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18-3.ロゼ・デイラシアの生涯
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ルセットは軽く床を靴で叩く。そうすると、扉が現れた。ノブに触れる。
「悪役が、必要でした。王家から目をそらすための、悪役が。その為に彼女は十六歳で王家へ嫁ぎ、悪役として担ぎ上げられ、そして十七歳でこの世界から去りました。彼女の死後、彼女の部屋を整頓した侍従曰く――何も、物がなかったと。質素なドレスを二着ほど、ただそれだけ。それだけが、彼女の持ち物でした」
ノブに触れた指先が、ゆっくりと扉を開く。どこかの室内に繋がっているらしい。中には――見覚えのある、顔があった。ルセットと似ていて、けれど雰囲気が全く違う。サルファだ。
「兄上、そうでしょう?」
突然のことに驚いているのだろう。サルファは何も言わない。豪奢な椅子に鎮座したまま、呆けたように目を瞬かせている。
「な――何、お前……ッ、急に何を……! 一国の王子を急にこのような場に呼び出して! 無礼だろう!」
「以前お願いしたではありませんか。もちろん、書面も用意しました。目を通していなかっただけでは? ――拘束しろ」
ルセットが室内に控えている騎士を呼ぶと同時に、サルファの体が騎士によって拘束された。サルファが何かを言うよりも早く、そのまま、扉の外に出てくる。舞台上に居るのは、ルセットと、サルファ、そしてサルファを拘束する騎士たちだ。
昔に比べて、サルファの表情は精悍さを失っている。それでも、昔から好んで身につけていた豪奢な衣装は変わらない。コートもシャツも、パンツも――何もかも、一つ一つ丹念に作り上げられたものなのだろう。職人の技巧の高さが窺えるような、そんな刺繍がふんだんに盛り込まれていた。
まるで対比のように思えてくる。先ほどまでの演劇で、ロゼが着用していた質素な衣服。それと、比べてしまいそうになるくらい、豪華な衣服だ。
自身の置かれている状況にサルファは顔を赤くする。「不敬だろう、離せ!」と声を荒げた。だが、騎士はサルファの腕を拘束したまま放さず、そのまま床に膝を突いた。そのせいで、サルファ自身も強引に膝を突く。視線を合わせるように、ルセットが腰を曲げる。
「兄上。貴方は、ロゼ・デイラシアを謀殺した疑惑、並びに、聖女の監禁、国の財産を貴族との賭けごとの支払いに使い潰した疑惑が持たれています」
「は――?」
サルファが僅かに息を詰まらせる。そうしてから、何を、という声が静かに響いた。人々は、目の前で行われている断罪を見守るように、息を潜めている。少しでも声を上げたら、標的が自分になりそうな――そんな、張り詰めた一本の線のような緊張感が、場を占めていた。
「ふざけるな……! 何を証拠に……!」
「証拠なら沢山あるんです。そうでなければ騎士を動かすことは出来ませんからね。いやあ、兄上が放蕩好きなお方で良かった。おかげで、僕にも継承権が回ってきましたから」
ルセットの言葉に、サルファの顔が青ざめる。ルセットは静かに笑うと、周囲をぐるりと見つめた。――いや、周囲、ではない。明確にネリーを探して視線を動かし、そうして気付くと同時に、薄く微笑んだ。
来い、と口に出さずに目で示される。この物語を終わらせるのは貴方だろうと、そう言われているような気がした。
セレストも気付いたのだろう。ネリーの手を握り絞め、「どうしますか」と囁く。ネリーは小さく頷いた。
ロゼ・デイラシアとサルファの物語を、ここで終わらせるために。
舞台へゆっくりと向かう。シェンナや、ネリーの朗読を日々聞きに来る人々が、舞台に向かうネリーに気付いて、少しばかり驚いたような声を上げた。ネリーちゃん、お姉ちゃん。ささめくような声は、心配げに揺れている。
舞台に上がる。ルセットの傍に立つ。サルファはネリーと、そしてセレストを見て、「セレスト……!」と静かに苛立つような声を上げた。
