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第五章
貴方に全てを知られても
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「あ・・・・」
ふっと目を覚ますと、もう見慣れた天井がぼんやりと映った。すると、さっきまでもっと近くにいたような気がする彼が、自分の様子をやや不安気に伺っていた。
「起きられそうですか?」
「うん、あの、俺どのくらい寝てた?」
「一時間くらいです。体調はどうです?」
身体を起こそうとすると、さり気なく腕をまわされて抱き起こされた。それから冷たくて心地の良い彼の手で、背中を優しくさすってもらった。身体は、ヒートが終わった時のようにさっぱりしていた。
「なんか、ヒート終わったみたい。」
「突発的でしたからね、そういうのは一週間続かないものなんですかね?」
「うーん、人それぞれって感じだけど。青木さん、色々後始末とかさせちゃってごめんなさい。」
よく見れば、びしゃびしゃに汚したシーツも取り替えられていた。嘉月が今来ているTシャツも、少し大きいものであった。恐らく、青木のものを着せてもらっているのであろう。
「・・・・」
「・・・・?どうしたの?」
急に黙り込んだ青木を見遣ると、お預けを食らった犬みたいに、寂しそうな顔をしていた。
「・・・・下の名前で呼んでくれないの?」
「え、俺もしかして、呼んでいた?」
「ええ。」
「馴れ馴れしくてごめん。」
呼んでくれないの?なんて甘えた言葉は普段の彼から想像できなくて、少し可愛いとさえ感じてしまった。しかし・・・・
(いくらヒートだからって青木さんの前で下の名前呼んじゃうって恥ずかしすぎるな。でも、御神の時も、そう言えば呼んだかも・・・・)
「いいえ。むしろ嬉しかったんですけれども。もう、呼んでくれないんですか?」
「うっ・・・・は、恥ずかしいから!慣れるまでは青木さんで!」
畳みかけるように青木に強請られて、恥ずかしさのあまり嘉月はシーツを頭から被った。
「ハハッ、じゃあ呼んでもらえるまで、気長に待ちます。」
けれども青木は、嘉月の気持ちも梅雨知らずシーツの上から嘉月の頭を撫でては笑っている。嘉月が暫く籠城を決め込もうとしていたら、とんとんと軽く肩を叩かれる。
「な、なに・・・・?」
「俺は、あなたのことを京さんって呼んでもいいですか?」
「それもっ・・・・!恥ずかしいから!まだダメ・・・・」
自分は勝手に彼の名前を呼んでおいて、随分と身勝手な主張だと思ったが、許可を取られた暁には、とりあえずまだ駄目だと断ってしまった。晶子に、「京くん」と呼ばれるのとは、かなり違うのだから。
「残念。そしたら、嘉月先生が俺のことを名前で呼んでくれた時に、俺も下の名前で呼びますからね。」
やはり青木は、のんびりと言ってクスクスと笑っていた。それから暫く、シーツ越しに背中を撫でられていると、気分も段々と落ち着いてきた。嘉月はそろっと顔を覗かせた。すると青木は、嘉月の傍に横たわって、ぎゅっと嘉月を抱き寄せた。
「・・・・本当に、もう大丈夫ですか?」
「え?うん、大丈夫だよ。」
「俺はまだ少し・・・・いや、かなり心配です。」
「どうして・・・・?」
彼が切なそうに笑うから、嘉月も青木の背中に腕をまわした。青木は、更に嘉月を抱きしめる力を強くして囁いた。
「あなたをいつも失いそうになるから。今日も一色先生から電話が来て、嘉月先生がヒートだって。俺はベータだから、何をすれば良いのかも分からなくて。だから、佐伯先生に電話して・・・・って何笑ってるんですか?」
「あっ、ごめん!なんだか青木さんの周りには沢山先生がいるんだなと思って。」
「正直、一色先生・・・・隆文さん以外は問題児ですけどね!」
笑うつもりはなかったのだが、何だか青木の周りには様々な先生がいるのだなと思ったら、クスッと声が漏れてしまった。それは、見事に青木にバレて、佐伯にまで飛び火してしまった。
「佐伯さんも?そんな風に見えないけれど。」
