仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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4章.波乱

89.2回目のデート「冗談に決まってるじゃないですか」

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私の言葉づかい・・・悪かったかな?
だって・・昨日一日アリーシャと一緒に居たからアリーシャの言葉づかい写っちゃったんだもの。
アリーシャって詩織と居る時はまるっきし

『男言葉丸だし』

なんだもの!!私だって最初びっくりしちゃった。
でもアリーシャは男の子なんだから同然・・だよね。

まあ・・半分は私の冗談めいたフェイクではあったんだけど・・

アリーシャは4歳くらいから鮎香さんに連れられて世界中の有名メイク師に教えてもらいに行ってたそうなの。
鮎香さんが世界中で行われているパーティーやレセプションや会合で腕の良いメイク師が居るって聞いたら直ぐにアポイントを取ってアリーシャを連れて行ってメイクを教えてもらっていたそう。

陽子さんに聞いた話だと、

『アリーシャのメイクの腕は世界中で一番かも!!』

って言っていた位なんだもの!!
アリーシャのメイクの技術は超一流って言う事はこの業界じゃ有名らしい・・・

まあ、そんな凄いアリーシャに私はメイクされた訳だから、達也さんが私だと認識できなかったのも頷けるんだけどね。


『私としては、そんな私でも達也には私だって解って欲しかった!!』

って言うのが私の細やかな望みだったんだけどね。
アリーシャのメイクの技術が凄すぎた?
って事なのかな・・

私が大声で男言葉で叫んだ瞬間、周りを歩いていた人達が一気に私に注目してしまっていた。
アリーシャが気合を入れて私をメイクしたせいと、詩織の選んでコーディネイトしてくれた少しヒピンクかかった白いレースのワンピース、そして白くて膝の当たりまである長い編上げのブーツを履いた私。

髪もフワフワに

薄ピンクの白いワンピースには可愛いリボンが全体に散りばめられている。
とてもじゃないけど此れは・・『目立ちすぎ!!』



『何処にこんな恰好で歩いている人が居るのよ!!』

って私は文句を言いたい気分だよ!!
皆が見てる・・よぉ~恥ずい・・・
早く何とかこの場を切り上げてこの場をエスケープしなきゃ!!

固まっている達也を小首を傾げて下から達也の顔を覗き込みながら

「達也~私、貴方の為にメイク頑張ったんだよぉ~私をこのままお持ち帰りして欲しいな~~」
と意味深に囁きかける。

「えええええええええええええええええええええええ~~咲~本気なのか?」
「冗談に決まってるじゃないですか」
私は達也の驚きの声に即答!!
本気にされると困るもの!!

だって、まだ其処までは・・心の準備が出来ていないんだ・・もの・・

つづく・・・
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