仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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3章.現実世界

15.変わり始めた世界「恋人同士になっちゃおうか?」

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私は見ず知らずの男の人とお互いに一本のマフラーを巻きあって、そしてその男の人に後ろから腕を回されて二人で仲良く歩いている。傍から見れば完全に恋人同士!!
 
私の心臓はまだ
 
『ドクン』『ドクン』『ドクン』
 
と大きく鼓動したままだ!!
 
『どうしてこうなった!!』
 
思わず私はそう心の中で叫んでしまう。
 私を横から抱いている男の人の心臓の鼓動を感じる・・
 平気な顔はしてるけれど・・・
 『ドクン』『ドクン』『ドクン』
 
と・・私と同じ位は激しく鼓動している感じ。
 身長は・・・私よりも15センチ・・くらい差があるのかな?
 って事はこの男の人は175センチ位有るかも!!
 結構細身だけど、抱かれている腕から筋肉の盛り上がりをかんじちゃう。

男の人って痩せてても結構筋肉付いてるんだ!!
男の人の体なんて触った事無かったからビックリ。
女の子の体と全然違うんだ。
私なんて・・
太ってはいないけれど、二の腕なんてポヨポヨ~ンのプヨプヨ~ンだもの!!

もう少しお肉削がなきゃ・・・
この胸に抱き締められたらどんな感じなんだろう?
あ・・

私、この男の人に抱き締められちゃってたんだ!!
マフラーがこの人の背広のボタンに引っかかっちゃって、私が倒れそうになった時に私、弾みでメガネを落してしまってそのメガネをおの男の人が拾ってくれた時!!

不可抗力とはいえ私、この男の人に抱き締められちゃったんだった。
あの時は驚いていて何が何だか解らない状態だったけど、嫌じゃ無かった。

誰かに抱き締められるって、凄く気持ちの良い事だったんだって初めて気付いちゃった。
もっとあのまま・・・

 そして顔は・・・
 
『クウッ~~~~~~~凄くハンサム!!超~~イケメン』
 私の高校にはアリーシャ以外こんな綺麗な人見た事無い。
 え・・アリーシャは女の子なのに何故、私頭にうかんじゃったんだろう?
 
こんな人が私の彼氏だったらな~~!!
 そしたら、どんなに幸せだろう・・・
 そう・・思わずにはいられない。
 
やっと交差点から出た頃、ちょうど信号機が赤に変わった。
 「何とか交差点は出られたね!!あのまま交差点の真ん中でこのマフラーの絡まってるの解いてたら危なかったね。
 俺考え事しながら歩いてたから前を見ていなかったんだ。
 ごめんね~こんな事になっちゃって~これじゃまるで恋人同士だね。
 
俺達、いっそこのまま恋人同士になっちゃおうか?」
 
私はその男の人の言葉を聞いて空かさず
 
「はい!恋人同士になっちゃいましょ!!」
 そう言った瞬間男の人を両手で抱きしめ縋り付いた。
 
そしてそのまま男の人を見上げると、その男の人と目があってしまっていた。
 「あはは」
 「クスクスッ」
 私達は見つめあった瞬間思わず笑いあってしまっていた。
 
「君って面白い人だね~」
 「そうですか~~?これでも私真剣なんですけど~~ぶ~」
 
「くすっ」
 「あはははは」
 
自分たちの掛け合った言葉にもう一度笑いあってしまっていた。
 
今の言葉で『恋人同士になっちゃおう』
 
って言った言葉は冗談?になっちゃったみたい。
 私は本気!!だったのにな~

つづく・・・
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