「今は、佐伯先生のことはどうでもいいです!」
むすっとした声で青木が言った。彼はこういう表情もできるのだなと思いながらも、心配してくれた相手に無神経なことをしてしまったと、嘉月は素直に謝る。
「ごめんね、本当に。とても心配を、かけ続けたと思ってる。」
「いいです。これから先、あなたが俺の傍にいてくれるのならば。正直、半年以上も音信不通にされたのは堪えたけれど、あなたが熱に浮かされて俺を好きだと言った気持ちは、本物だと思っていいですか?」
意識的に避けていたこともチクリと刺されたけれど、青木の熱い眼差しにこれ以上知らないふりを通すことはできなくて、嘉月は降参した。
そう、もう降参だ。自分の気持ちに嘘を吐くことなんて、とっくに出来なくなっているのだから。
「うん・・・・うん。本当だよ。青木さんこそ、俺と一緒に居ていいの?俺は、まだ番もいるし・・・・それに、オメガなのに子どもは望めない。」
「・・・・無理に番を解除したら、ベータである俺では、あなたと番関係を結ぶことはできない。あなたの苦しみが増すばかりだ。だから御神はとても憎いけれど、あなたに番を失った苦しみまで背負わせなかったことには、感謝しているくらいです。それに番は、精神面も大きく起因するのでしょう?あなたがヒート中に俺だけを拒まなかったことに、俺は自惚れています。」
「いいの?本当に俺で?」
「あなたでなければ、俺は駄目です。俺は、あなたのことを愛しているのだから。」
「青木さん・・・・」
真っ直ぐな彼の言葉に、声は震えそうになり、涙も滲んでしまう。自分は、この人の前では本当に弱くなってしまうみたいだ。
「愛してます。嘉月先生、愛しています。」
「うん、ありがとう。俺も、愛してるから。だから、ずっと一緒にいさせて・・・・」
今、嘉月が紡げる全ての言葉で、彼の気持ちに応えた。
◇◇◇
それから、ヒートとは別に身体が昂ってしまい、再び青木とセックスをした。抱かれながら、好きとか愛してるをずっと降り注ぎ続けてくれた青木に、嘉月も愛してると応えると更に激しく求められた。心地よい快感に揺さぶられて、このまま幸せすぎて死んでしまうのではないだろうかと思ったくらいだった。
今まで愛を紡ぐ言葉など、苦しみを与える為だけにおざなりに語られるものだと、嘉月は思い込んでいた。しかし、実直な彼から捧げられる言葉は、本物で暖かな優しさいっぱいで出来ている。だから、捻くれた自分でも素直に受け入れられるのかもしれない。
「これ、花瓶?」
「ん?ああ、そうですよ。」
嘉月は微睡みながら、チェストに置かれた細い円柱形のガラス容器を指差して言った。
「花とか飾るの?」
「たまにですけれど。いいなと思ったら花は買います。けれども、その度に花瓶が増えてしまうんですよね。」
「・・・・どうして?」
「花ってね、やっぱり一つひとつ違うものだから。季節ごとに違う花を買うと、その子たちに合った花瓶を買い直してしまうんです。だから、俺の自室にはもっと沢山の花瓶がありますよ。」
今まで、部屋に花を飾ろうとする心の余裕は嘉月にはなかった。だから、彼の言葉は新鮮で、馴染みがなくて、眩しかった。
「そういうものなんだね。」
「案外、そういうものなんです。次の休みに、一緒に買いに行きましょう。」
「花を?」
「ええ。それから、花瓶も。」
「いいね。うん、買いに行こう。」
今度、よりも明確だけれど、それでいて嘉月の心身の体調への配慮を感じられる、「次の休み」という言葉の柔らかさに、胸がいっぱいになった。
この人といれば、自分はもう大丈夫なのだ。
「あのさ、青木さんには俺の全てを知っていてもらいたい。」
「全て・・・・?」
「うん。俺の過去とか・・・・少しは知ってるかもしれないけれど、自分の口で語りたい。」
彼は少しだけ不安そうな影を落とした。
「・・・・あなたが、嘉月先生がつらくないのであれば。」
「大丈夫。だって、成界は全て受け止めてくれるでしょう?」
嘉月はまっさらなシーツの中で、彼の腕に抱かれながら囁いた。
「だから、大丈夫。」
