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おらが村に嫁が来た!
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使い方を憶えて試したところ、大変に良かったリリア。
各種大きさを揃えさせて貰い受けて楽しみが増えた。
休日を与えて全てを試させた賢人も大概である。
各種の淫具を揃えてリリアに城に持って行かせる。
リリアは女の王族達に良さを力説し、丁寧に使い方を教えた。
見事お墨付きをもらった賢人は女性用風俗店の建設に着手する。
ユナには直に対面して説得して渋々了承を得る。
王都内の孤児院を説得して回る。
孤児院も追い出すぐらいならと渋々ながら同意した。
経営や店員も女性達にさせて、少年達を束ねさせる。
超大型施設には女風呂や寮も設け、少年達の住処も確保した。
これにて夜道に立って外で生活する少年の男娼は姿を消す事になる。
賢人達は破損した玩具の創造と廃棄、電池を売って儲ける事が出来て得をする。
キュアノや女王族も少年と併用して更に満たされる。
1度の絶頂に付き銀貨5枚を取るも、風呂にも入れて病み付きになる快楽と愛らしい少年達に通う女達が続出して大賑わいを見せる。
子供は愛でるものという風習が女達の間で根付き、養子として迎えられる孤児が増えたのは予想外だった。
そしてミリアが到着した。
侍女13名、兵士160名に守られ馬車2台分の所有物を
携えてきた。
賢人「よく来たね」
ミリア「漸く来る事が叶いました」
賢人「そうか? 結婚式は慈愛教会のユナさんが来てからにしよう」
ミリア「はい」
奴隷もロンギアル人も海に住む者も混ざり合う街は新鮮である。
馬車専用の道に、街路樹もあり公園には子供が遊ぶ遊具があって花も植えられている。
とても清潔感があって海も見える。
賢人「ここが家だよ」
屋敷の域を出ないが、窓ガラスを設置した家である。
ミリア「明るい……」
大きい窓を設置して明かりを確保してある。
広く、花を植えられている庭にはプールも設置されている。
賢人「部屋はここを使って」
かなり広い間取りの部屋には大きいベッドが備え付けられていた。
賢人「日によっては夕方には帰ったりするけど、我慢してよ」
ミリア「心得ております」
賢人「楽で良いな。さ、荷物の搬入をしないと」
魔法使い達を使役して荷物を搬入させると、リリアと官吏、赤目達がやって来た。
ミリア「これが……大きい」
見上げる程に大きく、爪も剣の様に長い。
赤い毛は美しいが恐怖の方が勝った。
賢人「人懐っこいし一度も人に危害を加えた事はないよ。暇な時は街の子供達と遊んだり海に入って遊んでるよ。寧ろ慣れてくれないと困る」
ミリア「ど、努力します……」
賢人「赤熊に乗って移動するからね。それと、武器の扱いは侍女達も含めて練習してもらう。身を守れる様にな」
ミリア「は、はい」
賢人「ま、よろしく」
官吏奴隷混同である家臣団達は賢人が主だからかしっかりとした者が多い。
リリア「今度からはここに報告に来ないとね」
賢人「ん? いや、官庁に行くよ?」
リリア「奥方様と過ごしなさいよ。街を案内してしばらくは遊んだら?」
賢人「そう? じゃあそうするか」
これで2人の時間は作られる事になった。
賢人「そう言えばこの人達って着いてきたけど、家族や彼氏とか夫はどうしたの?」
ミリア「皆王族の世話係ですから縁を切らせます。仇なす者に利用されかねませんから」
賢人「世話するのも大変だね。じゃあ結婚も駄目なの?」
ミリア「当然です。妊娠も御法度ですよ」
賢人「そう。でも養子は良いだろ?」
ミリア「いけません。養子の面倒を見ている暇はございません」
賢人「……じゃあ、何を楽しみに働いているの?」
ミリア「栄誉と保証された食と安全ですわ」
賢人「駄目だ。数を倍にして休みと養子を取らせる」
ミリア「しかし……それでは金が掛かるのではございませんか?」
賢人「良いんじゃないか? 結婚は駄目でも子供ぐらい欲しがっても罰は当たらない。とにかく増やす」
