もしもこんなことが起きたらどうする?

tomoharu

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不可思議物語

〜人気値〜

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これは、ある大学で起きた話だった。
文化祭のとき
智久「今からトランプを使ったマジックを披露します!カードを取りたい方はこちらへ来てください」
奏都「じゃあ僕が取ります」
智久「なるほど 今からトランプマジックであなたのこれからの人生を占います」
みんな「おぉ~~」
奏都「信じます」
智久「1から5のうち好きなカードを選んでください」
奏都「はい 5を引きました」
智久「5のカードは、不安。今あなたは、どんなことを不安に思っていますか?」
奏都「僕は、智久くんみたいに人気になりたいです。」
智久「なるほどな、人気者になるにはどうするべきかという不安を抱えているのか」
奏都「はい」
智久「では1から4のうち好きなカードを選んでください」
奏都「はい 3を引きました」
智久「答えは、あなたの選択次第で人気者になれると思う。以上で終わりにします」
奏都「なるほど ありがとうございました!」
みんな「パチパチ」
美空「どうだった~?」
奏都「人気者になるには、僕の選択次第だって」
美空「なるほどね~」
(奏都)僕は、大人しい人だった。幼馴染みの美空はとても明るく元気な人。智久くんのように、人生を楽しみたい。そのためには、人気者になればよいと思った。
次の日教室へ入ると
美空「おはよう!奏都」
奏都「美空ちゃんは、どうしてそんな元気なの?」
美空「えぇ元気って、元気のほうが楽しいからだよ笑! どうしたの、いきなりそんな話して」
奏都「そうなんだ笑 いや僕は美空ちゃんみたいに明るい人になったら人気者になれるかなって思ってて」
美空「奏都ならなれるよ!ほら、こっちきて!」
奏都「ちょ、ちょっと」
美空「ほら、はやくー」といい陽気な人が集まる教室へ連れて行かれた
生徒A「なんだよ お前」
奏都「ぼ、ぼくは、高橋奏都です。」
生徒A「あ、もしかして酒井智久に占ってもらってたやつか」
奏都「はい、そうです」
生徒A「こんなやつが人気者になれるわけねーだろ笑笑」
みんな「笑笑」
美空「ちょっと可哀想でしょ。奏都なりに頑張ってるんだから、奏都もなんかいいなよ」
奏都「美、美空ちゃん」
美空「来週には、奏都は大学内で1番の人気者になると思うからね!!」
奏都「えぇ、そんな!」
美空「大丈夫!奏都ならできるよ!」
奏都「う、うん」といい実行してみた。
放課後、奏都と美空は、服屋へ行きコーディネートしていた。
美空「奏都は、この服があいそうじゃん!」
奏都「う、うん」といい次の日その服で大学へ行くと
生徒B「あいつイメチェンした?」
生徒C「えぇーかっこいい!!」
生徒D「これは、酒井と生徒Aに報告だぞ!」
生徒A「なんの騒ぎだ」
生徒D「なんと高橋奏都が、人気者になるためにイメチェンしました」
生徒A「やるじゃねぇか、あいつの幼馴染みのお陰だろうな」
生徒D「酒井にも報告お願いします」
生徒A「おう!」
智久「みんなそんなに騒いでどうしたんだい?」
奏都「みんなおはよう~」
智久「えぇあいつは、転校生か?」
奏都「どうも智久くん!」
智彦「えーと、どなた?笑」
奏都「僕は高橋奏都です!」
智久「あぁ、えぇーーー!!」
奏都「そんなに驚かないでくださいよ笑笑」
智久「お前、かっこいいやんけ!」
奏都「ありがとうございます!」
智久「いやー、人気者になるって冗談で言ったけどこれはガチモンだな」
奏都「がんばります!!」
智久「おう!」
美空「智久も応援よろしくね~!」
智久「もちろん!でも決して調子に乗るんじゃないぞ」
奏都「うん!そこは気をつけるよ」
1週間後、大学でクイズ大会が行われることになった
その結果、高橋奏都が優勝しニュースとなった。
アナウンサー「ニュース速報です。茨城県にある大学で高橋奏都さん(19歳)がクイズ大会で優勝し、大学内で1番の人気者となりました」
智久「おぉ!あいつの夢は叶ったな!」
奏都「僕は、大学内で一番の人気者だーーー!!」
美空「良かったねー!!」も盛り上がっていた。
その反面、中には
〇〇「あいつが大学内で一番の人気者だと?くそっ」と反対する人もいた
奏都「調子に乗りすぎるとダメだよって言われたけど、多少は乗ってもいいでしょ!」
美空「ほどほどにね!」といい次の日、派手な格好で大学へ行った
奏都「みんなやっほー!」
女子「高橋くんだー!!」
奏都「笑笑 最高!!」
美空「ちょっと調子に乗り過ぎじゃない?」
奏都「いいの、いいの!楽しければそれで良い!」
〇〇「あいつを殺したい。あいつさえいなければこの大学は俺のものだったのにー」
智久「おい、奏都やばいぞ」
奏都「なんかあったんですか?」
智久「これをみろ」
 

奏都「えぇどうしてこんなことに」
智久「やっぱり調子に乗りすぎんだよ」
奏都「智久くん助けてください」
智久「いや、こればかりは自己責任として僕は見てるだけになってしまう」
美空「奏都なら大丈夫!」
奏都「でも…」
智久「そんな弱気になるなよ」
奏都「はい…頑張ります!」といい16時に屋上へ行った。〇〇=生徒Aだった
生徒A「俺が学校一の人気者だったのに、どうしてお前みたいなヘナチョコ林が人気者になったんだ」
奏都「最初は、僕なんか人気者になれないと思ったけど、今の僕は、違うんだ!」
生徒A「そんなの知らねーよ!死ねーー」
奏都「やめてーーー」といい思いっきり突き落とされた
生徒A「ハハハ、これで俺が一番だ!」
奏都「うわーーー」といい死んでしまった。
智久「遅いな~ 美空、一緒に屋上へ行くぞ」
美空「うん」といい屋上へ行くと奏都も生徒Aも死んでいた
智久「えぇどういうこと??」
美空「ハハハ、私が2人を殺したのよ」
智久「えぇどうして」
美空「調子に乗ったらバチが当たるって智久が言ったじゃん」
智久「まさか、その罪を僕に着させるつもりか?」
美空「自分の言ったことくらい覚えてるわよね?」
智久「だからといってそれはないだろ」
美空「お前もしねぇーー」
智久「やめろーー」といい僕は回避したが美空はそのまま自殺してしまった。次の日のニュースで
アナウンサー「昨日16時頃、ある大学内の生徒3人が屋上から飛び降りて死んだそうです。原因は、高橋奏都が調子に乗ったせいだと思われます。」
どうしてこんな事になってしまったんだろうというような話だった。
みんなは、上位になっても決して調子に乗ってはいけないということが理解できただろうか。(終)
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