5 / 182
1章.変わりたい
5.夢見る少女「体験前のプレッシャー」
しおりを挟む「どんな願いでも経験する事が出来るわ。そして此処で体験した事はそれは願えば必ず叶うはずよ。願いは思いの強さ。強く願えばそれは形になるわ。じゃ~貴方の願いは『素敵な恋をしたい』ね」
受付をしてくれている金色の髪のリーナさんがそう言った瞬間 私の前に置いてあるタブレットが自動的に設定されてゆく。
誰も何もしていないのに私とリーナさんの会話を自動認識して自動的に内容が設定されているみたい。最近の自動認識プログラムって此処まで進歩してるんだ・・凄い!!
私なんて携帯もまともに使えないのに・・・
最近じゃ、総いえば、最近受付ロボットなんかも銀行の窓口してる。
もうこんなにも進歩しちゃってるんだ。ビックリしちゃった。
リーナさんは驚いている私を見ながら
「出会いの場所は何処か希望ある?」
と優しく笑顔で聞いてくれる。
私は当然答えは決まっている。
街中で素敵な男の子と出会って素敵な恋がしたい!!
これが私の夢なんだもの!!
「場所は街の中・・で良いです」
そう答えると
私の声に反応してタブレットの出会い場所には私達の会話に反応して『街中』と設定された。
「希望の人とか居る?」
私は急にそう言われて困ってしまった。
私は今まで恋って意識した事無かったのだから・・・
憧れ・・・でもイメージがぼんやりしてこれって言えない・・
どうしよう・・
「良いのよ無理にイメージしなくても良いわ。自動設定にしときましょ!!そのほうが出会った時新鮮で本当の恋に落ちちゃうかもね」
リーナさんは困っている私を見て自動設定にしてくれた。
でもどんな人と私出会うんだろう?ちょっと不安・・・かも・・
「設定は以上で終了です。右手を手前の机の手のマークの所に置いてね。今の情報を貴方の体の中に記録します。心配しなくても良いですよ。体に異常をきたす事は無いですからね」
リーナさんは笑顔で私にそう言ってくる。
私の体に書き込むって・・・少し不安・・
でも皆やってる事だから・・私はそっと机の上の手のマークに合わせて右手を乗せた。
何も起こらない?
受付カウンター全面がガラスの透明な机になっていて受付の向こう側に受付をしてくれているリーナさん達がいる。
そして手前に私達、お客さんが椅子に座りタブレットを見ながら受付の人の質問に対応しながら会話が自動認識されて『仮想現実体感受付』がされてゆく。
「はい終わりましたよ。では素晴らしい現実を体感してきてくださいね」
私が手を置いて時間にして一秒たらずで書き込みが終了してしまっていた。
光も、操作音も、痛みも何も感じないままに・・・
本当に書き込んだのかな?
「さ~行きましょ」
私はその言葉にびっくりしてしまった。だってもう私の後ろに茜さんが来ていたんだもの。
茜さんは、驚く私の手を引っ張って受付の向こうの『仮想現実体感スペース』へと歩き出している。
驚いている私に茜さんはさらに跳んでもない追い打ちをかけてきた。
「素晴らしい恋愛経験してきてね。貴方が望めばえっちも出来るから期待して良いよ!実は私も経験してきちゃったんだ。痛かったけど幸せだったよ」
茜さんはそう言った瞬間に私の背中をそっと押して、仮想現実体験スペースへと送り出した。
後ろを振り向くと満面の笑顔で手を振りながら私を見送っている。
あ・・あかね・・さん・・私にプレッシャーかけないでよ!!
みょうに意識しちゃって、歩き方さえぎこちなくなっちゃったじゃない。
つづく・・・
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
還暦妻と若い彼 継承される情熱
MisakiNonagase
恋愛
61歳の睦美と、20歳の悠人。ライブ会場で出会った二人の「推し活」は、いつしか世代を超えた秘め事へと変わっていった。合鍵を使い、悠人の部屋で彼を待つ睦美の幸福。
しかし、その幸せの裏側で、娘の愛美もまた、同じ男の体温に触れ始めていた。
母譲りの仕草を見せる娘に、母の面影を重ねる青年。
同じ男を共有しているとは知らぬまま、母娘は「女」としての業(さが)を露呈していく。甘いお土産が繋ぐ、美しくも醜い三角関係の幕が上がる。
会社員の青年と清掃員の老婆の超越した愛
MisakiNonagase
恋愛
二十六歳のレンが働くオフィスビルには、清掃員として七十歳のカズコも従事している。カズコは愛嬌のある笑顔と真面目な仕事ぶりで誰からも好かれていた。ある日の仕事帰りにレンがよく行く立ち飲み屋に入ると、カズコもいた。清掃員の青い作業服姿しか見たことのなかったレンは、ごく普通の装いだったがカズコの姿が輝いて見えた。それから少しづつ話すようになり、二人は年の差を越えて恋を育んでいくストーリーです。不倫は情事かもしれないが、この二人には情状という言葉がふさわしい。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる