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5、北の大地と黒歴史編
34、竜の話はお腹いっぱい、悪戯なる赤の貴婦人
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一方その頃、孤児院にも同じ知らせは届いていた。
「ゴレ男くんの出番ですわ!」
ネネツィカは張り切ってゴレ男くんを召喚し、膝付き手を差し出すゴレ男くんの右の手のひらにぴょこんと乗って少年と護衛に手を振った。
「アタクシ、ちょっと行ってきますの!」
「お嬢様、わたくしをお忘れですよ」
「あっ、ティミオス」
ゴレ男くんの左手に拾ってもらい、執事は少年たちを見下ろして優雅に一礼した。
「お騒がせして申し訳ございません。領内の問題は領内の者で収めますゆえ、尊き方々はどうぞご安全にお過ごしください」
見下ろす瞳が微笑んだ。地面を揺らしながらゴレ男くんが歩いていく――エリック王子は迷わずに飛び出して、その後を追った。
ゴーレムには驚いて、エリック王子には呆れて。
「うわぁ……」
クレイは頭を振った。
「坊ちゃん、いかがなさいますかっ?」
太っちょの黒ローブがオロオロしている。
「うん……うん」
どうしたらいいか、なんて――割とぼくのほうがききたい。
そんな呟きを喉奥に封じて、少年は首をかしげた。
「何人かは後を追いかけて護衛してもらえる? エリックは『竜の加護がある』から危ない事はないと思うのだけど、だからと言って何もしないでほっとくのは臣下としてだめだと、ぼくは思うのだ」
「盗賊団……」
(妖精がいる……)
呟いた少女に視線を向けて、クレイは困り顔をした。
「とりあえず、ここの責任者は院長かな? この子については院長に引き渡そうか」
頷く呪術師をみあげて、少年ははんなりと笑った。
「レネン、ラーフルトンってすごいねえ。妖精がいっぱいいるんだ」
紫の瞳は夜明けを探すみたいに周囲を見て、「ここで暮らしてたら妖精といっぱい知り合えるのかな」と迷子のように呟いた。
呪術師レネンは、人の好さそうな声をほたりと落とした。
「坊ちゃん、坊ちゃんは竜の国の重臣名家の令息で、ご自身も竜の加護をお持ちだと言われているのですよ。あんまり妖精妖精と人前で好奇心を見せてはいけません――偉大なる黒竜がきいているかもしれないじゃあ、ありませんか」
少年はつまらなそうに息を吐き、レネンの手を稚く引っ張って声を止めた。
「黒竜がきいてるわけないじゃない。下手したら、黒竜より白竜のほうがきいてる可能性まである……」
稚い手がくいくいと黒ローブのフードを引っ張り、呪術師の顔を覗き込む。
「竜の話はお腹いっぱい。ぼくは、妖精がいるラーフルトンにいるのだ。ならば、ラーフルトンに居る間は妖精の話をしてもよいのだ。そうではない?」
◇◇◇
青空を見上げれば、目も眩むほど晴れやかで陽光が強い光を見せている。まるで、地上の何もかもを明るみにして、後ろ暗い事など何ひとつ許さないとでもいうような明るい空だった。
そんな中、地上の人々は少女を見た。
最近何かにつけて話題にのぼる北方名物みたいになってきたゴーレム。その掌にちょこんと乗っかり、腰に手を当てて自信に満ち溢れた顔で笑う、愛らしくも気品のある、貴族令嬢を。
「あなた達は、以前も悪さしていましたわね!」
ゴーレムが日差しを遮って地上に暗い影を落とす。日陰に振り返る男たちは、いつか酒場で見た少女に再会したことを悟った。
「お、おまえはあの時の♡」
酒焼けをしてしゃがれた野太い男が真剣な顔でそう言葉を返したのを耳に、執事が頷いた。
「この症状は、最近領内で流行っているという語尾♡病でございますね」
「まあ、そんな病がありますの」
お大事に……ネネツィカが哀れみの視線を向けると、盗賊たちは次々と怒号を上げた。
「お前のせいで♡ 俺たちは捕まって今まで牢生活だったんだ♡」
「あの病魔が♡ 収監所で♡ 暴れた♡」
「おかげでどさくさに紛れて♡ 逃げられたが♡」
「説明してくれたのはありがたいのですけれど頭に入ってきませんわ」
しかし、病魔というのはわかった。
男たちが剣を構える先に、奇妙な赤い蝶々が群れをなしてハートマークの形を成している。どことなく憎めないコミカルなオーラを放つ――あれが奇病を撒く病魔なのだろう。
「病魔……」
「大分類としては、妖精。悪戯なる赤の貴婦人たちでございます」
ティミオスがさりげなく補足した。
「魔、という言葉は、人が人ではないモノに対する時に便利に使われます」
赤の貴婦人は、妖精族の性質に忠実な妖精たち。悪戯好きで、気まぐれ、そして――「主に殿方に悪戯をするのを好みます。特に、それが似合わない者にこそおかしな話し方を強要し、愛でるのでございます。例えばあれなる屈強な男どもを」。
「それでハートマークを。なるほどですわ」
