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4章.波乱
88.2回目のデート「テメー無視すんじゃネエ~~!!」
しおりを挟む達也さんに見られていると思うと凄く恥ずかしくて視線を合わせる事が出来ない。
私は・・・
横を向いて達也さんと視線を合わせないようにしながら
『チラッ』
『チラッ』
『チラッ』
っと達也さんの行動をチェック。
でも達也さんは誰かを探しているような感じ?
『私は此処に居るじゃない!!誰かを探しているの?』
そう叫びたくてイライラしてくる私。
でも・・・私はそんな状態でも達也さんの顔を真っ直ぐに見る事が出来ない。
だって・・
『凄く・・恥ずかしいんだもん』
あ・・
私、良い事思いついちゃった。
私はさり気なく掛けていたメガネをそっとはずした。
メガネをはずした瞬間、私の周りの景色は一面ボヤけた世界に変貌する。
そう私はメガネをはずすと、誰だかは解るのだけれど、焦点がボヤけてしまうのだ。
つまり、相手が私を見ていてもボヤけた景色で気にならない!!
此れは此れで凄く便利な気がする。
見えない事で上がらないって感じ。
視力が悪いのも悪い事ばかりじゃ無い!!
達也さんは相変わらずソワソワして落ち着かない感じで辺りを見回している。
おまけにフェラーリの中を覗き込んでいる。
『真逆、達也さん私を探してるって事は無いよね?』
達也さんは一頻り周りを見回した後
「咲は何処に居るのでしょうか?」
と不思議そうにアリーシャと詩織を交互に見ながら訪ねてきた。
えええ~アリーシャにメイクされたとは言え私を解らないって何故?
そう思い達也さんを見ながら指で
『ツンツン』
『ツンツン』
って自分を指差してみる。
『咲は私よ!私!!』
って感じでアピールするけれど、何故か反応無しだ。
ひど~~い!!
私に気づかないなんて~~!!
私は思わず
「テメー~~!!俺を無視すんじゃネ~~~~~~~!!
俺が咲だよ!!その位別れよなバカ達也~~~~」
とありったけの大声で達也に向かって叫んだ。
そして一泊開けて・・
「って私でも其処まで無視されちゃったら怒っちゃいますよ~」
と小首を傾げながら最高に可愛い甘えた声で達也に言葉を返す。
達也はその瞬間、私を指差して
「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ~~お前が本当に咲なのか~~~???????」
そう言ったまま・・・
達也は固まっちゃった?
つづく・・・
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