「お前のせいだ……! ロゼが死んだのはお前のせいだと言っただろう、お前が用意した石を飲んで――」
「サルファ」
ネリーは静かに告げる。目の前に居るのは、かつて夫とした相手だ。だからこそ。これ以上の言い訳も、何も、必要無い。ロゼが望むことはただ一つだけだった。昔も、そして、今も。
「王太子としての務めを、きちんと果たして」
「は――」
「あなたが私に言ったことでしょう」
囁くように言葉を続ける。王太子妃としての務めを果たせ。ロゼが、昔、サルファに言われた言葉だ。
サルファが呆けたような顔をする。恐ろしいものを見るようにネリーを見つめた。ひ、と喉が震えるのが見える。当然だろう。
だって、あの言葉を知っているのは、死んでしまったロゼと、サルファの周りを固める使用人だけだ。何故、こんな年端もいかない少女が知っているのか、という話になるだろう。
ネリーはゆっくりと体を上げる。そうしてルセットを見つめた。もう良いの、と問いたげな表情に軽く頷いて返す。
もう良い。もう――関わることも、二度と無いだろうから。
舞台から降りて、そのまま、ネリーは広場からも出て、――どうしてだろう、少しずつ自分が早足になっていくのが、感じられる。せかせかと足を動かしていると、不意に後ろから抱き上げられた。セレストだ。
「セレスト」
「ロゼ様」
周囲に人は居ない。だからこそ、の呼び方なのだろう。その声が、憔悴した感情を宥めるように鼓膜を揺らした。ネリーは胸に手を当てる。無意識的に早くなっていた呼吸を、必死に整えながら、ゆっくりと首を振った。
落ち着くと、なんだか、胸の奥がぎゅうっと掴まれるような心地がした。喉の奥が熱くなって、瞼の奥が痛い。ネリーはそっとセレストの肩に手を回す。肩口に眦を押し当てるようにしながら、小さく呼吸を繰り返した。
今日の、あの演劇が、大衆に受け入れられるどうか。それは、ネリーにはわからない。そもそも、反響が悪ければ、もしかしたらまた悪役としてのロゼの物語が上演される可能性だってあるだろう。
けれど、それでも、もう良いと感じた。
「……絶対に見て、っていうのは、そういうことだったのね」
ず、と鼻をすすりながら、ネリーは小さく笑う。肩口から顔を上げると、セレストが静かに頷いた。そうして、泣きそうな顔で笑う。
「……ロゼ様、俺は、……騎士としてあるまじき感情かもしれませんが、どうしようもなく、……嬉しいです。貴女をおとしめた相手が、ようやく――」
ようやく。紡がれる言葉の続きを、ネリーはなんとなく察した。じっと見つめると、同じように見返される。セレスが苦しそうに息を吐き、ネリーの目元にそっとキスをした。唇が、ネリーの涙で濡れる。
「ロゼ様……」
ささやかな口づけは、少しだけくすぐったい。ネリーは笑う。そうして、同じようにセレストにキスをした。頬に触れて、そのまま首筋にも触れるだけのキスをする。セレストの尻尾がふわふわと揺れているのが見えた。
「私も、なんだろう……多分、幸せなのかも。凄く、……こんな風に、生きている間に、評価がひっくり返るような劇を見られるなんて、……ふふ。おかしさもあって」
言葉が上手く形にならない。息を詰まらせて、ただ、ネリーはそっとセレストを見つめる。同じような温度の視線が、じっとネリーを見つめ返した。
ふわふわとした気持ちも、高らかに歌うような気持ちも、セレストとなら、分かち合うことが出来る。ネリーは頬を赤らめて、小さく笑った。
ロゼ・デイラシアの生涯。それはきっと、良いものではなかったのだろう。けれど、それでも、ロゼ・デイラシアの生涯で、唯一、これだけは幸福だと言えることがあるだろう。
それは、セレストと出会えたことだ。
「ああ、もう。どうしよう。セレスト。大好き。大好きよ」
「――ロゼ様」
僅かに喉を震わせて、セレストは笑う。そうして、そっと口づけを交わした。
お互いの熱を、そっと分け合うように、優しく。
「悪役が、必要でした。王家から目をそらすための、悪役が。その為に彼女は十六歳で王家へ嫁ぎ、悪役として担ぎ上げられ、そして十七歳でこの世界から去りました。彼女の死後、彼女の部屋を整頓した侍従曰く――何も、物がなかったと。質素なドレスを二着ほど、ただそれだけ。それだけが、彼女の持ち物でした」