屋敷の隣に侍女達が住む集合住宅を建てる事と侍女を募集する事が決定した。
今いる侍女達に1人につき金貨10枚を与え、月に金貨1枚を払うと約束した。
ミリア「侍女達は賢人様の雇われとなるので好きになさっても構いませんが、身の安全は大丈夫なのですか?」
賢人「兵士も巡回してるし奴隷達も銃を持ってウロウロしてるから大丈夫だよ。それに警察を創設するつもり」
ミリア「けいさつ?」
賢人「兵士がやってる巡回、捜査、逮捕を専門でやる組織だよ。兵士は訓練と防衛と魔物を殺してれば良い。ま、自警団とも言うものかな」
ミリア「あの……失礼ですが、そんな財源があるのですか?」
賢人「海外に物を売りに行ってるし武器や自転車の修理でも金は入るし後は海賊狩りで稼いで最近は……最近のは良いや。とにかく金は稼げるよ」
ミリア「であれば良いのですが……」
賢人「大丈夫。俺の都市はこの国一の安全な都市にする。夜に女や子供が1人で歩いていても安全なぐらいにはな」
ミリアはそうなれば素敵ではあると思うが、些か難しいのでは無いかと思う。
王都に賢人達がいた頃は一時期の一部地域ではそれも可能だったとは聞いた憶えもあるが、今は夢物語に近いと感じるが夫の夢は実現させて欲しい部類ではあった。
賢人にとって警察の創立は夢幻でも無かった。
12月1日に決算を控えているが今の時点で金貨12000枚の黒字である。
それにダーデに手紙で警察機関の創立を相談したところ、ノウハウのある引退した兵士の紹介をしてくれると色良い返事をもらっている。
手紙を書いて家族を連れて移住しないかと勧誘中であった。
賢人はミリアと侍女を伴って街を案内して回る。
3日後にユナが来て結婚式を挙げた。
貴族への対応なんて知らない賢人はユナに一切を任せて都市作りを専念。
子供はまだ作らないとミリアと合意はしたが、やはり子供はたくさん欲しいようだ。
ノウから大砲が完成した聞く。
ノウ「1200Mは飛びますよ。随分と軽量化もされて、今は炸裂弾を試作中です」
賢人「うーん。船と壁の上に乗せるか!」
ノウ「新しい船を設計しなければなりませんよ」
賢人「じゃあ設計すれば乗せれるな。船大工と連携しながら建造してくれ」
ノウ「分かりました」
決算は17890枚の黒字であった。
ミリア「貿易ってそんなに儲かるのですか?」
賢人「基本的には靴とか女性用下着とか胡椒とかばかりだからな。元手は俺や魔法使い達の労力だけなんだよ。だから売れば儲けが出る。それに王都の女性用風俗店に卸してる玩具や電池も元手は労力だけだから」
ミリア「他の商売には手を出さないのですか? 鉄や木を採ったり」
賢人「鉄はともかく木はあまり採りたくはないな。畑広げるのに採るぐらいで良いや」
賢人は自然の保護には煩かったが、ミリアにはよく理解出来ずにいる。
奴隷達もやはり自然の保護を必要だと言って説明してもらえるのだが分かり辛いし、理解が及ばない。
よく賢人に連れられて領地の至る所に向かうミリアは体力も筋力も向上を見せて赤目達に馴れる様になった。
M79も扱え、赤熊にも乗って移動が可能となると賢人はミリアを褒めた。
まだまだ新婚な若く幼い夫婦は関係は良好で、ミリアは賢人から離れたくなく必死に着いて回った。
賢人もミリアの体力に合わせる事を憶えて休憩を入れる。
侍女達は普段から歩き回るので然程疲れは見せないが、やはり王族なだけあってまだまだ体力不足である。
女王であるキュアノは疲れはそうそう見せない。
国を統べる者の嗜みと、すぐ疲れる様な身体では執務は困難である。
よく運動してストレッチも取り入れている。
賢人の申す通りに肉は少なめ、野菜と魚を食事に摂り入れて出来るだけ朝早く起きて夜早く眠る様にも心掛けていてまだまだ衰えは見せていない。
最近はユナに瞑想を教わって益々精力的に執務に励んでいた。
警察とは行かないまでも自警団が設立された。
ダーデの紹介によってノウハウを持った老人を勧誘し、若者の教育と組織を作りあげてもらう。
交番も作って街の至る所に配置する。
銃の扱いを憶えさせて魔物からの防衛にも参加させる。
官吏、兵士、市民、奴隷、賢人やミリア、侍女も捜査と逮捕する権限を与えた。
