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襲来再び
しおりを挟む10話 襲来再び
「お前ともう大会で戦えないのか…」
僕とさいごはナイターのバド後、帰り道のハンバーガー家に食べに来ていた。
ナイターにはしばらくは樋口さんに送迎お願いしていたんだけど、慣れてきたのでさいごと一緒にチャリで行くことも多くなった。
親にはバド終わったら9時過ぎだから早く帰ってきなさいって言われてるけど内緒で!たぶん学校の先生とか誰かに見つかったら怒られると思う。
「県大会は出れないけど廃部って決まったわけじゃないし」
「でもたぶん今年一年は絶望的じゃね?」
「まぁそんな気はするけど」
ハンバーガーからこぼれた具材野菜を手で取って食べるさいご。口の周りも拭けよw
「もう一回おちびかけて勝負する?」
「あ!そういえば言いなりの件!!」
「あ…やべw 思い出したか」
「約束破るつもりなの?」
「お願い。リベンジさせてww」
「勝負した意味」
「頼むよ。ところでお前名前なんて言うの?」
「は?」
「下の名前」
「ゆきひろだけど?知らなかった?」
「1回聞いたけど忘れてた。名前で呼ぼ」
「んじゃ僕は才悟のこと久保って呼ぶ」
「なんでやw」
結局さいごのペースで約束を有耶無耶にされて、さいごに言うこと聞かせるチャンスを逃してしまった。リベンジマッチってなんだろういつになるんだろうか。
「県大会見に来る?」
「え?さいご県大会出れるの?僕に1回戦で負けたでしょ?」
「お前な~シングルスの事しか頭にねーのかよ!」
「ダブルス?」
「地区大会2日目のダブルス。お前はシングルスだけだから1日目しかいなかったけど」
「そうなの?なんで言わないのさw」
「俺ダブルス2位だぞ?団体は3位。大会で驚かせようかと思ってw」
「2位?嘘でしょ?優勝は?」
「山中。ファイナルで負けた」
僕はシングルスのことしか頭になかった。
才悟…こいつって本当はもしかしてすごいやつなのかな?
「俺ダブルスじゃ負けない」
「2位だと負けたんじゃん」
「うるさいな。優勝のやつマジですごいやつなんだからな」
……
「佐藤君」
「うわっ!!あ、青羽先生!ごめんなさいすぐ帰ります。」
ハンバーガーショップの中の椅子でさいごと話していると、後ろから声がかかってびっくりした。
「いやいや。まだ9時ですし10時までには家に着くように帰りなさい。」
「先生はなんでここに?」
「ここのハンバーガーはわたしの主食です」
「そうなんですかww」
「ところで佐藤君。大会出たくありませんか?」
「大会ですか?出たいです!」
「部活も今あんな感じで残念ですが、一般の大会も結構あるんですよ」
「そうなんですか?でも一般の大会って...僕も出れるんですか?」
「大会によって制限有ったりしますけどね。来月の第三日曜日でどうでしょうか?」
「大丈夫です!出たいです!」
「先生!俺も」←才悟
「才悟君ももちろん大丈夫ですよ」
「やったー!!なんて言う大会ですか?」←才悟
「まだ決めていません」
「え??」
大会…があるんじゃなくて、大会を開くようだった。
確かに青羽先生の人望と人とのつながりがあればなんだってできるだろう!!
でも…まさか大会開くのは僕の為に…かな?そうだとしたら本当にありがとうございます。
「佐藤君、才悟君。今度大会の準備手伝ってくださいね。」
「はい!」
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