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11話 夜会 二難去ってプロポーズされました!
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王女様達はムーフォンス王子様のそばにいた私の姿を確認し、鼻でフフンて笑った。
幼女だと思ってばかにしてるなあ。
「ムーフォンス様、この方は誰ですの?」
ジャンヌ王女が満面の笑みで聞く。
ジャンヌ王女様、香油がキツいです。ちょっと鼻をつまみたいです。
「こちらの方は、ダン·フィン·アンドリエ公爵のご息女のフレア嬢だよ。」
「ムーフォンス王子様にご紹介いただきした、ダン·フィン·アンドリエ公爵の四女のフレア·フィン·アンドリエと申します。」
二人に挨拶をする。
二人はびっくりした顔で私をじろじろ見る。
「まあ、ダン宰相様のご息女?」
「あまり、ダン宰相様に似てらっしゃらないのね。」
あっ、私をばかにしてますね。
確かに私はお母様似なので平凡な顔ですけどね!敵ではないと認識されたようですわ。ですがお母様似だから、お二方より巨乳になる(予定)んだから!
私は黙ってニッコリ微笑んだまま笑顔は崩しませんよ!
「ムーフォンス様、あちらでまた踊ってくださらない?」
「そうですわ。まだいろいろとお話もしたいですわ。」
ムーフォンス王子様をぐいぐい誘ってらっしゃるわ。
「申し訳ないが、これからフレア嬢と踊るの予定なので。」
いやいや、踊るなんて言ってませんけど。
「ムーフォンス王子様、私は大丈夫ですわ。」
「私は貴女と踊りたいのです。」
ムーフォンス王子は私の手を取りキスをした。
「!!!」
きゃあ♪嬉しい········じゃなくて!なんてことをするんですかぁ~!
二人の王女を様子を伺う。
ジャンヌ王女は身体をわなわなさせている。ルルカ王女は、すごい目で見て歯をギリギリいわせてます。
元凶のムーフォンス王子はこちらを見て微笑んでます。
この状況から逃れるべく、頭をフル回転させる。
「フレア?」
呼ばれて後ろを振り向くとローランが来ていた。
待ってました~!!
「ムーフォンス王子様、私のパートナーのローラン様です。」
即座に紹介です!
「え?何故ムーフォンス殿下とフレアが?」
当たり前だけどローラン様は訳がわからない様子。今は説明する暇はないですわ!
「やあ、ローラン。君がまさかフレア嬢のパートナーとはね。」
ムーフォンス王子様が私をチラッと見る。
「ローラン、私はフレア嬢と踊りたいんだが良いかな?」
「··········ムーフォンス殿下、申し訳ないですがお断りします。」
「········何故かな?」
「フレアは私のパートナーです。それにジャンヌ王女様とルルカ王女様のお相手はムーフォンス殿下のお役目かと思いますので。」
ローランの言葉にムーフォンス王子がムッとした顔をした。
「ジャンヌ王女とルルカ王女のお相手はともかく、ちょっとフレア嬢と踊るくらいでローランは心が狭いな。」
今度はローランがムッとした顔になる
ひゃあ!二人とも見えない火花が散ってます!
そこへ
「フレアじゃないの。」
ノーレン御姉様登場です!
「まあ、ムーフォンス王子様ではございませんか!フレアの姉のノーレンでございます。」
ノーレン御姉様!私をダシに売り込みしてますね!
「ノーレン嬢も、ダン宰相のご息女だったね。」
「はい。先日はお話もダンスも出来なくて残念でしたわ。よろしければ一曲踊ってはいただけないしょうか?」
流石ノーレン御姉様!王女様方を気にもせず堂々としてますわ!
「そこの貴女。ムーフォンス様は、私達と踊るのよ。」
ルルカ王女が主張してます。
「ジャンヌ王女様、ルルカ王女様、初めまして、ノーレン·フィン·アンドリエと申します。以後お見知りおきを。お言葉を返すようですが、お二方は既にムーフォンス王子様とダンスはされてると思いますが。」
ノーレン御姉様強し!
