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今度こそは、自分のために
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「ほ、本当に過去に戻ってこれたのね……」
栄養をまともに摂取していないため細く弱々しい手足。村を追い出された孤児らしい、薄汚れた体。
これは、間違いなく10才の頃の自分の姿である。
時空神の権能を利用したのは初めてだったため少し不安だったのだが、ちゃんと過去に戻ることができたようだ。
私はホッと胸を撫で下ろし、改めて自分の体を見下ろす。
「懐かしいわね……この服、私が1番好きだった服だわ」
私は今、黒いフリルのついたワンピースを着ている。
薄汚れてしまってはいるが、これが当時の私のお気に入りの服だった。着心地が良くて動きやすいため、普段着としてよく使用していたのだ。
「さてと、これからどうするかを考えないとね」
このまま正面へと歩いていけば、1回目の人生と同じように王国へと辿り着くことができるだろう。
しかし、王国で暮らすのはもうゴメンである。
1度目の人生で私は、王国に到着してすぐに神聖力を覚醒させた。馬車に轢かれた子供を助けたいと考えた瞬間に、身体に黄金の光が宿ったのだ。
そして、無事に子供を助けた私に待っていたのは、賞賛でも褒賞でもなく、聖女として王国の奴隷になる運命だった。
神聖力を覚醒させた瞬間を発見した貴族が私を王城へと連れて行き、国王に献上したのだ。
これまで、神聖力を覚醒させるのは貴族ばかりだったため、立場の低い孤児が神聖力を覚醒させたと聞いて国王は「有能な奴隷が手に入った」と言って大層喜んだそうだ。
それから王国のために毎日働かされ限界を迎えた私は、初めて自分のために力を使い、過去に戻ってきたというわけだ。
今回の人生は、神聖力もたっぷり利用して自分の好きに生きると決めたのだ。
そのため、あんな性根の腐った貴族の蔓延る王国ではなく、実力主義の帝国を私は目指す。
しかし、前世では王国へ行く馬車に相乗りさせてもらって運良く辿り着くことができたが、王国や帝国への道のりは歩いて辿り着けるような短距離ではない。
神聖力の過剰行使は肉体に苦痛を伴うので使用は控えめにしたいところだけど、今回は仕方ないだろう。
【風神の権能:飛翔】
風神の権能を発動させると、私の足元には巨大な竜巻が発生する。
その竜巻に包まれ、私は上空へと舞い上がった。
「うんうん、いい感じ。ちゃんと力も使えるわね」
風神の力を行使すると、体中から力が漲ってくる感覚を覚えた。
身体が軽くなり、全身に力がみなぎる。そして、膨大な魔力が私自身の周りを渦巻いているのを感じた。
神の権能はものすごく強力で、使い方を間違えれば一国くらいならば消し飛ばしてしまうかもしれない。
もちろん、使いこなせなければそこまでの力を引き出すこともできないので、意図的にやらない限り国を吹き飛ばすなんてことにはならないのだけれども。
(このふわふわ浮かぶ感じ、懐かしいなぁ……)
前世では、この風神の権能を使ってあちこち飛び回っていたっけ。
何処かで強力な魔物が発生するたびに、そこに向かうように命令されて魔物の対処をする。終わったら休む間もなく王都に戻り、別の仕事を再開する。嫌な思い出だ。
しかし、今世ではこの力も自分のためのものだ。そう考えると、どこへだって行きたいし行けるような気がしてくる。今の私はとても自由で、最高だ。
ぎゅるるるるるる
「最高だけど……神聖力じゃ空腹はごまかせないよお」
回帰してきた状態なので、この時の私がいつからご飯を食べれていないのかが分からない。しかし、この強烈な空腹度合いから見るに、2日くらいは水しか飲んでいないのかもしれない。昔は、そういう日も多かったのを思い出した。
何がともあれ、空腹も帝国に行けば解消するだろう。当然一文なしだが、神聖力を利用すればいくらでもお金は稼げる。
「さてと、それじゃあ行きますか」
上空へと舞い上がっていた私は、そのまま帝国へ向けての空路を急いだ。
(この力があれば、なんでも楽勝よね)
なんて、空腹と戦う自分を慰めつつ。
◇◇◇◇◇◇◇
そうしてしばらく飛び続けると、帝国の港町が見えてきたので地上に降りることにする。そして神聖力を行使して身体や服の汚れを落とした。これから人に会うのだから、流石にあのままの薄汚い姿では色々と不利に働くだろう。清潔感は大切なのだ。
「これでよしっと」
強大な力を使えるようになる神聖力だが、細かい操作に慣れればほかにも生活を豊かにするために使うことができそうだ。今回は身をキレイにするために力を使ってみたが、他にも色々と試してみたいな。このくらいのことだったら大して神聖力も消費しないし。
「さて、どんな街なのか楽しみね」
そんな独り言をこぼしながら、私は帝国へと足を踏み入れたのだった。
◇◇◇◇◇◇◇
(ここが帝国……思ったより大きいわね)
帝国の港町に降り立った私だったが、すぐに街の賑わいや大きさに圧倒された。交易が盛んで、多くの種族が街を歩いている。大きな建物もたくさんあり、大通りには多くの露店が並んでいるのが見えた。帝国だからなのか、騎士のような格好をした人までいる。