ネネツィカは執事の説明に頷き、地上の混沌に耳を澄ませた。
「くっ♡ 思い通りになると思うなっ♡」
「ぐあぁっ♡ やられた♡」
「こんな辱めに♡ 屈しはしないぞ♡ 覚悟しろ♡」
セリフだけ見ると何をしてるのだかあやしく聞こえる。これは――「良いご趣味、と言えましょう」ネネツィカは両手で丸印を作って赤の貴婦人にスマイルを向けた。
赤の貴婦人にもその想いは伝わったのだろうか、赤いハートマークカタチに集まった蝶々たちが大きく左右に揺れている。
「けれど赤の貴婦人、度が過ぎた悪戯はダメですわ。少しの悪戯、で済ませませんと……皆、困ってしまいますの」
ネネツィカには殿方のハートマークを楽しむ事ができたが、他の民は怯えているし、とネネツィカは眉を下げた。
少女が妖精と語り合う姿を見て、エリック王子は北の地は王国の中でも例外的に妖精種の息吹が強く、混血や妖精に親しむもの、魔法を扱えるものが多いという話を思い出していた。
ファーリズ王国は、竜種の加護厚き国である。かつて人の勇者はその勇気と知恵を竜に認めさせ、この国から魔を退けて人の生きる場所とする権利を得た。以来、王家の血筋には人の勇気を愛する竜ティーリーと人の知恵を愛する竜アスライトの加護が継がれている。
――それは、民を守るために奮うのだとエリックは教えられていた。
例えば、目の前に好意を持たれたいと思っている女の子がいるからだとか。
或いは、最近剣の鍛錬に力を入れていて褒められたからとか。
そんな理由があろうとなかろうと、ファーリズの国境の内側で、目の前に魔性の何かがいて、民が困っているならば。
「悪戯をしたいからといって好き勝手暴れさせるわけにはいかないよ。ティーリー、オレに剣をくれるかい」
エリック王子は左手でティーリーの名を宙に綴った。加護は竜そのものが姿を現すこともあるし、呪術の形として振るうこともできた。このたびはエリックの求めるままに、魔性を斬る鋭い剣として、竜の力が現れた。
(ティーリーはオレの言うこと、なんでもきいてくれる!)
オレが特別で、格好良いところを見せてやろう。
――これはあいつには出来ない事なんだ。
そう思うと、気分が良い。
「ここは竜の加護の元、人が生きる国だ。魔性なるものは去れ♡」
あっ、凛然と声を響かせる王子の語尾が――「せっかく格好良かったのに」騒動に集まった物見遊山の人だかりの中でこっそり見物に混ざっていたエイヴンが残念そうに呟いた。
「あら、エリック様に被害が」
ネネツィカは加護の顕現よりも語尾に意識を持っていかれた様子で呟き、両手を口の周りにたてて赤の貴婦人に声をあげた。
「お願いですのー! アタクシたちの土地で悪戯はやめてほしいですの~、困りますのよー」
赤の貴婦人は困っているのが楽しいのよと言わんばかりにゆらゆらしている。それを見て、ネネツィカはゴレ男くんの指をぽんぽんと叩いた。
「嫌です、とか、ダメです、と言っても聞かない妖精さんには、力ずくでご退去願うしかないのですわ」
こうして、人々の見守る中、語尾にハートマークをつけた盗賊団やら通りすがりのお忍び王子やら令嬢のゴーレムやらがどっすんばったんバトルめいたことをおっ始めたのであるが、一方その頃の孤児院では院長先生が少女と盗賊団について語り始めていた。
「ゴレ男くんの出番ですわ!」
ネネツィカは張り切ってゴレ男くんを召喚し、膝付き手を差し出すゴレ男くんの右の手のひらにぴょこんと乗って少年と護衛に手を振った。
「アタクシ、ちょっと行ってきますの!」
「お嬢様、わたくしをお忘れですよ」
「あっ、ティミオス」
ゴレ男くんの左手に拾ってもらい、執事は少年たちを見下ろして優雅に一礼した。
「お騒がせして申し訳ございません。領内の問題は領内の者で収めますゆえ、尊き方々はどうぞご安全にお過ごしください」
見下ろす瞳が微笑んだ。地面を揺らしながらゴレ男くんが歩いていく――エリック王子は迷わずに飛び出して、その後を追った。
ゴーレムには驚いて、エリック王子には呆れて。
「うわぁ……」
クレイは頭を振った。
「坊ちゃん、いかがなさいますかっ?」
太っちょの黒ローブがオロオロしている。
「うん……うん」
どうしたらいいか、なんて――割とぼくのほうがききたい。
そんな呟きを喉奥に封じて、少年は首をかしげた。
「何人かは後を追いかけて護衛してもらえる? エリックは『竜の加護がある』から危ない事はないと思うのだけど、だからと言って何もしないでほっとくのは臣下としてだめだと、ぼくは思うのだ」
「盗賊団……」
(妖精がいる……)
呟いた少女に視線を向けて、クレイは困り顔をした。
「とりあえず、ここの責任者は院長かな? この子については院長に引き渡そうか」
頷く呪術師をみあげて、少年ははんなりと笑った。
「レネン、ラーフルトンってすごいねえ。妖精がいっぱいいるんだ」