それにお二方よりノーレン御姉様の色気あります!しかもムーフォンス王子様が御姉様の、もう少しで全部見えてしまうようなおっぱいを見てますよ!
「そうですわ。でもまだ一曲ずつしか踊ってませんの。」
カーン!女の戦いが始まりました!
その隙に私たちはこの場を離れることにしましょう!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
私は王城の庭へ避難しにやってきました。今は二人してベンチに座ってます。
今日は、いつになく酷い日だわ·····。感傷に浸っていると
「フレア·······今日はすまない。」
「何がですか?」
「色々と不愉快な思いさせて。」
不愉快に思う出来事はいろいろ有りすぎまして、どの事でしょう?あっ!ヘレン様の事かしら。
「ヘレン嬢の事とか········。もっとフレアと踊りたかったし、もっと二人で過ごしたかった。」
「········そうですわね。二人で過ごしたのは少しでしたわ。」
ちょっとの間沈黙がありましたが
「ヘレン嬢の事なんだが··········その··········」
「三年前からご関係があって、恋人で婚約者とおっしゃってましたが、本当ですか?」
「それは違う!全くのでたらめ·········まではいかないが、恋人でも婚約者でもない!ただ三年前に身体の関係は合ったのは本当だ。」
やっぱり········
「こんなことあまりフレアは言いたくないし、軽蔑されたくないけど。三年前までは········結構遊んでたというか、来るもの拒ばずだったんだ。」
シャベールお兄様から聞いて知ってます。
「ヘレン嬢はその内の一人だったんだ。その時に関係を持った人には割りきった関係とはっきり告げてたし、納得した人にしか関係を持たなかった。」
「········。」
「ヘレン嬢にもちゃんと確認を取って数回関係を持ったんだが、いつの日か自分は恋人だと周りに言うようになってね。学校でも一学年上のクラスまで来るようになったり、私に近づく女性にも嫌がらせしたりしたんだ。」
ストーカー予備軍ですね。
「騎士団に入団してからも、用もないのに入り浸りしたり、辺境まで来たり、挙げ句はどこから入手するのか辺境から帰ってくる日には待ち伏せさらたりと迷惑してるんだ。」
ストーカー予備軍ではなく、間違いなくストーカーですね!
「こちらとしては何回もその度に注意をしてるんだが、収まらない。サンドレス伯爵には何度も報告はしてるんだが改善されてない。これ以上されるようなら法的処置も考えている」
「ご迷惑してるのなら、そうされた方がよろしいと思いますわ。」
ローラン様は真面目な顔になり
「好きだ。」
「へ?」
驚いて変な言葉を発してしまった。そんな私にローラン様はもう一度
「フレア好きだ」
いきなりの告白です!
「大人の私が告白したら気持ち悪いかい?」
「········びっくりしているだけです。」
「自分でもびっくりしている。11歳も年下の君に恋してるなんて…自覚したのが三年前の君が五歳の時だったから。実際、自分はおかしいんじゃないかと思った。自覚したくなくて三年前はいろんな女性と関係を持った。幼女趣味じゃないって。」
そりゃそうだわ。
「たけど、シャベールやギオレットをしゃべってるだけでもムカムカしたりして…。君が可愛くて可愛くて仕方がなかった。」
『可愛くて』を連呼·······恥ずかしいです!でもきゅんってしちゃいました。てか、お兄様達に焼きもちを焼いてたんですね。
「それにシャベールに『フレアはリンクス王子の許嫁候補に挙がっている』と聞かされて、ものすごく嫌だ!誰にも渡したくないって思った!」
きゃー!!誰にも渡したくないって!きゅんきゅんです!
それより、第三王子のリンクス様の許嫁候補だったなんて初耳です!········過去系だよね?今は違うよね?お父様かシャベールお兄様にあとで確認せねば!
なんかここ数日で色んなこと有りすぎて眩暈がしてきました。
「だから、ダン公爵に婚約の打診をしたんだ。条件をだされて、まだ満たしてないけど。」
「·······。」
頭も痛くなり始めました。
「フレア、順番が違うけど、君が好きだ!必ず条件を満たすつもりだから私と結婚して欲しい!」
プ、プロポーズいただきましたー!