これにて兵士は防衛だけに専念する事が可能となった。
その頃にミューズ障壁の外の偵察が始まった。
各種大きさを揃えさせて貰い受けて楽しみが増えた。
休日を与えて全てを試させた賢人も大概である。
各種の淫具を揃えてリリアに城に持って行かせる。
リリアは女の王族達に良さを力説し、丁寧に使い方を教えた。
見事お墨付きをもらった賢人は女性用風俗店の建設に着手する。
ユナには直に対面して説得して渋々了承を得る。
王都内の孤児院を説得して回る。
孤児院も追い出すぐらいならと渋々ながら同意した。
経営や店員も女性達にさせて、少年達を束ねさせる。
超大型施設には女風呂や寮も設け、少年達の住処も確保した。
これにて夜道に立って外で生活する少年の男娼は姿を消す事になる。
賢人達は破損した玩具の創造と廃棄、電池を売って儲ける事が出来て得をする。
キュアノや女王族も少年と併用して更に満たされる。
1度の絶頂に付き銀貨5枚を取るも、風呂にも入れて病み付きになる快楽と愛らしい少年達に通う女達が続出して大賑わいを見せる。
子供は愛でるものという風習が女達の間で根付き、養子として迎えられる孤児が増えたのは予想外だった。
そしてミリアが到着した。
侍女13名、兵士160名に守られ馬車2台分の所有物を
携えてきた。
賢人「よく来たね」
ミリア「漸く来る事が叶いました」
賢人「そうか? 結婚式は慈愛教会のユナさんが来てからにしよう」
ミリア「はい」
奴隷もロンギアル人も海に住む者も混ざり合う街は新鮮である。
馬車専用の道に、街路樹もあり公園には子供が遊ぶ遊具があって花も植えられている。
とても清潔感があって海も見える。
賢人「ここが家だよ」
屋敷の域を出ないが、窓ガラスを設置した家である。
ミリア「明るい……」
大きい窓を設置して明かりを確保してある。
広く、花を植えられている庭にはプールも設置されている。
賢人「部屋はここを使って」
かなり広い間取りの部屋には大きいベッドが備え付けられていた。
賢人「日によっては夕方には帰ったりするけど、我慢してよ」
ミリア「心得ております」
賢人「楽で良いな。さ、荷物の搬入をしないと」
魔法使い達を使役して荷物を搬入させると、リリアと官吏、赤目達がやって来た。
ミリア「これが……大きい」
見上げる程に大きく、爪も剣の様に長い。
赤い毛は美しいが恐怖の方が勝った。
賢人「人懐っこいし一度も人に危害を加えた事はないよ。暇な時は街の子供達と遊んだり海に入って遊んでるよ。寧ろ慣れてくれないと困る」
ミリア「ど、努力します……」
賢人「赤熊に乗って移動するからね。それと、武器の扱いは侍女達も含めて練習してもらう。身を守れる様にな」
ミリア「は、はい」
賢人「ま、よろしく」
官吏奴隷混同である家臣団達は賢人が主だからかしっかりとした者が多い。
リリア「今度からはここに報告に来ないとね」
賢人「ん? いや、官庁に行くよ?」
リリア「奥方様と過ごしなさいよ。街を案内してしばらくは遊んだら?」
賢人「そう? じゃあそうするか」
これで2人の時間は作られる事になった。
賢人「そう言えばこの人達って着いてきたけど、家族や彼氏とか夫はどうしたの?」
ミリア「皆王族の世話係ですから縁を切らせます。仇なす者に利用されかねませんから」
賢人「世話するのも大変だね。じゃあ結婚も駄目なの?」
ミリア「当然です。妊娠も御法度ですよ」
賢人「そう。でも養子は良いだろ?」
ミリア「いけません。養子の面倒を見ている暇はございません」
賢人「……じゃあ、何を楽しみに働いているの?」
ミリア「栄誉と保証された食と安全ですわ」
賢人「駄目だ。数を倍にして休みと養子を取らせる」
ミリア「しかし……それでは金が掛かるのではございませんか?」
賢人「良いんじゃないか? 結婚は駄目でも子供ぐらい欲しがっても罰は当たらない。とにかく増やす」
屋敷の隣に侍女達が住む集合住宅を建てる事と侍女を募集する事が決定した。
今いる侍女達に1人につき金貨10枚を与え、月に金貨1枚を払うと約束した。
ミリア「侍女達は賢人様の雇われとなるので好きになさっても構いませんが、身の安全は大丈夫なのですか?」
