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18-1.ロゼ・デイラシアの生涯
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テールベルト劇団が新作を公演する――その名も、『ロゼ・デイラシアの生涯』。一年ほど前、フーゲルフェルデン祭で大々的に告知されたその日が、ついにやってきた。
一年も経っているのだから、もしかしたらルセットはテールベルト劇団を見に行け、といったことを忘れているかもしれない――なんてネリーは少しだけ楽観視していた。だが、その楽観的な思考は、唐突に訪れたルセット殿下の存在によって、叩き潰されることになった。
「やあ」
「やあ、って、あの、えっ! え!?」
当日、とりあえず広場に向かうべく支度をし、そうして扉を開けると同時に、待ちかねたようにルセット殿下が声をかけてきた。思わずネリーは戦いて、周囲を見回す。少し離れた所に、護衛であろう男性と女性が立っているのが見えた。今日はきちんと魔法を使わずにやってきたらしい。それにしたって神出鬼没過ぎる気がしないでもない。
「で、殿下……? どうされたんですか?」
「今日はほら、約束していただろう? だから、迎えに……というより、きちんと広場へ向かうかどうかを見たくてね」
ルセットは朗らかに言葉を続ける。そこまでして、どうして、ネリーにテールベルト劇団の新作を見せたいのか。少しばかり疑問が首をもたげるが、それを精査するよりも先に、ルセットがネリーの耳元に口を寄せた。そうして、内緒話を告げるように、「セレストじゃなくてごめんね」と囁く。
耳朶を濡らすような声だった。確実にからかわれているのは確かで、ネリーは僅かに眉根を寄せる。そんなネリーを見て、ルセットは楽しそうに笑みを浮かべると、そっと耳元から顔を離した。そうして、「セレストも今日はきちんと広場に向かうみたいだから」と続ける。
「……嫌がっているセレストを、殿下が無理矢理連れ出したりとか、してないですよね?」
「してないよ。きちんと一から十まで説明をして、そうしてセレストに頷いて貰ったんだから」
ルセットが肩をすぼめ、唇の端を持ち上げる。そうしてから「これは」と囁いた。
「僕から君とセレストへの贈り物のようなものだよ。是非、受け取って欲しいね」
「テールベルト劇団の新作が?」
「そう。面白いものが見られると思うから」
ルセットが何を考えているのか、ネリーには想像もつかない。それに、贈り物と言われても、そもそも何かを贈られるような覚えも無いのだ。首を傾げ、しかし、ルセットの言葉に真っ向から反対意見を述べることはせずに、ネリーは小さく頷いた。
「わかりました。そもそも、約束していましたもんね」
「そうそう。ありがとう。じゃあ、また後でね」
言いながらルセットが護衛の人達の元へ踵を返す。今日は靴で地面を叩いて扉を出したりはしないんだな、なんて思いながら、ネリーは言われた通り、広場へと足を向かわせた。
広場は混雑していた。当然だろう。テールベルト劇団の新作が上演されるのだ。しかも、題目は、人々の耳目を集めている『ロゼ・デイラシア』である。悪女として名高い存在の、新しい演目。人も押し掛けるというものだろう。
人の多さに少しばかり辟易しつつ、今日のことを考えて決めておいた待ち合わせ場所である路地に向かう。そこにはすでにセレストが居て、ネリーに気付くと、とろけそうな笑みを浮かべた。
ネリー、と呼ぶ声が柔らかい。ぎょっとしたようにセレストを見つめる人が居る中、ネリーはすぐにセレストに駆け寄って、その体を抱きしめた。ぎゅう、と手を回すと、セレストがくすくすと喉を鳴らしながら、同じように手を回してくれる。