何か返答しないと!!頭の中がぐるぐるする~!
どうやら私の脳ミソはここ数日の出来事で許容範囲を超えたもようで、そこで意識を手放した·······。
幼女だと思ってばかにしてるなあ。
「ムーフォンス様、この方は誰ですの?」
ジャンヌ王女が満面の笑みで聞く。
ジャンヌ王女様、香油がキツいです。ちょっと鼻をつまみたいです。
「こちらの方は、ダン·フィン·アンドリエ公爵のご息女のフレア嬢だよ。」
「ムーフォンス王子様にご紹介いただきした、ダン·フィン·アンドリエ公爵の四女のフレア·フィン·アンドリエと申します。」
二人に挨拶をする。
二人はびっくりした顔で私をじろじろ見る。
「まあ、ダン宰相様のご息女?」
「あまり、ダン宰相様に似てらっしゃらないのね。」
あっ、私をばかにしてますね。
確かに私はお母様似なので平凡な顔ですけどね!敵ではないと認識されたようですわ。ですがお母様似だから、お二方より巨乳になる(予定)んだから!
私は黙ってニッコリ微笑んだまま笑顔は崩しませんよ!
「ムーフォンス様、あちらでまた踊ってくださらない?」
「そうですわ。まだいろいろとお話もしたいですわ。」
ムーフォンス王子様をぐいぐい誘ってらっしゃるわ。
「申し訳ないが、これからフレア嬢と踊るの予定なので。」
いやいや、踊るなんて言ってませんけど。
「ムーフォンス王子様、私は大丈夫ですわ。」
「私は貴女と踊りたいのです。」
ムーフォンス王子は私の手を取りキスをした。
「!!!」
きゃあ♪嬉しい········じゃなくて!なんてことをするんですかぁ~!
二人の王女を様子を伺う。
ジャンヌ王女は身体をわなわなさせている。ルルカ王女は、すごい目で見て歯をギリギリいわせてます。
元凶のムーフォンス王子はこちらを見て微笑んでます。
この状況から逃れるべく、頭をフル回転させる。
「フレア?」
呼ばれて後ろを振り向くとローランが来ていた。
待ってました~!!
「ムーフォンス王子様、私のパートナーのローラン様です。」
即座に紹介です!
「え?何故ムーフォンス殿下とフレアが?」
当たり前だけどローラン様は訳がわからない様子。今は説明する暇はないですわ!
「やあ、ローラン。君がまさかフレア嬢のパートナーとはね。」
ムーフォンス王子様が私をチラッと見る。
「ローラン、私はフレア嬢と踊りたいんだが良いかな?」
「··········ムーフォンス殿下、申し訳ないですがお断りします。」
「········何故かな?」
「フレアは私のパートナーです。それにジャンヌ王女様とルルカ王女様のお相手はムーフォンス殿下のお役目かと思いますので。」
ローランの言葉にムーフォンス王子がムッとした顔をした。
「ジャンヌ王女とルルカ王女のお相手はともかく、ちょっとフレア嬢と踊るくらいでローランは心が狭いな。」
今度はローランがムッとした顔になる
ひゃあ!二人とも見えない火花が散ってます!
そこへ
「フレアじゃないの。」
ノーレン御姉様登場です!
「まあ、ムーフォンス王子様ではございませんか!フレアの姉のノーレンでございます。」
ノーレン御姉様!私をダシに売り込みしてますね!
「ノーレン嬢も、ダン宰相のご息女だったね。」
「はい。先日はお話もダンスも出来なくて残念でしたわ。よろしければ一曲踊ってはいただけないしょうか?」
流石ノーレン御姉様!王女様方を気にもせず堂々としてますわ!
「そこの貴女。ムーフォンス様は、私達と踊るのよ。」
ルルカ王女が主張してます。
「ジャンヌ王女様、ルルカ王女様、初めまして、ノーレン·フィン·アンドリエと申します。以後お見知りおきを。お言葉を返すようですが、お二方は既にムーフォンス王子様とダンスはされてると思いますが。」
ノーレン御姉様強し!
それにお二方よりノーレン御姉様の色気あります!しかもムーフォンス王子様が御姉様の、もう少しで全部見えてしまうようなおっぱいを見てますよ!
「そうですわ。でもまだ一曲ずつしか踊ってませんの。」
カーン!女の戦いが始まりました!
その隙に私たちはこの場を離れることにしましょう!
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今日は、いつになく酷い日だわ·····。感傷に浸っていると
「フレア·······今日はすまない。」
「何がですか?」
「色々と不愉快な思いさせて。」
不愉快に思う出来事はいろいろ有りすぎまして、どの事でしょう?あっ!ヘレン様の事かしら。
「ヘレン嬢の事とか········。もっとフレアと踊りたかったし、もっと二人で過ごしたかった。」
「········そうですわね。二人で過ごしたのは少しでしたわ。」
ちょっとの間沈黙がありましたが
「ヘレン嬢の事なんだが··········その··········」
「三年前からご関係があって、恋人で婚約者とおっしゃってましたが、本当ですか?」
「それは違う!全くのでたらめ·········まではいかないが、恋人でも婚約者でもない!ただ三年前に身体の関係は合ったのは本当だ。」
やっぱり········
「こんなことあまりフレアは言いたくないし、軽蔑されたくないけど。三年前までは········結構遊んでたというか、来るもの拒ばずだったんだ。」
シャベールお兄様から聞いて知ってます。
「ヘレン嬢はその内の一人だったんだ。その時に関係を持った人には割りきった関係とはっきり告げてたし、納得した人にしか関係を持たなかった。」
「········。」
「ヘレン嬢にもちゃんと確認を取って数回関係を持ったんだが、いつの日か自分は恋人だと周りに言うようになってね。学校でも一学年上のクラスまで来るようになったり、私に近づく女性にも嫌がらせしたりしたんだ。」
ストーカー予備軍ですね。
「騎士団に入団してからも、用もないのに入り浸りしたり、辺境まで来たり、挙げ句はどこから入手するのか辺境から帰ってくる日には待ち伏せさらたりと迷惑してるんだ。」
ストーカー予備軍ではなく、間違いなくストーカーですね!
「こちらとしては何回もその度に注意をしてるんだが、収まらない。サンドレス伯爵には何度も報告はしてるんだが改善されてない。これ以上されるようなら法的処置も考えている」
「ご迷惑してるのなら、そうされた方がよろしいと思いますわ。」
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「好きだ。」
「へ?」
驚いて変な言葉を発してしまった。そんな私にローラン様はもう一度
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「········びっくりしているだけです。」
「自分でもびっくりしている。11歳も年下の君に恋してるなんて…自覚したのが三年前の君が五歳の時だったから。実際、自分はおかしいんじゃないかと思った。自覚したくなくて三年前はいろんな女性と関係を持った。幼女趣味じゃないって。」
そりゃそうだわ。
「たけど、シャベールやギオレットをしゃべってるだけでもムカムカしたりして…。君が可愛くて可愛くて仕方がなかった。」
『可愛くて』を連呼·······恥ずかしいです!でもきゅんってしちゃいました。てか、お兄様達に焼きもちを焼いてたんですね。
「それにシャベールに『フレアはリンクス王子の許嫁候補に挙がっている』と聞かされて、ものすごく嫌だ!誰にも渡したくないって思った!」
きゃー!!誰にも渡したくないって!きゅんきゅんです!
それより、第三王子のリンクス様の許嫁候補だったなんて初耳です!········過去系だよね?今は違うよね?お父様かシャベールお兄様にあとで確認せねば!
なんかここ数日で色んなこと有りすぎて眩暈がしてきました。
「だから、ダン公爵に婚約の打診をしたんだ。条件をだされて、まだ満たしてないけど。」
「·······。」
頭も痛くなり始めました。
「フレア、順番が違うけど、君が好きだ!必ず条件を満たすつもりだから私と結婚して欲しい!」
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