優しすぎる彼は、自分を抱き締めて「分かりました。」と微笑んだのだった。
ふっと目を覚ますと、もう見慣れた天井がぼんやりと映った。すると、さっきまでもっと近くにいたような気がする彼が、自分の様子をやや不安気に伺っていた。
「起きられそうですか?」
「うん、あの、俺どのくらい寝てた?」
「一時間くらいです。体調はどうです?」
身体を起こそうとすると、さり気なく腕をまわされて抱き起こされた。それから冷たくて心地の良い彼の手で、背中を優しくさすってもらった。身体は、ヒートが終わった時のようにさっぱりしていた。
「なんか、ヒート終わったみたい。」
「突発的でしたからね、そういうのは一週間続かないものなんですかね?」
「うーん、人それぞれって感じだけど。青木さん、色々後始末とかさせちゃってごめんなさい。」
よく見れば、びしゃびしゃに汚したシーツも取り替えられていた。嘉月が今来ているTシャツも、少し大きいものであった。恐らく、青木のものを着せてもらっているのであろう。
「・・・・」
「・・・・?どうしたの?」
急に黙り込んだ青木を見遣ると、お預けを食らった犬みたいに、寂しそうな顔をしていた。
「・・・・下の名前で呼んでくれないの?」
「え、俺もしかして、呼んでいた?」
「ええ。」
「馴れ馴れしくてごめん。」
呼んでくれないの?なんて甘えた言葉は普段の彼から想像できなくて、少し可愛いとさえ感じてしまった。しかし・・・・
(いくらヒートだからって青木さんの前で下の名前呼んじゃうって恥ずかしすぎるな。でも、御神の時も、そう言えば呼んだかも・・・・)
「いいえ。むしろ嬉しかったんですけれども。もう、呼んでくれないんですか?」
「うっ・・・・は、恥ずかしいから!慣れるまでは青木さんで!」
畳みかけるように青木に強請られて、恥ずかしさのあまり嘉月はシーツを頭から被った。
「ハハッ、じゃあ呼んでもらえるまで、気長に待ちます。」
けれども青木は、嘉月の気持ちも梅雨知らずシーツの上から嘉月の頭を撫でては笑っている。嘉月が暫く籠城を決め込もうとしていたら、とんとんと軽く肩を叩かれる。
「な、なに・・・・?」
「俺は、あなたのことを京さんって呼んでもいいですか?」
「それもっ・・・・!恥ずかしいから!まだダメ・・・・」
自分は勝手に彼の名前を呼んでおいて、随分と身勝手な主張だと思ったが、許可を取られた暁には、とりあえずまだ駄目だと断ってしまった。晶子に、「京くん」と呼ばれるのとは、かなり違うのだから。
「残念。そしたら、嘉月先生が俺のことを名前で呼んでくれた時に、俺も下の名前で呼びますからね。」
やはり青木は、のんびりと言ってクスクスと笑っていた。それから暫く、シーツ越しに背中を撫でられていると、気分も段々と落ち着いてきた。嘉月はそろっと顔を覗かせた。すると青木は、嘉月の傍に横たわって、ぎゅっと嘉月を抱き寄せた。
「・・・・本当に、もう大丈夫ですか?」
「え?うん、大丈夫だよ。」
「俺はまだ少し・・・・いや、かなり心配です。」
「どうして・・・・?」
彼が切なそうに笑うから、嘉月も青木の背中に腕をまわした。青木は、更に嘉月を抱きしめる力を強くして囁いた。
「あなたをいつも失いそうになるから。今日も一色先生から電話が来て、嘉月先生がヒートだって。俺はベータだから、何をすれば良いのかも分からなくて。だから、佐伯先生に電話して・・・・って何笑ってるんですか?」
「あっ、ごめん!なんだか青木さんの周りには沢山先生がいるんだなと思って。」
「正直、一色先生・・・・隆文さん以外は問題児ですけどね!」
笑うつもりはなかったのだが、何だか青木の周りには様々な先生がいるのだなと思ったら、クスッと声が漏れてしまった。それは、見事に青木にバレて、佐伯にまで飛び火してしまった。
「佐伯さんも?そんな風に見えないけれど。」
「今は、佐伯先生のことはどうでもいいです!」
むすっとした声で青木が言った。彼はこういう表情もできるのだなと思いながらも、心配してくれた相手に無神経なことをしてしまったと、嘉月は素直に謝る。
