【完結】伯爵令嬢は悪役令嬢を応援したい!~サファスレート王国の婚約事情~

佐倉えび

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次世代に継ぐ幸福

レオンハルト(3)

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 ヴァレンティーナそっくりの長女が生まれ、三ヶ月ほど経った。
 産後間もなく歩き回る姿を心配していたのだが杞憂だったようだ。彼女は今までの中で一番元気に見える。ヴァレンティーナの明るさは、皆の気持ちを変えるようで、そこかしこで娘やヴァレンティーナの話題を耳にするようになった。王宮内は今までになく穏やかな雰囲気に満ちている。

 そんな中、ジークハルトが、もうすぐ七歳になる次男のフェルナンを伴って帰国した。
 上の三人の子どもには会ったことがあるが、ジークハルトそっくりだというフェルナンに会うのは初めてのことだ。王宮内はちょっとした騒ぎになっていた。

「ほう。そなたがフェルナンか」
「フェルナン・ディル・スタンフェルドです。伯父上にお会いできて光栄です」
「うむ。なるほど、なるほど」

 皆が騒ぐのも無理はない。眩い美貌はまさにジークハルトだった。思慮深い眼差しもそっくりだ。
 ジークハルトはミユとの結婚の際、スタンフェルド公爵となった。領地は狭く、ほぼ名ばかりではあるが。当時、デオギニアに傾倒し、ミユと共にデオギニアに留まったことから、一部の貴族からはデオギニアの腰ぎんちゃくなどという陰口も囁かれたが、ジークハルトはむしろ誉め言葉ぐらいに感じていたようだ。

「愛いな」
「ありがとうございます」

 にっこりとそつなく笑ったものの、ちらりとジークハルトの方をうかがっている。自分の挨拶が及第点であるかを確認するような仕草に、こみ上げるものがあった。ジークハルトには、こういった子どもらしい期間がなかったからだ。

「帰国後、早速で悪いが、今日は父上のお加減がとても良いらしいのでな」
「それならば直ぐにお会いしたいです」 

 フェルナンと手を繋ぎ、頷き合っている。
 父に会うための帰国だということを、フェルナンも事前に聞かされていたようだ。

「父上。お祖父様にお会いできるのですね?」
「あぁ。お祖父様が何を言っても驚かぬようにな」
「はい」

 聞き分けのよいところまでそっくりのようだ。
 二人を伴い、父の私室へ向かった。
 
 体調不良を理由にレオンハルトへ譲位してから十年が経った。ほぼ寝たきりの状態になってから五年が経つ。それでも、会いに来ないかとジークハルトに声をかけるぐらい、今月に入ってから随分と調子が良さそうなのだ。

 扉の前で警護する騎士を労ってから入室すると、珍しく窓が開け放たれていた。いつもならこもったような空気が漂っている室内に、外から流れ込む草木を感じる香りが満ちていた。

 父は体を半分起こし、敷き詰めたクッションに身を委ねてはいるが目をしっかりと開けていた。

「兄上……来て下さったのですか」

 レオンハルトのことを、幼いころに亡くなった自分の兄と思っている父は、嬉しそうにレオンハルトに微笑んだ。

「今日はジークハルトが帰国したので、お連れしましたよ」

 自分を覚えていないことには慣れたつもりだが、忘れられているという寂しさまでは消えない。
 ふと視線を感じて横を向くと、ジークハルトが心配そうにレオンハルトを見ていた。
 大丈夫だという気持ちを込めて肩を軽く叩けば、小さく頷いてくれた。

「おお、ジークよ。見ない間にずいぶん大きくなったな」

 父はフェルナンを手招きしている。
 フェルナンは戸惑いもせずに頷いて父の傍へ行った。
 ちらりとジークハルトをうかがうようなこともない。そういうこともあろうかと、事前に言い含められていたようだ。

 父は細く皺のたくさん入った手を懸命に伸ばしてフェルナンの頭を撫でた。

「いつも寂しい思いをさせてすまないな」
「いいえ、僕は男の子ですから、大丈夫です」
「そうか、強い子に育ったな。だが、もう少しこちらに来て、お前を抱かせてくれないか?」

