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親戚のオオカミくんにちんちん食べさせる話
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親戚のおじさんってヤツは、子供にとっては神様みたいな存在だ。
年に数回、たいていはお盆とかお正月なんかに沢山のお土産を引っ提げてやってくる。忙しい両親に代わってデパートなんかに遊びに連れて行ってくれて、お菓子やオモチャだって気前よく買ってくれる。そしてなによりもゲームで夜更かししたってガミガミ怒ることもない。ずっとこの家に居ればいいのに。あるいは、ずっとおじさんの家に居られれば。本気でそう思ったこともあった。
社会人となった今にして思えば、年に数回しか来ないからこそ、自分の子でないからこそできたことなのだと実感する。なんら責任を負わなくてもいいのだから。
「オレ、おっちゃんの部屋で寝る!」
バイキング会場かと見まごうほどのご馳走の山をあらかた崩し終わったオオカミが、手に持ったフォークを天に掲げて宣誓した。ぼくの帰省に合わせてやってきた親戚のオオカミ。今回は一人だけで来たらしい。
「ゲームばっかりせずに早く寝るんだぞ」
そんな顔でいっても説得力ないぞ、父さん。
「デザートにプリンあるから、お部屋に持っていって食べなさいね」
我が子の躾は厳しかったのに、これだもんなあ。
「淳くん、おっちゃんじゃなくてお兄ちゃん、な?」
これ、結構重要な問題なのだ。そりゃあぼくだって同じくらいの歳の頃には、大人はみんな等しく〝おじさん〟だった。だからそう呼ばれても仕方がないし、悪意なんてこれっぽっちも無いことは明白なのだからいちいち目くじらを立てるつもりもない。けど、だけどなあ。胸の奥でモヤモヤと湧いた気持ちを抱えながらも、手を引かれて階段をのぼっていく。
それにしても、力が強くなったなあ。
種族柄というのをさっ引いたとしても、ついこの間まで赤ん坊だと思っていたのにこの身体。ピカピカのランドセルを背負っていたというのに。ああ、これこそおじさんの思考。やめやめ。
「プリン、食べる?」
我が物顔でベッドの端に腰掛けるオオカミに提案した。
子供の傍若無人さは苦手だ。大人と同じだけの常識や配慮を求めるのはあんまりだってのはわかる。でも、時には腹が立ってしまうこともある。それはぼくがまだ未熟な大人だという証なのだろうか。
「ううん、それよりも」
それでも、結局はかわいさの方が勝ってしまう。赤の他人の子供だったらこんな感情は抱かなかっただろう。自分の子ではないし、種族だって違う。血のつながりだってごくごく薄いものなのに。
「お、おっちゃんの、を」
先ほどまでとは打って変わってしおらしくなった表情。心臓の奥に金平糖が引っかかったような鈍い痛み。部屋の鍵、閉めたよな。
年に数回だけ訪れるこの機会。今回こそは流石にないだろうと、忘れ去られてしまうかと思っていたのに。安堵と共に、邪な感情が膨らみはじめる。
オオカミの前に立ち、ベルトに手を掛けると、どちらからともなく鼻息が漏れた。
「ほら淳、大人のちんちんだよ」
きっかけが何だったかは正確には覚えていない。
一緒にお風呂に入った時だったか、保健体育の授業を受けたという話をしただったか、そんなところだったと思う。自分の身体にも付いている謎の器官。時折ふいに変形をして、触ってみるとどことなく気持ちいい。性的な感情抜きにしても子供が興味を抱くには十分すぎる玩具なのだ。
「やっぱりでっかい……」
自分のモノと似通っているが、もう少しグロテスク。畏敬の念が込められた視線。
こんなこと、間違っている。年端もいかない子供に、自身の性器を見せつけて興奮している。とんだ変態、異常者だという自覚はある。性教育の一環なんて言い訳がきくはずもない。
「もっと見て」
次の行動に出たい気持ちもやぶさかではない。だけど、なめ回すように釘付けになった視線をもっともっと感じたい。見せつけたい。ゆるくしごいただけで濡れはじめた亀頭を誇張するように突き出すと、クンクンと鼻が鳴った。
