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2-1.赤の魔女
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ロゼ様、と柔らかく自分を呼ぶ声がした。暖かな木漏れ日が差し込む日、ロゼはゆっくりと目を覚ます。
どうやら、木陰で居眠りしてしまっていたらしい。ちょうど影になるような形で、ロゼの傍にセレストが膝を突いていた。ロゼが目を覚ましたことに気付いてか、僅かに表情を緩める。
「ロゼ様。このような場所で眠られていたら、風邪を引きます」
「セレスト……」
「はい」
セレストは、年若い。まだ子どもと呼んで差し支えのない顔をしているのに、身体能力は大人顔負けだ。身体能力の高さは獣人族譲りなのかもしれない。狼の尻尾と耳、ふさふさのそれをロゼは眺め、そうして触れた。柔らかな感触を堪能していると、セレストが「くすぐったい」と喉を鳴らすようにして小さく笑う。
露草色の瞳が僅かに揺らぐ。ロゼの父が騎士に推したこともあり、先日功績を讃えて叙勲されていた。騎士としては最年少にあたる年の叙勲で、異例なことだ。むろん、問題視する存在もいたが、セレストの裏打ちされた実力と、決闘での功績により、反対意見はねじ伏せられたように思う。
今は騎士とした最下級に当たる赤色の騎士服しか着ていないが、いずれは最上級と呼べる青を身につけることが出来るようになるだろう。
いや――青の騎士服を身につけている所を、知っている。ロゼは、前世で、青の騎士服を身につけたセレストを攻略したことがある。
ファタールの天秤。何度もプレイをしたから、内容はいつでも細部に至るまで、思い出すことが出来る。
デイラシアには、人と獣人族という二つの種族が存在する。二つの種族はお互いを尊重し、そして共に助け合って生きていた。
人と獣人の違い。耳が違うだとか、尻尾があるだとか、そういうことも沢山あるが、獣人族だけが所持する、種族の特徴があった。
それは――番、という、運命の相手を、感じ取ることが出来ること。
成人を迎えた獣人族は、自身の運命の相手を感じ取ることが出来る。運命の相手を見ると、抱きしめたくなり、その体に口づけたくなる、とは、セレストのルートで語られた言葉だ。
だが、人は、運命がわからない。番という存在すらも、感じ取ることが出来ない。そのため、獣人族が人を運命の番と認識した時には、運命の相手が他の誰かと付き合っていたり、結婚していたりすることもあるらしい。
そうなった時、獣人族はどうするか。一人で生きていくことを選ぶのである。もしくは略奪をする――こともあるらしい。
ファタールの天秤の主人公は、人として特異な性質を持っていた。獣人族の、運命の相手を狂わせる、香りの持ち主だったのである。主人公を見ると、獣人族は、主人公を運命の相手と錯覚する。実際そうでなくても、――そうであっても。
もちろん、錯覚の程度の差はある。だが、番を得ていない多くの獣人は、主人公を自身の番と信じ込む。
人々を狂わせる少女。そういった存在は、市井に居ると諍いの種になるため、国が保護をすることになっている。『聖女』とは、つまり、獣人を狂わせる存在に名付けられる名称でもあるのだ。
いわゆるファム・ファタールがモチーフとなっているため、ファタールの天秤、と呼ばれているという考察を、前世のどこかで眺めた思い出がある。
セレストは――主人公を、運命の相手と錯覚する、そんなキャラクターの一人である。
そもそも、ルートの始まりが、悪女に虐げられていたセレストが、主人公の活躍によって解放されるところから始まるのだから、運命性を感じるのも致し方ないということだろう。
実際、セレストの本来の運命の番は違う相手だったと示唆されている。だが、その子細な部分――つまりは、誰だったかは、ゲーム内では語られない。