「ごめんね、本当に。とても心配を、かけ続けたと思ってる。」
「いいです。これから先、あなたが俺の傍にいてくれるのならば。正直、半年以上も音信不通にされたのは堪えたけれど、あなたが熱に浮かされて俺を好きだと言った気持ちは、本物だと思っていいですか?」
意識的に避けていたこともチクリと刺されたけれど、青木の熱い眼差しにこれ以上知らないふりを通すことはできなくて、嘉月は降参した。
そう、もう降参だ。自分の気持ちに嘘を吐くことなんて、とっくに出来なくなっているのだから。
「うん・・・・うん。本当だよ。青木さんこそ、俺と一緒に居ていいの?俺は、まだ番もいるし・・・・それに、オメガなのに子どもは望めない。」
「・・・・無理に番を解除したら、ベータである俺では、あなたと番関係を結ぶことはできない。あなたの苦しみが増すばかりだ。だから御神はとても憎いけれど、あなたに番を失った苦しみまで背負わせなかったことには、感謝しているくらいです。それに番は、精神面も大きく起因するのでしょう?あなたがヒート中に俺だけを拒まなかったことに、俺は自惚れています。」
「いいの?本当に俺で?」
「あなたでなければ、俺は駄目です。俺は、あなたのことを愛しているのだから。」
「青木さん・・・・」
真っ直ぐな彼の言葉に、声は震えそうになり、涙も滲んでしまう。自分は、この人の前では本当に弱くなってしまうみたいだ。
「愛してます。嘉月先生、愛しています。」
「うん、ありがとう。俺も、愛してるから。だから、ずっと一緒にいさせて・・・・」
今、嘉月が紡げる全ての言葉で、彼の気持ちに応えた。
◇◇◇
それから、ヒートとは別に身体が昂ってしまい、再び青木とセックスをした。抱かれながら、好きとか愛してるをずっと降り注ぎ続けてくれた青木に、嘉月も愛してると応えると更に激しく求められた。心地よい快感に揺さぶられて、このまま幸せすぎて死んでしまうのではないだろうかと思ったくらいだった。
今まで愛を紡ぐ言葉など、苦しみを与える為だけにおざなりに語られるものだと、嘉月は思い込んでいた。しかし、実直な彼から捧げられる言葉は、本物で暖かな優しさいっぱいで出来ている。だから、捻くれた自分でも素直に受け入れられるのかもしれない。
「これ、花瓶?」
「ん?ああ、そうですよ。」
嘉月は微睡みながら、チェストに置かれた細い円柱形のガラス容器を指差して言った。
「花とか飾るの?」
「たまにですけれど。いいなと思ったら花は買います。けれども、その度に花瓶が増えてしまうんですよね。」
「・・・・どうして?」
「花ってね、やっぱり一つひとつ違うものだから。季節ごとに違う花を買うと、その子たちに合った花瓶を買い直してしまうんです。だから、俺の自室にはもっと沢山の花瓶がありますよ。」
今まで、部屋に花を飾ろうとする心の余裕は嘉月にはなかった。だから、彼の言葉は新鮮で、馴染みがなくて、眩しかった。
「そういうものなんだね。」
「案外、そういうものなんです。次の休みに、一緒に買いに行きましょう。」
「花を?」
「ええ。それから、花瓶も。」
「いいね。うん、買いに行こう。」
今度、よりも明確だけれど、それでいて嘉月の心身の体調への配慮を感じられる、「次の休み」という言葉の柔らかさに、胸がいっぱいになった。
この人といれば、自分はもう大丈夫なのだ。
「あのさ、青木さんには俺の全てを知っていてもらいたい。」
「全て・・・・?」
「うん。俺の過去とか・・・・少しは知ってるかもしれないけれど、自分の口で語りたい。」
彼は少しだけ不安そうな影を落とした。
「・・・・あなたが、嘉月先生がつらくないのであれば。」
「大丈夫。だって、成界は全て受け止めてくれるでしょう?」
嘉月はまっさらなシーツの中で、彼の腕に抱かれながら囁いた。
「だから、大丈夫。」
優しすぎる彼は、自分を抱き締めて「分かりました。」と微笑んだのだった。
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