仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

文字の大きさ
81 / 182
4章.波乱

81.ガールズトーク「無くして初めて気づくもの」

しおりを挟む

それにしても私は何でこんな事になっているんだろう!!
アリーシャと詩織さんは2人見つめ合ったままで、身動き一つ・・・しない・・
多分・・

このままだと確実に2人はまた・・

キスしちゃうんだろうな!!

多分じゃない!!

『絶対にキスしちゃう!!』

だってもう2人の顔と顔は私の頭の上で近づいている・・
またまた・・・
止めてよね!!

だってさ~~私の今の状態って・・・

ダブルベッドではあるけれど・・
私の左側に詩織さん。


そして私の右側にアリーシャ。

そしてそのアリーシャと詩織さんの間で私は二人に両側から抱き締められた状態で詩織さんとアリーシャのタワワな二つの胸の膨らみの間に私の顔は挟まれて圧迫され私は窒息寸前!!

そんな状態でアリーシャと詩織さんはキスしようとしてる訳で・・・
そんな状態で二人にキスされようものなら

私は絶対に

『窒息死確定!!』

明日の朝刊に

『少女2人の胸に圧迫されて窒息死!!』
なんて出ようものなら私恥ずかしくて浮遊霊になっちゃうかも!!

それは何としても阻止!!
私は窒息死する前に即行動を起こす。

私は文句を言うべく体を捩らせながら今にもキスしようとしている2人の顔と顔の間にグッと顔を上げてゆく!!

『やっと顔が胸から抜けた~~!ヤッタ~~!!』

そして私そのまま顔を一気に詩織さんとアリーシャの顔の間にすべり込ませる。

その瞬間

私の両方のほっぺたには

『ぷにゅ』


『ぷにゅ』

と柔らかな感触が伝わってくる・・
「ひぃ~~~~~」
私は思わずあられもない変な声?を上げてしまっていた。
そんな私の声に気がついた2人は
「てめぇ~いきなり俺達の邪魔すんなよな!!」
「咲何で私達の邪魔すんのよ!!モシカシテ、アンタ妬いてるの??」

2人同時に物凄い形相で私の顔をガン見してきている。
でもそれはフェイク!!
だって二人の口元は笑ってるんだもの!!
「私をまたアンタ達の胸で窒息さすつもり~~??」
と私もフェイク!!
そして両方のほっぺをプッと膨らませて2人を交互に睨みつけた。

でも私の言葉って気迫無さすぎ?・・だったかも・・

その瞬間アリーシャと詩織さんは

「ぷっ」

「ぷっ」

っと二人同時に吹き出してしまう。
「怒るのはそこか~~~」
「怒るんなら、私達がキスしてる事を怒りなさいよね!!」

そういって私のほっぺたを二人同時に

『ツン~』

『ツン~』

とつっついてきている。
お気楽な奴らめ!!
人の気も知らないで!!

『このバカップルめ!!』
と思わず心の声が出そうになるのをグッと抑える。

普段あんなお淑やかで清楚な詩織さんが私の前では何でこんな大胆な事出来るのかな?
『不思議だ・・』
そう思い・・
私はその疑問を正直に詩織さんにぶつける。
「詩織さん何で私の前だとそんなに平気でキス出来るんですか~?」


すると、詩織さんが私のほっぺを指でつっつきながら空かさず
「ああ~~言われてみたらそうだよね。何で咲の前だとこうなっちゃうんだろ?」
と詩織さんも不思議そうに私を覗き込んでいる。

アリーシャもそれを聞いて同じように私のほっぺを突っつきながら
「おお~~そういやそうだな!!俺達咲が来てからだよな!!こんな風になったの!!

そう言やぁ~詩織今までこんな事全然無かったよな~~全部咲のせいだなこりゃ!!」

「じゃ~私が居るからアリーシャと詩織さんはキスしたくなるって事ですか~?」
「ダナ!!」
「うんうん!!」
「それじゃ~私がまるで2人の心を惑わせているみたいじゃないですか~~!!」
「みたいじゃない!!絶対そうだな!!」
「そうね!!それしかないわ!!」

「ぶう~~~~二人共酷いです~~」
「あははははは」
「あははははは」
私の悲痛な叫びにアリーシャと詩織さんはお腹をかかえて笑い転げ出してしまってる。

もう~何なのよ~~この2人~~!!
私はこれじゃ

『ピエロじゃない!』

もう!!
こんなに2人はバカップルなんだからきっと・・・
詩織さんって小さい頃からアリーシャを好き・だったんだろうな・・・

笑い転げている2人を見ながらそんな事を考えていたら無意識に私の口から・・
「詩織って小さな頃からアリーシャを好き・・・だったの?」
って言葉が出てしまっていた。

「咲、その質問って私がアリーシャを好きって気づいた時?って意味なのかな?」
詩織さんはそう言って私に確認するように私の瞳を覗き込む。
そんな詩織さんの瞳には何故か涙?が滲んでいるような・・・

気のせい?
私は詩織さんのその確認に

・・

「そう・・・です」

と一瞬の沈黙の後・・答えた。
それは・詩織さんの瞳に滲んだ涙が気になって一瞬私の思考が・・止まってしまってたから・・・


「だったら・・それはアリーシャが死んじゃった・・時かな・・」

え・・アリーシャが死んんじゃった時?
『アリーシャなら此処にこうして生きてるじゃないですか!!』
って思わず詩織さんに突っ込みたくなる気持ちを私はグッと抑える。


つづく・・・
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語

ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。 だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。 それで終わるはずだった――なのに。 ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。 さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。 そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。 由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。 一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。 そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。 罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。 ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。 そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。 これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。

還暦妻と若い彼 継承される情熱

MisakiNonagase
恋愛
61歳の睦美と、20歳の悠人。ライブ会場で出会った二人の「推し活」は、いつしか世代を超えた秘め事へと変わっていった。合鍵を使い、悠人の部屋で彼を待つ睦美の幸福。 しかし、その幸せの裏側で、娘の愛美もまた、同じ男の体温に触れ始めていた。 母譲りの仕草を見せる娘に、母の面影を重ねる青年。 同じ男を共有しているとは知らぬまま、母娘は「女」としての業(さが)を露呈していく。甘いお土産が繋ぐ、美しくも醜い三角関係の幕が上がる。

会社員の青年と清掃員の老婆の超越した愛

MisakiNonagase
恋愛
二十六歳のレンが働くオフィスビルには、清掃員として七十歳のカズコも従事している。カズコは愛嬌のある笑顔と真面目な仕事ぶりで誰からも好かれていた。ある日の仕事帰りにレンがよく行く立ち飲み屋に入ると、カズコもいた。清掃員の青い作業服姿しか見たことのなかったレンは、ごく普通の装いだったがカズコの姿が輝いて見えた。それから少しづつ話すようになり、二人は年の差を越えて恋を育んでいくストーリーです。不倫は情事かもしれないが、この二人には情状という言葉がふさわしい。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。 「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…

処理中です...