「ロゼ様。あまり触られると、少し困ります」
「……セレスト」
ロゼはゆっくりと体を持ち上げる。そうして、じっとセレストを見つめた。
柔らかな表情だ。ロゼと共に過ごす内、最初の頃の無表情が嘘のように、少しずつ感情を取り戻していった。
来年にはロゼの輿入れが決まっていて、セレストはそれに付いてくると言う。護衛騎士として、ロゼ様の傍にずっと居ます、と、言ってくれたのは、確か騎士の叙勲を受けてから直ぐの頃だっただろうか。
その後、セレストはずっと一緒に居てくれて――そう、ロゼが、王太子である夫と初めて床を一緒にした次の日も、傍に居てくれた。
手ひどく扱われ、痣だらけになってしまった体を、まるで自分自身が痛むようにしてずっと介抱してくれたのを覚えている。ロゼ様、ロゼ様、と泣きながらロゼの傷ついた体を撫で、そうして、ひどく苦しそうにしていた。
ロゼはそっと目を細める。セレストが、ロゼ様、と柔らかくロゼの名前を呼んだ。露草色の瞳は暖かな感情を滲ませている。銀色の髪が挙動に沿って、柔らかく動くのが見えた。
「セレスト、どうして、あなたは」
私の死を、自分のせいだと、思うに至ってしまったの。
問いかける声が喉の奥で詰まって、それからすぐ、これは夢か、とロゼは気付いた。
幸せな時の夢。まだ、ロゼに汚名が着せられる前の夢だ。王太子に手ひどく扱われることもなく、毒を飲まされることもなく。
きっと生存ルートがあると信じて、沢山頑張って奔走していた日々の、夢。
「……セレスト、幸せになってね」
セレストは僅かに瞬く。そうして、ふわりと尻尾を揺らした。
「――俺の幸せは、きっと、ロゼ様の形をしています」
「え?」
「ロゼ様に与えられる、ロゼ様との幸せだけが、俺にとっての幸せです」
「そっか。……そっかあ」
「ロゼ様。俺の幸せ。俺の、すべて。ロゼ様、どうか、ずっと、お傍に置いてくださいね」
ロゼの喉が震える。なら、頑張って、生きなくちゃね、とロゼは囁いた。声が僅かに濡れたように響く。
――そうなればどれほど良かっただろう。だが、生存ルートの道を見つけることは出来なかった。ロゼは悪女として死んだ。
だから、この日の、暖かな記憶を、暖かな思い出を、知っているのは、ロゼと、セレストだけ。
生きられたら良かった。そうしたら、セレストは、ロゼの傍で幸せになってくれていただろうか。ロゼの傍で笑うセレストを、幸せそうにするセレストを――ロゼは、見守られていたのだろうか。
わからない。わからないからこそ、もう手に入らないこの幸せな日々が、とてつもなく眩く思えて――。
――ネリーは、ベッドから落ちて、体を打ち付けるようにして目覚めた。
「痛い!」
思わず声が出る。家中に響く音が出たからか、恐らく朝の準備をしていた母が、階段を駆け上がってネリーの部屋の扉を開けた。
「ネリー! どうしたの?」
「お母さん……お、落ちちゃって」
「ええ……っ。ネリーったら、寝相が悪いわね」
母は笑う。少しばかり気恥ずかしい思いをしながら、ネリーはゆっくりと立ち上がった。痛む部分を指先で撫でながら、母に続いて階下へ下りる。
魔法薬を作るためというのもあって、ネリーの家には小さなドーム型テントが庭にある。中は室温が調整されていて、冬でも夏でも、魔法薬のために必要な薬草採取が可能だ。
ネリーの仕事の一つに、このドーム型テントの管理、というものがある。と言っても水やりをするためだけなのだが、欠かすと大変なことになるので、大事な仕事だ。
「まだ時間あるし、外の畑見に行ってくるね」
「はいはい。行ってらっしゃい。転ばないようにね」
「転ばないよ!」
笑いながら返し、ネリーは靴に履き替えて外に出る。
朝の柔らかな雰囲気が皮膚に触れて、弾けるような心地がした。良い天気だ。