「ねえ、そこのお嬢ちゃん」
きょろきょろと周りを見渡していると、突然声をかけられたような気がしたので視線を戻すと、そこには軽薄そうな笑みを浮かべた女性がいた。身なりから察するに冒険者だろう。
そしてよく見ると、腰には短剣を刺していた。なるほど、冒険者か。
「お嬢ちゃん、どこから来たの? 帝国は初めて?」
「えっと……まあ、そんな感じです」
お嬢ちゃんと呼ばれることに違和感をもつが、そういえば今の私は10歳の子どもだった。もっと子供らしく喋らないといけないかな? それにしても、この女の人は何故私に声をかけてきたのだろうか。
「ふーん……ねえ、よかったら私とお茶しない? おごってあげるからさ」
そう言って、冒険者の女性は強引に私の手を握ろうとする。
「いえ、結構です」
ものすごくお腹が空いているため、奢ってくれるという提案は魅力的ではあったが、なんだか怪しさも感じる。私はその手を躱すと、足早にその場から立ち去った。
(なんだか……変な人に絡まれちゃったな)
少しうんざりとした気持ちになったが、今はそんなことを気にしている場合ではないので、心を鬼にして再び通りを歩き出す。今の目的は帝国の冒険者ギルドに加入して冒険に出ることだ。そのための第一歩として、まずはお金を稼いでご飯を食べなくてはならないのだ。
(帝国は王国と違って、冒険者ギルドも大きいみたいね)
王国の冒険者ギルドでは、私が神聖力を覚醒させたことが知れ渡っていたため、冒険者の先輩たちからは腫れ物扱いをされた。そのため、私は居心地が悪かったのだ。
帝国の人々は、私を聖女だと知っても普通の女の子として扱ってくれた。そんな過去の実体験もあって、2度目の人生は帝国に来ることを選んだのだ。
そんなことを考えていると、ふと1つの店が目に飛び込んできた。
「帝国で一番のポーション屋……?」
(このブランドのロゴ、見たことある。帝国のだったんだ)
神聖力を過剰に行使したことによる反動でボロボロだった身体を治すために、大量のポーションが必要だった私は王国の貴族たちからたくさんポーションをもらっていた。
そのほとんどは、私の神聖力目当てで献上されたもので、私の身体を案じて献上したものではなかったが、ポーションの効果は確かだったのだ。
そのためここのポーションは愛用していたが、もう今世ではポーションに頼ることもないだろう。
そのままポーション屋をスルーして街を進んでいくと、運良く冒険者ギルドを発見することができた。
(ここが帝国で一番大きい冒険者ギルド……名前は『風神の息吹』ね。なんだか厳かな雰囲気があるわ)
帝国にあるギルドの中でも一番大きいと言われていただけあって、その外観は立派なものだった。私はその門を潜ると、まっすぐに受付へと向かい冒険者登録を行うことにした。
栄養をまともに摂取していないため細く弱々しい手足。村を追い出された孤児らしい、薄汚れた体。
これは、間違いなく10才の頃の自分の姿である。
時空神の権能を利用したのは初めてだったため少し不安だったのだが、ちゃんと過去に戻ることができたようだ。
私はホッと胸を撫で下ろし、改めて自分の体を見下ろす。
「懐かしいわね……この服、私が1番好きだった服だわ」
私は今、黒いフリルのついたワンピースを着ている。
薄汚れてしまってはいるが、これが当時の私のお気に入りの服だった。着心地が良くて動きやすいため、普段着としてよく使用していたのだ。
「さてと、これからどうするかを考えないとね」
このまま正面へと歩いていけば、1回目の人生と同じように王国へと辿り着くことができるだろう。
しかし、王国で暮らすのはもうゴメンである。
1度目の人生で私は、王国に到着してすぐに神聖力を覚醒させた。馬車に轢かれた子供を助けたいと考えた瞬間に、身体に黄金の光が宿ったのだ。
そして、無事に子供を助けた私に待っていたのは、賞賛でも褒賞でもなく、聖女として王国の奴隷になる運命だった。
神聖力を覚醒させた瞬間を発見した貴族が私を王城へと連れて行き、国王に献上したのだ。
これまで、神聖力を覚醒させるのは貴族ばかりだったため、立場の低い孤児が神聖力を覚醒させたと聞いて国王は「有能な奴隷が手に入った」と言って大層喜んだそうだ。
それから王国のために毎日働かされ限界を迎えた私は、初めて自分のために力を使い、過去に戻ってきたというわけだ。
今回の人生は、神聖力もたっぷり利用して自分の好きに生きると決めたのだ。
そのため、あんな性根の腐った貴族の蔓延る王国ではなく、実力主義の帝国を私は目指す。
しかし、前世では王国へ行く馬車に相乗りさせてもらって運良く辿り着くことができたが、王国や帝国への道のりは歩いて辿り着けるような短距離ではない。
神聖力の過剰行使は肉体に苦痛を伴うので使用は控えめにしたいところだけど、今回は仕方ないだろう。
【風神の権能:飛翔】
風神の権能を発動させると、私の足元には巨大な竜巻が発生する。
その竜巻に包まれ、私は上空へと舞い上がった。
「うんうん、いい感じ。ちゃんと力も使えるわね」
風神の力を行使すると、体中から力が漲ってくる感覚を覚えた。
身体が軽くなり、全身に力がみなぎる。そして、膨大な魔力が私自身の周りを渦巻いているのを感じた。