お互いの体温を交換するように、隙間無く抱きしめあった後、ゆっくりと離れた。ネリーはセレストの手を握りながら、おはよう、と柔らかく言葉を続ける。
ふわふわの尻尾がネリーを歓待するように震えるのが見える。セレストはネリーの頬にそっと額をこすりつけるようにして、「おはよう」と囁いた。
二人きりの時、セレストは敬語を使うが、そうでない時、セレストはいつも知己に話しかけるような口調になる。なんだかそれがくすぐったい。小さく喉を鳴らし、そうしてからネリーはセレストを見つめた。
ずっと昔。それこそ、ネリーとセレストが出会ったばかりの頃は、爪先をぴんと伸ばして必死になって見上げなければ、セレストの顔を見ることは出来ないほど、二人の背は違った。今は、ネリーの身長が伸びたこと、そして話しかけようとするとすぐにセレストが体を傾けてくれることもあり、いつでもセレストの顔を見ることが出来る。
顔色は、いつもより少しだけ白い。ロゼ・デイラシアが悪役として描かれる劇を見るのが苦痛なのだと、以前も漏らしていた。だからこそなのだろう。頬を撫でるように指先を伸ばすと、ネリーの手の平にセレストの頬がすり寄せられる。
「何か気になることでも?」
「ううん、騎士様の顔色が少し悪いなあと思って」
ネリーの言葉に、セレストは瞬いた。そうして小さく笑う。「君には見透かされてしまうな」と、囁くように言葉を口にした。
「……抜け出しても、大丈夫ですよ、私」
「いや。――殿下たっての、命令だからな。それに……」
セレストは僅かに考えるような仕草を見せた。ゆっくりと首を振り、「あの人はいたずらに他人を傷つけるような人でもない」と、静かに続ける。
「だからきっと、何かがあるんだろう。俺と君に、どうしても見て貰いたい何かが――」
見ない、という選択肢は、セレストの中には無いようだ。恐らく、熟考を重ねた上で、今日と言う日に臨んできたのだろう。なら、ネリーとしては、セレストの選択に従うだけだ。
もし。――もしも、物語がとても酷いものだったら、その時はすぐにセレストの耳を塞いであげよう、という決意と共に。
広場には多くの観覧席が設けられていた。円形の広場、その真ん中に、演劇を行うステージのようなものが存在する。それもまた丸い形をしていて、言うなれば三百六十度、どこからでも劇を楽しめるような作りになっているらしい。
既に席は完全に埋まっていたので、観覧席の外側で立ち見を行うことになる。セレストがネリーを抱き上げようとしたが、すぐに固辞した。流石に恥ずかしいし、もの凄く目立つ。
人々のざわめきは、けれど、どこからか響く音楽の音色が少しずつ大きくなるのに従い、静かになっていった。円形の舞台の上に、一人の女性が現れる。赤色の髪、赤色の瞳。妖艶とも言えるような表情が、厳かに周囲を見つめる。
ロゼ・デイラシア――の、役者、なのだろう。大衆が息を飲んで見守る中、もう一人の役者が舞台の上に現れた。ロゼ役の女性の手を取り、そうしてその場で一礼してみせる。
「お集まり頂き誠にありがとうございます。今日、この場で行うのは生粋の悪女、デイラシアを傾けんとした赤の魔女、――ロゼ・デイラシアの物語」
セレストの尻尾がぴく、と震えるのが見える。これは早々に退散することになるかもしれないな、と思いながら、ネリーは朗々と響く男性の声に耳を澄ませた。
「ロゼ・デイラシアと言えば、そう、王太子――サルファ様を惑わしたことで有名です。彼女が豪勢に日々を過ごし、大衆に重税を課したというのは、誰もが知るところでしょう」
「――嘘でしょう?」
ロゼ役の女性が、静かに言葉を言い切る。男性から手を離し、一歩、周囲をぐるりとねめつけるように見つめた。
「なんてことなの。私の死後、こんなに酷い物語ばかり描かれているなんて! こんなの、一つたりとも私じゃないわ!」
