ドS王子は溺愛系

王冠

文字の大きさ
21 / 23

番外編※ 〜お菓子をあげても悪戯された〜 2

しおりを挟む
した、けど…。

「これは…」

鏡の前で固まる私。
やられた!というエマの顔。

「衣装が殿下によってすり替えられていますね…」
「やっぱり?耳だけじゃない?原型が残ってるの」

黒のレースのついた、ほぼ隠せてないようなヒラヒラの素材で出来た夜着。下着は紐パンツだし…。
まぁでも…。

「いいわ、これで」
「いいんですか?レティア様!!これではあの鬼畜に食べ尽くされてしまいます!!」
「今日はもの凄く怒ってたからどっちにしても明日は立てないわ」
「レティア様…お気の毒に…」
「エマだって、アランとパーティーするんでしょ?早く行きなさい」
「私はいいんですよ!」
「いいからいいから」
「では…何かあったら殴って逃げて下さいね」
「そんな酷い事しないわよ、レオは」

ふふふ、と笑う。私にはとびきり過保護だから。
大丈夫大丈夫!



…だと思ってたの。
さっきまで、ほんとに。

「ほら、ティア。イタズラしてくれるんでしょ?」
「ん、ん、んぁっ!!レオ、これ何ぃ?」


約15分前。
レオの用意した衣装を着て、レオの待つ寝室に向かった。

「レオ!お菓子をくれなきゃ悪戯するわよ!」

ソファに座ってワインを飲んでいたレオは、にこりと笑って「衣装可愛いね、それにやらしいし。お菓子がないから悪戯してもらおうかな?」と言った。

「へ…?」

悪戯?悪戯するの?私が?何で?!

「お菓子は…」
「お菓子がね、あと一個しかないんだ。ごめんね?待ってる間に食べちゃって」
「じゃあ、それもレオに…」

私が来るのが遅かったから、お腹空いちゃったのかな。
結構夕食食べてたと思うけど、男の人だし消化が早いのかもと、私は特に気にしていなかった。
最後の一つならお腹が空いたレオが食べればいい。

「いいの?ティア。俺も、お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!って言うけど。俺が食べちゃったらティアは悪戯されちゃうよ?」
「あ…」

そうだ。私が渡すお菓子がない!!
部屋にあると思って持って来てないし!
この格好じゃ取りにもいけない。

「う、じゃあそれは私が貰うね?」
「うん、ティア、お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!」
「はい、レオ。お菓子あげる」
「ありがと。でも俺いっぱい食べたからさ。ティア食べなよ。今日は疲れたでしょ?」
「わぁ、ありがとう!レオ!」

私はレオの優しさに嬉しくなって、パクりとそれを食べた。
レオはニヤリと意地悪な笑みを浮かべて、ベッドに私を連れていく。

「ティア、今日は大変だったねぇ。脚、あんなに見せちゃって」
「う、ごめんなさい。まさかあんなに破れると思ってなかっ……んん…」
「ん?どうしたの?」
「んあぁ!」

する、と脚を撫でられる。ビリビリと甘い痺れが身体に走り抜けた。ぞわぞわと湧き上がる何かに、汗が吹き出す。

「ほら、ティア。イタズラしてくれるんでしょ?」
「ん、ん、んぁっ!!レオ、これ何ぃ?」

そして今。
明らかに身体がおかしい。
レオがつっと指を滑らせると、言いようのない快感が湧いてくる。ビクリと身体が震えるたびに、トロリと下着に液体が零れ落ちる。

「ね、ティア。どんなイタズラしてくれるの?」
「あっ…あっ!耳触らないでぇ…んんぅ…」
「猫耳可愛いね。ねぇ、にゃあって鳴いてみてよ」

さらりと髪を耳にかけられて、「ねぇ、ティア?」と囁かれる。それだけでもう、こぷりと私からは蜜が溢れて。

「ん、ん、レオ…私…変…変なのぉ…」
「変じゃないよ、ティア。今、ティアは新薬を試験的に飲んでるだけだから」
「あ、あ、新…薬…?」
「そ、身体に負担のない媚薬ね」
「う、そ…いつ…?あ!」

