仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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4章.波乱

87.2回目のデート「まともに見られない」

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こうしてアリーシャに抱き締められているとなんだか本当に大丈夫って気持ちになってくるから不思議!!

こうやってアリーシャに後ろから抱き締められていると凄く安心する。
人に抱き締められるって凄く・・

『気持ち良い』

私はその気持ち良さに思わず目を瞑り私を後ろから抱き締めたアリーシャの腕にそっと手を添えた。
これが達也さんの腕ならばどんなに幸せなんだろう!!

何で達也さんみたいな人と出会ってしまったんだろう?
私と達也さんには何の接点も無かったのに・・・

交差点でマフラーが達也さんの背広のボタンに偶然絡まっちゃった・・
たった其れだけの一瞬の出来事だったのに!!

私は達也さんの背広のボタンに私のマフラーが絡まった衝撃でかけていた眼鏡を落としてしまい一瞬で周りの世界がぼやけた世界に変貌してしまった。

達也さんにメガネを拾ってもらいメガネを掛けて私を抱き締めていた人の顔を見た瞬間私は一瞬で恋に落ちていた。

『恋に落ちた』


そう・・

一瞬で!!



・・・・

・・・・

『この人が私の旦那様になる』

そう私の心が告げて来た。



そう・・それは・


それは・・・

『確信』


って行っても良い!!

でも・・アリーシャと居ると、私の胸はざわめいてしまう。
最初は・・

偶然学校で私の頬に触れたくちびるの柔らかさに驚いただけ・・・だったハズ!!
でもそれ以来・・

何故かアリーシャが気になってしまう。




『アリーシャは女の子なのに変だよ!!どうして??』

って自分の心を無理やり捻じ曲げていた私。
そう・・

『女の子同士で好きになるハズがない!!』
そう無理やり自分の心に信じさせていた。
そう女の子同士で愛し合えるハズ無いって私は無理やり信じようとしていたのかもしれない。

世間では女の子同士が愛し合ってる事を

『ゆり』

なんて言って言っている?みたいだけど、それは女学校みたいな特殊な環境の中でだからそんな事も起こるのよ!!
男の子同士でも最近アニメや漫画で

『BL』

って良く聞くようになったけれど、あれも男子校みたいな特殊な環境だから起こるのよって私は思っていた。
私は女の子同士のアリーシャに徐々に惹かれてゆく自分の心を無理矢理に
『女の子同士なのに惹かれるのはおかしい!!』
そう心に言い聞かせていた。

でも・・・

昨日・・・

アリーシャと詩織が『ゆり』だとばっかり思ってた私は2人がお風呂に入っているシャワーの音を聞いて本当にアリーシャと詩織が女の子同士で愛し合っているのか確かめたくなっちゃった。

いけない事と解ってはいたけれど・・

私はアリーシャと詩織の2人が入っているお風呂に忍び寄って、曇りガラスの向こうで重なり合った人影を見た瞬間にその衝動を抑えられなくなって2人が入っているお風呂のドアを開けて2人が愛し合っているだろうお風呂場に乱入!!

そして私はお風呂場に一歩足を踏み入れた瞬間にお約束の如くシャワーのお湯に足を取られて滑って顔からお風呂場の床にダイブする寸前にアリーシャに抱きとめられた。

私は滑って転げる・・って思った瞬間無意識にアリーシャの体の一部を掴んでいた。

その私が掴んでいた物は・・・

『女の子には絶対に無い物だった!!』

その瞬間に何故アリーシャに私が惹かれていたのか一瞬で理解出来た。
アリーシャは男の子で、アリーシャと詩織は普通の男女で愛し合っている。
『ゆりなんかじゃ無かった!!』

その瞬間に私の心の中にわきあがってきていた恋心は一瞬で崩れさってしまう。
ある意味それは私にとっては幸運な事?だったのかもしれない。

私には達也さんって付き合い始めた人がいたんだもの!!

私は無意識に両手を目の前に広げて

『ニギッ』

『ニギッ』

っと何かを思い出すように大きく手を握り締める。

「咲思い出しただろ!!思い出すんじゃネエ~~忘れろ!!」
アリーシャは私のその手の動きを見た瞬間私に向かって叫んだ。
私は空かさず
「忘れれるハズ無いじゃないですか!!あんなすごい物に握ったんですよ?」
とアリーシャに私は反撃だ!!
「はぁ~~」
アリーシャはその瞬間ふか~~いため息をついた。
そんなアリーシャを見て詩織は
「あはははは」

っとお腹を抱えて笑い出す。
「何か3人楽しそうね」
何も知らない鮎香さんが運転をしながら私達を見て不思議そうに訊ねてきてる。

アリーシャも詩織もその問いかけには何も答えない。
まあ~答えれるハズ・・・無いよね。


・・・

交差点の青信号を左に車は曲がってゆく。
もうすぐ・・・レストラン。
レストラン、グリーングラスの木々に囲まれた駐車場が見えてきた。

誰かが・・駐車場の入口に立っている?

『達也さん?』

私達の乗ったフェラーリは達也さんの立っている所を通り過ぎてグリーングラスの駐車場にゆっくりと入り駐車スペースにゆっくりと止まった。

そして私、アリーシャ、詩織の順番で駐車場に降り立った。
私達に気がついたのか達也さんが私達の車に向かって歩いてきている。

でも・・

達也さん歩きながらキョロキョロと辺りを見回している?

『何故?』

そんな達也さんとふと・・

『視線が合った!!』
達也さんと視線をまともに合わせれない・・

『恥ずかしい・・・』

つづく・・・
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