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4章.波乱
28.痴漢?「私が痴漢に遭うなんて?」
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郁恵さんは、達也さんが呼んでくれていたタクシーが着くまで玄関で待っててくれたのだった。
そしてタクシーが着た為に、私を呼びに上がってきて私と陽子さんの状態を見て『お取り込み中』と勘違いした訳。
まあ『お取り込み中』には違いないけれど、私の『お取り込み中』は陽子さんに殺されかけた・・・事。
郁恵さんが私達の状態を見て想像したのが、『ゆり属性の逢瀬状態』。
意味は全然違う訳で・・・
郁恵さんは、私の乳房を吸いながら眠っている陽子をそっと抱き抱えてくれる。
「陽子は私がこのまま少し寝かせておくわ。咲ちゃんはタクシーが玄関口に着てるからそのタクシーでかえってね。タクシー代は達也が払うから良いって言ってたから大丈夫よ。社用で落とすつもりなんでしょうから気にしないで」
私は陽子さんが気ががりだったので
「郁恵さん、今日出来れば陽子さんを一緒に連れて帰って今日一日一緒に居て欲しいんです。お願いします」
と郁恵さんにお願いをする。
郁恵さんは、何で?という表情を一瞬したけれど
「良いわ!!私が陽子は見てあげるから心配しないで良いよ」
と笑顔で答えてくれた。
「ありがとうございます」
郁恵さんって頭の回転早いんだ!!
きっと・・あの私が言った言葉で、大体の状況飲込めちゃったんだろうな。
本当は、私が陽子さんをちゃんと見ててあげたいんだけど、この郁恵さんだったら多分大丈夫かな。
そう思い、郁恵さんに深くお辞儀をして、階段を一気に駆け下りる。
エレベータを待つよりも、今は体を動かして何も考えたく無い気分だった・・タダそれだけの理由なんだけどね。
受付で外来者用のICカードを返却した後、玄関で待っていたタクシーに乗り込んだ。
もう外は真っ暗だったから、一人であれから電車で帰れって言われたら私泣いちゃってたかも!!タクシーで帰るなんて何か芸能人ぽい?って思っちゃった。
兎に角、ラッキー!!
私のCM撮影したの採用されるのかな?
達也には悪いけど、こんな私のCMじゃ多分没になっちゃうんだろうなと思ってしまう。
家に帰って食事もそこそこに私はシャワーをしてバスタオルで体を拭いた後、パジャマに着替えて一気に階段を駆け上がり、そのままベッドにダイビング!!
体がベッドの上で何度か跳ねる。
横になったけど・・・
流石に今日は眠れない・・・
次から次に今日の出来事が頭の中で走馬灯のように映像が駆け抜けてゆく。
私は胸の『グッチのロングペンダント』を思わず握る。
此れが無ければ・・・私は死んでたんだよね。
このペンダントが無ければ・・
私は今頃・・胸にナイフを突き刺された死体になっちゃってたんだよね。
それに制服と一緒に掛けてあるあの白とピンクの毛糸で編んだマフラー、あのマフラーを見つけなければ私は達也さんとも出会えなかった。
そう思いながら・・・私の意識は次第に薄れてゆく。
・・・・
『寒い』
私は肌に感じる寒さで目を覚ましてしまった。
私はいつの間にか横にあった毛布一枚体に巻きつけたまま朝まで眠っていたみたい。
吐く息が白く私の前の空間に消えてゆく。
私、あのまま朝まで眠っちゃったんだ!!
目覚まし時計を見ると・・
朝の5時。
またこんな時間に起きちゃった・・・
あ・・今日は髪綺麗に纏まったままだ・・・
昨日陽子さんが帰りがけにセットしてくれたままだ・・
その後・・
あ~~また嫌な事思い出しちゃったな~~。
でも・・凄いな!!
今までだったら、朝起きると爆発頭だったのに・・
陽子さんの技術って凄いな。
私なんかとは大違いだ!!
今日は金曜日!!
巷では
『花金』
なんて言ってる・・・もう死語かも?
今日学校行けば明日から土・日と2日はお休み!!
また電車で混雑するの嫌だな・・・
今日も早く出ちゃお!!
私はそう思い早めに食事を済ませて家を出た。
『チラッ』
『チラッ』
『チラッ』
男の子の視線を感じる・・
気のせい?
そうキット気のせい!!
私みたいな、ダサダサの女の子なんて男の子に注目されるはず無いじゃない!!
そう思いながらも何故か感じる視線に歩き方がギコチなくなってしまう。
『情けないな・・』
そんな独り言をつい・・吐いてしまう。
やっと駅に着き雑踏の中に紛れ込んで改札を抜けて一番先頭車両に乗り込んだ。
ふ~~此れだけ乗客が多いと流石に視線気にならないかな!!
それに前の景色見てれば気も紛れるし!!
『やっぱり先頭車両が良いな』
そう思ってしまう私。
ひと駅過ぎた頃・・・
お尻に違和感・・
何故かお尻の辺りがモゾモゾする・・・
人の手が当たってる?
それは段々と・・スカートを捲り上げようと・・している?