私はさっき、お菓子を食べた。
甘いオレンジ味の液体が中から出て来たから、新作のお菓子かと思って…。

「でさ、ティアのイタズラはいつしてくれるの?」
「あ…んん…」

ニコニコとレオが笑っている。
妖艶で、悪魔的な笑顔で。
媚薬が効いて来たのか、じわじわと身体が熱く呼吸が浅くなってくる。少し動くたびに快楽に叩き落とされそうで。

「ティアが動くたびにくちゅくちゅ音が聞こえるねぇ。どこから聞こえるのかなぁ?」
「ん、ん、知ら、ない!」
「そう?触ってあげようかと思ったけどやめた」
「え…」

ふい、とソファに戻るレオのシャツを思わず掴みそうになる。本当はもう下着はぐしょぐしょで今すぐにでも触って欲しい。でも恥ずかしくて言えない…!


しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~

雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」 夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。 そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。 全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載

婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜

紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。 連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。

騎士団長のアレは誰が手に入れるのか!?

うさぎくま
恋愛
黄金のようだと言われるほどに濁りがない金色の瞳。肩より少し短いくらいの、いい塩梅で切り揃えられた柔らかく靡く金色の髪。甘やかな声で、誰もが振り返る美男子であり、屈強な肉体美、魔力、剣技、男の象徴も立派、全てが完璧な騎士団長ギルバルドが、遅い初恋に落ち、男心を振り回される物語。 濃厚で甘やかな『性』やり取りを楽しんで頂けたら幸いです!

冷酷王子と逃げたいのに逃げられなかった婚約者

月下 雪華
恋愛
我が国の第2王子ヴァサン・ジェミレアスは「氷の冷酷王子」と呼ばれている。彼はその渾名の通り誰に対しても無反応で、冷たかった。それは、彼の婚約者であるカトリーヌ・ブローニュにでさえ同じであった。そんな彼の前に現れた常識のない女に心を乱したカトリーヌは婚約者の席から逃げる事を思いつく。だが、それを阻止したのはカトリーヌに何も思っていなさそうなヴァサンで…… 誰に対しても冷たい反応を取る王子とそんな彼がずっと好きになれない令嬢の話

辺境伯と幼妻の秘め事

睡眠不足
恋愛
 父に虐げられていた23歳下のジュリアを守るため、形だけ娶った辺境伯のニコラス。それから5年近くが経過し、ジュリアは美しい女性に成長した。そんなある日、ニコラスはジュリアから本当の妻にしてほしいと迫られる。  途中まで書いていた話のストックが無くなったので、本来書きたかったヒロインが成長した後の話であるこちらを上げさせてもらいます。 *元の話を読まなくても全く問題ありません。 *15歳で成人となる世界です。 *異世界な上にヒーローは人外の血を引いています。 *なかなか本番にいきません

【短編完結】元聖女は聖騎士の執着から逃げられない 聖女を辞めた夜、幼馴染の聖騎士に初めてを奪われました

えびのおすし
恋愛
瘴気を祓う任務を終え、聖女の務めから解放されたミヤ。 同じく役目を終えた聖女たちと最後の女子会を開くことに。 聖女セレフィーナが王子との婚約を決めたと知り、彼女たちはお互いの新たな門出を祝い合う。 ミヤには、ずっと心に秘めていた想いがあった。 相手は、幼馴染であり専属聖騎士だったカイル。 けれど、その気持ちを告げるつもりはなかった。 女子会を終え、自室へ戻ったミヤを待っていたのはカイルだった。 いつも通り無邪気に振る舞うミヤに、彼は思いがけない熱を向けてくる。 ――きっとこれが、カイルと過ごす最後の夜になる。 彼の真意が分からないまま、ミヤはカイルを受け入れた。 元聖女と幼馴染聖騎士の、鈍感すれ違いラブ。

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

処理中です...