続いてちんぽを持ち上げて、裏筋からタマにかけて見せつける。視線も、鼻息もくすぐったい。
「おっちゃんの、大人のちんちん見てるよ」
子供の成長ははやい。なにを言えばぼくが悦ぶのか、すっかり熟知しているらしい。このまま滅茶苦茶に擦って射精してしまいたい。
「あ、ああっ。じゅんっ、ちんちんにちゅーして」
先走りが球となって、パタリと床にこぼれた。
ちゅ、ちゅうっ。
それでも止めどなく湧いてくる液体を、今度はこぼさぬようにと吸い上げる。
亀頭の先端、ほんの三分の一ほどがオオカミの唇に覆われている。こそばゆい刺激に耐えきれず腰を引くと、にゅぷりという水音とともに、銀の橋ができた。
「エッチなちんちん、食べちゃうね?」
かぷっ、ぐぷぷっ。
「ま、まってっ! じゅ、じゅんっ!」
とっさに引き離そうと頭を抑えたものの、がっぷりと食らいついたまま離れない。股間を手玉にとられた状態では、力ずくの対処はできそうになかった。仕方なく、これ以上の刺激を送られる前に、頭を手前に引き寄せてホールドした。
「んっ、ふ、もがっ」
抗議の唸り。それでもまだどこか余裕が感じられる。
これが人間だったら気道まですっかり塞がれてしまい、数分と経たずに窒息してしまっていたかもしれない。オオカミのマズルのなせるわざ。根元までちんぽを飲み込まれ、その存在はすっかり覆い隠されてしまっている。
これもはじめは、そう、はじめはこうもいかなかった。
未発達の口では精一杯開いたとて亀頭をあむあむと甘噛みするのが関の山だった。それが今やコレなんだから恐れ入る。幾分はコンパクトでも、大人のオオカミと同じだけの歯牙を備えているのに、ちんぽに傷一つ付きそうにない。四角いメロンを育てるように、歯列矯正のごとく、ぼくのちんぽの形に育ったマズル。
「淳のお口、ちんちん食べるお口になってるね」
そういいながら頭を撫でると、パタパタと尻尾が揺れた。
なんという背徳だろうか。餌付けされたキツネが野生で生きていくのは難しい。人間の味を知ったクマは射殺しなければならない。このオオカミも、ぼくの身勝手な欲望によって未来を閉ざされたのだ。
ぬぽっ、ちゅこっ、くぷ。
「はっ、あっ、ああっ」
仲良くなった女の子に告白するための口。
「ちっ、ちんちん、おいしいっ?」
クリスマスにはロマンチックなキスをして、いずれは愛する我が子の名前を呼ぶはずだった口。
「きもちいいっ、んっ、じゅんっ、いいこだね」
ぜんぶ、ぜんぶぼくが壊してしまったのだ。
「ぜんぶ、のんでっ」
「淳くん、大学卒業おめでとう!」
ほんとうに、子供の成長ははやい。
「いやあ、まさか一緒にお酒が飲める日が来るなんてな」
両親はすっかり白髪になってしまった。
かくいうぼくも、鏡を見るたびにため息をついてしまうのだが。
にこやかに乾杯をしながら、ぼくは内心穏やかではなかった。あれから何度かはそういうコトをしたのだが、彼が大きくなるたびに怖くなって、なにかと言い訳をして実家に帰らないようにしていた。鉢合わせしてしまったら、どんな顔をすればいいのかわからなかった。
今日だって、両親に散々口うるさく帰ってこいと説得されても帰るつもりはなかった。でも、ここに居る理由は「淳くんが、アンタに来て欲しいって」という一言。
「……おめでとう」
昔のことなんて綺麗さっぱり忘れてしまっていて、ただ親戚のおじさんと楽しく飲みたいなんて、そんなおめでたい発想は流石にないだろう。順当に考えて、復讐。いや、それだと言葉が悪いな。罪の清算といったところか。警察に突き出されるか、殴る蹴る、もしくは刺されるか。取り返しのつかないことをしたんだ、なんだって甘んじて受け入れるさ。
「おっ、おいっ! そんな一気に飲んだら!」
ジョッキに注がれたビールがあっという間に消えていく。いくらオオカミだからって、そんな飲み方はよくない。だれだ、淳にこんな飲み方覚えさせたヤツは。おおかた大学の先輩連中だろう。
「くはあっ……あー、お、オレ」
突如、肩を掴まれ羽交い締めにされる。
