言のまま頷き、ユタの襟首を掴むとそのまま外まで引き摺って行き、庭の隅に放り出す。
「ちょ、ナイジェル殺す気ですか!」
 首が絞まった状態で数十バーは引き摺られたのだ。首元を押さえて文句を言うユタをナイジェルは冷淡な眼差しを向ける。
「……時々そうしたくなるな」
 愕然として見上げてくるユタを無視して庭の隅を指差す。
「ここで食事をしろ。動くなよ」
 そう言い残すと広間に戻ってユタと自分の分の食事を皿に載せるとユタの所に戻ってくる。
 スライも自分の分を持ってきて座る。
「少しは周りに気を遣ったらどうだ? こんなものが傍にいて食事をする気になると思うのか」
 小さく千切られたパンを無心に食べている翼竜を横目に見ながらユタに言う。
「ナイジェルは平気じゃないですか」
「俺は我慢しているだけだ。こいつを生かす許可をした責任もあるしな」

 パンを食べ終わった翼竜は翼を羽ばたかせるとナイジェルの肩にとまった。
 滑り落ちないように爪を立てて何度かもがいていたが丁度いい場所を見つけたようで安心して丸くなる。
「おい……」
 頬に翼竜の鼻息を感じながら、ユタを睨み付ける
「懐かれてよかったじゃないですか」
 無邪気に笑うユタに流石に文句を言う気力も無くなって只、溜息をついた。


 食事を終えた調査団は遺跡を出発した。
 旧道にあって唯一機能している宿場町ツグルトに向かう。
 そのまま旧道を行けば早いが荷物もあり、馬で走り抜けるのならともかく驢馬や駱駝に揺られての旅では水を補給できる井戸も無い砂漠の只中を突っ切る旧道を行くのはかなり厳しい。
 往路と同じくソルク、シャハトを経由する「石の道」の新道で戻るのが安全で無難な行程だ。

 遺跡を立ってから三日目。
 ソルクの町を立ったあたりからナイジェルの顔色が優れないことにスライは気づいた。時折脇腹を押さえている。
 馬足を速めて、ナイジェルに並ぶと心配そうに声を掛けた。
「痛みますか、ナイジェル隊長」
「少しな」
「休憩を取りますか?」
 ナイジェルは首を振る。多少休んだところで変わらないからだ。
「さっさと王都に帰ろう」
「そうですね」
 さらに三日が経過してアジメール王国東方国境のカーマーゼン砦が見えるところまできた。
 ナイジェルの具合は悪化はしなかったが、少し熱が出ているようだった。
「ナイジェル隊長、カーマーゼンに寄らずに宜しいので」
 マレンデスが休憩の時に聞いてきたが、ナイジェルは笑って首を振る。
「我々は任務の途中ですから。使者を送りましょう」
 護衛隊兵士を一人呼んで先行させた。

 カーマーゼンもエルギンと同様に五千騎の騎兵が常駐している。
 二重の城壁がカーマーゼン砦を囲み、その中に騎兵の家族や数万の民が生活する城塞都市だ。石の道の重要な中継点でもあり東西交易の要衝でもあるので、町並みは城壁の外にも広がっている。
 米の収穫時期も過ぎたので、砦の周囲に広がる農地は閑散としている。

 そのカーマーゼンを横目に通り過ぎていくと砦の方から土ぼこりが立っている。
「厄介だな」
 ぼそりとナイジェルは呟いて、手を上げて調査団の歩みを止める。

 暫くすると十騎程の騎兵の集団が目で確認できるようになった。その中心には煌びやかな軍装に身を包んだメルヴィンがいた。
「久しぶりだな、ナイジェル」
「はい、閣下にはご機嫌麗しく、ご健勝のこととお見受けします」
 馬上から声を掛けられ、馬を降りたナイジェルが腰を折って挨拶をする。
 他の調査団の者もナイジェルに習う。
「相変わらず、堅苦しいな」
 苦笑いを浮かべるメルヴィンにどう応えたものかと戸惑っていると
「お初にお目にかかります閣下。調査団の長のマレンデスにございます」
「ああ、話は聞いている。ご苦労だったな」
「いいえ、無事帰還の途につけたのもこの地を治める閣下のご威光の賜物かと存じます」
「世辞は良い。無事帰還できて何より…と言いたいところだが、そうとは言えないようだな」
 あまり顔色の優れないナイジェルや腕を吊っているスライの様子や聞いていた人数とは明らかに少ない護衛隊を見て、僅かに眉を顰める。
「盗賊でも出たのか」
 そう言いつつナイジェルが盗賊ごときに後れを取るのかという疑問があった。
「盗賊も出ましたが、護衛隊の怪我はそれによるものではありません」
 マレンデスはどう言ったものかと逡巡していた。
「翼竜にやられたのです。おそらく竜騎士が騎獣としていた翼竜の子孫かと思われます」
 横からユタが口を挟む。前に進み出ると翼竜を放した。メルヴィンに付き従っていた兵士たちから悲鳴が漏れる。

 メルヴィンの隣にいた大男がすかさずメルヴィンを庇うように前に出た。
 翼竜はゆっくりと頭上を旋回するとナイジェルの肩にとまった。
 メルヴィンは面白そうにナイジェルを見る。
「なるほどな。他の者では法螺話としか思えんが、ナイジェルが斃したのかその翼竜を」
「その通りにございます」
「いえ、亡くなった兵士やここにいるスライの協力によるものです」
 マレンデスとナイジェルが同時に答えたが、メルヴィンは二人を見比べて可笑しそうに笑う。
「変わらないな、ナイジェル。まあ、お主がそう言うなら、そういうことにしておこう」
 くつくつと笑い続けるメルヴィンにナイジェルはムッとしたのか少しだけ眉を寄せる。
「詳しく話を聞きたいところだが、任務の途中に引き止めてはお主らが王太子殿下に咎めだてされよう。早く帰って殿下に報告するといい。――ナイジェル、困ったことがあれば頼ってくるといい」
 ナイジェルは黙って頭を下げた。その様子に苦笑しただけでメルヴィンは何も言わず、馬首を返してカーマーゼン砦に戻って行った。

「あの方が告罪天使ナイジェルナイジェル・アル・ナキールですか」
「ああ、そうだ。アルトゥアお前も覚えておくといい」
 隣を走る大男にメルヴィンは答えた。
「想像していた方とはだいぶ違いますな」
 強い顎鬚を撫でて、笑う男に同調するように失笑が漏れる。
「お主らがナイジェルを軽く見るのは結構だが、そういう奴らはナイジェルによって煉獄か地獄に送られているな」
 淡々とした口調で言い切るメルヴィンに周囲から息を飲み込む音がした。
 そんな部下たちに構わずに馬を疾駆させるメルヴィンは深く考え込んでいるようだった。

 メルヴィンの馬影が小さくなるとナイジェルはホッと息をついて、肩にとまった翼竜の頭を撫でた。
「お前が早速役に立つとはな」
「ナイジェルは相変わらず、メルヴィン王子が嫌いなのですね」
「嫌っているわけじゃない。苦手なだけだ」
 不機嫌そうに言うナイジェルにユタは微笑んだ。


 カーマーゼンを過ぎると王都まではあと少しだった。
 石の道の中継点であるタラという町で最後の宿泊となる。
 明日で調査団の任務も終わりとなり、どんな評価をされるかとの不安もあるが、王都に戻れる安堵の方が大きかった。
 その日の夕食にはマレンデスの計らいで酒肴が用意されていた。
 和やかな雰囲気で酒が回ると明日も早いということで早々に就寝となった。

 ナイジェルは具合があまり良くないようで途中で席を立ち、先に割り当てられた部屋で眠っていた。
 枕もとには翼竜が丸くなっていてユタが部屋に入ってくると鳴き声を上げる。
 ナイジェルの額に手を当てると少し熱があるようだった。
 よく寝ているのを起こすのも忍びないので用意してきた塗り薬と包帯を枕元に置いてユタも寝ることにした。
 連日の砂漠行の疲れと酒の所為もあってかあっという間に眠りに落ちて行った。
 
 夜半過ぎ、ふと喉の渇きを覚えて目が覚める。隣を見ると寝床は空になっていた。
 驚いて起き出し、翼竜に話しかける。
「お前の主はどこに行ったのだ」
 その声に起こされた翼竜がナイジェルがいないことに気付き、翼を羽搏かせて部屋から出ていく。

 翼竜は躊躇なく宿の中庭に出た。
 庭の隅の方にナイジェルが立っていた。
 傍には薄物を纏ったドニアザードが居て、ナイジェルに縋り付き、何かを必死に訴えているようだった。
 ナイジェルの所へ行こうとする翼竜を捕まえて、傍にあった茂みに身を隠す。そこにはすでに誰かいてギョッとしたが、口元に指を立てて黙るように身振りで言って来る。
 暗闇に目が慣れてくるとそれはスライだった。
 スライもナイジェルを探しに来たのだろう、互いの状況に苦笑いを浮かべる。

 さてどうしたものかとユタは悩む。明らかに邪魔をしたら馬に蹴られてしまう状況だった。
 どさりと倒れこむ音とナイジェルの呻き声がした。
 覗き込むとドニアザードがナイジェルの上に馬乗りになって淡紅色の唇をナイジェルの唇や首筋に押し当てている。
 薄物の裾はまくれ上がり、白い太腿が露わとなっている。薄い布を押し上げている形の良い乳房が透けて見え、ドニアザードが身動きするたびに誘うように揺れる様はひどく艶かしい。
 目の前で繰り広げられる痴態にナイジェルは興奮するでも怒るでもなく、困惑したような覚めた眼差しを向け、時折怪我した場所が痛むのか顔を顰めている。
 ドニアザードは無我夢中でナイジェルが怪我をしていることを忘れているのだろう。
 ナイジェルは押し退けようとはしているが、薄物を纏っただけの女に触れるのは遠慮があるのかうまく行かないようだ。

 流石に助けようと茂みから抜け出す前に翼竜がユタの手から飛び出していった。
 ドニアザードの悲鳴が上がり、翼竜を振り払っている。ナイジェルはホッとしたようにこちらを見ていた。
「ドニアザード殿、ナイジェルは怪我人ですのでそこまでにして下さい」
「邪魔をしないでください! 貴方たちには関係ないでしょう。人の恋路を邪魔して、随分無礼な方々ですわね」
 目を吊り上げて睨みつけてくる顔は元が美しいだけにかなりの迫力だったが、ユタは首を竦めただけだった。
「無粋なのは承知の上です。それでも怪我をしている親友の貞操の危機ですので助ける必要があると判断しました」
「誰が貞操の危機だ」
 痛むのか脇腹を抑えたまま不機嫌そうにナイジェルが言ってくる。
「事実でしょうが」
「……ナイジェル様。初めてお会いした時から、お慕いしておりました。お邪魔は致しません、どうか……お側に置いてくださいませ」
 涙に濡れた目でナイジェルに必死で縋ってくるが、ナイジェルは顔を顰めたままだった。
「ドニアザード、悪いがお前の気持ちには応えられない」
 ナイジェルの答えにドニアザードは声を押し殺して啜り泣き始めた。

 そこに顔を強張らせたアミナがやってきた。
「――娘が失礼しました」
 言葉は謝罪だが、表情は明らかにナイジェルを非難している。
 娘の体に被衣を掛け、立たせると宿の中に戻って行った。
「彼女に何を言われたんです?」
「一緒に連れて行って欲しいと言われた。婚約者がいる女性にそんなことは出来ないと言ったのだが、なかなか納得してくれなくてな」
「嫌いだとはっきり言えばいいでしょうが」
「別に嫌っているわけじゃない」
 ユタは頭を抱えて、スライを見た。
 スライは何とも言えない微妙な笑みを浮かべていた。
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