 フェルナンは頷き、よいしょとベッドによじのぼると、そっと小さな体を父に寄せていた。

「なかなかこのようなことはできなかったが、私はいつもお前を抱きしめたいと思っていたよ」

 そう言って父は、フェルナンを抱きしめながら背中を撫でていた。今の父にとっては、手を動かすだけでも相当疲れるだろう。ハラハラしたが、父はようやく念願が叶ったというような顔をしていた。

「剣の稽古はしているか?」
「はい……ヒースに教わっています」
「ヒース? ライドン騎士団長の子息だったか?」

 レオンハルトの顔を見て、どうだったかと問うてきた。
 頷いておいたが、父の頭の中では小さい子が小さい子に剣を教えていることになってしまうだろう。納得してくれるだろうか。

「そうかそうか。よい友人に恵まれたな。それにしても……」

 納得はしてくれたようだが、顔を上げ、ジークハルトを不思議そうな顔をして見つめていた。

「お義兄上もいらっしゃるとは珍しいな。オティーリエが亡くなってからは疎遠になっていたが。そなたは変わらず美しいな」
「……ありがとうございます」
「うむ。オティーリエは優しく、美しい妃だった。亡くなったときは生きる気力も失ってしまったが……いやいや、こうしてオティーリエそっくりのジークを見ることができるのだから、私は幸せだな」

 亡き母の面影を強く残すジークハルトは、父には母の兄に見えるようだった。
 珍しくジークハルトは涙をこらえるような表情を見せていた。レオンハルトでさえ初めて見る表情だった。

「今日は皆に会えて嬉しかった。そろそろ、眠くなってしまった。すまぬが寝てもよいだろうか」
 
 やはり長い時間は起きていられないようだ。
 私たちはそれぞれ挨拶を交わし、父の部屋から退出した。



「フェルナン、驚かせてすまなかったな」
「いいえ。お祖父様はとてもお優しかったので、僕はお会いできてうれしかったです」
「そうか。ありがとう」

 思わず隣に座っているフェルナンの頭を撫でた。
 ジークハルトそっくりのフェルナンを間近で見ていたかったので、無理を言って隣に座ってもらったのだ。斜め上から見るぷっくりとした頬が愛らしい。

「茶でもどうかとジークハルトとフェルナンを誘ったのに、味気ない執務室で申し訳ないな。しかもクリームソーダなど、フェルナンは飲みなれているよな?」

 苦笑しながら、フェルナンの前に置かれたクリームソーダを見た。緑色の綺麗な飲み物は、今ようやくサファスレートで流行りだした。デオギニアではレオンハルトが留学したころから飲まれている庶民の味だ。

「いいえ、母上が甘いものはたくさん食べてはいけないと仰るので、あまり飲んだことがありません。ですから、とてもうれしいです」
「フェルナンの母上はしっかりした方なのだな?」
「はい、とてもしっかりしています。姉上は母上に内緒で、父上からお小遣いをもらうことがあるのですが、そのたびに甘すぎると父上は怒られています」

「フェルナン」
「あ、すみません。わすれてください」

 ジークハルトの窘めるような声にフェルナンが肩をすくめた。

「ジーク、そう叱ってやるな。愛いではないか」
「はぁ、しかし」
「娘には甘くなるものらしいからな、気にするな。アルフなぞ見てはおれんぞ?」
「そう……でしょうか」
「私もぜひその気分を味わってみたいと思っていたのでな。娘が生まれたので楽しみにしているところだ。うん、フェルナン、遠慮せずに好きなことを喋ってよいぞ。それと、アイスが溶ける前にクリームソーダを飲むといい」

 声がかかるまで手をつけてはいけないと思ったのか、ソファーにちょこんと座って手を膝に乗せたまま待っているようだ。目はずっとクリームソーダを見つめている。

「よいのですか?」
「うむ。それはフェルナンのために用意させたものだからな」
「ありがとうございます。いただきます」

 嬉しそうに笑ったフェルナンは、長いスプーンでそっとアイスをすくった。ひと口含んでにっこり笑う。
 ジークハルトにもこんな時期があればよかったのにと、大人顔負けの所作で紅茶を飲んでいたジークハルトを思い出して切なくなってしまった。