怒ったように女性は続ける。そうして、女性は美しい声で――全てを魅了するような眼差しでもって、ネリーを、そこに居る観客を、全員を見据えた。
「私の本当の物語を、きちんと教えてあげる。私はロゼ。ロゼ・デイラシア。この国のために生きて、この国のために死んだのだから!」
一年も経っているのだから、もしかしたらルセットはテールベルト劇団を見に行け、といったことを忘れているかもしれない――なんてネリーは少しだけ楽観視していた。だが、その楽観的な思考は、唐突に訪れたルセット殿下の存在によって、叩き潰されることになった。
「やあ」
「やあ、って、あの、えっ! え!?」
当日、とりあえず広場に向かうべく支度をし、そうして扉を開けると同時に、待ちかねたようにルセット殿下が声をかけてきた。思わずネリーは戦いて、周囲を見回す。少し離れた所に、護衛であろう男性と女性が立っているのが見えた。今日はきちんと魔法を使わずにやってきたらしい。それにしたって神出鬼没過ぎる気がしないでもない。
「で、殿下……? どうされたんですか?」
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ルセットは朗らかに言葉を続ける。そこまでして、どうして、ネリーにテールベルト劇団の新作を見せたいのか。少しばかり疑問が首をもたげるが、それを精査するよりも先に、ルセットがネリーの耳元に口を寄せた。そうして、内緒話を告げるように、「セレストじゃなくてごめんね」と囁く。
耳朶を濡らすような声だった。確実にからかわれているのは確かで、ネリーは僅かに眉根を寄せる。そんなネリーを見て、ルセットは楽しそうに笑みを浮かべると、そっと耳元から顔を離した。そうして、「セレストも今日はきちんと広場に向かうみたいだから」と続ける。
「……嫌がっているセレストを、殿下が無理矢理連れ出したりとか、してないですよね?」
「してないよ。きちんと一から十まで説明をして、そうしてセレストに頷いて貰ったんだから」
ルセットが肩をすぼめ、唇の端を持ち上げる。そうしてから「これは」と囁いた。
「僕から君とセレストへの贈り物のようなものだよ。是非、受け取って欲しいね」
「テールベルト劇団の新作が?」
「そう。面白いものが見られると思うから」
ルセットが何を考えているのか、ネリーには想像もつかない。それに、贈り物と言われても、そもそも何かを贈られるような覚えも無いのだ。首を傾げ、しかし、ルセットの言葉に真っ向から反対意見を述べることはせずに、ネリーは小さく頷いた。
「わかりました。そもそも、約束していましたもんね」
「そうそう。ありがとう。じゃあ、また後でね」
言いながらルセットが護衛の人達の元へ踵を返す。今日は靴で地面を叩いて扉を出したりはしないんだな、なんて思いながら、ネリーは言われた通り、広場へと足を向かわせた。
広場は混雑していた。当然だろう。テールベルト劇団の新作が上演されるのだ。しかも、題目は、人々の耳目を集めている『ロゼ・デイラシア』である。悪女として名高い存在の、新しい演目。人も押し掛けるというものだろう。
人の多さに少しばかり辟易しつつ、今日のことを考えて決めておいた待ち合わせ場所である路地に向かう。そこにはすでにセレストが居て、ネリーに気付くと、とろけそうな笑みを浮かべた。
ネリー、と呼ぶ声が柔らかい。ぎょっとしたようにセレストを見つめる人が居る中、ネリーはすぐにセレストに駆け寄って、その体を抱きしめた。ぎゅう、と手を回すと、セレストがくすくすと喉を鳴らしながら、同じように手を回してくれる。
お互いの体温を交換するように、隙間無く抱きしめあった後、ゆっくりと離れた。ネリーはセレストの手を握りながら、おはよう、と柔らかく言葉を続ける。
ふわふわの尻尾がネリーを歓待するように震えるのが見える。セレストはネリーの頬にそっと額をこすりつけるようにして、「おはよう」と囁いた。
