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11、三国同盟と魔王の時代
188、蒼天に馳駆鉄沓轟いて、北西に外交旗を打ち立てて
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エリックの騎士オーガスト・ウィンザーは、南方アイザールとの国境近くで、支援を名目にルカ皇子から贈られた国境を侵す兵団とちまちまと小競り合いを繰り返していた。にらみ合う形で膠着した両軍は、最初は使者を送り合い「支援要らないから帰ってね」「いやいやそんな事言わずに」とやり取りを交わしていたものだが、段々と「そんなこと言っても、もう入っちゃった」「こら、出ていけ!」からの武力衝突と相成ったのである。
「敵方は突型陣形にて中央突破を狙うものと思われます」
「再三の停止要請を無視してのこの進軍を許してはならない――アイザール兵には断固としてお引き取り願おう」
侯騎の知らせ受け、戦槍高らかに掲げてファーリズの騎士セト・バードがランスを陽光に突き上げて三歩様からの号令放てば王国旗が翻り、騎馬が土煙をあげて駆けていく。
アイザールは長槍兵を方形に並べており、周囲に配置した弓兵が一斉に矢を放ち、後方の魔術兵が術を練る。無から有を生む奇跡の技に王国呪術兵が対応し、解くようにしてその力を他の何かに変換して、よく防いでいた。
「ウィンザー卿、存分にその腕を振る舞ってください」
王国呪術兵が声をかけて、オーガストの槍に呪術を施してくれる。
「感謝を」
短く言い放ち、オーガストは愛馬と前線を駆けた。呪術の強化を得たオーガストの槍の切っ先が煌々と妖しい光を帯びている。馬上で槍を奮うオーガストは、駆ける勢いを活かして敵が突く長槍の穂先を刈り取り後方魔術兵を蹂躙しながら、そっと声を忍ばせる。
「ダンディ卿……伏兵をそろそろ動かしてくれますか」
虚空からケタケタカタカタと乾いた音がして、その気配が応える。止まらぬ騎馬に風のように従いながら。
『こちらは抜かりなく、魔将軍オガ男様。我が君の領土に勝手に押し入ろうってんですから、痛い目見せてやらねばなりますまい』
「その呼び方、いやだなあ……あの、くれぐれも魔物の姿は見せないでくださいね……」
思わずぼやいてしまう魔将軍オガ男ことオーガストだが、エリックが創った新生魔王軍のスケルトン将軍ダンディ卿は依頼通りに仕事をしてくれて、地中に潜らせていた骨人魔物の伏兵中隊が骨の腕をこそりと地上に伸ばしてアイザール兵が騎乗する馬を転倒させていく。
(我が君、エリック様は……魔王なのだ。こんな魔物の配下まで生み出されてしまって、当たり前のように味方させている)
オーガストは現実を淡々と受け止めて右から突き出される槍を自身の槍の柄で弾き、手首を返して鋼の軌跡を躍らせ、飛来する矢を落とした。
(しかし、俺も魔将軍として魔物を使っているわけで……、まあ似たようなもんですね)
「ハッハー! きゃつら、コロコロと簡単に転がっておりますなあ。結構、結構! ハッハッハ!」
ダンディ卿が陽気な声で戦況を語る。それが人間らしくて、愛嬌たっぷりで――憎めないのだ。
◇◇◇
南方でそんな小競り合いが起きる中、北方エインヘリアの帝都シュテルンツエレでは『騎士王』と混沌騎士団の不在を狙ったクーデターの噂が囁かれていた。
「物騒ですなあ」
離宮では『昇格する歩兵』のメンバーが主を囲んでカードゲームに興じている。
「まあ、変わったばかりのトップと側近が出かけたんじゃあ、狙う輩も出ますわな」
「アドルフ、そこで『このチャンスを俺たちが頂く』と言わないからだめなんだぞ」
「そんな事より俺の恋人がくれた手紙を見てくれ。遠距離恋愛はもう嫌だって書いてる」
林檎の香り付き紅茶を淹れるメイドのマナが手紙をひょっこりと覗いて、「これはもうだめですね……」と同情的な眼を見せた。
「坊ちゃんのせいですよ!」
「別に無理してついてこなくてもいいって言ったよ、僕は。自己責任だよ……第一、アドルフにはまだもう一人いるではないか」
「そっちもこの前『もう文通をやめましょう』って書いてきたんですよ!」
マナがふるふると首を振る。
「これはもうだめですね……」
主はふと思いついた顔で「マナの草笛で手あたり次第に妖精を呼んで婚活してみてはどうか」と告げて、それがいかにも「今すぐやろう」と言い出しそうな意欲を感じさせる声だったので歩兵たちは声を揃えて制止した。
「妖精婚活ガチャだ。僕はとてもガチャしたい。僕はガチャを所望する」
「坊ちゃん、カードゲームをしましょう、カードゲーム」
ファーリズ王国出身の呪術師レネン・スゥームは気品と緊張感の欠けた面々に溜息をつき、壁際で存在感薄く黄昏れた。
(『騎士王』は最も忠義厚く裏切りの心配の薄い混沌騎士団を7人も交流会に連れて行ってしまわれた……)
『騎士王』股肱の混沌騎士団は13人――ショー、レビエ、シュナ、ヘンリー、アルティエロが付き合いが最も長く、共に旅に出た仲間の生き残り、と言われている。ウラフティーノ、アンディネスは彼らが旅に出て最初に参加した――ひよっこ冒険者だった彼らが初めての実戦で数人の犠牲を出した――魔王軍との戦いで仲間になったとされている。
ダニーロ、パブロはアイザールの砂漠地帯で無限に広がり居住区オアシスを呑み込もうとする歪な魔遺跡を攻略して仲間になり、アレクセイはクレストフォレスを防衛する戦線で『妖精射手』サリオンから任されたサリオンの親戚の子だという。
マヌエルはグリエルモが指揮した海洋戦参加者で、海洋戦の誘いを蹴って別海域の海中妖精集落を訪ねた一行にいちゃもんをつけて絡んでいるうちに気付いたら仲間になっていた。
トムとラリーは何処かの国の孤児出身で世界を巡る冒険者だったのが、エインヘリアの冒険者ギルドが魔王討伐に協力する事になった際に『騎士王』の危機を救う働きをしたのがきっかけで気に入られたらしい。
そんな忠臣勢のうち5人が中心になって指揮するのが魔王討伐の際にも活躍した冒険者団――ギルドの冒険者が恐らく金で雇われている――と、魔王化した女帝ネスリンの遺産ともいえる、忠誠心に疑問の残る不安定な旧臣勢。そんな騎士王の幕僚にレネンの主は「友好国ですから、僕の配下を貸しますよ」と恩を売るチャンスとばかりに売り込んでいる。
「レネン、クーデターの情報は交流会の『騎士王』には伝わらないようにするのだよ。できれば他国勢にも知られぬように――情報を遮断するのだ。お前ならできるだろう?」
主がそう言って、持っていたカードをぱさりと机に置いて「負けました」と投了した。
「坊ちゃんはさっさと帰国してしまったほうがよいのではないでしょうかねえ」
レネンはふるふると頷きつつも、ぼやかずにはいられなかった。
「お前、以前は散々国外逃亡って言ってたのに、いざ国の外に出ると帰れと言うのだね」
主は面白がるようにテオドールを呼んで「ついには僕に隠し事までするようになってしまった。主人の家にテロリストが転がり込んで来たのに、報告もせずに逃がしちゃう従者って、どうなの? 僕は残念だな」と愚痴りながら新しいゲームを始める素振りを見せた。
「坊ちゃんが妄言ばかり仰るからです」
「妄言――お父さまとか? 僕はなんなら、レネンがパパでも構わないよ。呼んであげようか」
「坊ちゃん!」
主は機嫌の良い笑みを浮かべて、窓の外をちらりと覗いた。
「攻め手は苦戦しているようで、なかなか深く入り込めないのだね。残っている『騎士王』の配下は防衛上手なのかな。ちょっと手伝ってあげて、城門くらいは突破させてあげたらいいんじゃないか。そのくらい押し込まれてから、困っている混沌騎士団をお前たちが颯爽とお助けするんだ……」