デイラシア帝国には四季は無い。どちらかというと、二季、と言えば良いだろうか。穏やかな暖かさが続く季節と、厳しい寒さが続く季節が、一年を通じて半分に分かたれて存在する。穏やかな季節を陽の季節、寒さの続く季節を冥の季節、と呼ぶのがならわしである。
どうやら、木陰で居眠りしてしまっていたらしい。ちょうど影になるような形で、ロゼの傍にセレストが膝を突いていた。ロゼが目を覚ましたことに気付いてか、僅かに表情を緩める。
「ロゼ様。このような場所で眠られていたら、風邪を引きます」
「セレスト……」
「はい」
セレストは、年若い。まだ子どもと呼んで差し支えのない顔をしているのに、身体能力は大人顔負けだ。身体能力の高さは獣人族譲りなのかもしれない。狼の尻尾と耳、ふさふさのそれをロゼは眺め、そうして触れた。柔らかな感触を堪能していると、セレストが「くすぐったい」と喉を鳴らすようにして小さく笑う。
露草色の瞳が僅かに揺らぐ。ロゼの父が騎士に推したこともあり、先日功績を讃えて叙勲されていた。騎士としては最年少にあたる年の叙勲で、異例なことだ。むろん、問題視する存在もいたが、セレストの裏打ちされた実力と、決闘での功績により、反対意見はねじ伏せられたように思う。
今は騎士とした最下級に当たる赤色の騎士服しか着ていないが、いずれは最上級と呼べる青を身につけることが出来るようになるだろう。
いや――青の騎士服を身につけている所を、知っている。ロゼは、前世で、青の騎士服を身につけたセレストを攻略したことがある。
ファタールの天秤。何度もプレイをしたから、内容はいつでも細部に至るまで、思い出すことが出来る。
デイラシアには、人と獣人族という二つの種族が存在する。二つの種族はお互いを尊重し、そして共に助け合って生きていた。
人と獣人の違い。耳が違うだとか、尻尾があるだとか、そういうことも沢山あるが、獣人族だけが所持する、種族の特徴があった。
それは――番、という、運命の相手を、感じ取ることが出来ること。
成人を迎えた獣人族は、自身の運命の相手を感じ取ることが出来る。運命の相手を見ると、抱きしめたくなり、その体に口づけたくなる、とは、セレストのルートで語られた言葉だ。
だが、人は、運命がわからない。番という存在すらも、感じ取ることが出来ない。そのため、獣人族が人を運命の番と認識した時には、運命の相手が他の誰かと付き合っていたり、結婚していたりすることもあるらしい。
そうなった時、獣人族はどうするか。一人で生きていくことを選ぶのである。もしくは略奪をする――こともあるらしい。
ファタールの天秤の主人公は、人として特異な性質を持っていた。獣人族の、運命の相手を狂わせる、香りの持ち主だったのである。主人公を見ると、獣人族は、主人公を運命の相手と錯覚する。実際そうでなくても、――そうであっても。
もちろん、錯覚の程度の差はある。だが、番を得ていない多くの獣人は、主人公を自身の番と信じ込む。
人々を狂わせる少女。そういった存在は、市井に居ると諍いの種になるため、国が保護をすることになっている。『聖女』とは、つまり、獣人を狂わせる存在に名付けられる名称でもあるのだ。
いわゆるファム・ファタールがモチーフとなっているため、ファタールの天秤、と呼ばれているという考察を、前世のどこかで眺めた思い出がある。
セレストは――主人公を、運命の相手と錯覚する、そんなキャラクターの一人である。
そもそも、ルートの始まりが、悪女に虐げられていたセレストが、主人公の活躍によって解放されるところから始まるのだから、運命性を感じるのも致し方ないということだろう。
実際、セレストの本来の運命の番は違う相手だったと示唆されている。だが、その子細な部分――つまりは、誰だったかは、ゲーム内では語られない。
「ロゼ様。あまり触られると、少し困ります」