「母上といえば、今回は奥方と一緒ではなかったのか? そろそろ店も開店だろう?」

 サファスレートでミユの店の品が転売されていることを知り、いっそ、サファスレートに店を構えてはどうだろうかと提案した。なるほどと頷いたジークハルトはシン皇帝陛下を説得し、ララを店長に迎え、あっという間に準備を整えてしまった。
 ララはデオギニアでサファスレート語の学校を開設しており、随分と忙しい身のようだが、こちらも快く了承したとのことだった。

「はい。今回こそは一緒に帰国しようと言ってたのですが、実は……五人目を身籠ったようで」
「なんと、それはめでたい」

 ジークハルトは照れ臭いのか、恥ずかしそうに笑っていた。
 デオギニアに送り出した十八歳のときには考えられない程の柔らかな笑みだ。胸の中に再びこみ上げるものを必死で吞み下した。

「そうだ、ひとつ願いがあるのだが」
「なんなりと」

 ジークハルトが頷く。

「実はな。ヴィーがどうしても幼馴染八人での茶会を開きたいそうなのだ」
「茶会……ですか。それは……」
「うむ。ジークの婚約者候補を集めて開かれていた、あの茶会のことだろうな。本人曰く『我がままなおねだり』だそうだ」
「……それが、我がままだと?」
「そうらしい」
「それはまた、可愛らしい我がままですね」
「だろう?」

 自慢するように言えば、ジークハルトは堪えきれない様子で相好を崩して笑った。

 ヴァレンティーナは三人目を妊娠してから、ときどき『おねだり』というものをしてくれるようになった。
 たとえば執務室に戻ろうとする時間をほんの十分延ばして傍にいてほしいだとか、エスコートではなく手を繋いで庭園を歩きたいだとか。一緒にひとつのパフェを食べたいというものもあった。

 おねだりは、若い子が恋人とするような可愛らしいものばかりだった。
 そのような時期がなかった彼女にとっておねだりはとても勇気のいることだったらしい。もっと早く言ってくれてよかったと伝えると、首を振って「今までは恥ずかしくて無理でした」と言っていた。
 三人目の妊娠が発覚し、急に今までの呪縛から解放された気分になったのだと言う。レオンハルトには理解できる類のことではなかったが、そういうものなのだろうと頷いてから可愛らしいヴァレンティーナを抱きしめた。

 そんな彼女からの最上級ともいえる『我がままなおねだり』である。
 それを叶えない理由などあろうか。

「兄上とヴァレンティーナ様がお幸せそうで、とても嬉しいです」
「うむ。参加してくれるな?」
「はい」
「実は断られることを想定していなかったのでな、明後日という日程で皆に通達済みなのだが良いだろうか?」
「もちろんです」

 頷いたジークハルトに、フェルナンが小首を傾げて聞いた。

「父上、お茶会ですか?」
「あぁ。アルフレッドたちとな」

「フェルナンも参加するのだぞ? お前に会いたいと、同じ年ごろの子どもたちが参加するからな」

 そう言えば、フェルナンは嬉しそうに頷いていた。

 ヴァレンティーナは長らく、ブレイデンやミユ、ナターシャに遠慮があったらしく、今まで茶会をしたいと言えなかったらしい。いい気分はしないだろうからと呟いていた。口にはしないが、おそらくはレオンハルトへの配慮もあったのだろう。
 誰もが幸せを掴み、ようやくヴァレンティーナも皆に会いたいと言えるようになったのだろう。

 度重なる可愛らしいおねだりのお陰か、レオンハルトの心の奥底に潜んでいた『彼女を幸せにできているだろうか』という焦燥が消えていることに気付いた。肩の荷をおろし、ゆっくりと景色を楽しめるようにもなった。

 ジークハルトもまた。
 年々柔らかさが増し、サファスレートに居ても気の置けない人の前では感情を出すようになっている。

 そんな彼はいま、クリームソーダに夢中なフェルナンを愛おしそうに見ている。
 レオンハルトは、そんな二人を眺めながら紅茶をひと口飲んでほっと息を漏らしていた。



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