紫の瞳は夜明けを探すみたいに周囲を見て、「ここで暮らしてたら妖精といっぱい知り合えるのかな」と迷子のように呟いた。
呪術師レネンは、人の好さそうな声をほたりと落とした。
「坊ちゃん、坊ちゃんは竜の国の重臣名家の令息で、ご自身も竜の加護をお持ちだと言われているのですよ。あんまり妖精妖精と人前で好奇心を見せてはいけません――偉大なる黒竜がきいているかもしれないじゃあ、ありませんか」
少年はつまらなそうに息を吐き、レネンの手を稚く引っ張って声を止めた。
「黒竜がきいてるわけないじゃない。下手したら、黒竜より白竜のほうがきいてる可能性まである……」
稚い手がくいくいと黒ローブのフードを引っ張り、呪術師の顔を覗き込む。
「竜の話はお腹いっぱい。ぼくは、妖精がいるラーフルトンにいるのだ。ならば、ラーフルトンに居る間は妖精の話をしてもよいのだ。そうではない?」
◇◇◇
青空を見上げれば、目も眩むほど晴れやかで陽光が強い光を見せている。まるで、地上の何もかもを明るみにして、後ろ暗い事など何ひとつ許さないとでもいうような明るい空だった。
そんな中、地上の人々は少女を見た。
最近何かにつけて話題にのぼる北方名物みたいになってきたゴーレム。その掌にちょこんと乗っかり、腰に手を当てて自信に満ち溢れた顔で笑う、愛らしくも気品のある、貴族令嬢を。
「あなた達は、以前も悪さしていましたわね!」
ゴーレムが日差しを遮って地上に暗い影を落とす。日陰に振り返る男たちは、いつか酒場で見た少女に再会したことを悟った。
「お、おまえはあの時の♡」
酒焼けをしてしゃがれた野太い男が真剣な顔でそう言葉を返したのを耳に、執事が頷いた。
「この症状は、最近領内で流行っているという語尾♡病でございますね」
「まあ、そんな病がありますの」
お大事に……ネネツィカが哀れみの視線を向けると、盗賊たちは次々と怒号を上げた。
「お前のせいで♡ 俺たちは捕まって今まで牢生活だったんだ♡」
「あの病魔が♡ 収監所で♡ 暴れた♡」
「おかげでどさくさに紛れて♡ 逃げられたが♡」
「説明してくれたのはありがたいのですけれど頭に入ってきませんわ」
しかし、病魔というのはわかった。
男たちが剣を構える先に、奇妙な赤い蝶々が群れをなしてハートマークの形を成している。どことなく憎めないコミカルなオーラを放つ――あれが奇病を撒く病魔なのだろう。
「病魔……」
「大分類としては、妖精。悪戯なる赤の貴婦人たちでございます」
ティミオスがさりげなく補足した。
「魔、という言葉は、人が人ではないモノに対する時に便利に使われます」
赤の貴婦人は、妖精族の性質に忠実な妖精たち。悪戯好きで、気まぐれ、そして――「主に殿方に悪戯をするのを好みます。特に、それが似合わない者にこそおかしな話し方を強要し、愛でるのでございます。例えばあれなる屈強な男どもを」。
「それでハートマークを。なるほどですわ」
ネネツィカは執事の説明に頷き、地上の混沌に耳を澄ませた。
「くっ♡ 思い通りになると思うなっ♡」
「ぐあぁっ♡ やられた♡」
「こんな辱めに♡ 屈しはしないぞ♡ 覚悟しろ♡」
セリフだけ見ると何をしてるのだかあやしく聞こえる。これは――「良いご趣味、と言えましょう」ネネツィカは両手で丸印を作って赤の貴婦人にスマイルを向けた。
赤の貴婦人にもその想いは伝わったのだろうか、赤いハートマークカタチに集まった蝶々たちが大きく左右に揺れている。
「けれど赤の貴婦人、度が過ぎた悪戯はダメですわ。少しの悪戯、で済ませませんと……皆、困ってしまいますの」
ネネツィカには殿方のハートマークを楽しむ事ができたが、他の民は怯えているし、とネネツィカは眉を下げた。
少女が妖精と語り合う姿を見て、エリック王子は北の地は王国の中でも例外的に妖精種の息吹が強く、混血や妖精に親しむもの、魔法を扱えるものが多いという話を思い出していた。
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(ティーリーはオレの言うこと、なんでもきいてくれる!)
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赤の貴婦人は困っているのが楽しいのよと言わんばかりにゆらゆらしている。それを見て、ネネツィカはゴレ男くんの指をぽんぽんと叩いた。
「嫌です、とか、ダメです、と言っても聞かない妖精さんには、力ずくでご退去願うしかないのですわ」
こうして、人々の見守る中、語尾にハートマークをつけた盗賊団やら通りすがりのお忍び王子やら令嬢のゴーレムやらがどっすんばったんバトルめいたことをおっ始めたのであるが、一方その頃の孤児院では院長先生が少女と盗賊団について語り始めていた。
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