「……セレスト」
ロゼはゆっくりと体を持ち上げる。そうして、じっとセレストを見つめた。
柔らかな表情だ。ロゼと共に過ごす内、最初の頃の無表情が嘘のように、少しずつ感情を取り戻していった。
来年にはロゼの輿入れが決まっていて、セレストはそれに付いてくると言う。護衛騎士として、ロゼ様の傍にずっと居ます、と、言ってくれたのは、確か騎士の叙勲を受けてから直ぐの頃だっただろうか。
その後、セレストはずっと一緒に居てくれて――そう、ロゼが、王太子である夫と初めて床を一緒にした次の日も、傍に居てくれた。
手ひどく扱われ、痣だらけになってしまった体を、まるで自分自身が痛むようにしてずっと介抱してくれたのを覚えている。ロゼ様、ロゼ様、と泣きながらロゼの傷ついた体を撫で、そうして、ひどく苦しそうにしていた。
ロゼはそっと目を細める。セレストが、ロゼ様、と柔らかくロゼの名前を呼んだ。露草色の瞳は暖かな感情を滲ませている。銀色の髪が挙動に沿って、柔らかく動くのが見えた。
「セレスト、どうして、あなたは」
私の死を、自分のせいだと、思うに至ってしまったの。
問いかける声が喉の奥で詰まって、それからすぐ、これは夢か、とロゼは気付いた。
幸せな時の夢。まだ、ロゼに汚名が着せられる前の夢だ。王太子に手ひどく扱われることもなく、毒を飲まされることもなく。
きっと生存ルートがあると信じて、沢山頑張って奔走していた日々の、夢。
「……セレスト、幸せになってね」
セレストは僅かに瞬く。そうして、ふわりと尻尾を揺らした。
「――俺の幸せは、きっと、ロゼ様の形をしています」
「え?」
「ロゼ様に与えられる、ロゼ様との幸せだけが、俺にとっての幸せです」
「そっか。……そっかあ」
「ロゼ様。俺の幸せ。俺の、すべて。ロゼ様、どうか、ずっと、お傍に置いてくださいね」
ロゼの喉が震える。なら、頑張って、生きなくちゃね、とロゼは囁いた。声が僅かに濡れたように響く。
――そうなればどれほど良かっただろう。だが、生存ルートの道を見つけることは出来なかった。ロゼは悪女として死んだ。
だから、この日の、暖かな記憶を、暖かな思い出を、知っているのは、ロゼと、セレストだけ。
生きられたら良かった。そうしたら、セレストは、ロゼの傍で幸せになってくれていただろうか。ロゼの傍で笑うセレストを、幸せそうにするセレストを――ロゼは、見守られていたのだろうか。
わからない。わからないからこそ、もう手に入らないこの幸せな日々が、とてつもなく眩く思えて――。
――ネリーは、ベッドから落ちて、体を打ち付けるようにして目覚めた。
「痛い!」
思わず声が出る。家中に響く音が出たからか、恐らく朝の準備をしていた母が、階段を駆け上がってネリーの部屋の扉を開けた。
「ネリー! どうしたの?」
「お母さん……お、落ちちゃって」
「ええ……っ。ネリーったら、寝相が悪いわね」
母は笑う。少しばかり気恥ずかしい思いをしながら、ネリーはゆっくりと立ち上がった。痛む部分を指先で撫でながら、母に続いて階下へ下りる。
魔法薬を作るためというのもあって、ネリーの家には小さなドーム型テントが庭にある。中は室温が調整されていて、冬でも夏でも、魔法薬のために必要な薬草採取が可能だ。
ネリーの仕事の一つに、このドーム型テントの管理、というものがある。と言っても水やりをするためだけなのだが、欠かすと大変なことになるので、大事な仕事だ。
「まだ時間あるし、外の畑見に行ってくるね」
「はいはい。行ってらっしゃい。転ばないようにね」
「転ばないよ!」
笑いながら返し、ネリーは靴に履き替えて外に出る。
朝の柔らかな雰囲気が皮膚に触れて、弾けるような心地がした。良い天気だ。
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