蒼天に幾筋もの煙があがるのは、比較的日常風景として覚えられていた。
「『騎士王』が帰ってきた時に、僕が手伝ってあげなかったら貴方の玉座は獲られていたんだよって恩を着せたいな――きっと、僕たちはもっと仲良くなれるね。こういうのを外交と言うのだ……」
少年はそう言って、小さなファーリズ王国の旗を振ってレネンの機嫌を取るようだった。
「ほらレネン。僕はちゃんと王国の人間としてここにいるじゃあないか。僕ほど立派な外交官がいるかい、お爺さまだって褒めてくれるに違いないよ」
「敵方は突型陣形にて中央突破を狙うものと思われます」
「再三の停止要請を無視してのこの進軍を許してはならない――アイザール兵には断固としてお引き取り願おう」
侯騎の知らせ受け、戦槍高らかに掲げてファーリズの騎士セト・バードがランスを陽光に突き上げて三歩様からの号令放てば王国旗が翻り、騎馬が土煙をあげて駆けていく。
アイザールは長槍兵を方形に並べており、周囲に配置した弓兵が一斉に矢を放ち、後方の魔術兵が術を練る。無から有を生む奇跡の技に王国呪術兵が対応し、解くようにしてその力を他の何かに変換して、よく防いでいた。
「ウィンザー卿、存分にその腕を振る舞ってください」
王国呪術兵が声をかけて、オーガストの槍に呪術を施してくれる。
「感謝を」
短く言い放ち、オーガストは愛馬と前線を駆けた。呪術の強化を得たオーガストの槍の切っ先が煌々と妖しい光を帯びている。馬上で槍を奮うオーガストは、駆ける勢いを活かして敵が突く長槍の穂先を刈り取り後方魔術兵を蹂躙しながら、そっと声を忍ばせる。
「ダンディ卿……伏兵をそろそろ動かしてくれますか」
虚空からケタケタカタカタと乾いた音がして、その気配が応える。止まらぬ騎馬に風のように従いながら。
『こちらは抜かりなく、魔将軍オガ男様。我が君の領土に勝手に押し入ろうってんですから、痛い目見せてやらねばなりますまい』
「その呼び方、いやだなあ……あの、くれぐれも魔物の姿は見せないでくださいね……」
思わずぼやいてしまう魔将軍オガ男ことオーガストだが、エリックが創った新生魔王軍のスケルトン将軍ダンディ卿は依頼通りに仕事をしてくれて、地中に潜らせていた骨人魔物の伏兵中隊が骨の腕をこそりと地上に伸ばしてアイザール兵が騎乗する馬を転倒させていく。
(我が君、エリック様は……魔王なのだ。こんな魔物の配下まで生み出されてしまって、当たり前のように味方させている)
オーガストは現実を淡々と受け止めて右から突き出される槍を自身の槍の柄で弾き、手首を返して鋼の軌跡を躍らせ、飛来する矢を落とした。
(しかし、俺も魔将軍として魔物を使っているわけで……、まあ似たようなもんですね)
「ハッハー! きゃつら、コロコロと簡単に転がっておりますなあ。結構、結構! ハッハッハ!」
ダンディ卿が陽気な声で戦況を語る。それが人間らしくて、愛嬌たっぷりで――憎めないのだ。
◇◇◇
南方でそんな小競り合いが起きる中、北方エインヘリアの帝都シュテルンツエレでは『騎士王』と混沌騎士団の不在を狙ったクーデターの噂が囁かれていた。
「物騒ですなあ」
離宮では『昇格する歩兵』のメンバーが主を囲んでカードゲームに興じている。
「まあ、変わったばかりのトップと側近が出かけたんじゃあ、狙う輩も出ますわな」
「アドルフ、そこで『このチャンスを俺たちが頂く』と言わないからだめなんだぞ」
「そんな事より俺の恋人がくれた手紙を見てくれ。遠距離恋愛はもう嫌だって書いてる」
林檎の香り付き紅茶を淹れるメイドのマナが手紙をひょっこりと覗いて、「これはもうだめですね……」と同情的な眼を見せた。
「坊ちゃんのせいですよ!」
「別に無理してついてこなくてもいいって言ったよ、僕は。自己責任だよ……第一、アドルフにはまだもう一人いるではないか」
「そっちもこの前『もう文通をやめましょう』って書いてきたんですよ!」
