仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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1章.変わりたい

4.夢見る少女「仮想体験受付」

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そう思いながら入口の自動ドアを抜けてロビーに入ってきた。
 広いロビー!!
 奥に受付があるみたい。
 入ってきた入口の右側にはフードコーナーとなっているみたいで、机と椅子が沢山並んであって奥のお店で注文した物を手前の机と椅子のある所で食べれるみたい。

 でももう満員に近い感じで席が埋まっている。

 何かPOPが貼ってある!!
 え~~っと、何か書いてあるな!!
 『ハピッタをご利用のお客様、レシート提示で半額サービス』

 って事はこの人達ってもう『仮想現実体験』して終わった人達なのかな?
 それとも『仮想現実体験』を待ってる・・とか?

 此処で悩んでてもしょうがないっか~
 受付にいってみますか!!

 私は受付に歩いていって見ると、魔法少女のコスプレをした二人の金髪、そして青い目をした外人さんの一人が早速声をかけてきてくれた。
 「いらっしゃいませ~今日はどんな現実をおのぞみでしょうか?」

 ちゃんと日本語でしゃべってくれた。
 綺麗な日本語だけど、日本に来て長いのかな?
 英語で喋られるとどうしようかと一瞬思っちゃったよぉ。

 その声を掛けてくれた二人の金髪の魔法少女私知ってる!!、数日前に銀座のテロの時に戦ってた人達だ!!

 うわ~近くで見ると、二人共凄く綺麗~
 それに魔法少女のコスプレしてるから余計に目立っちゃってる、こんな衣装着てるけど二人共、恥かしく無いのかな?

 私は勇気を振り絞って

 「その衣装着てて恥ずかしくないですか?」

 思わずそう聞いてしまう。

 空かさず
 「不本意ながら、すご~~~く恥ずかしいです」
 もう一人も
 「恥ずかしいってもんじゃないわよ!!あんにゃろこんな服私達に着せて絶対に喜んでるんだ!!
 外のイベント見てなさいよ!!絶対にギャフンと言わせてあげるんだから!!」


 もう一人は、私を忘れて本当に怒ってる・・・
 主催者とどういう関係なのかな?
 そんな彼女の言い方につい

 「くすっ」

 私は思わず笑ってしまっていた。

 「あ~~ごめんなさいね~。私お客様に愚痴言っちゃってた。聞かなかった事にしてね」
 って直ぐにフォローしてくる。
 「そんなに嫌なのに、何で魔法少女の恰好されてるんですか?」
 「お客さんが喜んでくれるからって言われるとね~断り切れないのよね。貴方も自分がした事で皆が喜んでくれたら嬉しくないですか?」
 「そう・・言われるとそうですよね」
 今までそんな事考えた事も無かったな~

 『喜んでくれる人が居るから・・・』
 そんな風に考えられるんだ。
 私ってダメダメだな~

 私は、今までただ嫌なことからずっと逃げてくるだけだった。
 私も変わらなきゃ!!

 でも・・・流石にあんな魔法少女のコスプレは恥ずかしいな・・・。
 それ言っちゃうと悪いから、私だけの内緒・・

 「喜んでくれたら嬉しい・・ですか・・貴方って大人なんですね。私なんて今までそんな事考えた事も無かったです。私って本当にダメダメですね」
 「私が大人?私まだ中学3年生だから~そんな事言われても良く解らないな~」
 「貴方って中学3年生なんですか?20歳くらいに見えます。私が高校1年生って事は私の方が上なんですか~~落ち込みます~~」
 そう言うともう一人の魔法少女の服を着た女の子が
 「茜は図体ばかり大きくなってしまって、猪突猛進なんだから少しは考えてほしいのよね」
 って頭を抱えて真剣に悩んでいる。
 「私だって、考えてます~~だ!!今さっきの四年間の経験は無駄じゃなかったと思うわよ!!リーナだって変わった私を感じれるはずよ」
 「ハイハイ!茜期待してるわよ」
 「リーナその言い方は何よ~~!!信じてないって感じに聞こえるんですけど~!!ぶ~~」

 「くすっ」
 私は茜さんのそんな仕草につい笑ってしまっていた。
 「茜さん、今さっきの4年間の経験は無駄じゃなかったってどういう意味ですか?」
 私は茜さんが言った今さっきの4年間って言葉が頭の隅にひっかかってついそう聞いてしまっていた。
 するとリーナさんが
 「今さっきね機械の説明してる時に、茜が誤って機械の中に落ちちゃったの。助け出す時間はは30秒足らずだったんだけど、茜はなんとその間に4年間を経験しちゃってたの」
 って説明してくれる。
 「30秒の間に4年間を経験出来るんですか?」
 「人間は死ぬ前の一瞬で一生経験してきた事を見るって言うわ!茜が仮想現実カプセルの中に入っていたのは賞味数秒程度だからその間に4年間を経験しちゃった事になるわね。

 話変わりますけど、貴方はどんな現実をお望みですか?」


 「私は素敵な恋をしたいと思って此処に来ました。私ににも素敵な恋出来るでしょうか?」

 つづく・・・
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