二人きりの時、セレストは敬語を使うが、そうでない時、セレストはいつも知己に話しかけるような口調になる。なんだかそれがくすぐったい。小さく喉を鳴らし、そうしてからネリーはセレストを見つめた。
ずっと昔。それこそ、ネリーとセレストが出会ったばかりの頃は、爪先をぴんと伸ばして必死になって見上げなければ、セレストの顔を見ることは出来ないほど、二人の背は違った。今は、ネリーの身長が伸びたこと、そして話しかけようとするとすぐにセレストが体を傾けてくれることもあり、いつでもセレストの顔を見ることが出来る。
顔色は、いつもより少しだけ白い。ロゼ・デイラシアが悪役として描かれる劇を見るのが苦痛なのだと、以前も漏らしていた。だからこそなのだろう。頬を撫でるように指先を伸ばすと、ネリーの手の平にセレストの頬がすり寄せられる。
「何か気になることでも?」
「ううん、騎士様の顔色が少し悪いなあと思って」
ネリーの言葉に、セレストは瞬いた。そうして小さく笑う。「君には見透かされてしまうな」と、囁くように言葉を口にした。
「……抜け出しても、大丈夫ですよ、私」
「いや。――殿下たっての、命令だからな。それに……」
セレストは僅かに考えるような仕草を見せた。ゆっくりと首を振り、「あの人はいたずらに他人を傷つけるような人でもない」と、静かに続ける。
「だからきっと、何かがあるんだろう。俺と君に、どうしても見て貰いたい何かが――」
見ない、という選択肢は、セレストの中には無いようだ。恐らく、熟考を重ねた上で、今日と言う日に臨んできたのだろう。なら、ネリーとしては、セレストの選択に従うだけだ。
もし。――もしも、物語がとても酷いものだったら、その時はすぐにセレストの耳を塞いであげよう、という決意と共に。
広場には多くの観覧席が設けられていた。円形の広場、その真ん中に、演劇を行うステージのようなものが存在する。それもまた丸い形をしていて、言うなれば三百六十度、どこからでも劇を楽しめるような作りになっているらしい。
既に席は完全に埋まっていたので、観覧席の外側で立ち見を行うことになる。セレストがネリーを抱き上げようとしたが、すぐに固辞した。流石に恥ずかしいし、もの凄く目立つ。
人々のざわめきは、けれど、どこからか響く音楽の音色が少しずつ大きくなるのに従い、静かになっていった。円形の舞台の上に、一人の女性が現れる。赤色の髪、赤色の瞳。妖艶とも言えるような表情が、厳かに周囲を見つめる。
ロゼ・デイラシア――の、役者、なのだろう。大衆が息を飲んで見守る中、もう一人の役者が舞台の上に現れた。ロゼ役の女性の手を取り、そうしてその場で一礼してみせる。
「お集まり頂き誠にありがとうございます。今日、この場で行うのは生粋の悪女、デイラシアを傾けんとした赤の魔女、――ロゼ・デイラシアの物語」
セレストの尻尾がぴく、と震えるのが見える。これは早々に退散することになるかもしれないな、と思いながら、ネリーは朗々と響く男性の声に耳を澄ませた。
「ロゼ・デイラシアと言えば、そう、王太子――サルファ様を惑わしたことで有名です。彼女が豪勢に日々を過ごし、大衆に重税を課したというのは、誰もが知るところでしょう」
「――嘘でしょう?」
ロゼ役の女性が、静かに言葉を言い切る。男性から手を離し、一歩、周囲をぐるりとねめつけるように見つめた。
「なんてことなの。私の死後、こんなに酷い物語ばかり描かれているなんて! こんなの、一つたりとも私じゃないわ!」
怒ったように女性は続ける。そうして、女性は美しい声で――全てを魅了するような眼差しでもって、ネリーを、そこに居る観客を、全員を見据えた。
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