「オレ、おっちゃんの家に住む!」
鼻面に殴られた衝撃。
恐る恐る目を開けると、ブニュリとした真っ黒な鼻。
「せ、せせ、責任、とれよな!」
大人の口が、そう囁いた。
年に数回、たいていはお盆とかお正月なんかに沢山のお土産を引っ提げてやってくる。忙しい両親に代わってデパートなんかに遊びに連れて行ってくれて、お菓子やオモチャだって気前よく買ってくれる。そしてなによりもゲームで夜更かししたってガミガミ怒ることもない。ずっとこの家に居ればいいのに。あるいは、ずっとおじさんの家に居られれば。本気でそう思ったこともあった。
社会人となった今にして思えば、年に数回しか来ないからこそ、自分の子でないからこそできたことなのだと実感する。なんら責任を負わなくてもいいのだから。
「オレ、おっちゃんの部屋で寝る!」
バイキング会場かと見まごうほどのご馳走の山をあらかた崩し終わったオオカミが、手に持ったフォークを天に掲げて宣誓した。ぼくの帰省に合わせてやってきた親戚のオオカミ。今回は一人だけで来たらしい。
「ゲームばっかりせずに早く寝るんだぞ」
そんな顔でいっても説得力ないぞ、父さん。
「デザートにプリンあるから、お部屋に持っていって食べなさいね」
我が子の躾は厳しかったのに、これだもんなあ。
「淳くん、おっちゃんじゃなくてお兄ちゃん、な?」
これ、結構重要な問題なのだ。そりゃあぼくだって同じくらいの歳の頃には、大人はみんな等しく〝おじさん〟だった。だからそう呼ばれても仕方がないし、悪意なんてこれっぽっちも無いことは明白なのだからいちいち目くじらを立てるつもりもない。けど、だけどなあ。胸の奥でモヤモヤと湧いた気持ちを抱えながらも、手を引かれて階段をのぼっていく。
それにしても、力が強くなったなあ。
種族柄というのをさっ引いたとしても、ついこの間まで赤ん坊だと思っていたのにこの身体。ピカピカのランドセルを背負っていたというのに。ああ、これこそおじさんの思考。やめやめ。
「プリン、食べる?」
我が物顔でベッドの端に腰掛けるオオカミに提案した。
子供の傍若無人さは苦手だ。大人と同じだけの常識や配慮を求めるのはあんまりだってのはわかる。でも、時には腹が立ってしまうこともある。それはぼくがまだ未熟な大人だという証なのだろうか。
「ううん、それよりも」
それでも、結局はかわいさの方が勝ってしまう。赤の他人の子供だったらこんな感情は抱かなかっただろう。自分の子ではないし、種族だって違う。血のつながりだってごくごく薄いものなのに。
「お、おっちゃんの、を」
先ほどまでとは打って変わってしおらしくなった表情。心臓の奥に金平糖が引っかかったような鈍い痛み。部屋の鍵、閉めたよな。
年に数回だけ訪れるこの機会。今回こそは流石にないだろうと、忘れ去られてしまうかと思っていたのに。安堵と共に、邪な感情が膨らみはじめる。
オオカミの前に立ち、ベルトに手を掛けると、どちらからともなく鼻息が漏れた。
「ほら淳、大人のちんちんだよ」
きっかけが何だったかは正確には覚えていない。
一緒にお風呂に入った時だったか、保健体育の授業を受けたという話をしただったか、そんなところだったと思う。自分の身体にも付いている謎の器官。時折ふいに変形をして、触ってみるとどことなく気持ちいい。性的な感情抜きにしても子供が興味を抱くには十分すぎる玩具なのだ。
「やっぱりでっかい……」
自分のモノと似通っているが、もう少しグロテスク。畏敬の念が込められた視線。
こんなこと、間違っている。年端もいかない子供に、自身の性器を見せつけて興奮している。とんだ変態、異常者だという自覚はある。性教育の一環なんて言い訳がきくはずもない。
「もっと見て」
次の行動に出たい気持ちもやぶさかではない。だけど、なめ回すように釘付けになった視線をもっともっと感じたい。見せつけたい。ゆるくしごいただけで濡れはじめた亀頭を誇張するように突き出すと、クンクンと鼻が鳴った。
続いてちんぽを持ち上げて、裏筋からタマにかけて見せつける。視線も、鼻息もくすぐったい。
「おっちゃんの、大人のちんちん見てるよ」
子供の成長ははやい。なにを言えばぼくが悦ぶのか、すっかり熟知しているらしい。このまま滅茶苦茶に擦って射精してしまいたい。
「あ、ああっ。じゅんっ、ちんちんにちゅーして」
先走りが球となって、パタリと床にこぼれた。
ちゅ、ちゅうっ。
それでも止めどなく湧いてくる液体を、今度はこぼさぬようにと吸い上げる。
亀頭の先端、ほんの三分の一ほどがオオカミの唇に覆われている。こそばゆい刺激に耐えきれず腰を引くと、にゅぷりという水音とともに、銀の橋ができた。
「エッチなちんちん、食べちゃうね?」
かぷっ、ぐぷぷっ。
「ま、まってっ! じゅ、じゅんっ!」
とっさに引き離そうと頭を抑えたものの、がっぷりと食らいついたまま離れない。股間を手玉にとられた状態では、力ずくの対処はできそうになかった。仕方なく、これ以上の刺激を送られる前に、頭を手前に引き寄せてホールドした。
「んっ、ふ、もがっ」
抗議の唸り。それでもまだどこか余裕が感じられる。
これが人間だったら気道まですっかり塞がれてしまい、数分と経たずに窒息してしまっていたかもしれない。オオカミのマズルのなせるわざ。根元までちんぽを飲み込まれ、その存在はすっかり覆い隠されてしまっている。
これもはじめは、そう、はじめはこうもいかなかった。
未発達の口では精一杯開いたとて亀頭をあむあむと甘噛みするのが関の山だった。それが今やコレなんだから恐れ入る。幾分はコンパクトでも、大人のオオカミと同じだけの歯牙を備えているのに、ちんぽに傷一つ付きそうにない。四角いメロンを育てるように、歯列矯正のごとく、ぼくのちんぽの形に育ったマズル。
「淳のお口、ちんちん食べるお口になってるね」
そういいながら頭を撫でると、パタパタと尻尾が揺れた。
なんという背徳だろうか。餌付けされたキツネが野生で生きていくのは難しい。人間の味を知ったクマは射殺しなければならない。このオオカミも、ぼくの身勝手な欲望によって未来を閉ざされたのだ。
ぬぽっ、ちゅこっ、くぷ。
「はっ、あっ、ああっ」
仲良くなった女の子に告白するための口。
「ちっ、ちんちん、おいしいっ?」
クリスマスにはロマンチックなキスをして、いずれは愛する我が子の名前を呼ぶはずだった口。
「きもちいいっ、んっ、じゅんっ、いいこだね」
ぜんぶ、ぜんぶぼくが壊してしまったのだ。
「ぜんぶ、のんでっ」
「淳くん、大学卒業おめでとう!」
ほんとうに、子供の成長ははやい。
「いやあ、まさか一緒にお酒が飲める日が来るなんてな」
両親はすっかり白髪になってしまった。
かくいうぼくも、鏡を見るたびにため息をついてしまうのだが。
にこやかに乾杯をしながら、ぼくは内心穏やかではなかった。あれから何度かはそういうコトをしたのだが、彼が大きくなるたびに怖くなって、なにかと言い訳をして実家に帰らないようにしていた。鉢合わせしてしまったら、どんな顔をすればいいのかわからなかった。
今日だって、両親に散々口うるさく帰ってこいと説得されても帰るつもりはなかった。でも、ここに居る理由は「淳くんが、アンタに来て欲しいって」という一言。
「……おめでとう」
昔のことなんて綺麗さっぱり忘れてしまっていて、ただ親戚のおじさんと楽しく飲みたいなんて、そんなおめでたい発想は流石にないだろう。順当に考えて、復讐。いや、それだと言葉が悪いな。罪の清算といったところか。警察に突き出されるか、殴る蹴る、もしくは刺されるか。取り返しのつかないことをしたんだ、なんだって甘んじて受け入れるさ。
「おっ、おいっ! そんな一気に飲んだら!」
ジョッキに注がれたビールがあっという間に消えていく。いくらオオカミだからって、そんな飲み方はよくない。だれだ、淳にこんな飲み方覚えさせたヤツは。おおかた大学の先輩連中だろう。
「くはあっ……あー、お、オレ」
突如、肩を掴まれ羽交い締めにされる。
「オレ、おっちゃんの家に住む!」
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