僕はいかにしてオオカミくんとイチャイチャしたのか。(アイデアメモ)

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ハイイロオオカミくんとホッキョクオオカミくん

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 ハイイロオオカミくんとホッキョクオオカミくんの話。

 あてもなく旅に出たハイイロくんが、カナダのエルズミア島にたどり着く。
 初めは観光気分で楽しんでいたが、猛烈な冬の嵐に見舞われてあわや行き倒れに。寒さと空腹のあまり雪原の中で倒れ込んでしまう。

 目を覚ますと、そこはホッキョクくんの巣の中だった。
「お、お前誰だよっ!」
 警戒心をむき出しにするハイイロくん。
「あの、あの……倒れてたから……」
 ハイイロくんよりもひと回り身体も小さく、気も弱いホッキョクくん。
「おう、悪かったな!助かったぜ」
 なんの気なしに、いつも仲間に挨拶していたようにホッキョクくんの口元をべろべろと舐めると、顔を赤らめて俯いてしまうホッキョクくん。変なやつ。

「おいっ!オオカミなんだから肉食えよ!」
「木の実美味しいよ?それに春にはお魚も取れるんだ……えへへ」
 二匹の奇妙な同棲生活が始まった。性格も趣味も全然違うのに、こいつの笑顔を見てるとなんか胸がチクチクするんだ。もうちょっとだけ、冬が終わるまではここにいようかな。

 夜中に夢うつつの状態。
 ぴちゃ…ぴちゃっ…
 なんかちんぽがムズムズする…なんだこのぬるぬるした感触。
「うわっ、何やってんだお前!」
「あ、あの、これは、その…」
「お前ホモだったのかよ気持ちわりぃ!俺のことずっとそういう目で見てたのか!?」
「ご、ごめんなさい……」
 仲間だと思ったのに。友達だと思ってたのに。俺のこと犯すつもりだったのかよ。クソッ、なんだよこのイライラしたような悲しいような変な気持ち。

「じゃあな、ホモ野郎」
 あんな奴ともう一緒にいれるかよ。また一人になるだけだ、別に悲しくなんかねぇさ。
 真っ白な雪原を一人歩く。風に乗ってオオカミの遠吠えが聞こえる。いや、悲鳴?気になって声のする方向に走ってみると、あいつが人間の作った罠にかかっていた。後ろ足に食らいついたトラバサミはもがけばもがくほど肉をえぐり、あたりが血に染まっている。
仲間ともだちを見捨てるほど薄情者じゃねぇ」
 なんとかホッキョクくんを罠から助け出して、巣に運ぶ。罠を外した時の痛みと失血のショックからか気を失っている。
 しょうがねぇ、このままにしておいたらロクに飯も食えずに死んじまうだろう。足の傷が治るまでは世話してやるしかねぇな。ま、命の恩人だしな。

 徐々に傷も回復してくるも、まだよたよたと歩くのが精一杯。満月の夜、あいつの押し殺した声が聞こえる。傷が痛むのか?
「あっ!?ち、ちがっ……」
 満月にあてられたのか、しばらく抜くことも出来なかったからか、発情して勃起が治らないようだ。
「気持ち悪いもの見せちゃってごめんなさい……外で鎮めてくるから……」
「ロクに動けねぇくせに意地張るなよバカっ!」
 泣きながら謝るホッキョクくんのちんぽに鼻先を寄せる。水浴びもしていない蒸れたちんぽのクッセェ臭い。おまけにチンカスまで付いてやがる。
「汚いからダメだって!ああっ……」
 ちゅぷっ、れちゃっ
 やべぇ、なんで俺まで勃起してるんだよ。ちんぽの匂いで興奮しちまう……
 ぐぽっ、ぐちゅ、れちゃっ
「い、いくっ」
 喉が詰まりそうなほど濃い精液が口の中に放たれる。
「は、ハイイロくんのも……」
 ホッキョクの小さなマズルにちんぽをねじ込んで快楽を貪る。いろんな感情がぐちゃぐちゃになってがむしゃらに腰を振った。
「飲めよっ!全部飲めよ!」

 事後、めそめそと泣いているホッキョクくん。
「ったく、泣き虫オオカミには頼れる仲間が必要だよなぁ?」
「え、それって……」
「春になったら魚の取り方、教えろよな?」
「うんっ!」
 こいつの笑顔を見ると、胸がむずむずしてあったかくなるんだ。

 それから、人間たちの間では、足を引きずって歩く小柄なホッキョクオオカミと、それを護るように離れない大きなハイイロオオカミの、仲睦まじい様子が語り継がれた。
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