ノブに触れた指先が、ゆっくりと扉を開く。どこかの室内に繋がっているらしい。中には――見覚えのある、顔があった。ルセットと似ていて、けれど雰囲気が全く違う。サルファだ。
「兄上、そうでしょう?」
突然のことに驚いているのだろう。サルファは何も言わない。豪奢な椅子に鎮座したまま、呆けたように目を瞬かせている。
「な――何、お前……ッ、急に何を……! 一国の王子を急にこのような場に呼び出して! 無礼だろう!」
「以前お願いしたではありませんか。もちろん、書面も用意しました。目を通していなかっただけでは? ――拘束しろ」
ルセットが室内に控えている騎士を呼ぶと同時に、サルファの体が騎士によって拘束された。サルファが何かを言うよりも早く、そのまま、扉の外に出てくる。舞台上に居るのは、ルセットと、サルファ、そしてサルファを拘束する騎士たちだ。
昔に比べて、サルファの表情は精悍さを失っている。それでも、昔から好んで身につけていた豪奢な衣装は変わらない。コートもシャツも、パンツも――何もかも、一つ一つ丹念に作り上げられたものなのだろう。職人の技巧の高さが窺えるような、そんな刺繍がふんだんに盛り込まれていた。
まるで対比のように思えてくる。先ほどまでの演劇で、ロゼが着用していた質素な衣服。それと、比べてしまいそうになるくらい、豪華な衣服だ。
自身の置かれている状況にサルファは顔を赤くする。「不敬だろう、離せ!」と声を荒げた。だが、騎士はサルファの腕を拘束したまま放さず、そのまま床に膝を突いた。そのせいで、サルファ自身も強引に膝を突く。視線を合わせるように、ルセットが腰を曲げる。
「兄上。貴方は、ロゼ・デイラシアを謀殺した疑惑、並びに、聖女の監禁、国の財産を貴族との賭けごとの支払いに使い潰した疑惑が持たれています」
「は――?」
サルファが僅かに息を詰まらせる。そうしてから、何を、という声が静かに響いた。人々は、目の前で行われている断罪を見守るように、息を潜めている。少しでも声を上げたら、標的が自分になりそうな――そんな、張り詰めた一本の線のような緊張感が、場を占めていた。
「ふざけるな……! 何を証拠に……!」
「証拠なら沢山あるんです。そうでなければ騎士を動かすことは出来ませんからね。いやあ、兄上が放蕩好きなお方で良かった。おかげで、僕にも継承権が回ってきましたから」
ルセットの言葉に、サルファの顔が青ざめる。ルセットは静かに笑うと、周囲をぐるりと見つめた。――いや、周囲、ではない。明確にネリーを探して視線を動かし、そうして気付くと同時に、薄く微笑んだ。
来い、と口に出さずに目で示される。この物語を終わらせるのは貴方だろうと、そう言われているような気がした。
セレストも気付いたのだろう。ネリーの手を握り絞め、「どうしますか」と囁く。ネリーは小さく頷いた。
ロゼ・デイラシアとサルファの物語を、ここで終わらせるために。
舞台へゆっくりと向かう。シェンナや、ネリーの朗読を日々聞きに来る人々が、舞台に向かうネリーに気付いて、少しばかり驚いたような声を上げた。ネリーちゃん、お姉ちゃん。ささめくような声は、心配げに揺れている。
舞台に上がる。ルセットの傍に立つ。サルファはネリーと、そしてセレストを見て、「セレスト……!」と静かに苛立つような声を上げた。
「お前のせいだ……! ロゼが死んだのはお前のせいだと言っただろう、お前が用意した石を飲んで――」
「サルファ」
ネリーは静かに告げる。目の前に居るのは、かつて夫とした相手だ。だからこそ。これ以上の言い訳も、何も、必要無い。ロゼが望むことはただ一つだけだった。昔も、そして、今も。
「王太子としての務めを、きちんと果たして」
「は――」
「あなたが私に言ったことでしょう」
囁くように言葉を続ける。王太子妃としての務めを果たせ。ロゼが、昔、サルファに言われた言葉だ。
サルファが呆けたような顔をする。恐ろしいものを見るようにネリーを見つめた。ひ、と喉が震えるのが見える。当然だろう。
だって、あの言葉を知っているのは、死んでしまったロゼと、サルファの周りを固める使用人だけだ。何故、こんな年端もいかない少女が知っているのか、という話になるだろう。
ネリーはゆっくりと体を上げる。そうしてルセットを見つめた。もう良いの、と問いたげな表情に軽く頷いて返す。
もう良い。もう――関わることも、二度と無いだろうから。
舞台から降りて、そのまま、ネリーは広場からも出て、――どうしてだろう、少しずつ自分が早足になっていくのが、感じられる。せかせかと足を動かしていると、不意に後ろから抱き上げられた。セレストだ。
「セレスト」
「ロゼ様」
周囲に人は居ない。だからこそ、の呼び方なのだろう。その声が、憔悴した感情を宥めるように鼓膜を揺らした。ネリーは胸に手を当てる。無意識的に早くなっていた呼吸を、必死に整えながら、ゆっくりと首を振った。
落ち着くと、なんだか、胸の奥がぎゅうっと掴まれるような心地がした。喉の奥が熱くなって、瞼の奥が痛い。ネリーはそっとセレストの肩に手を回す。肩口に眦を押し当てるようにしながら、小さく呼吸を繰り返した。
今日の、あの演劇が、大衆に受け入れられるどうか。それは、ネリーにはわからない。そもそも、反響が悪ければ、もしかしたらまた悪役としてのロゼの物語が上演される可能性だってあるだろう。
けれど、それでも、もう良いと感じた。
「……絶対に見て、っていうのは、そういうことだったのね」
ず、と鼻をすすりながら、ネリーは小さく笑う。肩口から顔を上げると、セレストが静かに頷いた。そうして、泣きそうな顔で笑う。
「……ロゼ様、俺は、……騎士としてあるまじき感情かもしれませんが、どうしようもなく、……嬉しいです。貴女をおとしめた相手が、ようやく――」
ようやく。紡がれる言葉の続きを、ネリーはなんとなく察した。じっと見つめると、同じように見返される。セレスが苦しそうに息を吐き、ネリーの目元にそっとキスをした。唇が、ネリーの涙で濡れる。
「ロゼ様……」
ささやかな口づけは、少しだけくすぐったい。ネリーは笑う。そうして、同じようにセレストにキスをした。頬に触れて、そのまま首筋にも触れるだけのキスをする。セレストの尻尾がふわふわと揺れているのが見えた。
「私も、なんだろう……多分、幸せなのかも。凄く、……こんな風に、生きている間に、評価がひっくり返るような劇を見られるなんて、……ふふ。おかしさもあって」
言葉が上手く形にならない。息を詰まらせて、ただ、ネリーはそっとセレストを見つめる。同じような温度の視線が、じっとネリーを見つめ返した。
ふわふわとした気持ちも、高らかに歌うような気持ちも、セレストとなら、分かち合うことが出来る。ネリーは頬を赤らめて、小さく笑った。
ロゼ・デイラシアの生涯。それはきっと、良いものではなかったのだろう。けれど、それでも、ロゼ・デイラシアの生涯で、唯一、これだけは幸福だと言えることがあるだろう。
それは、セレストと出会えたことだ。
「ああ、もう。どうしよう。セレスト。大好き。大好きよ」
「――ロゼ様」
僅かに喉を震わせて、セレストは笑う。そうして、そっと口づけを交わした。
お互いの熱を、そっと分け合うように、優しく。
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無事にわかってもらえて感動しました😭
いよいよクライマックスですね……!!
緊張してきた(笑)
こんにちは…!お話ご覧頂きましてありがとうございます…!
実はもう少しだけお話が続く感じなのですが、楽しんで頂けたら幸いです~!
楽しい!
この推理小説っぽいような、なんともスリリングな話のテンポに引き込まれております!
ネリーの愛が早く伝わるように!
え!嬉しいです、ありがとうございます!
楽しんで頂けるようなお話になっているなら本当に何よりです……!
ネリーの愛が伝わる日はいつ来るのか、是非お付き合い頂けますと幸いです~!