『へ・・・痴漢?』
その手が触るたび・・
「うっ」
声が出そうになる・・
感じちゃう。
陽子さんにあんな事されてから体が敏感になっちゃったみたい・・
『ダメ!!』
私は一気のその手を振り払う。
撃退できたかな?
暫くするとまた・・
その手が太股を触ってくる!!
白沢高校の制服のスカートって短いんだよね!!
『誰か助けて!!』
心の中で叫んでしまう。
でも怖くて・・声にならない!!
『こんな男、刺殺してしまいたい!!』
刃物とかもっておけば良かった!!
って・・そんな事したら私は殺人犯になっちゃう・・
「ひぃ~」
男の人の手・・スカートの中に入ってきちゃった・・
「やめろよ!!その女の子嫌がってんだろ!!痴漢現行犯で警察に突き出そうか!!」
後ろからそんな大きな声が聞こえた。
『誰?』
私はその声のした方向を振り向くと男の手を捻り上げている金髪の青い目の女の子の姿が目に入ってきた。
そう白沢高校1年1組のアリーシャ、そして超人気ロックバンド『you&アリーシャ』
のボーカル。
「アリーシャ?あ・・・ありがとう」
「コイツどうする?警察に突き出そうか?」
「いえ・・私が大声出せなかったのも悪いんですから、今回は許してあげてください」
「行けよ!今度だけだぞ、動画も撮ってるから証拠も揃ってるんだけど次見つけたら痴漢現行犯で警察に突き出すからな!!」
そう言ってアリーシャは痴漢男の手を離した。
アリーシャってやっぱり強い。
「ありがとうございます。お陰で助かりました」
「感じ変わったね。宮野さん可愛いから気をつけなきゃね」
「私・・が・・可愛い?」
「うん。宮野さん凄く可愛いよ。そんな髪型にするとイメージ全然違って見えちゃうね」
「あ・・」
「どうしたの?宮野さん?」
「昨日撮影があって、その後髪型戻してくれたんですけどその人がその時セットしてくれた髪型だったんです。そのまま来ちゃったから・・・」
「そうだったんだ。道理で普段の髪型と違うと思ったよ。その髪型似合ってるよ。宮野さん何時もそうしてれば良いのに!」
「あ・・・ごめんなさい!!私この事秘密なんです。人には言わないでくださいね。その映像流れるまで誰にも言っちゃダメって言われてるんです」
「解った。誰にも言わない」
そう言っているアリーシャの横で詩織さんがアリーシャに添いながらアリーシャの腕を抱き締めている。
昨日郁恵さんと話した『ゆり属性』
この二人にぴったりの言葉!!
この二人を見ているとそう思わずにはいられない。
つづく・・・
そしてタクシーが着た為に、私を呼びに上がってきて私と陽子さんの状態を見て『お取り込み中』と勘違いした訳。
まあ『お取り込み中』には違いないけれど、私の『お取り込み中』は陽子さんに殺されかけた・・・事。
郁恵さんが私達の状態を見て想像したのが、『ゆり属性の逢瀬状態』。
意味は全然違う訳で・・・
郁恵さんは、私の乳房を吸いながら眠っている陽子をそっと抱き抱えてくれる。
「陽子は私がこのまま少し寝かせておくわ。咲ちゃんはタクシーが玄関口に着てるからそのタクシーでかえってね。タクシー代は達也が払うから良いって言ってたから大丈夫よ。社用で落とすつもりなんでしょうから気にしないで」
私は陽子さんが気ががりだったので
「郁恵さん、今日出来れば陽子さんを一緒に連れて帰って今日一日一緒に居て欲しいんです。お願いします」
と郁恵さんにお願いをする。
郁恵さんは、何で?という表情を一瞬したけれど
「良いわ!!私が陽子は見てあげるから心配しないで良いよ」
と笑顔で答えてくれた。
「ありがとうございます」
郁恵さんって頭の回転早いんだ!!
きっと・・あの私が言った言葉で、大体の状況飲込めちゃったんだろうな。
本当は、私が陽子さんをちゃんと見ててあげたいんだけど、この郁恵さんだったら多分大丈夫かな。
そう思い、郁恵さんに深くお辞儀をして、階段を一気に駆け下りる。
エレベータを待つよりも、今は体を動かして何も考えたく無い気分だった・・タダそれだけの理由なんだけどね。
受付で外来者用のICカードを返却した後、玄関で待っていたタクシーに乗り込んだ。
もう外は真っ暗だったから、一人であれから電車で帰れって言われたら私泣いちゃってたかも!!タクシーで帰るなんて何か芸能人ぽい?って思っちゃった。
兎に角、ラッキー!!
私のCM撮影したの採用されるのかな?
達也には悪いけど、こんな私のCMじゃ多分没になっちゃうんだろうなと思ってしまう。
家に帰って食事もそこそこに私はシャワーをしてバスタオルで体を拭いた後、パジャマに着替えて一気に階段を駆け上がり、そのままベッドにダイビング!!
体がベッドの上で何度か跳ねる。
横になったけど・・・
流石に今日は眠れない・・・
次から次に今日の出来事が頭の中で走馬灯のように映像が駆け抜けてゆく。
私は胸の『グッチのロングペンダント』を思わず握る。
此れが無ければ・・・私は死んでたんだよね。
このペンダントが無ければ・・
私は今頃・・胸にナイフを突き刺された死体になっちゃってたんだよね。
それに制服と一緒に掛けてあるあの白とピンクの毛糸で編んだマフラー、あのマフラーを見つけなければ私は達也さんとも出会えなかった。
そう思いながら・・・私の意識は次第に薄れてゆく。
・・・・
『寒い』
私は肌に感じる寒さで目を覚ましてしまった。
私はいつの間にか横にあった毛布一枚体に巻きつけたまま朝まで眠っていたみたい。
吐く息が白く私の前の空間に消えてゆく。
私、あのまま朝まで眠っちゃったんだ!!
目覚まし時計を見ると・・
朝の5時。
またこんな時間に起きちゃった・・・
あ・・今日は髪綺麗に纏まったままだ・・・
昨日陽子さんが帰りがけにセットしてくれたままだ・・
その後・・
あ~~また嫌な事思い出しちゃったな~~。
でも・・凄いな!!
今までだったら、朝起きると爆発頭だったのに・・
陽子さんの技術って凄いな。
私なんかとは大違いだ!!
今日は金曜日!!
巷では
『花金』
なんて言ってる・・・もう死語かも?
今日学校行けば明日から土・日と2日はお休み!!
また電車で混雑するの嫌だな・・・
今日も早く出ちゃお!!
私はそう思い早めに食事を済ませて家を出た。
『チラッ』
『チラッ』
『チラッ』
男の子の視線を感じる・・
気のせい?
そうキット気のせい!!
私みたいな、ダサダサの女の子なんて男の子に注目されるはず無いじゃない!!
そう思いながらも何故か感じる視線に歩き方がギコチなくなってしまう。
『情けないな・・』
そんな独り言をつい・・吐いてしまう。
やっと駅に着き雑踏の中に紛れ込んで改札を抜けて一番先頭車両に乗り込んだ。
ふ~~此れだけ乗客が多いと流石に視線気にならないかな!!
それに前の景色見てれば気も紛れるし!!
『やっぱり先頭車両が良いな』
そう思ってしまう私。
ひと駅過ぎた頃・・・
お尻に違和感・・
何故かお尻の辺りがモゾモゾする・・・
人の手が当たってる?
それは段々と・・スカートを捲り上げようと・・している?
『へ・・・痴漢?』
その手が触るたび・・
「うっ」
声が出そうになる・・
感じちゃう。
陽子さんにあんな事されてから体が敏感になっちゃったみたい・・
『ダメ!!』
私は一気のその手を振り払う。
撃退できたかな?
暫くするとまた・・
その手が太股を触ってくる!!
白沢高校の制服のスカートって短いんだよね!!
『誰か助けて!!』
心の中で叫んでしまう。
でも怖くて・・声にならない!!
『こんな男、刺殺してしまいたい!!』
刃物とかもっておけば良かった!!
って・・そんな事したら私は殺人犯になっちゃう・・
「ひぃ~」
男の人の手・・スカートの中に入ってきちゃった・・
「やめろよ!!その女の子嫌がってんだろ!!痴漢現行犯で警察に突き出そうか!!」
後ろからそんな大きな声が聞こえた。
『誰?』
私はその声のした方向を振り向くと男の手を捻り上げている金髪の青い目の女の子の姿が目に入ってきた。
そう白沢高校1年1組のアリーシャ、そして超人気ロックバンド『you&アリーシャ』
のボーカル。
「アリーシャ?あ・・・ありがとう」
「コイツどうする?警察に突き出そうか?」
「いえ・・私が大声出せなかったのも悪いんですから、今回は許してあげてください」
「行けよ!今度だけだぞ、動画も撮ってるから証拠も揃ってるんだけど次見つけたら痴漢現行犯で警察に突き出すからな!!」
そう言ってアリーシャは痴漢男の手を離した。
アリーシャってやっぱり強い。
「ありがとうございます。お陰で助かりました」
「感じ変わったね。宮野さん可愛いから気をつけなきゃね」
「私・・が・・可愛い?」
「うん。宮野さん凄く可愛いよ。そんな髪型にするとイメージ全然違って見えちゃうね」
「あ・・」
「どうしたの?宮野さん?」
「昨日撮影があって、その後髪型戻してくれたんですけどその人がその時セットしてくれた髪型だったんです。そのまま来ちゃったから・・・」
「そうだったんだ。道理で普段の髪型と違うと思ったよ。その髪型似合ってるよ。宮野さん何時もそうしてれば良いのに!」
「あ・・・ごめんなさい!!私この事秘密なんです。人には言わないでくださいね。その映像流れるまで誰にも言っちゃダメって言われてるんです」
「解った。誰にも言わない」
そう言っているアリーシャの横で詩織さんがアリーシャに添いながらアリーシャの腕を抱き締めている。
昨日郁恵さんと話した『ゆり属性』
この二人にぴったりの言葉!!
この二人を見ているとそう思わずにはいられない。
つづく・・・
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