賢人「兵士も巡回してるし奴隷達も銃を持ってウロウロしてるから大丈夫だよ。それに警察を創設するつもり」
ミリア「けいさつ?」
賢人「兵士がやってる巡回、捜査、逮捕を専門でやる組織だよ。兵士は訓練と防衛と魔物を殺してれば良い。ま、自警団とも言うものかな」
ミリア「あの……失礼ですが、そんな財源があるのですか?」
賢人「海外に物を売りに行ってるし武器や自転車の修理でも金は入るし後は海賊狩りで稼いで最近は……最近のは良いや。とにかく金は稼げるよ」
ミリア「であれば良いのですが……」
賢人「大丈夫。俺の都市はこの国一の安全な都市にする。夜に女や子供が1人で歩いていても安全なぐらいにはな」
ミリアはそうなれば素敵ではあると思うが、些か難しいのでは無いかと思う。
王都に賢人達がいた頃は一時期の一部地域ではそれも可能だったとは聞いた憶えもあるが、今は夢物語に近いと感じるが夫の夢は実現させて欲しい部類ではあった。
賢人にとって警察の創立は夢幻でも無かった。
12月1日に決算を控えているが今の時点で金貨12000枚の黒字である。
それにダーデに手紙で警察機関の創立を相談したところ、ノウハウのある引退した兵士の紹介をしてくれると色良い返事をもらっている。
手紙を書いて家族を連れて移住しないかと勧誘中であった。
賢人はミリアと侍女を伴って街を案内して回る。
3日後にユナが来て結婚式を挙げた。
貴族への対応なんて知らない賢人はユナに一切を任せて都市作りを専念。
子供はまだ作らないとミリアと合意はしたが、やはり子供はたくさん欲しいようだ。
ノウから大砲が完成した聞く。
ノウ「1200Mは飛びますよ。随分と軽量化もされて、今は炸裂弾を試作中です」
賢人「うーん。船と壁の上に乗せるか!」
ノウ「新しい船を設計しなければなりませんよ」
賢人「じゃあ設計すれば乗せれるな。船大工と連携しながら建造してくれ」
ノウ「分かりました」
決算は17890枚の黒字であった。
ミリア「貿易ってそんなに儲かるのですか?」
賢人「基本的には靴とか女性用下着とか胡椒とかばかりだからな。元手は俺や魔法使い達の労力だけなんだよ。だから売れば儲けが出る。それに王都の女性用風俗店に卸してる玩具や電池も元手は労力だけだから」
ミリア「他の商売には手を出さないのですか? 鉄や木を採ったり」
賢人「鉄はともかく木はあまり採りたくはないな。畑広げるのに採るぐらいで良いや」
賢人は自然の保護には煩かったが、ミリアにはよく理解出来ずにいる。
奴隷達もやはり自然の保護を必要だと言って説明してもらえるのだが分かり辛いし、理解が及ばない。
よく賢人に連れられて領地の至る所に向かうミリアは体力も筋力も向上を見せて赤目達に馴れる様になった。
M79も扱え、赤熊にも乗って移動が可能となると賢人はミリアを褒めた。
まだまだ新婚な若く幼い夫婦は関係は良好で、ミリアは賢人から離れたくなく必死に着いて回った。
賢人もミリアの体力に合わせる事を憶えて休憩を入れる。
侍女達は普段から歩き回るので然程疲れは見せないが、やはり王族なだけあってまだまだ体力不足である。
女王であるキュアノは疲れはそうそう見せない。
国を統べる者の嗜みと、すぐ疲れる様な身体では執務は困難である。
よく運動してストレッチも取り入れている。
賢人の申す通りに肉は少なめ、野菜と魚を食事に摂り入れて出来るだけ朝早く起きて夜早く眠る様にも心掛けていてまだまだ衰えは見せていない。
最近はユナに瞑想を教わって益々精力的に執務に励んでいた。
警察とは行かないまでも自警団が設立された。
ダーデの紹介によってノウハウを持った老人を勧誘し、若者の教育と組織を作りあげてもらう。
交番も作って街の至る所に配置する。
銃の扱いを憶えさせて魔物からの防衛にも参加させる。
官吏、兵士、市民、奴隷、賢人やミリア、侍女も捜査と逮捕する権限を与えた。
これにて兵士は防衛だけに専念する事が可能となった。
その頃にミューズ障壁の外の偵察が始まった。
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