マナがふるふると首を振る。
「これはもうだめですね……」
主はふと思いついた顔で「マナの草笛で手あたり次第に妖精を呼んで婚活してみてはどうか」と告げて、それがいかにも「今すぐやろう」と言い出しそうな意欲を感じさせる声だったので歩兵たちは声を揃えて制止した。
「妖精婚活ガチャだ。僕はとてもガチャしたい。僕はガチャを所望する」
「坊ちゃん、カードゲームをしましょう、カードゲーム」
ファーリズ王国出身の呪術師レネン・スゥームは気品と緊張感の欠けた面々に溜息をつき、壁際で存在感薄く黄昏れた。
(『騎士王』は最も忠義厚く裏切りの心配の薄い混沌騎士団を7人も交流会に連れて行ってしまわれた……)
『騎士王』股肱の混沌騎士団は13人――ショー、レビエ、シュナ、ヘンリー、アルティエロが付き合いが最も長く、共に旅に出た仲間の生き残り、と言われている。ウラフティーノ、アンディネスは彼らが旅に出て最初に参加した――ひよっこ冒険者だった彼らが初めての実戦で数人の犠牲を出した――魔王軍との戦いで仲間になったとされている。
ダニーロ、パブロはアイザールの砂漠地帯で無限に広がり居住区オアシスを呑み込もうとする歪な魔遺跡を攻略して仲間になり、アレクセイはクレストフォレスを防衛する戦線で『妖精射手』サリオンから任されたサリオンの親戚の子だという。
マヌエルはグリエルモが指揮した海洋戦参加者で、海洋戦の誘いを蹴って別海域の海中妖精集落を訪ねた一行にいちゃもんをつけて絡んでいるうちに気付いたら仲間になっていた。
トムとラリーは何処かの国の孤児出身で世界を巡る冒険者だったのが、エインヘリアの冒険者ギルドが魔王討伐に協力する事になった際に『騎士王』の危機を救う働きをしたのがきっかけで気に入られたらしい。
そんな忠臣勢のうち5人が中心になって指揮するのが魔王討伐の際にも活躍した冒険者団――ギルドの冒険者が恐らく金で雇われている――と、魔王化した女帝ネスリンの遺産ともいえる、忠誠心に疑問の残る不安定な旧臣勢。そんな騎士王の幕僚にレネンの主は「友好国ですから、僕の配下を貸しますよ」と恩を売るチャンスとばかりに売り込んでいる。
「レネン、クーデターの情報は交流会の『騎士王』には伝わらないようにするのだよ。できれば他国勢にも知られぬように――情報を遮断するのだ。お前ならできるだろう?」
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主は面白がるようにテオドールを呼んで「ついには僕に隠し事までするようになってしまった。主人の家にテロリストが転がり込んで来たのに、報告もせずに逃がしちゃう従者って、どうなの? 僕は残念だな」と愚痴りながら新しいゲームを始める素振りを見せた。
「坊ちゃんが妄言ばかり仰るからです」
「妄言――お父さまとか? 僕はなんなら、レネンがパパでも構わないよ。呼んであげようか」
「坊ちゃん!」
主は機嫌の良い笑みを浮かべて、窓の外をちらりと覗いた。
「攻め手は苦戦しているようで、なかなか深く入り込めないのだね。残っている『騎士王』の配下は防衛上手なのかな。ちょっと手伝ってあげて、城門くらいは突破させてあげたらいいんじゃないか。そのくらい押し込まれてから、困っている混沌騎士団をお前たちが颯爽とお助けするんだ……」
蒼天に幾筋もの煙があがるのは、比較的日常風景として覚えられていた。
「『騎士王』が帰ってきた時に、僕が手伝ってあげなかったら貴方の玉座は獲られていたんだよって恩を着せたいな――きっと、僕たちはもっと仲良くなれるね。こういうのを外交と言うのだ……」
少年はそう言って、小さなファーリズ王国の旗を振ってレネンの機嫌を取るようだった。
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