ドS王子は溺愛系

王冠

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番外編※ 〜お菓子をあげても悪戯された〜 3

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「ふ、うぅ、んん…」

ガクガクと震えが来た。
触って欲しい…舐めて吸ってイかして欲しい。
奥までレオが欲しい。

「ん、ん、レオッ…も…」

フルフル震えている私を絶対的な支配者が笑いながら見ている。
私がイタズラをするまで、私がレオに懇願するまで。

彼は絶対に触れてくれない。

私はそっと立ち上がって、膝から崩れ落ちた。

「んああぁ!!」

下着が擦れて、軽い絶頂が何回も私を襲う。
でも違うの。こんなんじゃないの。
もっと、重くて絡みつくようなレオの欲が欲しいの。

「んぅ…は、は、はぁっ…」

私はヨロヨロと立ち上がり、ふらつく足取りでレオの元まで辿り着いた。
レオはドロリとした欲を瞳に宿らせて、私をじっと見ている。

ソファに座るレオの膝に乗り、昂るレオに下着を擦り付けながら衣装を脱いでいく。
レオに、見せつけるように。

「あっ…ぅん…レオ、甘いお菓子があるの…」
「ん?どこにあるの?」
「ココに…あるの…」

私はレオの唇に自分の胸の頂を擦り付けた。
クリクリとレオの唇を擦る。

「ね、食べて?」
「ん、いいよ」

パクリとレオの唇に吸い込まれた果実を、思い切りじゅっと吸われて背中がしなる。

「んあああぁ!!」

一気に快感が走り抜け、びくびくと腰を揺らしてしまう自分が酷くいやらしく感じて。

「あ、イッちゃった?良く我慢したねぇ」
「ん…あ…はぁっ…」

スリスリと下着を無意識に擦り付ける私を、じっと見つめるレオは変態だと思う。
それでも、私は動きを止められなかった。

「あぁっ…あん…」
「ティア、俺の夜着までびしょびしょだよ?」

わかっているくせに触ってくれる事もなく、ただ微笑みながら私の腰が揺れるのを見ている。こんな刺激でどうにもならないのを知っているくせに。

「も、触って…お願…」
「イタズラは?」
「んんっ…意地悪…!」

うるうると浮き上がる涙を見て、はぁとレオが溜息をついた。

嘘、イタズラしないから呆れてこのままにされちゃう?
イタズラって何をすればいいの…!

「ん、も…いい…」

どうせこのまま放っておかれるのなら。
自室に戻って自分で何とかしたほうが早い。
私はよろよろと立ち上がり、レオの膝から降りた。

「ティア、どこに行くの?」
「んん…も…ほっといて…あぁん!」

下着が擦れて、軽くイってしまい座り込んでしまった。
こんなの、拷問だ。
触って欲しいのに。

胎内をぐちゃぐちゃに掻き回して奥までぐりぐりして…それから…それから…

「うっ…ひっく…んん…」

ぼろぼろと涙が溢れて来て、自分が情けなくなってきた。

「も…レオのばかぁ…どして…触ってくれない…」

グズグズと泣きながら部屋から出ようと立ちあがろうとした時、ふわりと身体が宙に浮いた。

「んやあぁぁ!!」

少しの刺激で軽く絶頂が繰り返されている身体に、抱き上げられる刺激はとんでもなくて。

「ティア、意地悪しすぎた。ごめん」
「も…レオ嫌んうぅ」

乱暴にキスされて、舌が捩じ込まれる。
ぐちゅぐちゅと口腔内を掻き回されて息が出来ない。

「ん、は…あ…んぅ…」

頭を押さえつけられて何度も角度を変えて口腔内を犯される。

「ティア…どこを触って欲しい?自分で見せて教えて?」
「ん、や…恥ずかし…レオ…お願…」
「ダメ。イタズラしないならそれは譲らない」
「も…バカ…ばかぁ…」
「触ってあげるから、ほら、ね?」
「んんー…」

震える身体に鞭を打って、もう意味をなしてない下着に手を掛ける。絶え間なくだらだらと流れる蜜が、お尻から太ももまで流れていって。

するりと解かれた紐から手を離すと、私の秘部がレオからは丸見えで。
羞恥に顔が染まる。
私、何をしてるんだろう。
ダメよ、これ以上は、ダメ!と頭ではわかっていても私の身体はいう事を聞かない。

レオに向かって自ら脚を広げ、いつもは慎ましく閉じている部分を震える指で左右に開いて。

「お願…もう…触ってぇ…」

ごくり、とレオが唾を飲む音が聞こえた。

「舐めて吸って…胎内ナカぐちゃぐちゃに掻き回して…」
「くそっ!想定外だろ!こんなの!」

レオがぐっと私の脚を開いて、隠れた肉芽をぢゅっと吸い上げた。

「んああああぁぁあ!!」

びくんびくんと身体の痙攣が止まらない。
目の前が真っ白になって、はくはくと口は動くが呼吸がうまく出来ない。


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