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4章.波乱
97.2回目のデート「もしも私を嫌いになったら・・」
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涙で霞んだ私の目にはもう・・何も映ってはいない・・
悲しさが心の奥から止めどもなく湧き上がって来る。
『気づかなければ良かった・・』
達也はそんな私の頬を伝う涙を真っ白なハンカチで拭ってくれながら
「泣くなよ。俺達は運命の赤い糸で結ばれたんだろ?俺はどんな事が有っても咲と別れるつもりは無いから安心しろよ!!」
優しく私に話しかけてくれている。
「ごめんなさい・・私・・達也に自分の気持ちを伝えたくて・・
考えながら伝えていたら、達也は社会人、私は高校生住んでる環境が全然違うし達也の周りには女の子が一杯いて、私の知らない所でその女の子達と楽しくデートとかしてるんだろうなって思うと
私には達也の心をつなぎ止めておく物が何も無いって気づいちゃったの。
そしたら急に凄く不安になっちゃって、急に涙が出てきちゃった」
達也は私が言った言葉に
「気づかなくてごめん。咲を不安にさせちゃってたんだ。
離れている事で咲がそんなに不安になってたなんて全然気づいてやれなくてごめん。
此れからは恋人らしい事一杯しよう!!
毎日メールもするし、LINEもしよう。だから今までみたいに一人で抱え込まないで欲しいな。
じゃないと恋愛には俺って特に鈍いから言われなきゃ解らないんだ」
そう言って、私の手をそっと握って来た。
「私もごめんなさい。私怖くて無意識に考えないようにしていたみたい。
だから自分でもこうして達也と話すまで、自分自身そんな事も解らなかったの」
そう・・・私は自分の心さえ怖くて見ようとしていなかったんだ。
「私、凄くわがままだから達也を独り占めしたいって思ってる。
私って凄く身勝手だよね。
達也が私達が赤い糸で繋がっているって言ってくれて凄く嬉しかった。
もしも・・
達也が私を嫌いになったら
『一突きで心臓を突き刺して私を殺して下さいね』
だって、私はもう達也無しでは生きていけないから・・・・」
私はそう言った瞬間、達也の手を
『ギュッ』
と握り返した。
達也はそんな私に向かって
「絶対にそんな事ある筈がないから大丈夫!!」
そう言い切った。
私は・・・・
空かさず
「じゃ~~私、達也のお嫁さん確定ですね!!」
と断言!!
「え・・」
っと達也は驚の声を上げて
「咲きにはヤられてしまうな~降参だ!!」
降参だ?
それって、答えになってないよね・・?
達也には・・
『結婚』
ってまだ考えられないのかな?
私と達也が出会って・・まだ3日目・・・だものね。
今から結婚を考えるって事自体早すぎるのかな?
私の夢が・・
『目指せ高校生妻!!』
だから・・
私が・・焦りすぎてるのかも・・しれないな。
つづく・・・
悲しさが心の奥から止めどもなく湧き上がって来る。
『気づかなければ良かった・・』
達也はそんな私の頬を伝う涙を真っ白なハンカチで拭ってくれながら
「泣くなよ。俺達は運命の赤い糸で結ばれたんだろ?俺はどんな事が有っても咲と別れるつもりは無いから安心しろよ!!」
優しく私に話しかけてくれている。
「ごめんなさい・・私・・達也に自分の気持ちを伝えたくて・・
考えながら伝えていたら、達也は社会人、私は高校生住んでる環境が全然違うし達也の周りには女の子が一杯いて、私の知らない所でその女の子達と楽しくデートとかしてるんだろうなって思うと
私には達也の心をつなぎ止めておく物が何も無いって気づいちゃったの。
そしたら急に凄く不安になっちゃって、急に涙が出てきちゃった」
達也は私が言った言葉に
「気づかなくてごめん。咲を不安にさせちゃってたんだ。
離れている事で咲がそんなに不安になってたなんて全然気づいてやれなくてごめん。
此れからは恋人らしい事一杯しよう!!
毎日メールもするし、LINEもしよう。だから今までみたいに一人で抱え込まないで欲しいな。
じゃないと恋愛には俺って特に鈍いから言われなきゃ解らないんだ」
そう言って、私の手をそっと握って来た。
「私もごめんなさい。私怖くて無意識に考えないようにしていたみたい。
だから自分でもこうして達也と話すまで、自分自身そんな事も解らなかったの」
そう・・・私は自分の心さえ怖くて見ようとしていなかったんだ。
「私、凄くわがままだから達也を独り占めしたいって思ってる。
私って凄く身勝手だよね。
達也が私達が赤い糸で繋がっているって言ってくれて凄く嬉しかった。
もしも・・
達也が私を嫌いになったら
『一突きで心臓を突き刺して私を殺して下さいね』
だって、私はもう達也無しでは生きていけないから・・・・」
私はそう言った瞬間、達也の手を
『ギュッ』
と握り返した。
達也はそんな私に向かって
「絶対にそんな事ある筈がないから大丈夫!!」
そう言い切った。
私は・・・・
空かさず
「じゃ~~私、達也のお嫁さん確定ですね!!」
と断言!!
「え・・」
っと達也は驚の声を上げて
「咲きにはヤられてしまうな~降参だ!!」
降参だ?
それって、答えになってないよね・・?
達也には・・
『結婚』
ってまだ考えられないのかな?
私と達也が出会って・・まだ3日目・・・だものね。
今から結婚を考えるって事自体早すぎるのかな?
私の夢が・・
『目指せ高校生妻!!』
だから・・
私が・・焦りすぎてるのかも・・しれないな。
つづく・・・
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