神の権能はものすごく強力で、使い方を間違えれば一国くらいならば消し飛ばしてしまうかもしれない。
もちろん、使いこなせなければそこまでの力を引き出すこともできないので、意図的にやらない限り国を吹き飛ばすなんてことにはならないのだけれども。
(このふわふわ浮かぶ感じ、懐かしいなぁ……)
前世では、この風神の権能を使ってあちこち飛び回っていたっけ。
何処かで強力な魔物が発生するたびに、そこに向かうように命令されて魔物の対処をする。終わったら休む間もなく王都に戻り、別の仕事を再開する。嫌な思い出だ。
しかし、今世ではこの力も自分のためのものだ。そう考えると、どこへだって行きたいし行けるような気がしてくる。今の私はとても自由で、最高だ。
ぎゅるるるるるる
「最高だけど……神聖力じゃ空腹はごまかせないよお」
回帰してきた状態なので、この時の私がいつからご飯を食べれていないのかが分からない。しかし、この強烈な空腹度合いから見るに、2日くらいは水しか飲んでいないのかもしれない。昔は、そういう日も多かったのを思い出した。
何がともあれ、空腹も帝国に行けば解消するだろう。当然一文なしだが、神聖力を利用すればいくらでもお金は稼げる。
「さてと、それじゃあ行きますか」
上空へと舞い上がっていた私は、そのまま帝国へ向けての空路を急いだ。
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◇◇◇◇◇◇◇
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「これでよしっと」
強大な力を使えるようになる神聖力だが、細かい操作に慣れればほかにも生活を豊かにするために使うことができそうだ。今回は身をキレイにするために力を使ってみたが、他にも色々と試してみたいな。このくらいのことだったら大して神聖力も消費しないし。
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そんな独り言をこぼしながら、私は帝国へと足を踏み入れたのだった。
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帝国の港町に降り立った私だったが、すぐに街の賑わいや大きさに圧倒された。交易が盛んで、多くの種族が街を歩いている。大きな建物もたくさんあり、大通りには多くの露店が並んでいるのが見えた。帝国だからなのか、騎士のような格好をした人までいる。
「ねえ、そこのお嬢ちゃん」
きょろきょろと周りを見渡していると、突然声をかけられたような気がしたので視線を戻すと、そこには軽薄そうな笑みを浮かべた女性がいた。身なりから察するに冒険者だろう。
そしてよく見ると、腰には短剣を刺していた。なるほど、冒険者か。
「お嬢ちゃん、どこから来たの? 帝国は初めて?」
「えっと……まあ、そんな感じです」
お嬢ちゃんと呼ばれることに違和感をもつが、そういえば今の私は10歳の子どもだった。もっと子供らしく喋らないといけないかな? それにしても、この女の人は何故私に声をかけてきたのだろうか。
「ふーん……ねえ、よかったら私とお茶しない? おごってあげるからさ」
そう言って、冒険者の女性は強引に私の手を握ろうとする。
「いえ、結構です」
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(なんだか……変な人に絡まれちゃったな)
少しうんざりとした気持ちになったが、今はそんなことを気にしている場合ではないので、心を鬼にして再び通りを歩き出す。今の目的は帝国の冒険者ギルドに加入して冒険に出ることだ。そのための第一歩として、まずはお金を稼いでご飯を食べなくてはならないのだ。
(帝国は王国と違って、冒険者ギルドも大きいみたいね)
王国の冒険者ギルドでは、私が神聖力を覚醒させたことが知れ渡っていたため、冒険者の先輩たちからは腫れ物扱いをされた。そのため、私は居心地が悪かったのだ。
帝国の人々は、私を聖女だと知っても普通の女の子として扱ってくれた。そんな過去の実体験もあって、2度目の人生は帝国に来ることを選んだのだ。
そんなことを考えていると、ふと1つの店が目に飛び込んできた。
「帝国で一番のポーション屋……?」
(このブランドのロゴ、見たことある。帝国のだったんだ)
神聖力を過剰に行使したことによる反動でボロボロだった身体を治すために、大量のポーションが必要だった私は王国の貴族たちからたくさんポーションをもらっていた。
そのほとんどは、私の神聖力目当てで献上されたもので、私の身体を案じて献上したものではなかったが、ポーションの効果は確かだったのだ。
そのためここのポーションは愛用していたが、もう今世ではポーションに頼ることもないだろう。
そのままポーション屋をスルーして街を進んでいくと、運良く冒険者ギルドを発見することができた。
(ここが帝国で一番大きい冒険者ギルド……名前は『風神の息吹』ね。なんだか厳かな雰囲気があるわ)
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